(#ー#)<一時期は暴対法のせいで極道はピンチになったんだが……
(#ー#)<大転換(ダンジョン、モンスターの一般化現象)以降のゴタゴタで
(#ー#)<警察とかが一時的に機能しなくなっちまったから、息を吹き返した。
(・▽・)<ヒ〇ーマンバグ大学みたくなったんですか?
(#ー#)<……まあな。まあ仁義外れもいるにはいるけどな。
(㈩*㈩)<忍者と戦っているみたいな?
(#ー#)<アレは極道ですらねえよ。
■□■□
「ヘクシッ」
ユウナが可愛らしくくしゃみをした。
「誰か噂しているのかな」
噂をされている彼女はと言えば……
「ここかな……」
彼女の前にあるのは廃ビル。
とある半グレ達がたむろしている場所だった。
ユウナはオウカの指示――と言う名の自由行動――を貰い、早速行動を開始した。
彼女がやろうとした事は単純――ローラー作戦。
麻薬の売人になりそうな奴ら――半グレ、愚連隊、仁義外れ共の拠点を片っ端から襲撃していき、黒幕を探すと言うもの。
オウカに紹介してもらった│情報屋《クロサキ=シロ》に、近辺の半グレ達のヤサの情報を貰いカチコミをかけていた。
ちなみに……
『今、持ち合わせがあまり……』
『わかってる。初回サービスで安くしておく』
『安く?』
『ああ。アンタが居た世界の話を聞かせてくれ』
『……そんな事で良いの?』
『単純に興味があるんだ』
『ふうん』
『それに、今回の件みたく、何かしら関わり合う事があっても良いようにさ』
『なるほどな―』
こんな会話があった。
閑話休題。
そしてユウナは早速……
「ごめんください!」
扉を蹴破った。
「何じゃ―!」
「カチコミか!?」
いきなりの襲撃に浮足立つ半グレ達。
ユウナは彼らに告げる。
「君達には選択肢がある。大人しく話すか、死ぬか」
それに半グレが武器を向ける。
「一人か、馬鹿が!」
「死ぬのはお前ー!」
銃や魔法などの遠距離攻撃が放たれる。
「そんな攻撃当たらない」
だが、全てユウナに当たらない。
まるで擦り抜けていくかのよう。
「な、馬鹿な!」
「もっと撃て撃て!」
弾幕の密度が増す。
だが、それすらも当たらない。
「同じことじゃ芸がない」
ユウナは腰からレイピアを抜き。
「風穴を開けよう」
「こぺ!?」
一人の脳天に突き刺す。
そのまま返す刀で近くの相手を斬る。
「フム……」
ユウナは周りを見渡し、ボソリと呟く。
「生かしておくのは……一人でいいか」
その言葉に半グレ達は激怒する。
「舐めるなー」
「増援だっているぞぉー」
その後、修羅となったユウナの手で、半グレ達は一名を除き骸となり。
「さて聞きたい事があるんだ。答えてくれるなら……生かしてあげるよ」
「は……はい! 何でも聞いてください!」
「じゃあさ……」
そして聞きたい事を聞き終え……
「これからは真面目に生きなよ? でないと……」
周りを見渡すユウナ。
そこには命だった者が転がっている。
「こうなるよ?」
「はい! これからは真面目に生きてきますぅ!」
その後、生き残った半グレは足を洗い、真面目に生きたそうな。
*******
ユウナのローラー作戦に対し、マリアは――罠を張っての待ちだった。
「これで……おかしくないですかね?」
いつもの改造修道服ではなく、今時の若者が着そうな服を着て、薄くだが化粧までしている。
この服であるが、服屋で買った。
因みに服屋では……
『ああ……暇ね。リィちゃん』
『そうですね、店長』
店一同暇をしていたのだが……
『すいません……』
『いらっs』
『何をお求m』
マリアが入って来た事により、その暇は打ち砕かれる。
マリアは結構美人である。
スタイルも良い上、顔も良い。
なのに、(一応は)修道女なため服は修道服しか着ないので、もったいないと言われる事もよくある。
今回は罠を張るためにそれ以外の服を着ようと思い立って、偶然目に入った服屋さんに入った訳だった。
とは言え、そういうのは全く詳しくないので、お店に任せようとしたのだが……
『流行り物が欲しいんですけど、全くわかr』
『お任せください! リィちゃん!』
『はい!! ありったけ持ってきます!!』
マリアは最後まで言えない勢いで試着会が始まった。
そう言う訳で店一同総がかりでマリアの着せ替えとなった。
そして、似合いそうな服を見繕って貰い
『地が良いですから、薄めで良いですね!!』
『化粧まですいません』
『気にしないでください!』
化粧までして貰った。
その結果。
『想像以上ね……』
『似合いますk』
『『似合ってます!!』』
『凄い勢い……』
マリアはビフォーアフターを遂げた。
更には……
『いくらでs』
『
百%オフまでして貰った。
とは言え……
『写真撮って店で使っても宜しいでしょうか……?』
『ええ、構いません。……写真焼き増ししてくれませんか?』
『お安い御用です!!』
こんなやりとりがあった。
そういう訳でマリアは繁華街へ繰り出した。
そして、十分程歩いた時だろうか。
「おい姉ちゃんちょっといいかい?」
「良い所連れて行ってやるぜ」
マリアはそれに内心笑みを浮かべて、表では表情を変えずに訊ねる。
「あら、どこへ連れて行ってくれるの?」
口調も変える。
それに男達は笑いながら、告げる。
「良い所さ」
「アレを使えば……な」
その言葉にマリアは内心笑みを浮かべる。
そして。
「じゃあ連れて行ってくださいな」
誘いに乗った。
そうして男達のアジトへ連れて行かれたマリア。
最初は大人しくしていたが……
「お、かなりの上玉だな」
「コイツも薬漬けにするのか?」
その会話の時点では、まだ動かなかった。
目的達成のために大人しくしようとしていた。
だが、部屋の片隅に視線をやり、その考えは吹き飛んだ。
「ご、ご主人様」
「ブクブクブク……」
そこにいたのは若い女性三人。
薬を打たれて正気でないのが一人、泡を吹いているのが一人、骸になっているのが一人。
それを見たマリアは――激怒する。
「アナタ達。楽に死ねると思わない事ですね」
「「h」」
最初の一文字すら言えなかった。
マリアは隣の男性二人の頭を掴み、果物をもぐかのように首を引き千切った。
頭部を失った男二人の体が、血を噴水のように噴き出して倒れる。
「なんだテメェ!」
「やる気か!」
そう言って武器を向けようとしたが
「遅すぎます。フン」
「ポギョ!?」
「グエ!!」
生首を砲丸のようにぶん投げ、二人程始末する。
そこから始まったのは――蹂躙。
一般人に毛が生えた程度の奴らがマリアに勝てる訳がない。
ある者は肋骨が肺に刺さり、ある者は内臓がスムージーになり、またある者は真っ二つに裂かれ、またある者は顔面が粉砕した。
そうして辺りには命だった者が原形を失って転がる事になった。。
あっという間に全滅させたマリアはふと思い至る。
「しくじりました。これでは話が聞けません」
マリアは穏やかそうに見えるが、実は結構激情家。
そして、過去の経験から女性を道具のように扱う男には容赦しない。
その二つが合わさった結果こうなってしまった。
「とりあえずは介抱からですね……」
女性達の様子を見る事にするマリア。
とは言え彼女は応急処置が精々。
……その気になれば外科手術すらこなせるオウカとは違う。
(死んだ者はどうしようもありませんが、生きている二人はどうにか救いたいですね)
なので、二人の女性を床に寝かせ安静にさせておく。
そして、救急車を呼んでから、中を見回る。
(時間がありませんので手早くやりましょう)
そうしてマリアは中を超特急で見て回る。
見つけたのは、――【エンジェルハイロゥ】の山。
「これがトドメの原因ですか」
マリアは記憶を取り戻してから、オウカから何が起きたのかを聞いていた。
だからこそ、あの世界にトドメを刺した原因を知っていた。
それを何とも言えない気分で彼女は眺めた。
そうして、それ以外には何もないと確認してから、マリアは救急車が来る前にこの場を後にした。
◇◆◇◆
ユウナとマリアが暗躍(?)している時、オウカ達もまた動いていた。
道をカナタ達と歩く。
その服装は女物を着ている。
「本当に似合うよね」
ジンナの言葉にオウカは笑う。
「誉め言葉として受け取って置く」
そんな彼にアズミが聞いてくる。
「女装するのに慣れてるわね。それに嫌悪感もなさそう」
「……慣れたので」
哀愁漂う顔をするオウカ。
それに首を捻るアズミ。
カナタがコソコソと話す。
「(友達に着せ替え人形にされたらしいです)」
「(納得)」
そんな時、オウカが突如動く。
偶然傍を通りがかった男に手を伸ばす。
「ちょっといい?」
その襟首を掴む。
「へ?」
オウカは華奢に見えるが、結構筋肉はある。
「今日は疲れただろうから、無理せんと」
そのため、力はある方であり握力もとんでもない。
「木陰で休むと良い」
「ごえぇ……」
そのまま裏路地へ引きずって行く。
一見すると優しいように見えるが……
「うわあ……」
「アレがっちり首が締まってますね」
ジンナとレイリがコメント。
ちゃんと四人は気づいていた。
そうして裏路地へ行くと手を離す。
「ぐぉおおお……」
男へオウカは問いかける。
「お前ヤク持っているだろう?」
「な、何の事だ……」
男の目が泳いだ。
なので……
「お前とりあえず……殴っておくわ」
「グゲェェ!!」
オウカは問答無用で蛸殴りにする。
そして再び問いただす。
「正直に言え。出ないと酢豚にして食うぞ?」
「いいいいいい……」
男は正直に話し始めた。
それによれば、彼はとある半グレの傘下で、オウカの推察通り末端として麻薬を売っていた。
いきなり当たりを引き当てた事に女性陣は驚く。
「よ、よくわかったね」
「上手くやっているだろうに……」
「独特の匂いがあるから」
そう答えるオウカ。
とは言え、実はそれもあるが勘が大半。
……外す事は滅多にないが。
「よし。じゃあその場所を言え」
「え、いや……その……」
すんなり言うと思われたが、男は言い淀んだ。
なのでオウカは、どこからともなく真っ黒なナイフを出し(作りだし)て
「パイナップルと一緒に炒めて柔らかくしよう」
「だずげでぇえ(目が狂ってる)……」
男は観念したのか口を開く。
「言ったら殺されるんですぅ……」
「「どういう事?」」
疑問に思う女性陣。
それに男は答える。
男曰く、売買を仕切っている人達はリモートでおこなっているのだが、舐めた奴の粛清にはやって来るとの事。
「い、一週間前も友人に世間話程度で漏らした奴が……」
最後まで言わなかったが、全員察する事が出来た。
ただ殺されただけではなさそう。
その言葉にアズミが問いかける。
「反抗したりしないの?」
「滅茶苦茶強いんです!」
何でも彼らの組織が傘下になる前、彼らと争っていた武闘派の半グレ組織があったのだが、それをたった一人で全滅させたとの事。
「
その言葉を聞き、女性陣は相談する。
「いきなり当たりが引けたね」
「そうね。どうするの?」
「カチコミましょう!」
「流石にいきなりはどうかと思うわ」
そんな会話を横目にオウカは男を見ながら呟く。
「巧遅は拙速に如かず」
「「え」」
「出来がよくて遅いよりも、出来が悪くても早いほうがいい」
一拍置いて続ける。
「つまり物事はすばやく決行すべきであるという意味」
「それは知ってるわ。孫子でしょう?」
「はい」
カナタは異議を唱える。
「でもそれはどうかと思うけど。悪すぎたら目も当てられないわ」
「まあ確かに……」
「でもさ」
ジンナが意見を言う。
「今回の件、色々な人が動いているのにまるで情報が掴めないてないじゃない?」
「まあ、そうね」
「だから動いて見ましょう。もし何かあっても……」
チラリとオウカとアズミを見てから続ける。
「どうにかなるでしょう?」
「ならカチコミですね!」
「なんで嬉しそうなの?」
レイリにツッコミを入れるジンナ。
と言う訳でカチコム事に相成った。
「よし案内しろ」
「え」
「嘘言う可能性あるし……」
オウカは組織を潰して来た経験から告げる。
「こういうのってさ、一人になると消されると思うよ?」
「案内させて頂きますぅ!」
そういう訳で男――ヨシダと名乗った――にヤサまで案内させる事になった。
因みに案内前にアズミがヨシダにこう言う。
「ああ、そうそう。言って置くけど」
「何でしょう……?」
「もし嘘言ったり、罠だったら……」
鋭い前蹴りがヨシダの真横を通過。
それにジンナとレイリが呟きを漏らす。
「蠅が……」
「嘘でしょう……」
何と近くを飛んでいた蠅を落とした。
しかも翅だけ器用に蹴りで落とすという神業。
だから蠅は生きている。
「蹴っ飛ばす。あーしの蹴りは鉄をも砕く」
「嘘言いません! 罠に嵌めません!」
ヨシダに選択肢はなかった。
【コソコソ話】
(・▽・)<今まで見つけられなかったのに、サクがあっさり見つけられたのは……
(・▽・)<ヤクの匂いを覚えていた事と、勘の鋭さの二つです。
(㈩*㈩)<第六感鋭いからね。これは相手も予想外でしょう。
(#ー#)<予想出来るか、こんなもん。
(・▽・)<三連休なので三日連続更新します。
(㈩*㈩)<更新調節難しい。