(・▽・)<……これもしかして地○の回数券?
(#ー#)<モロにそれだろ。
(㈩*㈩)<……まあね。まあ服薬方法が違う。
(㈩*㈩)<そして、ちょっとネタバレになるけど。
(㈩*㈩)<実はこれが存在するのはかなりおかしい。
(#ー#)(・▽・)<??
(㈩*㈩)<それについては次話で。
オウカが語った効果に浮かべた表情は人により様々。しかめっ面をする者もいれば、好戦的に笑う者もいた。
シロが訊ねる。
「それはどれだけあったの?」
「そんなには。使ってきたのは
素材と行程の問題から、彼女しか作れない【エンジェルハイロゥ】。とは言え、世界中でバイオテロ起こせる程度には大量に生産出来ていた。
だが、【ダークウィング】は更に難しいうえ、熟成が必要。
そのため、彼女自身と、取引していた相手くらいしか使ってこなかった。
「
嘘を言っていたとは思えない。
なので、オウカは気になった事を訊ねる。
「そういえば、使って来た奴らはどこで手に入れたって言ってたんです?」
その疑問に答えたのはアズミ。
「売人からだそうだ。向こうから接触してきたらしい」
返り討ちにした奴らを拷m……じゃなかった尋問して聞き出した所に寄れば、復讐を企んでいる時に、接触した来たそうだ。
『相手は完全な格上。蟻が象に挑むようなもの。このままでは蹂躙されるでしょうね』
『あん? 喧嘩売っているのか?』
『いえ、滅相もない。売るのは商品です』
そう言って【ダークウィング】を売って来たらしい。
「余りとかはないの?」
それにアズミは首を横に振る。
顔を少し歪めて続ける。
「
「!」
それに目を見開いたオウカ。
全てを察する。
「倒せました?」
「……倒せはしなかった」
「自滅したんですね」
それに沈黙の肯定をするアズミ。
それにモモタが訊ねる。
「どういう事?」
「【ダークウィング】は本来一回一錠なんですけど、複数摂取する事で更なる強化が可能なんです」
凶化か狂化かな、と付け足したオウカ。
それにマユが捕捉する。
「でも肉体が耐え切れない。大抵はすぐ死ぬ。死なない場合はブースト出来るけど……」
「すぐに死ぬわけか」
エンバの言葉が正解。
「それだったら殺すんじゃなかったな……」
「もしかして?」
オウカの疑問にエンバは答える。
「オレ以外にも相手した奴がいたんだが……、何かさせる前に殺しちまったんだと」
「ああそういうタイプ……」
「その人は?」
「堅物か? 後始末してる」
実は合流する可能性があったのだが、未確定だったので言わない事にした。
その後も情報共有をする。
そして、意外な事実をエンバは知る。
それは……
「お前、あの件の関係者だったのか!」
「……まあね」
オウカが巻き込まれた騒動……ミユのいざこざの件。
それは殺し屋の組織が起こした、裏切者を纏めて粛清しようとした騒動。
抜けた者達が狙われたのだが、その目論見は潰えたどころか、その組織は壊滅した。
その黒幕が使って来たのはB細胞。
摂取すれば誰でもバグズ界蟲拳が使えるようになるアイテム。……まあ誰でも使える訳ではないが、使いこなせばエライ事になる。
そんな物の流通を許すような蟲灼晃而一族ではなく、一族総出で根絶やしに動いている。
そんな中で、その構成員が【ダークウィング】を使ったからこそ、エンバはここに参加している。
その件にオウカが関わっているのが、シロがエンバに喋ってしまったのだ。
「シロさん……。言わないでよ」
「向こうもお得意様でね。繋がりを作っておくのは悪くはないよ」
「でも……」
「それにさ、旦那の場合、どうせ何かしらに巻き込まれてバレるよ?」
「……」
否定できないオウカ。
そこへエンバが話しかける。
「
早い段階で動く事が出来たので感謝しているとの事。
「俺は成り行きで関わっただけだから」
「それでもだ。とりあえず貸しは貸しだ。もし武力が必要な時は手を貸すぜ」
そんな訳でオウカは蟲灼晃司一族と交流が出来た。
そして、そこから付随して浮かび上がった事実がある。
「界蟲拳使える細胞に、強化薬。他にも何かあるかもね」
シロの言葉に全員沈黙。
恐らく今回の件は黒幕がいる。
更に、今までの情報から察するに……
「誰かが新たに生産しているみたいだな」
「うん」
オウカの言葉にマユが頷く。
そこへモモタがまとめるように発言。
「今回の件は予想以上に根が深い。だからこそ協力体制を取りたい。だからこそ集まって貰った訳だ」
異議はないか、と言うように見渡す。
特に反対意見はないようだった。
「それで? これからどうするんだ?」
「やる事に変わりはない。ただ報連相は徹底してもらう」
新しい情報が分かったら、共有し合う。
カチコミをするなら、事前連絡。
「事後は駄目だからね? 今回の件は相当根深いから」
念を押すようにモモタは言った。
そして、連絡先を交換して解散となった。
◇◆◇◆
「――という感じ」
一旦話を止め、お茶を飲むオウカ。
それを聞いた一同、全員沈黙。
予想以上に大きな事態になっているので困惑しかないのだろう。
真っ先に口を開いたのは……
「サク」
クインだった。
……あまり多弁な方なので、彼女を良く知っている面々がぎょっとしている。
「三奇拳、関わって来るの?」
「ああ。ドラグはいないけど」
界蟲拳は自分達のチカラを悪用する者の完全壊滅。
だが、百獣拳は?
ソレと密接に関わりがあるからこそのクインの問い。
オウカは答える。
「お礼参りして来た奴らみたいなのがまた出たら困るからだそうだ」
説明するアズミの顔を思い出しながら続ける。
「それに百獣寺が動くのは、世の中に乱れが出る時だからな」
つまりはそれだけ大事になりかねない、と百獣寺は認識していた。
次にキョウコが口を開く。
「サクヅキクン」
((あ、真面目モードだ))
間延び口調はなく、開眼している事に全員が気づいた。
その視線を無視してキョウコは訊ねる。
「それで? これからどうするの?」
「勿論動きます。それで授業なんですけど……」
言いづらそうなオウカへキョウコは先んじて告げる。
「大丈夫。クエスト扱いしておくから」
「感謝します」
「それはいいけどさ……。どう動くの?」
その疑問にオウカは笑って答える。
「ちゃんと策はあるので」
「サクだけに?」
「やかましいわ」
マユの要らない言葉にツッコミを入れるオウカ。
そこへカナタが発言。
「私達は?」
「正直言って関わって欲しくない」
それが偽りざるオウカの本音。
だが。
「でも関わるなって言っても関わるでしょう?」
それに返って来たのは、何を言っているんだ、という視線。
正に沈黙の肯定と、意志を示していた。
「まあ勝手に動かれると困るから……」
「「それは貴方でしょう?」」
カナタとジンナのツッコミにオウカは何も言えなくなる。
なので相棒であるマユが代わりに言葉を言う。
「だから手が必要な時は適宜協力して貰う。でも……」
彼女の目線が捉えたのは二人。
レイリとクイン。
「一年生は別。授業に集中して」
「「……」」
どことなく不満そうな二人。
だが、授業は表向きの理由。
実戦に慣れていないレイリと、百獣拳にチカラがバレると不味いクインは参加させられない。
そこへマリアとユウナが手を挙げる。
「ワタクシは?」
「僕は?」
「二人にはやって欲しい事がある。それは――」
こうして方針が決まった。
そして、高校から帰宅しようとするオウカ。
教師であるキョウコを除く、全員が一緒の大所帯。
カナタが問いかける。
「今日はどうするの?」
「とりあえず一旦帰って仮眠する」
後ろ暗い事をやる奴は夜に活動するのがセオリーだろう。
だからこその意見。
「じゃあ前みたくしましょう?」
「ん」
「「前?」」
知らない面々が疑問符を浮かべたので、マユが説明する。
「去年の騒動の際、サクの家に集合したの」
「「へえ……」」
「そういえばわたし先輩の家知らないです」
レイリの言葉。
因みに他の面々は知っている。
「じゃあいい機会だから案内すr」
「ならあーしも連れて行って」
「「!?」」
第三者の声に全員がぎょっとする。
どこにいるんだと、右左と縦横を見る。当然生徒か教師しかいないのだが、オウカの視線は上に向いていた。
「何のようです? アズミさん」
全員の視線が上を向く。
すると、そこには袴の道着を来た女性が空中に立っていた。
空中移動は三奇拳の使い手……特に飛行できる生物のチカラを借りる者が得意とする。
通常は数段ジャンプしたり、何歩か歩くだけだが、人によっては空中に留まる事も可能。
アズミは孔雀の霊獣と契約しているからこそ、多少の空中浮遊が可能。
「個人的に話したくてね」
そう言うと、地面に軽やかに着地。
すると、警報が鳴り響き、警備員が来る。
当たり前である。
「……ハァ」
オウカは思いっきり溜息を吐いて続ける。
「とりあえず出ましょう」
………………
…………
……
そういう訳でゴタゴタがあったが、どうにか無事にオウカの家に到着。
「廃バスじゃなくなったのね……」
「そういえばカナタ、来たの久しぶりだったね」
広くなったおかげで、リビングに全員収まるようになった。
とりあえず全員分の飲み物とお菓子を用意する。
「でもやっぱり手狭だね」
「大人数入れる事を想定していないし」
オウカの言葉がもっともだった。
それにマユが付け加える。
「サクは元々そこまで人と交流しないし、嫌われる人には嫌われるから」
それに一同何も言えなくなる。
(ん~)
(確かに)
(あの性格だものね)
(そうかな?)
(……)
(万人に好かれるのは無理だね)
上から、クイン、ジンナ、カナタ、レイリ、マリア、ユウナである。
そんな会話を聞いていたアズミは思う。
(彼は一体どういう人間なんだろう……)
今回はそれを確かめたかった。
だから、彼女は会いに来たのだ。
「そういえばアズミさんはここへ何をしに?」
考えているとオウカに訊ねられたので、彼女は答える。
「サクヅキ=オウカ。きみがどういう人か見定めに来た」
「見定めにって……」
「蟲灼晃而は認めていたようだけど……」
根がチンピラで喧嘩速いエンバ。
……ぶっちゃけ今回の集まりに赴くのは別の人だったのだが、
だが、認める時は認める彼。
一見すれば弱そうに見えるオウカだが、オノヅカとのぶつかり合いを圧で止めた事と、B細胞の件でオウカを認めたからこそ、今回は絡まなかった。
「あーしはあなたの事がわからない。だから確かめに来た」
「確かめるってどうやって?」
こういう展開はオウカは慣れっこ。
なので次言う言葉を敢えて先に言う事にする。
「戦おうって言うんだろう?」
「あらわかってるじゃない」
アズミの体からオーラが湯気のように出る。
それにオウカは少し溜息を付き、マユの方を見る。
「頼む」
「わかった」
以心伝心。阿吽の呼吸。
マユはすぐさま異空間を開ける。
「じゃあ向こうでやろう」
「わかったわ」
そうして入ろうとしたオウカは、付いて来ようとした面々に声を掛ける。
「あ、今回は観戦はなし」
「「えー!?」」
不満そうな彼女らにオウカは続ける。
「本格的にはやらん。一撃のぶつかり合いで決めるから」
それでいいよね、とアズミを見ると。
「いいわよ」
頷く。
なので、二人は異空間に入って行った。
******
そうして向かい合う両者。
「それで? どういう方式にする?」
「蹴りのぶつかり合いで決めよう」
その言葉にアズミの表情が不機嫌そうになる。
「あーしの得意分野が蹴りだってわかって言ったの?」
「蹴りは俺も得意だから」
オウカは色々な武器を使うが、本気の時はそれに格闘技を織り交ぜる。
だからこそ手技足技双方共に得意。
「そ。ならその自信……踏み砕いてあげる」
「やってみろ」
そのまま両者離れて向かい合う。
そして、
「……フッ」
「ハッ」
両者走り出し、ドロップキックを放つ。
オウカは錐揉み、アズミはジャンプ時に屈伸で威力を向上させる。
交差する蹴り、地面に着地。
立っている場所が入れ替わる。
「「……」」
両者沈黙。
先に動いたのは……オウカ。膝を付いた。
だが、アズミの顔はあまり芳しくない。
「随分と鋭い蹴りね」
道着がスッパリ斬れてしまっている。
……晒しをしっかり巻いているので肌は出ていないが。
そんな彼女にオウカは訊ねる。
「お眼鏡にかなったかな?」
「ええ。認めましょう」
因みに勝敗は引き分けにして置いた。
【コソコソ話】
(・▽・)<さて。では今回の味方側の戦力のまとめです♪
・オウカと愉快な仲間
・羽王組
・警察
・蟲灼晃司一族
・百獣寺
(#ー#)<戦力過剰過ぎないか?
(・▽・)<それはどうでしょうね?
(#ー#)<あん?
(・▽・)<この章のコンセプトは――GEKIJOUBANです♪
(#ー#)<普通に言え! 劇場版って!
(㈩*㈩)<……(急に決めたな)……
(・▽・)<更新速度を戻します。ふぃ~。