貞操観念逆転世界へ変わっていく一般人たちの反応 作:ねこ次郎
読んでいただき、ありがとうございます。
この小説に登場する学校は実在しません。名前が似たような学校はありますが、モデルでもなく全く関係のない別の存在ですので、ご留意ください。
学校のチャイムが鳴った。
授業が終わったことで、大人しく座っていた生徒たちの雰囲気が一気に弛緩する。教壇に立って黒板に向かっていた僕は振り返り、気が抜けてダラけ始めた生徒たちに念押しするように伝えた。
「先生が渡した宿題は、ちゃんと届いてるかな? 家に帰ったらちゃんと宿題をやるように! それじゃ日直さん、号令」
「きりーーつ!」
僕が今日の日直に視線を向けながら伝えると、彼女は元気よく大きな声で号令を掛けた。ゾロゾロと生徒たちが立ち上がったことを確認した日直の女の子は、元気な声で号令を続ける。
「れーい!」
「「「ありがとーございました〜」」
30名の生徒たちが一斉に頭を下げた。僕も、生徒たちに倣って頭を下げる。
「ありがとうございました。……それじゃ、気をつけて帰るんだよ」
「「「はーーい!」」」
生徒たちが元気な声で返事をすると、ワイワイガヤガヤと生徒たちが騒がしくなる。今日遊ばない? 一緒に帰ろ♪ ゲームやろーぜ! いや、サッカーしようよ! ミキちゃんは? 今日、習い事だって〜。………と、生徒たちは勉強から解放されて、騒ぎつつもいそいそと帰り支度をしていた。
僕は、授業で使っていた教科書などを纏めて教室を後にした。授業は終わったが、先生の仕事はまだまだ残っている。
「この後は……集団下校の先導で……、それが終わったら職員会議か」
頭の中で次に行う予定を反芻する。先生というものは忙しいのだ。
「よし。頑張るか」
小さく気合を入れて、僕は足早に職員室へと向かっていった。
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僕、
都会と田舎の中間くらいの所にあるこの小学校は、周辺に住宅街が立ち並び、車で20分も走らせれば大手企業の工業団地があることから、ベットタウンとして、程々に栄えていた。
商店街とかも昔は近所にあったのだが、時代の波のせいか、ほとんどの店がシャッターを閉めている。生き残っているのは、小さな定食屋くらいだろう。
その近場にはコンビニが、朝と夕の通勤客の奪い合いをしていたり、お惣菜が美味しいスーパーが幅を利かせていたりと、僕自身は生活には困っていない。
そんな、極々一般的な住宅街にあるアパートの一室に僕は住んでいる。
……まぁ、住んでると言っても、教師という忙しい仕事をしている僕は、ご飯を食べて寝て起きたらご飯食べて支度して直ぐに出ていくような生活を繰り返しているのだから、部屋でのんびり過ごすことはあまり無い。
今日だって、外が真っ暗になるまで仕事をこなしていたから、スーパーで買った見切り品を冷蔵庫にぶち込んでは、風呂とご飯をさっさと済ませてベットに潜り込んでいる。
こんなにも忙しい生活をしている僕だが、その日々は充実していた。
だって、念願だった教師になれたのだから。
まだ幼い小学生の子供たちから、毎日のように元気を貰えている。
また明日も、忙しいけど充実した1日が始まると思えば、とてもワクワクした気持ちになった。
「今日も良い1日でした。明日も良い1日になりますように……」
そう祈りながら、僕は明日の希望を願って目を閉じるのであった。
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【仮面教師ブラック】仕事キツすぎて辛たん【RX】
1.仮面教師ブラック
仕事……まじ辛たん……。教師、ブラックすぎでしょ。
2.名無しの生徒
せんせー。お疲れさまです。
3.名無しの生徒
またウチの子が怪我したんだけど、どう責任取るつもり?
4.名無しの生徒
>>3 モンペ さんがログインしました。
5.仮面教師ブラック
>>3 うぉぉ……、トラウマスイッチ入るぅ……。
教師が40人もいる生徒全員に目を向けられる訳ねぇだろ! 常考!
はぁ。最近はモンペが増えたせいで無駄な仕事が増えているんだが? お前らのせいで、お前らの子供たちのことを考える時間が減ってるんだが? 猛省して。やくめでしょ?
6.名無しの生徒
かなりのストレスですね。
ちな、せんせーはどこの学校ですか?
7.仮面教師ブラック
>>6 流石に場所は教えられないけど、中学校の教師とだけ伝えとく。14にもなったら、自分のことくらい責任持ってよ。授業外で勝手に怪我しただけなのに、なんで私が怒られなアカンの?
8.名無しの生徒
乙。
9.名無しの生徒
最近の子供たちは賢いよー。先生の辛い所もちゃんと見てるから。
そんなだから、子供たちは教師になりたがらないんだね。
そして、新人が入らないことで起こる教員不足。
10.仮面教師ブラック
>>10 そして、人手不足により抱える仕事が増える。
仕事が増えたことで、教師のやる気や元気が無くなる。
教師の辛い所が見えると、子供達も教師になりたくないと感じる。
まさに、負のスパイラルだね……。
11.名無しの生徒
お疲れイッチ。辛いよね、大変だよね。
なら、なんで教師になったの?
12.仮面教師ブラック
一言で表すなら、『憧れ』かな……。ちょっと話が長くなるかもしれないけれど、聞いてくれるかな?
13.名無しの生徒
ブラックせんせーの授業がはーじまーるよーー!!
14.名無しの生徒
ちょっとぉー! だんしぃー! 静かにしてよぉー!
15.名無しの生徒
>>12 聞いてるよ〜。騒がしくなってるみたいだけど。
16.仮面教師ブラック
キッカケは中学の頃かな……。中学の頃の私は、かなりの勉強バカで、恋愛とか友達付き合いとか、全く気にしない学生生活を送ってたんだ。私の両親は、あんまりお金を持ってなかったから塾にも行けない子供時代だったけれども、いっぱい勉強を頑張って、良い成績を取ったら、きっと将来は幸せになれるんだって、子供ながらに思ってた。
それで、肝心の『憧れ』の相手なんだけど、その頃に勉強バカの私を見てくれてた担任の先生なんだ。ちなみに20代前半の若々しい男性の先生。イケメンって程でもなかったんだけど、分からない所も丁寧に教えてくれたし、応用とか、見るべきポイントとか、とにかく教え方が上手い人だった。
17.名無しの生徒
良い先生に出会えたんだね〜。
ちな、何年くらい前の話ですか?
18.仮面教師ブラック
>>17 大体10年くらい前かな。
19.名無しの生徒
>>18 つまり、せんせーはまだ20代半ばということか……。
ブラックを名乗るには、まだ若いんじゃないの?
20.名無しの生徒
ここで、スレタイを見る。
某小学生探偵「あれれ〜? おかしいぞぉ〜?」
21.名無しの生徒
仮面ライダー、黒いボディ!
仮面ライダー、真ぁっ赤な目ッ!
仮面ライダーブラァァァァック!!
22.名無しの生徒
>>21 RXッ!
23.名無しの生徒
>>21 >>22 懐かしすぎて草生えるわw
24.名無しの生徒
ここは、インターネット老人会ですか?
25.仮面教師ブラック
ちゃうねん……。私の父が特撮のファンで、昔の特撮ヒーロー物のオープニング集を子供の頃に見せられてたの……。だから、耳に残ってて……。私はまだピチピチの20代なんですぅ……。
26.名無しの生徒
>>25 ふ〜ん。
ちな、他に覚えてる奴ある?
27.仮面教師ブラック
>>26 人造人間キカイダーとか。
チェィンジッ!
28.名無しの生徒
………お前ら知ってる?
29.名無しの生徒
おぅ、知ってる知ってる(目逸らし)
30.名無しの生徒
>>27 今ググった。
70年代に放送された特撮だって。
ざっと半世紀以上前に放送された奴
31.名無しの生徒
イッチさん。本当に20代ですか?
『無理があろうと思われます。と言ってる方のコラ画像』
32.仮面教師ブラック
わ、私の年齢なんて、どうでもいいでしょ!?
それよりも続き!
私とせんせーのこれからの話よ!
33.名無しの生徒
こんな加齢臭漂う空気で、今更甘酸っぺぇ話始めるのか?
34.名無しの生徒
>>33 おじぃさんや。あのおばぁさんの目を見んしゃい。
綺麗な目をしてるでしょ? 昔を思い出して心が若返った気分なんじゃ。そっと、聞いてあげましょ。
35.名無しの生徒
>>34 そうじゃな、トメコさんや……。
はて? あなたはどちら様ですか?
36.仮面教師ブラック
あの……続き、書いてもいいですか?
37.名無しの生徒
>>36 はて? あなたはどちら様ですか?
38.名無しの生徒
>>36 すまんが、トイレはどこかのぉ?
39.名無しの生徒
ごめんね。せんせー。ここには要介護者しかいないから、また改めて別のスレで愚痴ってね。
おじぃさん。おばぁさん。今日のご飯は終わりましたよー。
40.名無しの生徒
>>39 はて? あなたは(ry
41.仮面教師ブラック
うわぁぁーーん! スレ乗っ取られた!
もう、帰るぅ!
42.介護戦隊ツラインジャー
介護も教師もブラックで大変ですね……。
登場人物
根山 健人 (ねやま けんと)
〇〇県立南沢小学校に勤務している25歳の若手新人教師。昔にあった出来事で教師に憧れを持つようになり、子供が好きな性格も相まって小学校の教員になって日々、子供たちを指導していた。
若手故のフレッシュさは、職員や生徒、その親たちからも高評価を受けており、将来を有望視されている。
仮面教師ブラック
とある掲示板に颯爽と現れたニューレディ教師(26歳)
愚痴も兼ねてスレ立てしたが、スレをインターネット老人会に乗っ取られてしまった可哀想な人。特撮好きは父親の影響だが、仕事が忙しいせいで、昨今の特撮事情には触れられていない。
元々、語ろうとした彼女と担任の先生の話について。
彼女と先生は、勉強会のお陰で仲が深まっていった(彼女目線)。そんな中、少しずつ彼女の恋心の矛先が先生へと向かっていって、いざ、彼女が告白……という時に、先生の左手薬指にある銀の指輪を初めて発見。先生は近々結婚するから最近付け始めたらしい。お相手は同じ学校の女性教員(めちゃ美人)だった。
そのことで初めて脳破壊を経験した彼女は、先生への『憧れ』を捨てきれず、何を考えたのか自ら教師を目指した。目標は、自分と同じように生徒の脳を破壊して、教師を目指す人を増やすこと。まさに、脳破壊のスパイラル。
………を書こうとしたんだけどね。ダメだったよ。
ちなみに、作者はにわかですので、マニアックな所を突かれてもお答えしかねるのでご注意を。