(㈩*㈩)<なぜにこのタイミング?
(#ー#)<機会が無くなりそうだから、今解説する。
(#ー#)<こんな感じだ!
・蒼騎士
ブラウン:コモドドラゴン
ヘーゼル:オオカレエダカマキリ
レッド:竜巻
ブルー:青龍偃月刀
・白騎士
アンバー:サーベルタイガー
ヘーゼル:ハンミョウ
ヴァイオレット:トラバサミ
ホワイト:鋼鉄
・朱騎士
ブラウン:イサキ(鶏魚)
グリーン:鳳凰
グレー:バイク
ホワイト:血
・黒騎士
ブラウン:ブラックマンバ
グリーン:タラスク
ブルー:ティンベー&ロンチー
レッド:水
(・▽・)<……活かしきれていないような……?
(#ー#)<そこらへんは反省だな。
●○
「久しぶりでござるな。ソルドアット。こんな所で会えるとは奇遇でござる」
「では戦うでござる。……嬉々として応じてくれるのは其方だけでござるな」
「皆、拙者の事を見ると逃げて行くでござるから……」
「ま、逃がす訳ないのでござるが……」
「一戦交えた方が、まだ生存率が高いのに、何で逃げるんでござんしょう……」
「え? 目が合ったり、相互認識したら、皆殺しの奴と、関わり合いたくない?」
「誰だって死にたくないし、そもそもやりすぎ……でござるか?」
「……。どこがでござる?」
「何でござるか? その呆れたような眼は……」
「……え? 良い機会だから説明してくれる?」
「ならば、お願いするでござる。……ふんふん」
「そもそもやり過ぎ? 女子供どころか、赤ん坊や草木まで殺すのは酷すぎる?」
「……」
「どこが? でござる」
「これは誓いでござる。拙者が最強である事を示すための」
「だからこそ、全てを殺すでござる。知的生命体を抹殺でござる」
「え? 一人になったらどうするのか?」
「そうでござるな……。自分や孤独と戦うでござる。もしくは……」
「オウカの世界に行くのも悪くないでござるな」
「え? 絶対に行くな? 迷惑? そもそもあの世界はこの世界とは違う?」
「……。知ったこっちゃないでござる。止めたいなら殺してみせろ……でござる」
「……なんでござる。その眼。……え、何でオウカと、つるめるかがわからない?」
「う~ん。まず拙者はオウカの親しい人を一人も殺していないでござる」
「お主を筆頭に強い者ばかりでござるから、そう簡単に殺せないでござる」
「そして……、アレは戦っていて面白い……でござる」
「それは其方もわかるでござんしょう?」
「……滅茶苦茶に嫌そうな顔して同意するでござるな~。まあいいでござる」
「冥刀の置き土産によって戦闘技術は高いうえ、」
「相手の戦いから学び、戦闘力を上げて行くでござるし」
「……え? 肝心な事を忘れてる? ああ、言わんとしてたのに……でござる」
「オウカは心が強い。戦闘中折れない。そして、勝利の可能性が零じゃないのなら」
「掴み取る事が出来る。アレは稀有な才能でござる」
「だからこそ、オウカと戦う人の場合、チカラを奪ったりして」
「表面上だけ理解した場合、命取りになるでござる」
「誰とは言わんでござるけど」
「さ、会話は終わり。戦るでござる」
◇◆◇◆
時間は戻る。
オウカとワクイの戦いは、一方的な展開となっていた。
オウカが追い詰め、ワクイは追い詰められていた。
(何で! 何で?)
意味がわからない。
手札はこちらが圧倒的に有利。なのに不利になっているのはこちら。
(認める。近接じゃ勝てない)
ワクイは攻め方を変える。瞬間移動で間合いを離す。
「この!」
そして、武器を銃火器にして切り替え、弾幕を張る。向こうは近接系の武器しか使っていない。ならば行けるはず。
だが。
「想定内だよ」
オウカが出したのは身を隠す程の大きな盾。それを片手に身を隠して突進。
それにワクイは、ロケットランチャーを出し発射。火力による撃破を狙いに行く。
着弾、爆発。煙が上がる。
そして、煙が晴れると……
「な!?」
あったのは盾だけ。オウカがいない。
「ど、どこn」
「隙だらけだよ」
最後まで言えなかった。
いつの間にか背後にいたオウカ。手にはドス。
「怒りを乗せてぇ、ブッ刺しー!」
「く……」
腹部を狙ったが、ギリギリ躱される。
そのまま離れ、距離を取るワクイ。
(上手く躱すな……)
内心思うオウカ。
(きっと修練をしてきたんだろうな……)
その熱意を別の方向に行かせなかったのかとも思ったが。
「ま、どうでもいいか」
声に出す。
どうせコイツには未来はない。
「俺が奪うからな」
その眼はどこまでも冷たい。
とは言え、ただ殺すのでは飽き足りない。
(絶望を与えてから殺す)
だからこそ、オウカは口を開く。
「お前、そのチカラ、色々条件があるんだろう?」
「!」
図星だった。
「多分だけど、クロスとか、特殊なスキルじゃないと奪えないんだろう?」
その通りだった。
「んで、どういうのか理解した分しか奪えない」
だからこそ、彼にはまだチカラが残っている。
【クリドゥノ・アイディン】のチカラの一部や、【ティルヴィング】が遺したチカラはまだ残っている。
「そして、そのチカラもう使えないんだろう?」
「!?」
ワクイの表情が変わる。
どうやら図星らしい。
「俺のチカラ、奪いすぎ。恐らく結構無理したんだろう? だからもう使えない」
その言葉にワクイは――咆える。
「ああそうだ! もう誰からも奪えない! 残っているチカラを使うしかない」
否定せず、肯定する。無理に否定すればバレる。
「でもな、まだ使えるチカラはあるんだよ!」
そして、ワクイは奥の手を切った。
(何かしようとしてるな……)
こういう場合、手札を出させるか、出させないかは人による。
オウカの友達であれば――ソルドアットやコジュウロウ――戦闘を楽しむ面々は手札を全て出し切らせてから殺し、カスミやリリアーヌ――確実に勝利を求める面々は手札を出す前に殺す。
ではオウカはと言えば……状況に応じる。
過去の戦いでは、超強敵の“勇者”は手札を出させずに倒したし、コジュウロウとの最後の戦いは全て出し切らせてからトドメを刺した。
(どうしよう……)
思考を加速させ考える。
そして、決断する。
(出し切らせてから殺そっと)
全て出し切らせ、それらを完封して、絶望に落として殺す。
そう決め、オウカは待ちの態勢に入る。
そうとも知らず、ワクイは自分が持つ手札を出し、合わせる。
彼の姿が増え、数多のクロス、
暫くすると――そこには十二人ものワクイがいた。
生物系のクロスを使ったり、鎧、ロボ、変身する冥刀(
「「さあ、覚悟しろ!」」
「うるせえカス」
十二人の斉唱を斬り捨てるオウカ。
そうして最終ラウンドが勃発する。
………………
…………
……
暫くが経ち、向こうでの四騎士との戦いが終結した頃……
こちらは未だ戦い続けていた。
オウカはあちらこちらに傷を負ってボロボロ。左目に至っては怪我のせいで見えていない。
だが、その覇気と戦闘力は全く衰えない。それどころか上昇している。
……実際、多数有利と消耗度合によるバフが掛かっている。
右手に鯨包丁、左手に大鉈、そして、体の各所にドスや刀を挟み戦っていた。
ワクイは数を八体に減らしており、残りも無傷ではなかった。
実は回復を担う者がいて、多少の傷は回復可能なのだが、流石に部位欠損を回復できる程レベルが高くなかった。
戦いは拮抗している。
だが、考えはどちらも共通していた。
それは……
(戦いが長引けば負ける……)
(長引けばこちらが勝つ!)
今のオウカは、追い詰められると、戦闘力が上がっていく。だが、回復が全く出来ていない。
一方ワクイは、複数いるうえ、回復も可能。だからこそ、長期戦もどうにかなる。
オウカが潰れるのは時間の問題だった。
(どうするかね……。向こうもわかってるな)
ワクイの攻め方が変わっているのにオウカは気づいていた。
無理に攻めて来ず、チクチクと攻撃を仕掛けて来る。
そのせいで、何人か倒すのに使えたカウンター戦法が使えない。
(アレを使うか?)
それは【グウェンゾライ】の手札の一つ。
だが、使った場合、他の手札が使いにくくなる。
(だが、このままだとジリ貧だs)
思考が途中で止まる。
「?」
何かが来る。
どうやらワクイも気づいたらしく、攻撃の手が止まる。
(増援か!?)
(このタイミングで……)
二人で気づく。
だが、問題はどっちの増援であるのか、だった。
((どっちだ……?))
答えはすぐに示された。
「ハア!」
その人物が飛び込みざまに放つ蹴りによって、ワクイの一人が吹っ飛ぶ。
しかも吹っ飛んた個体は、体内から飛び出した、数多の血色の杭によってグシャグシャになった。
その人物はそのままオウカの傍に着地。
そして、声を掛ける。
「すまん。おそくなった」
「いや、良いタイミングだ」
それはマリアだった。
だが、その姿は完全に変貌していた。
頭部からは角が生え、眼は赤い。
背からは蝙蝠の翼が生え、爪牙は尖っている。
服装はボディスーツから真紅の袖なしドレスとなっていた。
そして――左腕が無くなっていた。
その姿に気になったのか、オウカは訊ねる。
「それは?」
「ああ。《
彼女の説明によれば、【カズィクル・ベイ】の《
使い手が変わっても、根本的には変わらない珍しい《
マリアの場合、身体能力の大幅増幅、 蝙蝠や霧への変化、高速再生などの特殊能力を得て、遥かに強大化する。
だが、デメリットもある。
「一日一回しか使えない上、血の量によって変身時間が増減する」
「もしや……?」
「あの三人から輸血して貰った」
■□■□
その頃、円卓勢の三人は……
「アイツ、死ぬ寸前まで持って行きやがった……」
「増血剤持ってきて良かったでござんす……」
普段よりも青白い顔をしたジョージとマックスが座り込んでいた。
マリアの提案を聞いて、彼らの提案により献血したのだが、はかなりの血を持って行った。
「……」
ノワールに至ってはもう喋る気力すらなかった。
◇◆◇◆
三人から血を貰ったと聞き、オウカは不安そうに訊ねる。
「それ大丈夫なの?」
人間は血が無くなり過ぎると、失血死する。……リアはスキルのおかげで失血死はしないが、それはあくまで例外中の例外。
「流石に死ぬ程は貰わない」
「ならいいけど」
そうして、二人はワクイに改めて向かう。
残りは七体。
「で? こいつらを倒せばいいの?」
「ああ。それにしても……」
「?」
「本当に助かった。おかげで使える」
そう言うと、オウカは指輪と腕輪を嵌めた手を翳して呟く。
「〈ギャンビット〉」
その言葉と同時、腕輪の色が褪せ、体の各所に挟んでいたドスが塵となって消えた。
それと同時、武器の性能が上昇する。
この奥義は【グウェンゾライ】の持つ術技の一つ。
冥刀化した武器を生贄にする事で、他の武器の性能を引き上げるもの。
使うと、冥刀化したモノはもう使えなくなり、再び何かを登録しなければならないので、今まで使うのを控えていた。
だが、今はチャンス。
「さあ行くぞ!」
「ああ」
………………
…………
……
オウカとマリアが切り札を切り、ワクイの数も半分となった。
だが、残った六体が強敵だった。
│幻獣《グリーンクロス》と
│古代生物《アンバークロス》のチカラで翼竜の翼を生やし、炎、氷、雷、風の│自然《レッドクロス》を使ってくる者。
十メートル程のロボの巨体から様々な攻撃を仕掛けて来る者。
様々な種類の│昆虫《ヘーゼルクロス》のチカラを持ち、変幻自在に攻め立てて来る者。
│動物《ブラウンクロス》の烏賊と蛸を併せ持つ下半身を持ち、回復やバフなどの補助をおこなう者。
│動物《ブラウンクロス》と│幻獣《グリーンクロス》で多腕の上半身と馬の下半身を併せ持ち、様々な│武器《ブルークロス》を振るう者。
オウカとマリアも奮戦しているが、制限時間が迫っている。
(何か手はないか……)
近接攻撃を仕掛けて来るワクイ達の攻撃を捌きながら、ふとマリアに視線を移す。
彼女は蝙蝠の翼を生やし、空中戦をおこなっていたのだが……
(? 何か違和感が……)
よく見ないとわからないが、少しぎこちない。
その理由にオウカはすぐ思い至る。
(そうか! アイツ今隻腕だ)
腕の代わりになっていた冥刀と同化しているので、隻腕となっている。
やはり普段両腕だと、急に片腕になってしまうと、バランスが悪くなる。
ならば……
【TIPS:カズィクル・ベイの畢竟】
(㈩*㈩)<畢竟は必殺技にして固有技。
(㈩*㈩)<使い手によってかなり変わる。
(㈩*㈩)<だけど、例外もチラホラある。
(・▽・)<これはその一つという事ですか?
(㈩*㈩)<そ。吸血鬼化は共通。
(㈩*㈩)<だけど、どんな吸血鬼になるかは人のイメージによる。
(・▽・)<ネ○になる人もいれば、ヴ○ーヴになる人もいる?
(㈩*㈩)<ア○クェイドや宝石翁になる人もいる。
(#ー#)<例えをどうにかしろ! もっと良いのあるだろう!