貞操観念逆転世界へ変わっていく一般人たちの反応   作:ねこ次郎

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お久しぶりです。恥ずかしながら帰ってきました。
投稿頻度は相変わらず不定期ですが、楽しんでいただけたら幸いです。



ちな、章タイトルで10年後と言ってますが、正確には10年後以降のお話が出てきます。作中の年齢等に矛盾を感じた場合は『そういうこった』と流してください。お願いします。


二十七話 おまいらの性癖晒してけ!

 

朝の7時半を少し過ぎた頃になれば、遠くから黄色の帽子を被った小学生の子供たちが続々と登校してくる。

 

いつも通りの平日の今日。僕、根山 健人(ねやま けんと)は朝一から小学校の校門前に立って、登校してくる生徒たちに挨拶をしていた。

 

「せんせー! おはよーございます!」

 

「おはよう! 今日も元気だね!」

 

「うん!」

 

ニパッと朗らかな笑みを浮かべながら、ランドセルを背負った女子生徒が元気よく挨拶してくれる。それに釣られて、他の子たちも口々に「おはよーございます!」と元気な挨拶をしてから、続々と校門を抜けていく。

 

朝の校門前の立哨活動は、名目上、先生たちの自主活動なのだが、登校してくる生徒の安全確認も兼ねているため、全職員が当番を決めて行っている。

 

朝が早いこともあってか、あまり乗り気でない先生もいるが、僕は、この活動が大好きだった。

 

子供たちが元気でいてくれると、こちらも元気を貰えている気がして僕の日々の活力になってくれていた。

 

「わーい! いちばんのりーー!」

 

「あっ、おい! こらーー! 校内を走るんじゃないぞ!!」

 

「きゃーーー!」

 

僕の横を、前傾姿勢になりながら駆け抜けていくわんぱく少年に大きな声で叱るが、聞く耳を持たないのか、楽しげな声を上げて校舎の中へ消えていく。

 

確か、あの子は1組の……

 

「せんせー!!! おはよー!!」

 

「おはよ……うぉっ!?」

 

明るい女の子の声と共に鳩尾あたりに衝撃が走った。僕は慌ててぶつかってきた子を抱き止めて、その子の方に目を向けた。

 

黒い長髪を可愛らしい苺の髪留めで一本に纏めた、赤いランドセルを背負った女の子が、僕の腹部に顔を埋めてグリグリと額を押し付けている。

背中に回された腕がギュッと締められるが、まだ子供、それも女の子の力だからか全然苦しくなく、僕はこの子から毎日向けられる好意に苦笑いを浮かべながら、彼女に語りかけた。

 

「ミキちゃん。毎日元気なのは分かるけど、いきなり抱きつくのは良くないって、先生思うなぁ〜」

 

「えぇー」

 

「えぇーじゃありません」

 

ぐぃっと腰に回された細い腕をほどき、目の前の女子小学生、黒崎未来(くろさき みき)を引き剥がした。彼女は僕が担任している5年2組の生徒だ。

小学生らしい幼い顔に不満の色を浮かべるこの子へ、僕は膝を曲げて目線を合わせた。

 

「良いですか? いくら相手が先生だからといって、簡単に抱きついたりしちゃだめですよ。ミキちゃんは女の子なんだから」

 

「ぶぅー。かんたんじゃないもん。せんせーにだけだもん」

 

「そういう問題じゃなくて……。ほら、早く教室に向かいなさい」

 

「むぅー…………、あっ! ナナちゃん!」

 

いじけた様子で頬を膨らませるミキちゃんだが、校舎に入っていく仲の良いクラスメイトを見つけると、彼女はすぐさまクラスメイトの方へと走り出した。「おはよー!」と仲睦まじく会話を始めている。

 

それを見送った僕は、毎日のように抱きついて甘えてくるミキちゃんに、どう対処しようか頭を悩ませながら、立哨活動を再開するのであった。

 

 

………

 

…………

 

………………

 

 

8時になれば、ほとんどの生徒が登校してきて、僕の本日の校門前での立哨当番が終わった。

 

そそくさと職員室に戻れば、教師たちが集まっている。立哨当番である僕を待っていたのか、僕が到着してすぐに朝のミーティングが開始された。

 

 

「世はなべて事もなし。今日も元気に頑張りましょう」

 

 

教頭先生がそう言って、手をパンパンと打ち鳴らした。

ミーティングは秒で終わった。

 

これは別に職務怠慢というわけではない。

直近には大きな行事が無いので、この学校の教頭先生は、全体に共有すべき事がなければサッサと会議を終わらせて、無駄に教員たちを拘束しないでくれる。ありがたいと僕は思った。

 

僕は、自身が担任している5年2組の時間割を思い出しながら授業の準備に取り掛かった。

 

「根山先生? お時間よろしいですか?」

 

肩を叩かれて背後を振り返れば、そこには、艶やかな黒髪を肩に掛からない程度に切り揃えて、すらっとしたビジネススーツに身を包んでいる吊り目気味のキリッとした女性が僕を見ていた。

いかにも厳しそうな雰囲気を漂わせている彼女だが、僕とこの女性の付き合いは長い。今更、恐縮することなく僕は柔らかい表情で答えた。

 

「大丈夫ですよ、早風先生。何かありましたか?」

 

彼女の名前は、早風 杏音(はやかぜ あんね)。僕の隣のクラス、5年1組の担任の先生である。

 

「えぇ、少し。今日も立哨当番お疲れさまでした。相変わらず元気いっぱいですね」

 

「ん? そうですね、相変わらず子供たちは元気いっぱいで。僕の方が力を貰えてる気がしますよ」

 

「そうではなくって、あなたが……。いえ、これは瑣末なことでしたね」

 

一瞬、早風先生が困った顔になっていたが、すぐに咳払いを一つ打つ。

 

「根山先生。いくら先生が子供好きだからといって、生徒との距離感を測り間違えてはいけませんよ。特に、あなたのクラスの黒崎さんは、ほぼ毎日のように先生に抱き着いているらしいじゃないですか、今朝だってそうです。あまり過度なスキンシップは教職者として御法度ですよ」

 

「うわ、見てたんですかッ!?」

 

「あれだけ校門前で見せつけられ……ごほん。見た見てたの問題じゃありませんよ、根山先生」

 

早風先生の嗜めるような視線を向けてくる。

 

「そりゃ、僕だって理解してますよ。けれども、ミキちゃんはまだ11歳の子供ですよ。家庭環境もあまり良くないみたいですし、親代わりに甘えさせてあげるのも教師、特に小学校の教師の務めじゃありませんか?」

 

僕は言い訳がましくも、早風先生に自身の信条を伝えた。

まだ幼い子供たちにとって、僕たち教員は親の様な立場にあると僕は考えている。子供たちを学ばせて育てることが大事で、あの子たちの健やかな成長にはそれ相応の親心を持って接するべきだと僕は心に決めていた。

 

その信条を聞いていた早風先生は、なぜか呆れたような、力が抜けたような様子でため息を一つ溢していた。

 

話はこれで終わりかと思っていた僕だったが、早風先生は僕の肩を強く叩いて真剣な眼差しで僕の目を見つめてきた。

 

「痛ぁ! 何するんですかぁ!?」

 

「根山先生。確かに先生の信条には一理あります。子供たちを大切にするのはとても良いことですが、一つ、絶対に気をつけてほしいことがあります」

 

「なんですか……?」

 

「良いですか? 根山先生。子供、それも11歳の女の子に甘い顔を見せすぎると、きっと後悔しますよ。なにせ……」

 

 

 

 

女の子の成長は、早いんですから

 

 

 

 

「……………」

 

「ですから、気をつけてくださいね。根山先生。たとえ相手がまだ初潮も迎えていない幼子だったとしても十分注意してください。……では、また後ほど」

 

そう言って、早風先生は、既に机の上にある教科書を纏めて職員室を出て行った。

 

そんな彼女を見送った僕は、時計がもう間も無く朝の会が始まろうとしている時間を指していることに気がついて、大至急で教科書を纏めて職員室を出た。

 

 

最後に僕に向けた早風先生の言葉は、結局、これから始まる忙しい日々の中で朧げに消えていくのであった。

 

 

 

 

 

 

【雑談スレ】おまいらの性癖晒してけ!

 

1.名無し

このスレは、自分が抱えている性癖を赤裸々に語っていくスレやから、気軽にレスしてクレメンス。

 

ちな、ワイはオッパイに顔を埋めてクンカクンカするのが好き

 

2.名無し

>>1 スレ立て乙

 

3.名無し

>>1 オーソドックスな性癖だね。

 

大きいπこそ正義。下から支えるブラジャーに俺はなりたい。

 

4.名無し

>>3 ブラ虐定期

暴力的な乙杯で暴力されたい。

 

5.ちっぱいスキー

おっぱい星人ばかりなので、ここで一石投入。

 

肋骨を感じられる程のちっぱいこそ至高。

 

6.名無し

>>5 おっ? やるか?

 

7.名無し

>>5 これはスレが荒れる予感!?

 

8.名無し

>>5 存在すら怪しいちっぱいなんぞ。

所詮、胸囲の格差社会の敗北者じゃけ。

 

9.ちっぱいスキー

>>8 はい……ぼく……しゃ? ……はぁ、はぁ

 

取り消せよッ! 今の言葉ぁ!!!

 

10.名無し

>>9 ちっぱいしか知らぬお主にとっておきの言葉をくれてやろう。

 

大は小を兼ねる

 

11.ちっぱいスキー

おまいらが言う大きい胸なんて、ただのデブか、二次元の妄想か、人工の詰め物くらいなんだろ? もっと現実を見ろよ。

 

 

「このおっぱいは養殖だよ。食べられないね」

『サラリーマンが料理の評論をしている画像』

 

12.名無し

>>11 げんじつ?

 

13.名無し

>>11 あっ………うん……。

 

14.名無し

>>11 あっ(察し)

 

15.ちっぱいスキー

な、なんなんだよおまいら……、俺が何か変なこと言ったか?

大きいおっぱいが性癖だなんて、AVの見過ぎなだけだろ?

 

16.名無し

>>15 良いですか。落ち着いて聞いてください。

 

15年前の20〜30代の日本人の平均バストは70前後でした。

ですが、ここ数年の統計では上昇傾向にありまして……。

今では、84が平均バストサイズです。

 

17.名無し

>>16 こ、これが……天然モノのおっぱい……。

 

 

「なんちゅうもんを食わせてくれたんや……」

「これに比べたら>>15の言うちっぱいはカスや」

『お爺ちゃんが涙を流して感動している画像』

 

18.名無し

>>16 ちな、海外含めると90超えてるらしい。

偉い人は、「ホルモンの影響でカラダの脂肪が胸や尻に行きやすくなった」って言ってた。

 

19.名無し

>>18 もう、お前、それエロい人だろ。

 

20.名無し

>>15 ちっぱいは死んだ。もう居ないッ!

 

21.ちっぱいスキー

>>16 う、うそやろ……。世の中、そんなに進んでたんか?

 

22.名無し

>>21 いつからニートになったのか知らんが、

 

現実を見るべきなのは、お前の方だったようだな。

 

23.ちっぱいスキー

い、嫌だ……。貧乳はステータスなんや。希少価値なんや!!

 

俺は諦めないぞ! 絶対にちっぱいを気にして恥ずかしがってる彼女と、甘々密着ラブラブエッチをするんや!!

 

24.ひんぬー娘♡

>>23 へぇ。そんなにちっぱいが好きなんだぁ♡

ウチ、胸が小さいのがコンプレックスなんだけど……キミとなら気が合いそう♡ キミ、どこ住み?

 

25.名無し

>>24 は? なんやコイツ?

 

26.名無し

>>24 い、いかん!? 直結厨じゃ!!

 

27.ひんぬー娘♡

>>23 ね〜ぇ〜♡ 早く教えてよぉ♡ 今、すっごくムラムラしてきちゃって♡ 早く会いたいな♡

 

28.ちっぱいスキー

>>27 ほ、ほんとに会えるのか……。スケベちっぱい娘に?

 

29.名無し

乗るなッ! ちっぱいィッ!!

 

30.名無し

ダメじゃ……もう、奴に正常な判断は出来ぬ……。

 

〇〇県△△市××2丁目423

 

31.名無し

>>30 サラっと個人情報晒してて草w

 

K県Y市〇〇町105◯◯マンション××号室

 

32.名無し

ID違うのにノリノリなの大森林w

 

33.ちっぱいスキー

ちっぱいに逢うためなら……、13年のニート生活も惜しくないッ!!

 

T都S区◯丁目△△

 

34.ひんぬー娘♡

>>33 うわ♡マジ近じゃん♡

 

すぐ会お♡ いつ会う? 今からそっち行くね♡

 

35.名無し

こうして、>>33は、どスケベちっぱい娘にコッテリ搾られて、性癖の沼に沈みこまされるのであった。

 

36.名無し

>>33 に黙祷

 

37.名無し

>>33を止められなかった……。

ワイらの性癖は、とっくの昔に直結厨たちに歪まされたんや……。

 

38.名無し

元ロリコンのワイが通りますよー。

 

 

……ん? 今は?

巨乳嫁の赤ちゃんになってますが、なにか?

 

39.名無し

今やオタク御用達の掲示板も、性欲モンスターたちの狩場になった。喰われた掲示板民は皆、性癖を破壊されたんだ。

 

「もうダメだ……お終いだ……」

『OTLする野菜人の画像』

 

40.名無し

ちっぱいスキーの性癖「……あばよ。ダチ公」

 

『派手な男が真っ白に燃え尽きてしまった画像』

 

41.名無し

>>40「アニキーーーッ!!」

 

 

 

 

 





登場人物

根山 健人

生徒からも先生方からも好かれているフレッシュマン教師。
子供たちの親代わりになりたいと常日頃から思い、近年稀に見る覚悟ガンギマリな小学校教員。
一つ年上の先輩女性教員に忠告されたが「子供が親に甘えている程度のことだろ。大丈夫、大丈夫ッ」って軽く考えている。

黒崎 未来

5年2組のクラスの中でも3本の指に入る程の美少女小学生。友達も多く、クラスの人気者だが、親が厳しいこともあってか放課後は習い事ばかりで学校終わりに友達と遊べないことに不満を持っている。
また、両親のデキ婚(通算n回目の逆レ)の末に産まれた子であったため、冷めつつある家庭環境からか、優しくてかっこいい大人の先生に甘えることで心のバランスを保っている。


早風 杏音

5年1組を担任している26歳の女教師。職員室ではキリッと厳しい雰囲気を漂わせているが、生徒たちがいる教室では、ゆるふわお姉さんとして子供たち接している。同僚の根山は「初めて見た時は、誰ぇ!? って思いました」と語っている。
ちなみに、このギャップは大人が苦手な性格と、仕事への責任感が合わさった結果でそうなった。
根山先生のことは、子供好きの所にシンパシーを感じていて、たまに食事に誘ったり誘われたりしていて、少し気になっている。


スレ関連

ちっぱいスキー

大学受験に失敗し、就職する間も無くそのままニートへ。
動画サイトで見たロリに粛清されてから、ちっぱいにしか興味を抱けないロリコン(ゴミ)になった。13年間燻っていたが、ロリコンパワーで愛しのまな板へ出逢いに行った。
だが、待っていたのは、お茶碗だった。


直結厨

男を狙うニューレディたちの魔の手が、マッチングアプリやSNSを越えて掲示板にもやってきた。特に、元陰キャ女子が活発に活動しており、地雷系広告にも負けず劣らずの過激さで掲示板に隠れている雄をハンティングする。
ひんぬー娘♡もその1人で、雌々しい貧乳(比較的)な甘々ボディで、ちっぱいスキーを、私でしか抜けないカラダにした。その後、ひんぬー娘♡の彼氏になった彼は、自信を取り戻して無事、仕事が見つかって2人+αと幸せになりました。
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