(㈩*㈩)<……何かこの話題何度もやっていない?
(・▽・)<作者的にはおさらいですね。話数も結構なって来たので。
(㈩*㈩)<……で? 本音は?
(・▽・)<文字数稼ぎです♪
(㈩*㈩)<そんな事繰り返していると、読者離れるよ?
(・▽・)<……(グサッ)……。
……
…………
………………
その後、話す内容を変えて明るい話題にして、食事を取りながら会話を楽しんだ三人。
そんな中、ふと時計を見るクイン。
この家にあるのはアンティークな大きなのっぽの古時計。ネジ回しで動くらしい。
クイン曰く、数百年動いているらしい。
「ん~~」
「うん? クインちゃん、どうしたの?」
「時計」
「時計……?」
首を捻るレイリ。
そして、壁際にある時計を見ると、もう結構遅い時間。
「あ、確かにもう遅いですね」
「そんじゃあお開きにするか……」
オウカはそう言いながら後片付けを始める。
とは言え、今日の夕飯は洗い物はなく、全部まとめて捨てれば良いだけ。
それをレイリとしている中、クインは風呂の準備を始める。
あれこれしている間に風呂が沸く。
それは良かったのだが、問題が発生する。
「ん。誰から入る?」
「……こういう時は、普通に家主からじゃねえの?」
「…………(フルフル)……。レイリどうぞ」
「一番風呂頂くわけには……。こういう時は年上からで!」
「いやいや。こういう時はレディファーストで」
「(フルフル)」
「いえいえ」
皆が譲り合い、誰も入ろうとしない。
だが、こうしている間に風呂が冷めてしまう。
「そうだ!」
「「?」」
「良い事思い付きました!」
そんな中、レイリがある事を思い付いた。
それに二人はコソコソ話し合う。
「(こういうのって碌な提案じゃねえよな……)」
「(ん~)」
そんな彼らを他所にレイリは提案する。
「三人一緒に入りましょう!」
「馬鹿じゃねえの」
思わず本音を漏らしたオウカ。
だが……
「良いと思う」
クインは同意してしまった。
更に畳みかける。
「ウチの風呂、まあまあ広いから三人ならなんとか平気」
「あのな……俺男だぞ?」
「「え」」
「おい」
小柄なうえ、髪も長いのでよく女性に間違えられるオウカ。
しょっちゅうなのであまり気にしないうえ、女装する事も稀にあるので、女性扱いはあまり気にしない。
それでも、面と向かって言われるのはあまり良い気分ではない。
「……冗談」
「冗談ですよ!」
「……」
細い眼で二人を見るオウカ。
更に二人は続ける。
「裸の付き合いって良いますし」
「同性としてくれ……」
「本当に男なのか確かめたい」
「何を言っているの!?」
「代わりに見て良いから。貧相だから見ごたえないと思うけど」
「あ、私も見たいです! 代わりに見ていいですから」
「そっちも何を言っているの!?」
そういう訳でオウカは抵抗虚しく二人に引きずられて行った。
そして、脱衣所に付くと二人は服を平然と服を脱ぎ始めた。
それにオウカは沈黙後。
(何か違うような……)
そんな事を思いながらも脱衣所で服を脱ぎ……
「お先」
「ん」
「私達もすぐ行きます」
タオルを腰に巻き風呂場に入る。
そこは家主が言った通り、案外広い。
ヒナタの住んでいる所とは違うな、とオウカは思う。
(……まあ一軒家とマンションじゃ違うか)
そんな事を思いながら、体を洗おうとすると、扉の開く音。
どうやら入って来たらしい。
「わあ、結構広いね」
「ん」
(振り向かないようにっと)
そんな事を思いながら体を流し、邪魔にならないよう湯舟に浸かる事にするオウカ。
「先良いk」
最後まで言えなかった。
「ん」
返事をしたクイン。
その体は何も纏っていない全裸。
タオルは手に持っているため、体を隠せていない。
発育はあまり良くないが、それでもまな板や寸胴と言われるほどではなく、膨らみはちゃんとある。
「先輩、体引き締まってますね!」
レイリがコメントする。
こちらも当たり前の如く全裸。
堂々と体を晒しており、上から下まで丸見え。
というか心なしか、服越しに見るよりどう見てもスタイルが良い。
「……」
それに動きを止め、黙り込むオウカ。
それに二人は頭上に疑問符を浮かべる。
「ん?」
「どうしました?」
「入らないの?」
「流石に三人じゃ狭いですからね」
いつもと変わらない二人に再起動したオウカはツッコミを入れる。
「何で二人共隠してないの!?」
「ん? ここ風呂」
「そうですよ。裸で入る物ですよ!」
正論。
だが、そういう問題ではない。
「俺男だよ!? 羞恥心とかどうなっているの!?」
「ん? 別に気にしない」
「サク先輩、ジロジロ見ませんし、性的な眼でも見て来ませんし」
そう言った二人は体を隠そうともしない。
それにオウカは溜息を吐く。
(何か恥ずかしがっているのが馬鹿らしくなってきた)
思えば、オウカは女性の裸を見てしまった事など何度もある。
そう言う訳でオウカも腰のタオルを取って、風呂に浸かるために立ち上がる。
「お~」
「ん」
それに二人の視線はある一点に釘付けになる。
そして、コメントする。
「先輩。……やっぱり男の人なんですね」
「これが入るのか……」
「何を言っているの!?」
ボケ気味な二人にツッコミを入れるしかないオウカだった。
そして、三人で湯舟に浸かる。
湯舟は足を屈めれば三人で浸かれるサイズ。
クインとレイリがオウカを挟んでいる。
「何か間違っている気がする……」
オウカがぼやいた。
「ん。気にしない気にしない」
クインがこう言う。
「そうですよ! ……まあワンコちゃんなら色々言うと思いますけど」
レイリもそう言った。
因みに後日、この三人は混浴がイヌコにバレ、三人仲良くお説教となる事を知る由もない。
そうして他愛ない話をする中。
「そういえば先輩」
「何?」
「前から気になっていたんですけど……」
レイリが訊ねる。
「なんで髪長く伸ばしているんですか?」
「うん?」
何とも言いずらい顔をする。
それにレイリは慌てて言う。
「あ、言いたくないなら別に……」
「そういう訳じゃないけど」
「ん。けど?」
「何か久しぶりに聞かれたなって思って」
「「なるほど」」
納得する二人にオウカは理由を話し始める。
「最初は些細なきっかけだったんだよ」
「笹井さんがきっかけなんです?」
「違う。苗字になってる」
レイリのボケとクインのツッコミを無視してオウカは続けた。
△▲△
「師匠の所で修行中の時に、面倒になって髪切らないでいたら、長く伸びちゃって……」
縛れる位になってしまったので、切ろうとした時だった。
師匠がこう言ったのだ。
『伸ばしたら良いじゃないですか』
『え……』
『オウカの髪は癖もないし、大した手入れもしていないのに綺麗じゃないですか』
それに比べて、と師匠は溜息を吐く。
実はメイド師匠の髪は結構癖があり、ショートボブにしている。
更に、髪を完全に乾かしてから寝ないと、翌朝大爆発してしまうそう。
『私も伸ばせるなら伸ばしたいです』
『そうなんですか……』
『なので変わりに伸ばしてください』
『はい?』
『梳いたりするのはやってあげますので』
そう言う訳で伸ばす事になったのだ。
◇◆◇◆
「まあでも長いと少し邪魔だから……」
「だから?」
「ん?」
「手入れしてくれる人が九十九日いなかったら、短くしても良いって言われた」
なので一人暮らしを初めて、すぐに切る事になると思っていた。
だが……
「でも、案外やってくれる人が居るんだよね……」
紆余曲折の末、異世界に行く事になり、手入れをしてくれる人も出て来たので、切らなかった。
クインが訊ねる。
「今誰がやっているの?」
「マユ」
オウカの風呂上がりに、彼の髪にドライヤーを掛け梳くのがマユの日課だった。
「会話も終わったし、出よう」
「ですね。結構長風呂でふやけます」
「ん。のぼせる」
三人は風呂場を出て、寝間着に着替える。
そのまま寝る支度をする中……
「先輩、ちょっといいですか?」
「?」
「髪の手入れ、私がしても良いですか?」
レイリの思わぬ提案にオウカは驚くも……
「おう」
断る理由もないので頷いた。
「ん。アタシもやる」
そこにクインが加わり、女子二人がオウカの髪を手入れする事になる。
そう言う訳で、ドライヤーで乾かし、髪を梳いていくのだが……
(リンス付けたり、ストパ掛けたりしてないって言ってたけど……)
(ツヤツヤ。羨ましい……)
これと言った事もしていないのに、オウカの髪は梳きやすかった。
髪に癖があるクインは心の中で羨ましがった。
そうして、後は寝るだけとなったのだが、新たな問題が発生する。
それは……
「ん、寝る場所どうする?」
クインの家にはベッドが一つしかない。
そして、ソファもあるが、それを使った所で二人しか寝れない。
そのため……
「ん。アタシはクッションで寝るから二人はベッドとソファ使って」
「いやいや。家主がベッド使うべきだろう……」
「私は床でも寝れますから、二人が使ってください」
「別に座ってでも寝れるし」
「数日眠らなくても支障はない」
「私も同じくです」
先程の風呂と同じような問題が発生。
幾ら揉めても結論が出ない三人。
(これもしかして……)
オウカが思った途端……
「じゃあ三人でベッドで寝ましょう!」
「ん。名案」
「おい!?」
レイリが提案し、クインが同意。
さっきと同じ結論になる。
「あのなあ……」
オウカは若干デジャヴを感じながら反論する。
「流石に三人で寝るにはベッドが小さいだろう?」
「ん。平気。使ってるベッド大きめ」
「じゃあ問題ありませんね♪」
なんとダブルサイズ(幅百四十cm×長さ百九十五cm)なので、詰めれば三人で寝れる。
「それに俺男だよ」
「「え」」
「おい!」
さっきと似たようなやり取り。
クインとレイリが続ける。
「私は気にしませんし」
「ん。サクなら気にしない」
「はい」
「……何か間違っているような」
そういう訳で三人、同じベッドを使って寝る事になった。
そして、配置は……
「これで良し!」
「ん」
「何か間違っている……」
オウカを挟んで川の字(小の字?)で寝る事になった。
「それにしても……」
「ん、初めての経験かも……」
「私もです」
女子二人がそう言った。
それに対してオウカは……
(俺は初めてじゃないな……)
二人の温もりを感じながらそう思った。
かつての友達や仲間達は心を開けば、距離が近いので、スキンシップの一環でそういう経験がある。
なので、彼の場合、よく小説や漫画で見るように、緊張して眠れないなんて事はなく、
「ZーZーZー」
あっという間に夢の中。
「……ある意味凄い」
「そうだね」
女子二人は感心しながらも呆れる。
「じゃあ私達も寝ようか」
「ん」
そういう訳で二人は眼を閉じ、寝ようとしたが……
(眠れない……)
(眼が冴える……)
夢の世界へ行けない。
なので……
「……ねえクインちゃん」
「……ん?」
「起きてる?」
「ん」
「寝れないね」
「確かに。眼パッチリ」
そういう訳で……
「何か話でもしよう!」
「ん~」
「迷う所?」
「だって……」
クインが言う。
「サクは寝てる」
「……」
二人で間に挟んだ少年を見ると……
「ZーZーZー、ZーZーZー」
ぐっすりと寝ている。
なので……
「じゃあ小声で話そう」
「ん~、ん」
そう言う訳で雑談をする事にする女子二人。
とは言え、クインは多弁ではないので、レイリが話を振って、それにクインが答えていく。
そうして話していると……
「ふわぁ……」
「んんん~」
眠たくなってくる。
なので……
「…そろそろ寝ようか」
「ん~」
女子二人も目を閉じ、
「「ZーZーZー」」
夢の世界へ旅立った。
……
…………
……………
翌朝。
「起きます」
オウカはパッチリ目を覚ます。
起き上がろうとするが、起き上がりにくい。
「……」
無言になったオウカ。
なぜなら……
「ムニャムニャ……。もう食べられない……」
「ん~ん~ん~」
レイリとクインがオウカの腕にしがみついて寝ているからだった。
それに少しだけ笑みを漏らすオウカ。
とは言え、このままでは何も出来ないので……
「悪いね」
起こさないよう抜け出し、身支度をする。
(もう出るか)
そして、ここを発とうと思う。
とは言え、このまま出ていくのは何かアレなので……
「そうだ」
そのまま朝食の準備をする。
幸い材料はあったうえ、一応許可は貰っている。
それが終わるとオウカは、置手紙を書いて、寝ている二人の方へ行き……
「またね」
頭を撫でてから、クインの家を出た。
【コソコソ話】
(・▽・)<サクの髪の手入れは私もやってました♪ 他はどうなんでしょう?
(㈩*㈩)<結構皆やってる。カスミやマリアはやっていた。
(㈩*㈩)<それとメイドとか百合女もよくやってた。
(㈩*㈩)<因みに、ポンコツお嬢はやろうとして大失敗してからやっていない。
(#ー#)<存外皆やってくれるんだな……。