(・▽・)<前回の続きです♪
伍號:??の??
『■■■■■の性質を持つ金属が使われている。??』「??」
陸號:??の??
『■■■■■(■■■■■)の性質を持つ金属が使われている。??』「並列・高速思考が必要。圧倒的な頭脳――膨大な情報を捌く処理能力がないと使えない」
漆號:オウカの??(登場)
『■■■■■の性質を持つ金属が使われている。??』「??」
捌號:オウカの
『■■■■■(■■)の性質を持つ金属が使われている』「??。そして、オウカ以外も使える汎用品な事」
玖號:??の仕込み?
『??』「??」
拾號:??の■■■槍
『■■■の進化系。??』「メンテナンスがヴィーしか出来ず、強度に問題あり」
(・▽・)<零はプロトタイプ、もしくはアーキタイプです。
(・▽・)<壱~肆は過去作です。
(・▽・)チェーンソーに至ってはオウカと出会う前の作品です。
(・▽・)<伍~捌は最終決戦後、記憶を失いながらも試行錯誤した物です。
(・▽・)<ちょっと特殊で壊れない武器を目指して作った物です。
(・▽・)<玖と拾は、記憶を取り戻してから作った物です。
(#ー#)<この??と■■って何だ?
(・▽・)<伏字ですね。追々明らかになります。
(㈩*㈩)<と言う事は? もしや?
(・▽・)<……。ノーコメントで。
そして、オウカはその足で邪眼移植をしてくれる医者(闇医者)の所へ向かっていた。
老婆曰く。
『アタシの名を出せば、格安でやってくれるよ』
との事。
そうして向かっていると、商店街を通る。
そこは木造建築の並ぶ伝統ある場所。
「いつ来ても活気があるな……」
店を眺めながらそう思っていると……
「ねえねえ、お兄さん」
声を掛けられた。
「ウチのコロッケ食べて! 美味しいから!」
皿を差し出すのは一人の少年。
その眼差しに断れなくなったので一つ貰う。
「せっかくだ。頂こう」
「ソースもどうぞ!」
ソースを掛けてコロッケを齧る。
そのまま三口で食べ切る。
「……美味しい。サクサクだけど中は柔らかい」
「でしょう? だからお店に来て! ね!!」
「素晴らしい営業力!?」
そのまま店に連れていかれるオウカ。
振りほどく事は出来たが……
(まあ昼もまだだし、いいか)
そういう訳で引っ張られていくオウカ。
話を聞くと、この少年の実家は揚げ物屋との事。
「あそこだよ!」
まもなく店が見えて来たタイミングだった。
「キャアアア!?」
「うげあああ!」
「ぐえええ!」
突如悲鳴がこだます。
そこの方向を見ると、なんと三人組の男が拳銃を手に弾丸を手あたり次第に撃ち込んでいた。
「人が塵のようだあああ!」
「ドンドン撃て。弾はある」
「皆殺しじゃ!」
てっきり麻薬中毒者の異常行動かと思いきや、その眼は正常。
つまりシラフでやっている。
「おい! 警察は!? 探索者は!?」
「まd、ギャア!」
人が次々と撃たれていく状況。
それにオウカは――動く。
「ここにいろ!」
「お兄さん!」
少年を建物の影に隠し、そのまま異常者に迫る。
「何してんじゃ、糞共!」
言葉が荒れる時は荒れるオウカ。
「何だぁお前……」
「撃ち殺せ!」
「死ねよ!!」
だが、素人の弾丸など当たらない。
オウカはそのまま近くにいた男の股間を蹴る。
「テメエの子孫は要らねえな」
「ほぎょお!?」
両睾丸が破裂。
「何も聞くな、見るな、喋るな」
光を奪い、耳を引き千切り、喉仏を握り潰した。
「人を傷つける手、そのために歩く足もいらねえな」
「オギョオオオ!?」
倒れた奴の両手足をオウカは踏み砕いた。
それを抵抗も出来ず唖然と見ていた二人は、オウカの視線がこちらに向いたのを見てやっと再起動する。
「シ、シマモト!」
「お前良くも仲間を」
「あん?」
その言葉にオウカはこう言う。
「罪なき人を撃ち殺して何言ってんだ? お前ら覚悟しろよ?」
こうして男三人は同じ状態になった。
「良かったな。外道らしくお揃いだ」
「か……ひゅ……」
「い……た……」
「た……す……け」
これで戦闘不能……というか再起不能。
……若干やり過ぎな気もするが、こういう輩には容赦しない、とオウカが決めている。
そして、改めて周りを見渡すと……
「酷い……」
現場は血の海となっていた。
異世界で人の死など見慣れているオウカですらそう言ってしまう光景。
「血が、血が止まらないよぉー!」
「誰かぁああ! この子を助けて!」
「医者! 医者を早く!」
血塗れの犠牲者達が横たわる地獄。
「……っ!」
逡巡は一瞬。
オウカは動こうとした。
一人でも多く救うために。
その時だった。
――出番だね。
声が聞こえた。
耳元から聞こえたような声。
(空耳か?)
そう思ったオウカ。
だが、声が更に続く。
――医者はこういう時に必要なんだ。
さっきりはっきりと。確実に空耳ではない。
その声の主をオウカは知っている。
「この声……まさかd」
――変わって。サク
その言葉と同時、オウカの意識は途切れた。
■□■□
オウカ……否、その体を乗っ取った何者かは、体をほぐすように動かす。
そして、左腕があった場所――今は空――に目をやる。
「やっぱり両腕がないと……ね」
そして。
「さあ
目を瞑り、言葉を紡ぎ始める。
「刃金の誓い、今此処に」
右手の五本の指先から何かが出る。
「赤い、紅い、赫い糸」
それは血のように真っ赤な糸。
「結び、繋ぎ、括り、
赤い糸が左腕からも出てくる。
「運命、月下老、足首、蜘蛛、小指、大蓑蛾」
それは左腕を形作る。
「千人針、双子の炎、魂の伴侶、鴛鴦、韋固、見えざるピンクのユニコーン」
そこから更にその体と服が崩れるように
「光へ堕ちろ、闇を照らせ」
体と服が再構築され、声音すら変わる。
「
そしてそこには白衣を纏う医者がいた。
「さあ……輪廻を切り裂き、摂理を歪め、熱力学第二法則に挑むとしますか」
自分の座右の銘を告げて、彼……否、彼女は歩き始める。
それに、先程の揚げ物屋の少年が声を掛ける。
「お、お兄さん?」
「フフ」
そんな少年に女性は笑い頭を軽く撫で告げる。
「大丈夫。全員救って見せるよ。楽勝、楽勝」
こうして闇医者ディアンの戦いが始まった。
●○
「未だに信じられません」
「夢を見ているかのようでした。あの光景は」
「商店街で起こった銃乱射事件」
「救急隊、医者、回復能力を持つプレイヤーなどなど」
「駆け付けられる人は駆け付けました」
「現場の血の海、辺りには怪我人達の呻き声」
「被害者の親しい人の叫び声が木霊していました」
「犯人の男三人組の射撃の腕が酷くて、即死が出なかったのが救いでした」
「とは言え、大勢の怪我人が出ました」
「出血とかヤバい人もいました。でも死者は出なかったんです」
「いや、その言い方は正しくありませんね」
「一人も出さなかった、出させなかった人がいるんです」
「一番重体だった患者の傍で処置をしていた人です」
「見た目は十代の少女。本人は医者と言ってましたけど……」
「どう見てもそう見えませんでした」
「本人曰く[医師免許? 持っていたよ♪]と言ってましたけど」
「嘘は言っていないようですから、持っているんでしょうね。きっと」
「え? よく思い返せ? 過去形になっていないか? ですか?」
「……ま、まさか~、流石に持っていないなんて事……」
「ないでしょう! ……ないですよね? ね、ね?」
「ま、まあそれは置いておきましょう」
「本当に凄かった」
「メスも使わず、素手で患者に触れる事なく、執刀して」
「弾丸を摘出し、止血と縫合もおこなう」
「しかも目の前の怪我人だけじゃない」
「周囲全ての怪我人を同時に手術してました」
「……寒気がしましたよ」
「え? 全て同時なんて不可能だろう? 分身や分裂をしていたのか?」
「分裂も分身もしていませんでしたよ。一人のままでした」
「アレ何していたんでしょう?」
「わかりませんでしたけど、今思えば……糸でも使っていたのかなって思います」
「……根拠ですか? 綺麗に縫われた痕がありましたので」
「あまりに綺麗過ぎて完全に治るとほぼ目立たなくなってました」
「あの技術は正に神業……いや、神様以上かもしれない」
「我々が呆然としている間に全ての処置を終えて」
「[後は頼んだよ]とだけ言って去って行きました」
「一体何だったのでしょうね? 彼女は」
「……ああそれとこれは蛇足ですけど」
「今回の被害者達は全員完璧な処置のおかげで数日で退院出来ましたけど」
「加害者の三人。処置も本当に最低限だったので未だ入院中です」
「……まあ取り調べによれば振られた女の人に腹いせとか供述しているので」
「救いようがないですね」
■□■□
全ての処置を終えたディアンはその場から姿を消す。
元々器用で、色々出来るので、気配を消すのも上手。
しかも、ディアンには《
ストックに気配を欺瞞させるものが幾つか存在する。
それを合わせて使えば、誰にも捉える事など不可能。
……一部の例外を除いて。
そして彼女がやって来たのは街外れにある寂れた廃倉庫。
ここなら幾らドタンバタンしたり、叫んでも泣いても誰もこない。
「……さて、と」
ディアンは指を動かし、中を探知する。
今からやろうとする事は見られたくないので、念入りにやる。
数分程糸探知をおこなってから、ディアンは糸を引っ込める。
「じゃ返す前に」
そして、左腕――糸で形作った物を上げる。
左腕が解けていき、彼女の前で新たな形を形成する。
それは自分とそっくりそのまま同じ体となる。
ただ、左腕とその体は糸で繋がれている。
それを暫くディアンは眺めてから、こう呟く。
「じゃあ返すね」
その言葉と同時、体と服が解けて、再構成される。
数秒後、そこにはオウカが先程と同じ状態となる。
そして、繋がれた糸がディアンの方へ、掃除機のコードのように仕舞われた。
数秒して、両者の目が見開かれた。
◇◆◇◆
オウカの意識が覚醒する。
否、正確に言えば、完全に意識がなくなった訳ではなかった。
微睡んで、何かの映像を見せられていた感じだった。
そして、目の前の女……ディアンを見る。
「……」
沈黙。
何も言わないオウカ。
そんな彼にディアンは面白がっている表情で口を開く。
「なーにー? 久しぶりにアタシに会えて何かないの?」
クルクルと回るディアン。
そうして続ける。
「会えて良かった~、とかさ、
そんな彼女にオウカはややあって口を開く。
「どうしてここにいる? ディアン」
「再会して第一声がそれ? ま、いいけどさ」
少し不満そうな表情になったディアンだったが、ちゃんと説明を始める。
「アタシがキミに遺した糸――
「……どれくらい?」
今の説明に驚きはない。
似たような事をやった人が幾人かいるので。
だが、コジュウロウや須臾叢雅は残滓で、存在が希薄だった。
だが、今目の前にいるディアンはかなり存在が濃い。
「半分」
平然と彼女は答えた。
それに驚くオウカ。
そんな彼に構わず、ディアンは説明を続ける。
「で、それからは微睡と覚醒が交互に来てね。起きている時は奥で作業をしてた」
「……作業?」
「ほら、アタシのツルギは事前準備が必要でしょう?」
【クリドゥノ・アイディン】の能力特性は情報取得・再現。
対象の情報を取得して、手術に使用。
冥刀を使い手の技術・記憶ごと模倣し、再現する。
自分の情報を外部にバックアップしておき、重体や重症から復帰。
色々応用が利くが、情報を収集しなければならない。
「だから、情報を収集していたの」
「……なるほど。でも何でアイツは気づかなかった?」
「アイツ……? ああ! 叢雅か」
コクリと頷くオウカ。
叢雅一門は魂に干渉出来る。
分けたり、合わせたり。勿論見る事も可能。
ならば、マユが気づかないはずがないのだが。
それに対する答えは単純。
「サクは魂が見えずらいんだよ。ほら色々な冥刀を移植したでしょう?」
「お前がな」
「アハハ。でもそうしなきゃ死んでいたでしょう?」
「……まあな」
「だからだよ」
オウカはかつて死に掛けた際、足りない部位を冥刀で補った。
冥刀は生物と武器の中間で魂魄を持つ。
だからこそ、オウカは色々見えづらい。
「とは言え、アタシは結構奥の方に居たから、余程の事がなきゃ出て来れなかったんだけど……」
オウカが顔を顰める。
余程の事が前にあった。
「あの改竄事件。アレで堕天剣聖が起きた連鎖反応で出て来れた」
とは言え、あの時はまだ完全ではなかったので、まだ引っ込んでいた。
「でも医者を呼ぶ声がしたからね。だったら行かなきゃならない」
その言葉にオウカは苦笑した。
この医者は何処まで行っても医者だ。
疑問が氷解した所で、オウカはもう一つの疑問をぶつける。
「それで? お前はどうする?」
「ん? アタシはアタシ。医者として戦うよ」
そして、表情を真面目にすると、こう続ける。
「それに今回の件はアタシも無関係ではいられない」
「……だな」
今出回っている麻薬はディアンの友達が作った物。
その人物の暴走を止めたのもディアン。
「とは言え、アタシは目覚めたばっかり」
「そうだな」
「だから……」
一拍置いて彼女は続ける。
「錆落としに付き合って」
「ん、わかった」
オウカは即答した。
友達の頼みは基本断らない彼である。
【TIPS:邪眼】
(・▽・)<いわゆる魔眼、邪視、瞳術、瞳法ですよね?
(#ー#)<ああ。この作品では《邪眼〔漢字二文字〕》で表される。
(#ー#)<術技・能力の効果を示す。感覚系や精神系だけでなく
(#ー#)<物理的な破壊を齎すもの、肉体強化まで色々ある。
(#ー#)<因みにクロスも一応含む。
(㈩*㈩)<確かヒナタの目は連慟だっけ?
(#ー#)<ああ。相手のスピードと同じスピードで動ける速度殺し。
(#ー#)<副産物で相手を逃がさず捉え続ける事も可能。
(#ー#)<そしてアイツが手に入れたのは……
(・▽・)(㈩*㈩)<のは?
(#ー#)<追々な。
(・▽・)(㈩*㈩)<(ズッコケる)
(#ー#)<無事に連続更新終了。
(#ー#)<次は明々後日だ。楽しみにしてくれ。