因みに転移したその日のクワ・トイネの様子は殆ど原作のままなので本作品『外道鎮守府召喚』では完全にカットされます。そもそも
「原作から文章を大幅にコピーしていたり、大方のセリフがそのままだった場合は利用規約の禁止事項「原作の大幅コピー」で対処します。」
と明記してあるし仕方無いね。
それでは盛り沢山な注釈と共に使節団を乗せる部隊の主機を動かすところから食糧及び資源の確保までをお楽しみください。
そうそう、キャラ自身の疲労を原因としたキャラ崩壊にご注意を。
使節団護衛部隊*1は出撃ドックから
護衛部隊のタービン艦娘達*2は各種油ポンプ*3や冷却水ポンプ*4を起動し、ターニング*5をした後ボイラーへの燃料配管に燃料を送り、ボイラー各所に付いているバルブ開閉をチェックする。
そうして気醸*6を行いつつグランド蒸気をタービンに送ってタービンへの外気流入を防いで復水器*7内の空気を真空ポンプで抜き*8、その後暖気暖管*9をこなしてから試運転を行い出港に向けた主機の準備が整う。ここまでの作業で半日から丸一日かかる。
一方旗艦アドミラル・グラーフ・シュペーは潤滑油清浄機*10を始動して主機潤滑油*11の清浄と加熱を始め、その21時間後に減速機予備潤滑油ポンプ*12を始動した後各種ポンプの電源を入れる。
これらの作業をするうちに1時間30分経過して、
かくして護衛部隊各艦の主機が動き始め、物資を搭載し終えて交渉使節団が旗艦アドミラル・グラーフ・シュペーに乗り込むといよいよ各艦の乗員妖精達は抜錨部署に就いて舵の試運転を行い、各艦各所と艦橋との通信を確立したり揚錨機の試運転を行うなどして抜錨に備える。そして護衛部隊各艦から旗艦アドミラル・グラーフ・シュペーへいつでも出港用意宜しいと報告が上がるや旗艦アドミラル・グラーフ・シュペーから護衛部隊各艦に「出港用意、錨を上げ。」と命令が下り、護衛部隊各艦は抜錨を開始する。錨鎖が揚錨機で巻き上げられて格納されるに従い艦は海底の錨の直上に向けてゆっくりと前に動き*17、そして錨鎖の長さが錨地の深さと同じとなって更に錨鎖が巻き取られて錨が海底から上がる。そうして錨が水面付近まで上がると両舷前進原速を下令して
護衛部隊の航海は予想に反して順調に進み、時折飛鷹が艦載機を発着艦させる為に部隊が風上へ全速で航行した時を除いて
謎の飛行物体による領空侵犯から四日経ったの朝方のことである。謎の飛行物体の飛来方向を中心に哨戒を行っていたクワ・トイネ第二艦隊は、マイハーク上空で確認されたのとは異なる形の謎の飛行物体を発見した。よく見ると胴体や翼にはArgent a torteau*18の、恐らく紋章であろうがそれにしては余りにも簡素過ぎる意匠のナニカが描かれている。紋章官が居れば所属が知れたかもしれないが、生憎船上に於いて紋章を確認する機会などそう多くあろう筈も無く、それ故に紋章官がそうそう乗船している筈も無い。ミドリ艦長はそう考えていると、謎の飛行物体がチカチカ光り始めた。その光のリズムにもしや?と思いミドリ艦長は望遠鏡で謎の飛行物体を見る。どうやら四日前の領空侵犯に対する謝罪と称して使者をクワ・トイネ公國に派遣する為にこの謎の飛行物体を放った艦隊がこちらに向かっていて、この後マイハークに入港する予定らしいことと食糧及び鉱物資源の取引を望むことがわかった。早速その旨をクワ・トイネ市に魔信を送ることにした。
その頃、蓮の庭園では四日間にも及ぶ堂々巡りと相次ぐ脱線に見舞われていた。リンスイ卿*19は「今日の朝食美味しかったな。」などと思っているし首相のカナタ卿に至ってはぐで〜と机に突っ伏しながら「疲れた・・・思考を放棄したい。」などとキャラ崩壊著しい失言をするなど最早閣議に集中出来ていないのは明らかであった。そんな彼等に救いの光を齎したのは公國海軍第二艦隊所属艦のピーマからの魔信であった。なんでもArgent a torteauという紋章(?)を翼と胴体に掲げた謎の飛行物体が発光信号*20で「四日前の領空侵犯に対する謝罪と称して食糧と鉱物資源を入手するための通商交渉を行うための使者をクワ・トイネ公國に派遣する為に艦隊がマイハークに向かう」と知らせてきたというのだ。発光信号を使うということは太陽神の使いの関係者或いはその子孫なのだろうか?しかしながら太陽神の使いが来たのは神話の時代であるからしてそれだけで太陽神の使いの関係者或いはその子孫とは断定し得ない。しかし現代では文明圏外の我等も魔信を使うのだから魔信を用いずに発光信号を用いた理由がよくわからない。魔信が使えないというしょうもない理由なら太陽神の使いの可能性が高いのだが北西に魔信が使えない国が居るとも聞く。だが彼等は空を飛ぶという芸当が使えるのだろうか?そういう考えを巡らせているうちに公國海軍第二艦隊所属艦のピーマから第二報が来た。マイハークに向かう艦隊は太陽神の使いの艦隊であり、構成艦はフェンの城のような物を乗せた超巨大船や何故か右舷中央にのみ城壁らしき物が乗った超巨大船、それに巨大な魔導砲(?)を載せた巨大船4隻からなる艦隊であり、その旗章はArgent, a torteau displayed with a Siemens star-shaped halo, the halo has sixteen rays Gules*21なのだという。間違いない、その艦隊は太陽神の使いだ。そして会議はわずか数分前はぐだぐだだったことを信じさせるのが不可能な程活性化する。とはいえ太陽神の使いの使者が何を求めているかは不明であることが唯一の懸念点だが、彼等には太陽神の使いは無体なことをしないだろうという確信があった。それ故にカナタ内閣は公國海軍第二艦隊に太陽神の使いの艦隊をマイハークではなくクワ・トイネ市に誘導することを命じた。また、在クワ・トイネクイラ大使を「これこれこういう要件があるので来ーてくーださい♪(意訳)」という文章を送って呼び出し太陽神の使いとの通商交渉に同席させることを決定した。
かくして転移六日目、クワ・トイネ市に於いて
合意内容
一、クワ・トイネ公國は
一、クイラ王國は
一、
一、
そしてアドミラル・グラーフ・シュペーは以上の合意内容が決定したことを
アドミラル・グラーフ・シュペーがクワ・トイネ市を発った頃、
そこから一ヶ月が経過して、それらの輸送作戦の実施や仮装巡洋艦娘の投入により
第二話おわり
漸く状況が動き始めました。何しろあらすじで書いた通り艦娘としての活動はお終いとなる予定なのでエンジンを停止させていたのに急遽艦娘としての活動を再開することになった為艤装のエンジンに火を入れるところから始めなければならなかったので準備に丸一日かかることと相成りました。
そして前話では3日間の航海で予定を立てていた理由ですが、メタ的には原作でクワ・トイネからの使節団が船*1で来日する際に航海で2日かけていることと、作中では港湾らしきものの場所以外不明な航海である為索敵機やCAPを展開しながら航海する計画として立案されている為です。
次回予告
港湾及び海上航路の整備により食糧及び資源の供給を確立した
次回、「第三話 ロデニウス大陸開発計画」。
それでは、今回出てきたオリジナル地名をここで紹介します。
クワ・トイネ市
原作でいう公都クワ・トイネのこと。本作では港湾が存在しているという設定となっている。