(・▽・)<サクはよく歌を歌うのですけど。
(・▽・)<選曲で機嫌がわかります。
(㈩*㈩)<入浴の時とかはあの歌。結構機嫌が良い時。
(・▽・)<グリーングリーンは相手をぶち殺す時ですね。
(#ー#)<前と後の落差!?
(㈩*㈩)<後、江○2:50で有名なス○ルはヤバそうな雰囲気で。
(・▽・)<A○oのう○せえわは機嫌が少し悪い時。
(・▽・)<死○死ね団の歌は機嫌が絶望的に悪い時。
(㈩*㈩)<般若心境(サンスクリット)は通常状態。
(#ー#)<選曲色々だな。
◇◆◇◆
話し合いの後、お茶とお菓子の直後だったので、軽めの夕食を取った。メニューはランコお手製の中華粥。色々な具が入っており、栄養もたっぷり。
「美味しい……」
「ランコは料理が上手なのです」
「いえ、それほどでも」
その後、各自部屋に引き上げる。防犯設備が整っているので付きっ切りでなくとも大丈夫。
「一人になりたい時もあるのです」
「わかる」
オウカも自分用の部屋に行く。畳六畳程の客間であり、ベッド、机、椅子、箪笥、小さな冷蔵庫、流し付きの部屋である。
思わずマユがコメント。
[バスより豪華……]
[うるさい]
オウカは荷物を広げ各所に仕舞っていく。
それが終わると、とりあえず狭い部屋で可能なトレーニングをする。
一時間位するとノックの音がした。
「宜しいでしょうか?」
「ああ」
ドアが開きリアが顔を出す。
「お風呂をどうぞ。わたくし達は頂いたので」
「……じゃあ遠慮なく」
そういう訳で必要な物を持って風呂場へ行く。そして、歯を磨いてから、浴室へ入る。そこは結構広く、浴槽も足を延ばせる位に大きい。オウカが言葉を漏らし、マユがコメントするのも頷ける。
「広いな……」
[バスより豪華]
[しつこい]
因みに、マユは人形態になれない時は、オウカと一緒に風呂に入る場合が多い。
体を洗い湯に浸かるオウカ。髪は上部でまとめてあり、マユはそこに挿してある。
「ふぃ~」
ふにゃけていくオウカにマユが念話で話しかける。
[そういえばさ]
[うん?]
オウカも念話で答える。
[なんで、リアが呼びに来た?]
[あ、言われてみれば……]
さっき呼びに来たのはリアだった。こういうのはランコがやっても良かったのに。
[もう寝てるとか、負担をかけたくなかったんじゃない?]
[そうかもしれない]
あの二人は主人と従者のように見える。だが、
(どこか違和感があるよな……)
そんな事を思うオウカだった。
暫くして機嫌良く歌い始めるオウカ。
「ババンバ、バンバンバン♪」
オウカは風呂に浸かっている時によく歌う。
そこへ人の気配がする。
「誰?」
「わたくしです」
リアだった。
「……忘れ物?」
「いえ、お話がしたいと思いまして」
その言葉に彼の脳裏に過ったのはランコの事。指摘すると、
「サクライがうるさくない?」
「大丈夫です。今はぐっすり眠っていますので、朝まで起きてきません」
[……何をした?]
マユがツッコミを入れた。オウカも気になったので訊ねる。
「何をしたの?」
「少し薬を。お茶に混ぜて飲ませました」
「おい」
[おい]
アウトじゃねーか。そう思うオウカとマユだった。
そんな二人(リアには一人)の様子に構わず、リアが口を開く。
「では失礼します」
「はい?」
オウカの返事(?)と同時、ガラリと浴室の扉が開いた。そして、リアが入って来た。厚手のタオルで前を隠しているが、それ以外何も着ていない。
「な、なんで!?」
「先程も言いましたように、お話を」
そう言いながら、タオルを外して体を洗い始める。
咄嗟に後ろを向くオウカだったが、白い肌が見えてしまった。タオルの下は何も着ていなかった。
そんなオウカに構わず、続けるリア。
「それと、裸の付き合いを」
[同性とやればいい]
[同意]
マユのコメントに、オウカはそれをぶつける。
「同性とやってくれ」
「やれるなら、やってます」
「?」
その言い方に疑問を覚える。そして、この二人と出会ったから、感じた違和感。それを確かめるためオウカは訊ねる事にする。
「なあ……二人の関係って主従だけじゃないよね?」
「はい。幼馴染だったんですよ」
「だった?」
オウカの返しに寂しそうに語り始めるリア。
何でも彼女達二人は、≪聖霊教≫が運営する孤児院で育ったそうだ。その頃は立場も同じで、仲が良かったらしい。
「あの頃のランコは、様なしで呼んでくれていたんです。リアちゃんって」
ところが、リアが聖女に選ばれてから離れ離れになった。そして、一年程前に再会したのだが、態度が一変していた。
自分を主人扱いするようになり、昔のように接してくれと頼んでも固辞する。更に、自分が誰かと仲良くなろうとすると、その相手を警戒し、排除しようとする。そのせいで親しい人はいない。
「一体どんな心境の変化があったのでしょう。わたくしは昔みたいに笑い合いたいだけなのに」
リアが悲しそうに言う。そんな彼女にオウカはこう訊ねる。
「聞いてみれば? 言葉じゃないと伝わらないよ?」
「……親しいからこそ聞きづらい事があるのですよ」
「それは……まあわかる」
提案した事を後悔したオウカだった。なので。
「じゃあ、聞いてみるよ。それとなく」
放って置けないのもあった。
「……仲良くないけれど、大丈夫ですか?」
「わからん。でも、何か行ける気がする」
こういう勘はよく当たるのだから。
******
その機会は意外と早く訪れた。
オウカの朝は結構早い。トレーニングをするため季節によっては夜が明けない時にはもう起きている。因みに平日であれば、高校へ行く二時間前には起きて、色々やっている。それは場所が変わっても変わらない。なのだが、今は護衛中。
「流石に走り込みはやめておこう」
そんな訳で、ストレッチ、逆立ち片手腕立て、腹筋、背筋、スクワットを自室(仮)でやってから、庭に出て訓練用の模擬武器を振るう。
これもナイフや鉄棒と同じ製作者が作った物である。これは滅茶苦茶重く、普通の人では持ち上げる事すら不可能。だが、オウカは軽く普通に振り回す。
そんな彼に人の近づく気配がした。その人物はオウカに話しかけて来た。
「やはり訓練しているんだな」
「ん? おや」
それはランコだった。手には訓練用の長槍を持っている。彼女も鍛錬をするらしい。
「まあね。こういうのは一日してならずだから」
「それには同意しよう」
同意するランコ。そして、彼女はストレッチをしてから、槍を振るい始める。突き、薙ぎ、払い。そして、柄の端を持ち、刀のように振るう。
暫く両者無言で鍛錬する。そんな中、先に口を開いたのは、オウカ。
「後で、シャワー借りて良い? 汗を流したい」
「それぐらいなら構わん」
そのまままた沈黙する両者。今度はランコから口を開く。
「お前は……その戦闘技術はどう鍛えた?」
「前も話した通り、師匠の教えが基礎。後は<冥刀>の能力」
「……なるほど」
それに納得するランコ。そんな彼女にオウカも同じことを聞く。
「そっちは?」
「《聖霊教》にはそういう部門がある。そこで習った」
何でも、孤児院にいる子供の希望者に戦闘訓練を施し、優秀な者は戦闘部隊に入隊させるとの事。
「全員がその道に行くわけではないが、私はそう希望した」
「何で?」
「リア様に再び会うためだ。幼馴染だからな」
一拍置くと続ける。
「お前は聖女をどう選ぶか知っているか?」
「知らんけど、予想は付く。【セイレイサマ】が選ぶ?」
「まあ間違えではない」
【セイレイサマ】はかなり変わった生態をしている。普段は戦闘はおろか、実体化すら不可能。しかも普通の人間では意思疎通すらままならない。ただ何となくナニかがそこにいるという事しかわからないらしい。
だからこそ、【セイレイサマ】と通じ合い、そのチカラを振るわせるための依り代が必要。それが聖女である。
「だからあの方は選ばれた」
孤児院を経営していたり、医療関連施設をやっているのは、そういう訳らしい。
話を聞き終えたオウカの第一声は。
「それ言って良かったの?」
何か機密のような事を聞かされたのだから、この反応は当然。そんなオウカにランコは苦笑しながら告げる。
「少し調べればわかる事だからな。構わない」
「ふうん」
納得するオウカ。
彼は口を開く。
「リアとは幼馴染だったんだな(。知っていたけど)」
「ああ」
オウカは核心を付く。
「にしてはさ、態度が固いよね。友達というか主従だよ」
その言葉に、ランコは……苦笑する。
「今の私とあの方は立場が違う」
「……でも、リアは昔みたく接して欲しいんj」
「それでも!」
オウカの言葉を遮ってランコは叫ぶ。
「そうしなければならないんだ……」
ランコの頑なな態度とその眼に、これは何かあると感じるオウカ。
ある可能性にマユは思い至る。
[オウカ。これもしかして……]
それにオウカは頷く。
[その可能性は高いな]
[どうするの?]
[……とりあえず様子見]
今動いても多分どうにもならない。だからこその判断。
そして、オウカは話題を変える。
「そういえばさ」
「うん?」
「何か態度柔らかくなっていない?」
思えば、昨日からあまり敵愾心を見せなくなっていた。そんな彼の問いにランコは答えた。
「お前は、まあ強い」
「うん」
「それに、昨日リア様をお守りした」
「ああ」
「だから」
軽く微笑むランコ。
「少しは認めてやろうと思っただけだ」
そんなランコにオウカも少しだけ笑って提案した。
「そっか。……ちょっと模擬戦でもしない?」
「ああ、構わんぞ」
そして、二人は時間が許す限り、模擬戦をした。
******
そして、熱中し過ぎた結果、シャワーを浴びる時間がなくなった。とは言え、汗は流したい。なので、
「いいよ。俺は食後でも」
「いや駄目だ。汗臭いお前をリア様に合わせる訳には行かない」
「……実習とかどうすんの?」
「その時はその時だ。そういう訳だ。一緒に入るぞ」
「ごめん。何言っているかわからない」
二人一緒に入る事になる。
マユが思わずコメント。
[最近混浴に縁があるね]
[うるせー]
背中合わせに服を脱ぎ、浴室に入る。そして、シャワーを浴びる。
一つのシャワーヘッドを二人で分け合うため体がくっついてしまう。
「悪い」
「しょうがない。とっとと浴びるぞ」
そして、お互い体を見ないようにして、シャワーを浴び終える。……それでも多少見えてしまったが。
そして、朝食を作ろうとするランコにオウカは提案する。
「手伝うよ」
「……時間がないから頼む」
そういう訳で二人で作っていく。
少ししてリアが来た。
「おはようg」
言葉が止まる。
目に映ったのは仲が悪かった二人が、仲良く料理を作る光景。
(仲良くなって良かったです)
そう思うリアだった。
******
それから数日はあっという間に立った。
オウカはリアやランコと行動を共にしていた。同じ学外実習の班員であるので、偶にタナカも加わった。
心なしか仲良くなったオウカとランコにタナカが訊ねる。
「何か二人、仲良くなってへん?」
「「気のせいだ」」
「ハモってますよ」
そんな様子にリアは嬉しそうだった。
四人は実習に備えて準備をした。戦闘が起こった時にどうするかの相談したり、
「前衛はやっぱり俺か」
「私は前衛より中衛になるか……」
「ワイは後衛やな」
「わたくしはサポートですね。回復や結界はお任せください」
必要物資の買い物にも出かけた。
「色々ありますね~」
「どれを選べば……」
「店の人に聞けばええんちゃう?」
「それがいいな。俺もある程度ならわかるけど」
勿論、オウカとランコは襲撃に警戒していたが、特になかった。
そして、護衛期間中は昼食はリアとランコと取るオウカ。ランコが三人分まとめて作るので、カナタとの昼食とお弁当はお預けになるはずだったが、
「一人増えても問題はないでしょう? 理由は知ってますし」
カナタはお弁当をちゃんと用意してきて、四人で一緒に取る事になった。
ランコとカナタは料理を褒め合う。
「クドウ先輩、料理上手ですね」
「サクライさんも中々よ」
オウカとリアはお互いどれだけ料理が出来るのかを知った。
「……そういえば、リアは料理できるの?」
「やった事ないんです。オウカさんは?」
「結構出来るよ。師匠がメイドだから、料理も習った」
それに作り方さえ守れば、一部の例外を除きそこそこ美味しい物は出来上がるはずである。
一方、リアを狙った襲撃はあった。
あの哀れな三人組のように装備は整っていたが、チンピラばかりであり、オウカとランコの敵ではなかった。
襲撃者を無力化したランコが槍の柄で肩を叩きながら呟き、オウカがツッコミを入れる。
「流石にあの忍者クラスの手練れは用意出来ないようだな」
「あんなのが一杯いたら困る」
確かに。
因みに、尋問をしたが、たいした事はわからなかった。装備を渡され、コイツを襲撃してこいと言われただけ。金払いが良かったので引き受けたそうだ。
オウカがボソリと呟き、マユがコメントした。
「このまま無事に終わればいいんだけど」
[無理だと思う]
【コソコソ話】
(#ー#)<……なあちょっと気になったんだけど
(・▽・)(㈩*㈩)<?
(#ー#)<
(㈩*㈩)<同性愛者じゃない。ちゃんと女性が好き。
(・▽・)<ええそうです。理由の一つは、経験があるからですね。
(#ー#)<!?
(・▽・)<しかも、最初の相手は同性愛者の百合です。女性経験は豊富だった、レズです。
(#ー#)<何がどうしてそうなったんだ!?
(・▽・)<こっちが聞きたいわ!
(#ー#)<逆ギレすんな!?
(㈩*㈩)<その後も、3○や4〇とか、相手が合法ロリとか、両性具有とか、無性とかだったから、ちょっと狂ったのかな?
(㈩*㈩)<因みに、何がどうしてそうなったのかは。
(㈩*㈩)<いずれ語る。それともう一つの原因がセットだから。