俺のヴィランは愛が重たい   作:断空我

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ヤンデレが久しぶりに書きたくなった事、最近、アメコミヒーローに興味津々という事からこんなヤバイヴィランガールズに狙われる主人公を試してみた。



第一話

宿敵、仇敵という存在がある。

ゴッサムにいるバットマンであれば、ジョーカーという犯罪者が代表であるように。

ここ、メトロポリスでいえばスーパーマンにレックス・ルーサー、もしくは少し前に現れたブレイニアックというロボット。

ヒーローに敵、いや、ヴィランという存在は対極として現れる。

だからといって。

 

「待ってぇ、クリスちゃん~。私の爪でずたずたにしてから最高に愛し合いましょう~」

 

「ギャハハハハハ!待てよ、昔みたいに遊ぼうぜ!といっても今度は大人の遊びだ!俺の玩具にして愛してやるぜぇ」

 

神様がいるなら問いかけたい。

俺は前世で何かをやらかしたのだろうか。

鋭い鉤爪を指に装着し男を魅了するような派手な格好をした美女。

包丁を持ち、ゲラゲラと笑う美少女。

フレディ・クルーガーと呼ばれている殺人鬼と同じくチャールズ・リー・レイという殺人鬼。

この二人に狂愛を抱かれ、そして、敵として命を狙われている。

襲い掛かってくる相手から距離をとり、愛用しているマグナムを時に発砲、走りながら思う。

 

 

――どうして、こうなった?

 

 

小さい頃から俺は女運がなかったと思う。

親しくなった子は軒並み、重たい愛情や変わった趣味を持っていた。

幼稚園の先生だった女性は人を殺すことを楽しみ、その道へ俺を引き込もうとしたし、スクールで知り合った女の子は後に電気を発する凶悪犯罪者として刑務所に収容されている。

様々な出来事からゴッサムで助けてくれたゴードン刑事に憧れ警察官になる道を選んだ。

その間に様々な苦労がありながらも無事に警察官になるという夢を掴み、メトロポリス警察に勤務をしている。

本当なら憧れのゴードン刑事、今や本部長になっている彼がいるゴッサムへいきたかった。

最初は制服警官のスタートだったのだが、多発する事件、事件事件によりいつの間にか刑事へ。

市民からは事件の解決頻度からヒーロー扱いされていた。

それがいけなかったのだろうか?

正義の味方に悪役は必要。

ヒーローと呼ばれた俺の前にヴィランが現れた。

だからといって、過去に関りがある方達が殺意と愛情ましましで現れるなんて誰が予想できただろう。

予想した人は占い師としてやっていける。

ギラギラした光のない瞳をこちらへ向けながら近づいてくる二人に武器は心もとない。

仲間である警察の応援はない。

近隣で発生しているルーサーコープのロボット暴走事件に対応が追われている。

そして、皆から愛されている超人、スーパーマンもそちらの応援へいってもらっている為に孤立無援の状態。

 

「さぁ、行こうじゃないか!二人だけの永遠の世界へ」

 

「どう遊んでやろうか?あぁ、まずは結婚式をやろうか!俺がウェディングドレス?それとも、お前かな?どっちにしてもズタズタにして愛してやるかさぁ、早くやろう!すぐにやろう!」

 

彼女達だけならまだ対処できる。

そう考えてマグナムを構えようとした時。

真横の壁が音を立てて砕け散る。

 

「ちょっ!?」

 

慌ててその場から転がるように離れる。

土煙の中から伸びてくる革手袋に包まれた手。

少し遅かったらその手に捕まれて宙づりにされていただろう。

 

「……ミツケタ」

 

壊れた壁の向こうから現れた一人の美少女。

ホッケーマスクで顔は隠れているが纏っている衣服越しからでもわかるスタイルの良さ。

だが、手に持っている鉈、先端についている血からただの少女ではない事がわかる。

 

「マジ、ですか」

 

因縁の相手、ジェイソン・ボーヒーズ。

 

「アイ、シテル」

 

片言ながらも紡がれる愛の言葉。

 

「イッショニ、エイエン」

 

そういって振るわれる鉈。

 

彼女も俺を狙っている。

俺の手足をもいで故郷へ連れて帰り、一緒に暮らす。

そういってずっと命を狙われている。

 

「見つけた。家族かえろう」

 

「ジーザス」

 

背後から聞こえるチェーンソーの稼働音。

振り返るとチェーンソーを構えた美少女が。

着ているシャツは胸元のボタンがなく、ブラが見えており、ぴちぴちのズボンがスタイルの良さを現している。

美少女、だが、殺人鬼だ。

 

 

――レザーフェイス。

 

 

長期休暇の旅行中に訪れた場所で知り合い、家族認定され、今も命を狙われている。

ゴッサムに希望が通らなかった最大の理由がこれだ。

警察になる前から犯罪者に命を狙われている事からゴッサムの犯罪件数悪化の危険ありと判断された。

その為、比較的マシなメトロポリス勤務になった。

 

「さぁさぁ、行くわよぉ」

 

「ギャハハハハ!」

 

「……ニガサナイ」

 

「…………」

 

刑事になってから多くの犯罪者を牢屋へぶちこんだ。

その為、多くの敵を作っている。

警察である以上、起こりえる事だが。

最大級の危険人物たちが一斉に襲い掛かってくるなんて映画でもありえないことだろう。

 

 

――神様、俺は何かしましたでしょうか?

 

 

 

 

この後、傷だらけになりながら事件を解決したスーパーマン、偶然、メトロポリスへ来ていたバットマンとフラッシュのヒーロー三人の協力で彼女達を撃退。

四人は無事に刑務所へ収容された。

 

これがメトロポリス警察に勤務しているクリス・ハリガンの日常だ。

代わって欲しいという人がいた連絡くれ、喜んで交代するから。

 

 




続きが気になる方は感想をくださいな。
おおかったら続きのせるから。

多分。

こないかもしれないけど。
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