それから少々遅くなりましたがnifu殿、kobanao殿、浦波殿、ぴょんすけうさぎ殿、にゃんこンゴ殿、及び非公開のお一方、お気に入りありがとうございます。
おかしいな、戦闘どころかまだロデニウス大陸が発展したりまともに現地人が喋ったりしていないのにUAだいぶ伸びてる。
転移六日目の夕刻のことである。アドミラル・グラーフ・シュペーを経由して送られた、
1、発見した陸地はロデニウス大陸であり、現地國家はクワ・トイネ公國、クイラ王國及びロウリア王国の三ヶ国である。
2、うちクワ・トイネ公國及びクイラ王國と合意*1に達した。
3、クワ・トイネ公國マイハーク港及びクイラ王國ファウ港*2の港湾施設は貧弱であり、1,000トン級*3より大型の船舶には適していない。また、クワ・トイネ港は軍港であり民間船舶の利用が余り考えられていない上に2,000トン級*4より大型の船舶には適していない。一方でそれらの港湾には拡張の余地があり、加えてその周辺には大型船舶を受け入れるのに適した新港湾の建設に適した空地が存在している。
という報告を受けた
「さて、先ずは合意にあったロデニウス大陸のインフラ整備なのだが、何か意見のある者は居るか?」そう北條提督が問いかけると、三好参謀長は「それでは私から、一先ず食糧と鉱物資源の入手ルートが得られたのは僥倖です。しかしながら港湾設備が貧弱とのことですから港湾整備が最優先となるかと。また、陸上輸送自体は馬車でもある程度出来ますし、需要が需要ですから馬車の数にもある程度期待出来ることでしょう。その点からもまず港湾整備を行うべきでしょう。」と意見を述べる。この意見に反対する者が居なかったことから港湾整備に関して具体的な計画立案に取り掛かる。ここで知名航海参謀が「従来の港湾を拡張するとしたら周辺都市の再開発も行うことになるでしょうが、恐らく再開発はクワ・トイネ公國竝クイラ王國の主権を犯すことになりかねません。なので新たな港湾を建設する方が望ましいと考えます。」と意見を述べると宇喜多情報参謀は「再開発の利を説けば彼等も再開発に賛成してくれるのではないでしょうか?」と反論するが、石田補給参謀は残存備蓄資源量を示しながら、「港湾整備は迅速に行うべきである。である以上余計な折衝で時間を取られるのは悪手だろう。である以上新港建設の方が良い。」と再反論したことから宇喜多情報参謀が自説を取り下げたことで新港建設が決定された。
そして新港建設に関して石田補給参謀が「閣下、私に妙案があります。発言よろしいでしょうか?」と提督に尋ねると、北條提督は「話してくれ。」と返答した為石田補給参謀は「では鋼鉄で箱を造り、之を松型駆逐艦の面々で横抱き曳航して新港予定地にアンカーで固定して浮き桟橋とします。松型駆逐艦は現地の港湾でも出入港可能ですし、何より小発動艇を艦載艇として有している為ビーチングによる荷役にも対応可能です。また、現在の港湾への着岸が可能ですから荷役効率も割と高いかと。加えて揚陸艦娘を差し向けて搭載した大発動艇をビーチングさせて食糧や資源を荷役してから母艦に収容し、航海中に母艦へ搭載した食糧や資源を移送すれば比較的効率良く食糧や資源が輸送出来ることでしょう。」と意見を述べると、三好参謀長は「それは良い。」と賛意を示した。一方で大江作戦参謀は、ある程度新港建設が進んだところで武装を解除した仮装巡洋艦を輸送に差し向けるのは如何ですかな?」と意見を出せば、石田補給参謀は「なるほど、仮装巡洋艦は元々商船を巡洋艦とした艦艇故、資源輸送としてはこれ以上の船も有りませんな。」と賛意を示したので新港建設の進捗によってどちらの方法を使うかという点を詰めて新港建設までの海上輸送に関して決定がなされた。
一方で新港の建設箇所に関しては石田補給参謀は既存の港湾に近い箇所から選定すべきとし、知名航海参謀は水深が深いことが望ましいとした。幸い双方の意見を合致させるような場所がクワ・トイネクイラ両国に各一箇所ずつ存在したことからそこに新港を建設することに決定した。両港はそれぞれマイハーク新港、ファウ新港と呼称されることになる。また、大江作戦参謀、石田補給参謀両名から鉄道と直結した港湾としたいという要望が容れられたことで両港共に将来鉄道を敷設することを前提とした港湾として整備される。当面は荷役用のクレーンだけが荷役設備となるが、将来的には
そして港湾整備に関して決定が下されると、会議の議題は陸上のインフラに移った。立案を溜めて*5おきたいという北條提督の言により鎮守府司令部は早めに陸上インフラ整備計画を策定することにした。
問題はその順番である。石田補給参謀はクイラ王國内での鉄道敷設を優先すべきとし、大江作戦参謀はクワ・トイネ市とエジェイの間に、可能であればエジェイとギムの間にも、鉄道を敷設する方が良いとする。一方で知名航海参謀は初めにダム建設を行い治水と利水及び発電を行うことを主張し、曲直瀬医官兼統幕幕僚は上下水道を整備することで衛生環境を向上させるのが最優先であるとした。知名航海参謀は「意見がバラバラ過ぎる・・・」とこぼしていたが、三好参謀長は「電気とガスの優先度が低いだけマシだろう。」と言ってのけた。そして北條提督が「まずは鎮守府の食糧及び資源の確保、次に内陸への大量輸送手段の確保、そして公衆衛生だ。現状ダムのような大物プロジェクトまで面倒見切れる程潤沢な資源があるわけじゃ無い。」と優先順位を決定した。そして「クイラ王國内の鉄道に関してはクイラ王國内の資源分布の地図を提供してもらってから路線を決めるのが良いだろう。」*6と言って鉄道の敷設を最優先とする*7こととクワ・トイネ市とマイハークとの間の鉄道をロデニウス大陸初の鉄道とすることを決定した。そしてクイラ王國内の鉄道はクイラ王國の資源分布を把握した上で路線を検討することやクイラ王國内の鉄道が開業し次第クワ・トイネ~エジェイ間の軍事鉄道が敷設されることも決定される。
かくして線路に関して決定が為されると次は鉄道車輌・・・のサイズ*8の検討に入る。「これが決まれば割と使う車輌が決まってくる*9。」とは北條提督の言である。石田補給参謀は輸送量に優れたアメリカ基準*10が良いという意見を出し、大江作戦参謀もこれに乗っかる*11。そして知名航海参謀は何故か鎮守府にある図面を流用可能なJR在来線基準*12を主張*13し、武藤水雷参謀と黒田潜水参謀は英仏海峡トンネル基準*14を主張する。彼等は幅が大きいと長い車輌を安全に運用出来るという理由と幅が広い
一、英仏海峡トンネル基準であればかなり大型の車輌を運用可能であり、それは輸送能力の向上に繋がる。
一、大型の車輌を運用可能であるということは、大型のAFVを戦略的再配置出来るということである。
一、建設や車輌製造に時間がかかるという難点は立案を溜めてから実行することでかなり相殺される。
の三点である。
かくして軌間1,435mm、幅4,100mm、高さ5,600mmの鉄道車輌を使用することが決定されると、今度はその鉄道車輌そのものに関してに議題が移る。とはいえ
そうして鉄道に関することが決定されると会議は解散されて各所に指令が飛び、港湾整備計画から実行に移されることになる。
そんな中鎮守府の喫茶店である間宮にて明石は愚痴を漏らしていた。曰く「海軍の工作艦に陸上の鉄道車輌、それも蒸気機関車作れとか無茶振りにも限度があるでしょ・・・。」*22とのことである。そうは言っても他に蒸気機関車を知っている人など居る筈も無いことから鎮守府内に存在する蒸気機関車の図面や書籍を参考にしつつ自身の有する知識の遂や技術力を総動員して3DCADを操り蒸気機関車を形作っていった。そして、偶然か狙ったものかは不明ながら、その蒸気機関車群はどれもシャプロン*23式のような設計となっていた。
そんなこんなで限られた資源をやりくりしながら少しづつ鉄道レールや鋼管、鋼製枕木などなどの鉄道敷設用資材や各種蒸気機関車を製造している最中、クイラ王國の地形図と資源分布図を携えて松永先任参謀が帰還した。そして会議がまた始まる。
北條提督は「再び諸君に集まってもらったのは他でも無い。クイラ王國内の鉄道計画を立案する為である。同國内の地形や資源分布が不明であったことから前回の会議ではクイラ王國鉄道を後回しとしたが、今こそ路線を決定する時だ。とはいえ前回の会議からどれだけ準備が進んだか各々報告してもらおう。」と会議を始めると、藤本工廠長は「現在鉄道資材及び明石設計の機関車貨車客車の製造は順調に進んでおります。また、機関車ですがどれもその出力燃費共に想定より良好であるため所要より少ない数で需要を満たし得ることが想定されます。」と報告し、「それなら機関車の輸出を前倒し出来るかもしれないな。」と応答する。そして松永先任参謀は「クワ・トイネ公國内における用地確保は予想よりも順調に進んでおります。また、クイラ王國からバラストとなる砕石や石炭の輸入も順調に行われており機関区予定地への輸送及び集積も進んでおります。恐らくクワ・トイネ公國内における鉄道の敷設は予定通り行えることでしょう。一方でロウリア王国と接触を図りましたがどういう訳かかなり敵視されており、門前払いに等しい状況でした。」と報告した。
そして松永先任参謀は持ち帰ったクイラ王國の地形図と資源分布図を広げると、その資源量の豊富さに参謀達はどよめいた。そして鉄道路線の検討を始めた。そしてファウ新港を要とした扇状の路線と要地を結ぶ弧状の路線の組み合わせとする事が決定された。そして議題もこれだけだったことから会議は割とあっさり終了した。
そうして転移から約一ヶ月経った頃、鉄道用の資材を満載した貨物船が
一、クワ・トイネ公國は
一、クイラ王國は
一、
一、
の四箇条。
まあどっかの誰かさんの様に史実では実現しなかった形式にさせたり
何処ぞの変態技術者集団みたいにボイラー備蓄して足回りをオプションパーツ化したりしていませんからね。
台詞がさして多くないようですが、これはあくまでも(二次創作)小説であって議事録ではありませんからね。
そして想定より字数が伸びたので鉄道敷設と関連施設建設及び鉄道開業は次回に回ります。
次回予告
港湾及び海上航路の整備により食糧及び資源の供給を確立した
次回、「第四話 〇〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇♪」*1
という訳で今回登場した参謀達(+1名)の紹介です。
三好参謀長
本名は三好長慶であり、名前の元ネタは日本の副王からそのままとりました。
松永先任参謀
自作のR-18な同人誌を配布しており、異世界にも布教するつもりなのだとか。
こう見えて茶道の師範代だったりもする。
モデルは松永久秀である。
知名航海参謀
どんなに強い艦娘でも彼女が行ってはいけないと言った箇所に立ち入ることは厳禁である。*2
本名は知名明乃で、容姿は『ハイスクール・フリート』に登場する知名もえかの25歳のイメージ。
宇喜多情報参謀
よく暗殺計画を提出しては却下されている。
石田補給参謀
因みに喫茶店間宮のオーナーの一人でもある。
愛読書はクレフェルト著『補給戦』である。
大江作戦参謀
彼が立案する作戦は戦闘と謀略を織り交ぜたものが多めである。
本名は大江元就であり、名前の元ネタは大江広元と毛利元就である。
曲直瀬医官兼統幕幕僚
女性医師であり、主に艦娘の健康管理を所掌していた。
解散式に出席するために
武藤水雷参謀
本名は武藤昌幸であり、武藤喜兵衛と真田昌幸に由来するのだが、実は名前の元ネタになった二人は同一人物である。
黒田潜水参謀
藤本工廠長
新しい技術を好むことから割と明石や夕張と仲が良い。
加えて艦娘のダメコン教官も引き受けている。
実は明石と夕張とで二股かけてたり。とはいえ二人とも面を直接合わせる機会が多いためか自然と公然の秘密扱いとなっている。因みに明石の方が正妻なのだとか。