【マッネ・モショミ】
(㈩*㈩)<「B○EACH」の狒○蛇尾丸、「刃○眼」の刃○羅
(・▽・)<ジ○ンプ系列ならわかりやすい♪
(#ー#)<どこが!? 前者はともかく、後者は結構マイナーだろうが!?
(㈩*㈩)<ジ○ンプ+のインディーズ連載だものね。
(・▽・)<結構面白いので作者が気に入ってます。
《ブルークロス》
(#ー#)<武器が出せるようになるだけじゃなくて
(#ー#)<扱う技術、<スロット>増加、防御もプラス。
(#ー#)<だから、全部がそこそこ以上って呼ばれる。
(・▽・)<当たりもあるんですよね?
(#ー#)<銃器・兵器が当たりって言われてる。
(㈩*㈩)<なぜ?
(#ー#)<それについては後日。
******
学校から出て、リアとランコが暮らしている所へ行く前に、オウカの家に寄る事になった。
「着の身着のままでも大丈夫だけど一応ね」
「【匣】を持っているのですね」
「……まあね」
空間を拡張した容れ物、所謂、アイテムボックス、マジックバック、インベントリ――専ら【匣】と呼ばれるアーティファクトが、今の時代存在している。
性能はピンからキリであり、物によっては、戦艦を収納可能な程の容量を持つ物、時間停止している物、物品を瞬時に出し入れ、早着替えが可能な物まである。とは言え、そういう物は高価。安物――ポーチサイズでロッカー位の容量――でも、車買う並の買い物となる。
そのため、持っている人は程々。それを購入出来るかが、プレイヤーの低級と中級を分ける目安と言われている。
そして、オウカには師匠に貰った物があった。それが、色々あったおかげでパワーアップしたおかげで、戦闘から生活まで幅広く役に立っている。武器や生活用品を仕舞っている。
そんなオウカに、ランコが不満そうに言う。
「それなら寄る必要ないだろう」
「しばらくそっちに泊まり込みなら色々あるんだよ。それにもう着いた」
「「早い!?」」
そして、リアとランコの目に入ったのは、
「……バス?」
「家ですらない……」
バスだった。とは言え小さい小屋が二つ併設してあり、近くに郵便受けと荷物入れがあり、出入口と窓は改造してある。
「まあ上がって。茶と菓子は出すから」
「いえ、お構いなく」
そんな会話を交わしていた時だった。
「……ん」
オウカの表情が引き締まる。そこへマユも警告する。
〔サク〕
〔わかってる〕
ランコも槍を装備してリアに合図する。
それとほぼ同時、ガラの悪そうな三人組が、バスの影から飛び出す。
「ヒャッハー! 死に晒せ!」
「長生きし過ぎだよ聖女サマー!」
「三人一緒に殺してやるから寂しくないよ!」
巫山戯た事をほざきながら、手に持ったマシンガンやライフルを乱射する。
「させない!」
リアが〈障壁〉を展開。光の壁は銃弾を防ぐ。だが、数秒程で軋みをあげ、罅が入り始める。
「な!?」
「馬鹿な!?」
リアとランコは驚く。何せ二人共〈障壁〉の堅牢さを知っているのだから。
「仕方ない」
オウカがナイフを装備して、〈障壁〉から出て、相手に向かう。
「飛んで火に入る夏の虫ィー!」
一人がオウカに狙いを移す。弾丸が乱射される。だが、そんな物は当たらない。
「当たるかよ」
近づくオウカに不味いと思ったのか、二人も狙いを変える。
「死ねェー!」
「蜂の巣じゃー!」
流石に三丁は避けきれない。だが彼らは忘れていた。相手がオウカだけではない事を。
「リア様を殺そうとは」
怒り心頭のランコが、間合いを詰めて槍を振りかぶる。
「万死に値する!」
「ホギャ!?」
「ギ!?」
「グゲ!?」
三人まとめて吹き飛ばす。
「この程度で済ませてやる。感謝するんだな」
ランコが三人組に言い放つが、三人共呻くだけ。
〔骨は折れてる〕
〔だろうね。まあ、知ったこっちゃないけど〕
こちらを殺そうとしたのだから、これ位当然。
とりあえず、三人組の武器を取り上げ、縛り上げ見下ろすオウカ。口元に笑みが浮かぶ。
「さあ、尋問……、じゃなかった、拷問だ」
「「何かウキウキしてる!?」」
ツッコミを入れる女子二人。
実は親友の仕置人稼業を手伝っていたオウカ。拷問は得意。バリエーションも豊富。
[まずは、達磨だな。いや、それはやり過ぎだから、肘と膝を逆にしよう]
[まずは、でする事じゃない]
マユからもツッコミを受けるオウカだった。
それを無視してオウカは三人組の手足を圧し折ろうとする。だが、リアが待ったを掛ける。
「オウカさん。待ってくれませんか?」
「こういう奴らは痛みに弱いから、痛め付けるのがいいんだよ」
「いえ、それは止めません」
「?」
リアの言葉に疑問符を浮かべるオウカ。
「わたくしに任せてくれませんか?」
「……まあいいけど」
そうして入れ替わる形で、彼女は三人組に近づいた。そして、彼らを癒す。
あっという間に回復する三人。痛みが消えた事に驚いていると、リアがにっこり笑って続ける。
「わたくし、回復系等が得意なんです。部位欠損は流石に無理ですけど」
部位欠損を治せる人は世界で見ても十人もいない。
「ある程度の損傷なら――このように元通り。ランコ」
「はい」
ランコに目配せするリア。すると近くにいたランコが頷く。そして、三人組に言い放つ。
「とりあえず、足を三か所折って置こう」
「え、今治s」
最後まで言えなかった。
「ゼロ、一、二、三!」
「ギャア!?」
「ゼロ、一、二、三!!」
「ゼロから数えたら四か所!?」
「ゼロ、一、二、三、四!」
「何でこっちは五か所!?」
全員足を圧し折られた。それをリアはあっという間に治してしまう。
「あなた方が話すまで何度でも治しますのでご安心を。リア」
「はい。次は、腕を折ろうか」
そうして骨を折っては治すを繰り返した。
そして十回程繰り返すと、三人組は音を上げる。
「もう……許して」
「話す、話すから……」
「もう痛いのは嫌ぁ」
そんな三人組にオウカはボソリと呟いた。
「外道は痛みに弱い」
ランコが槍を片手に三人組に告げる。
「では洗いざらい吐いて貰うぞ」
「は、はい……」
「言っておくが、私は嘘をついているかわかる」
その<スキル>のおかげで、今では冤罪はほぼ根絶されている。
「嘘を付いたら、今度は十か所の骨を折るからな」
「正直に話しますぅー!」
そうして尋問が始まる……はずだった。
それを遮ったのは――降って来た大量の棒手裏剣。
「ッ!?」
あまりにも突然の攻撃。そのためリアの〈障壁〉は間に合わない。
だが、ここには二人の護衛がいる。
「私が防ぐ。お前は下手人を追え!」
「ん」
そうして二手に分かれる。
「リア様!」
ランコは槍を回転させて、棒手裏剣を防ぎ切る。リアを完全に守り切る。その隙にリアが〈障壁〉を重ねる。形状はドーム状。これで安心。
そして、オウカは棒手裏剣が発射された所へ向かう。そこには下手人がいた。
「忍者?」
忍者の装束をした人物。顔には般若の面を被っている。
般若忍者は巨大な巻物から大量に棒手裏剣を召喚している。そんな相手にオウカが取る手段は攻撃。大太刀を一瞬で変形させ大長巻にして振り下ろす。
「とりあえず……真っ二つになろうか!」
「うお!」
忍者は一瞬の判断で、巻物を手放し、忍者刀で長巻を受け止める。刃と刃が拮抗する。
(中々パワーあるな……。恰好からスピードもありそう)
(なんという
そんな状態で戦況を変えるため、動いたのは般若忍者。
履物から仕込みの刃が飛び出す。それで爪先蹴りを仕掛ける。
「ハア!」
「おっと!」
その攻撃を下がって避けるオウカ。その距離を好機と見たのか、般若忍者は拳の連打を繰り出す。手の内を握り込んでいるため、単純な受けは穴だらけになる。
「ハアアアアアア!」
「ぞっとする、ドキドキする、背筋が凍り付く」
距離的に長巻は使えない。瞬間で判断、即座に収納し、代わりにロングナイフを出しながら、避け切るオウカ。勿論、暗器も見抜いている。
そして、一瞬の隙を突き、背後を取る。
「暗器は損気だよ?」
「そんな諺はない!」
般若忍者はそれに対応。肘からも仕込みの刃で攻撃。だが、それをもオウカは避ける。
「肝が冷えるな」
「言っとけ」
そうしてお互い距離を取る。
(さっきの手裏剣に、仕込み刃。他にもまだ色々ありそう)
(この男、視力が良いのか? ……いやそれだけじゃない)
お互い分析し合う。
(戦闘力も中々まだ<スキル>と<アーティファクト>がわからない)
(身のこなしと血の匂い。コイツ……死の気配が濃過ぎる)
お互いがお互いを強者であると認識する。
(仕留められるか? しかも生かしたまま。難しいかも)
(この男を殺して、目標の殺害。難しいな)
そして、達した結論は両者共違う。
(まあやるだけやるか)
(撤退しよう)
オウカは無力化、般若忍者は撤退。
そして、動いたのは般若忍者。
懐から炸裂弾を出して放り投げる。
「悪いが引かせて貰う」
「させるかよ」
炸裂弾の雨に飛び込むオウカ。
(大した脚力。だが躱せまい)
般若忍者の予想通り、通り越したタイミングで炸裂弾は爆発。爆風の衝撃をモロに受けるオウカ。背中が焼ける。
(チッ、まあこれでいい)
だがその衝撃を活かし、般若忍者へ一気に間合いを詰める。
「お邪魔しまーす!」
「! 特攻野郎か、貴様!」
そして、【イーコール】のチカラを使い更にスピードアップ。遂に懐に入った!
「バァ!」
「!?」
「つーかまえた」
般若忍者の両腕を掴むオウカ。そして、
「は、離せ!」
「嫌だ♪ よっこら翔一」
「グアー!?」
容赦なく両肘を逆にした。これで両腕を封じる。
「離れろ!」
「さっきと同じ。芸がない」
般若忍者が再び繰り出した仕込み刃の蹴り。それをオウカは下がって避けようとしたが、
「そうすると……思っていた!」
「!?」
なんと足が爆発! 足裏に爆弾を仕込んでいたのだ。吹っ飛ぶオウカ。そして、地面に倒れる。
「これは……使いたくなかった」
しゃがみ込む般若忍者。両腕と片足が使い物にならない。損傷が激しすぎるので【ポーション】も高額なのが必要になるうえ、時間がかかる。
「とりあえず回復w」
「させるかよ」
「!?」
その声の方向を向く。そこにはオウカがいた。ゆらりと立ち上がり、歩き出す。
「お前、体内に爆弾仕込んでるタイプか。久しぶりに見た」
そう言うとオウカは右腕をプラプラと振る。その手は爆炎と爆風のせいで損傷している。そんな彼の様子に般若忍者は察した。
「貴様、右手を盾にして、自分から吹き飛んだな!」
「ご明察」
やけに吹っ飛び方が派手だと思ったのだが、もう遅い。
目の前にはオウカがいた。
「もう手札はないな。じゃあ、死んでいいよ」
そうしてオウカはナイフを般若忍者に振り下ろした。
******
オウカは縛った般若忍者を引きずり、リアとランコの所へ戻る。実は殺さず、ナイフの柄で意識だけを喪失させたのだ。
「あ、オウカさん……って大丈夫ですか!?」
「ん? ……ああこの程度、掠り傷」
どこが。
右腕と背中は焦げ、あちらこちら傷だらけ。
「今治します」
「大丈夫d」
「いいから!」
「……はい」
リアはオウカを治していく。
「そっちも無事そうで何より」
「はい。わたくしは勿論、ランコも無事です。でも……」
リアの目線の先には、無残な姿になった三人組がいた。もう生きてはいない。
「口封じされたか」
「はい。間に合いませんでした」
落ち込んでいるリアに、オウカはフォローを入れる。
「大丈夫。下手人は捕まえたから」
「よし、でかしたぞ。なら尋問だ」
そうして尋問が開始する。
般若忍者を叩き起こして、先程と同じ手段を取ろうとしたのだが、とある予感がしたオウカはリアにある事を頼む。
「リア」
「はい。何でしょう?」
「お願いがあるんだけど……」
そのお願いは別に断る事でもないので、素直に頷くリア。ランコは不満そうだったが。
そして、まずは般若忍者を叩き起こす。オウカが膝を曲げた。
「膝を逆にしてやるから起きろ」
「グア!?」
しかも爆発した方とは逆の足を。
「いつまで寝てんだ。ブチ殺すぞ」
「いや、お前が意識絶ったんだろう」
ランコがツッコミを入れる。
そんな周りの様子に、自分の状況を把握する般若忍者。
(捕まったか。拘束は解けない)
硬く縛ってある。
(含み針や毒も……ない)
口腔内に仕込んでいた物は没収したオウカ。
(打つ手なしか。仕方なし)
そうして般若忍者は決意した。
そして、言葉を発した。
「我を生かした事、後悔させよう」
その言葉と同時だった。
「リア!」
「はい!」
オウカの呼びかけと同時、リアは〈障壁〉を三人を囲むように張る。それと同時、般若忍者は爆発炎上した。しかも辺りに散らばっていた手裏剣も起爆炎上。しかも、それ以外も色々仕込んでいたらしく、辺り一帯が大爆発を起こした。
その結果。
「これは……」
「チッ」
辺り一帯更地と化す。そして。
「俺の家ェー!?」
オウカの家――バスも無くなった。
【TIPS】
オウカの【匣】
(・▽・)<鞄やアクセサリー型が一般的な中、サクが持っていたのは腕輪型。
(・▽・)<容量は六畳位。機能は時間停止と即時に武器を装備できる位。
(・▽・)<だったんですけど、【■■■■■■】のチカラで強化されました。
(#ー#)<具体的には?
(㈩*㈩)<ここからはわたしが説明する。
(㈩*㈩)<全体的に強化。そして、何より形がなくなった。
(#ー#)<どゆこと?
(㈩*㈩)<腕輪が消えて、<スキル>になった感じ。
(㈩*㈩)<しかも<スロット>の枠は取らない。
(㈩*㈩)<だから、出し入れする動作がいらなくなった。
(㈩*㈩)<まあ、ポケットみたいな所から繋げる事も出来るけど。