貞操観念逆転世界へ変わっていく一般人たちの反応   作:ねこ次郎

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間章。とある人物の物語です。
掲示板は、その時々の世界観を感じでいただければと思います。
どうぞ、お楽しみください!



間章〜 とある一般人だった人とその他の反応
四十三話 日本マジで始まったわwwwww


 

【朗報】日本マジで始まったわwwwww

 

1.名無しさん

ニホンさん、ついに結婚制度の改正案が可決!

一夫一妻制度の廃止を決定!!

日本マジ始まったわwww

 

2.名無しさん

う〜ん、この

 

3.名無しさん

つまり、どういうことだってばよ?

 

4.名無しさん

浮気し放題! ヤリ放題!

不倫、離婚、重婚なんでも御座れ、とか。

 

日本は一体、どこに向かおうとしているんだろう。

 

5.名無しさん

>>1 こんな愚策を成立させる政治家に投票した人、バカだろ。反省してクレメンス

 

6.名無しさん

>>4 流石に不義理すぎて草ww

重婚はまだしも、常識的に考えて不倫はダメだろww

 

7.名無しさん

>>6 でも、この改正のお陰で、

いつでもどこでも誰とでも、ズッコンバッコンできるんだぜ?

 

8.名無しさん

>>7 あっ♡

 

9.名無しさん

>>7 なるほど……つまりNTRエッチも合法……っと。

 

10.名無しさん

やめてくれ、>>9。その術はウチに効く。

 

11.名無しさん

その日の彼は少し熱っぽかった。

でも頭マ◯コの私はそれに気づく事なく彼とサヨナラをした。

その日の晩。彼がいつもシテくれた『洗浄』を思い出してクチュクチュしていると、愛しの彼から一通のRINEが……。

何気なく開くとそこには一本の動画。映っているのは、見覚えのない金髪の女と、今まで見たことがないトロけ顔を見せる彼だった。

 

『いぇ〜い! カノジョ見てるぅ〜? 今、アンタのカレシと繋がってるから〜♡あっ、今はもうウチのカレピだったね♡ カレピも最高にキモチいい顔してんね♡ あっ♡硬ぁ♡ おほっ♡ イクぅぅ♡』

 

下卑た女の甲高い声と濡れた肉をぶつけ合う音が小さなスマホのスピーカーから聞こえてくる。嫌。聞きたくない。聞きたくないのに……

クチュクチュ、プシャーッ

私は下半身に伸びた手を止められず独りで果てた。

 

12.名無しさん

ゔっ………ふう。

 

13.名無しさん

ゔぅ……心がキュッてなるのに、おま◯こもキュ〜ッ♡ってなるぅ〜

 

14.名無しさん

そも、『男の子の日』が近い男を放置して『浄化』してる女も情けないよね。

女ならギュッてして、ぱふぱふ♡して、ちゃんと解消させてあげないと!

 

15.名無しさん

>>14 皆が皆、男の子の発情を察知できるわけがないんだわな。

そうじゃなきゃ、頭マ◯コじゃなかっただろうし。

 

16.名無しさん

モジモジしながら『今日……男の子の日なんだ……』って顔真っ赤にしながら恥ずかしそうに伝えてくる男にしかない栄養素が存在していることについて、学会で発表されたことは知ってるな?

 

17.名無しさん

>>16 当然知ってるさ。ビタミン並みの必須栄養素だからね。

 

18.名無しさん

>>16 定期的に接種しないと『洗浄』が捗らないんだ。はやくクレヨン

 

19.名無しさん

>>17

>>18

お薬増やしておきますね(^^)

 

『ガチ恋距離の男の子(発情中)の画像』

 

20.名無しさん

うほっ♡ お股が勝手に開いてくるぜ……♡

 

21.名無しさん

あぁー♡ こんなの見せられたら、お迎えしたい欲が高まってしょうがないねぇ♡ おらっ! 発情ち◯ぽ出せッ!

 

22.名無しさん

喪女ウチ。30年間生きてきた中で『男の子の日』の男性に出会ったことがないんですが?

 

やっぱり、男の子の日ってウチら頭おま◯こが作り出した妄想なんじゃないのかな?

 

23.名無しさん

>>22 はっ。情弱乙ww

お前が発情おち◯こを知らないだけ定期ww

ちな、ワイ彼はいっつも発情期で、おま◯こ乾く暇ないわww

 

24.名無しさん

>>23 見栄張るなよ。弱く見えるぞ。

 

25.名無しさん

>>23 妄想癖喪女は二次元にお帰りください。

 

26.名無しさん

>>23 こいつは何を言ってるんだ? キャサリンは訝しんだ。

 

27.名無しさん

>>23さん。落ち着いて聞いてください。

『男の子の日』は稀だから『男の子の日』って呼ぶんですよ?

 

28.名無しさん

>>27 知ってるわボケ!

ネタにマジレスとかキモすぎワロスwww

 

29.名無しさん

>>28 通報しました。一生ROMってろ。

 

30.名無しさん

『男の子の日』は稀だから頻度も不明だし、一生『男の子の日』にならない人もいるらしい。

 

だから、貴重なチンを広く分け与えるためには、一夫一妻制度が足枷になるんですよ。だから、制度を捨てる必要があったんですね。

 

31.名無しさん

>>30 メ ガ ト ン コ イ ン

 

32.名無しさん

>>30 パイは溢れそうなほどあるのにね。パイパイ♡

 

33.名無しさん

>>32 ホットドッグ食べたくなってきた。

 

34.名無しさん

>>33 トッピングはもちろん、ホワイトチーズソース(意味深)だよね♡

 

35.名無しさん

あー。多夫多妻制度になるなら、私にも、いくらでもセックスできる彼氏が欲しいなぁーーー!

 

 

 

 

 

これは、遠き日の記憶。

まだ無邪気で幼かった私の記憶だ。

 

「じゃね〜!」

「ばいば〜い!」

 

いつも通りに私は友達の女の子とさよならをする。

時刻は、西向きに落ちていく太陽が眩しく感じる頃。小学校でも仲が良くて、学校が終った後もよく一緒に遊んでいた友達に手を振って、私は赤色のランドセルの肩紐に手を掛けて駆け出した。

 

行き先はもちろん私の家だ。

 

「はっ、はっ、あはっ」

 

私は楽しかった気持ちを胸の内に抱え込んだまま走る。

大した理由なんてない。ただ、なんとなく、この楽しかった気持ちを、早く早く、大切な人に伝えたくて、私は無邪気なまま走った。

 

「はっ、はっ、ただいまぁ〜!」

 

息を切らしながら帰ってきた私は、私とお母さんが住むアパートの玄関を開けた。靴を脱いで踵を揃えて並べる。それから、ドタドタとお母さんが待っているであろうリビングへと足を早めた。

 

「ただいまー! おかあさんっ!」

 

「あら? おかえりなさい。どうしたの? そんなにバタバタして」

 

リビングのカーペットの上で、お母さんは洗濯物を畳んでいた。

そんなお母さんに、私は持って帰ってきた感情のままに今日の出来事を話した。

 

「あのね、今日ね、ミッちゃんと駆けっこしたの! ミッちゃん凄く速いんだよ! わたし、全然追いつかなかった!」

 

ミッちゃんとは、さっきまで遊んでいた友達のことだ。

あだ名ばかりで呼んでいたからか、フルネームは思い出せない。

 

「へぇ〜。そう。ミッちゃんは凄いのね」

 

「うん! 今度の体育会のリレーはね。ミッちゃんがアンカーを走るんだって! んで、その前が私! ミッちゃんに一位でバトンを渡すんだー!」

 

「うんうん。頑張ってね」

 

「それでね! それでね! ……えっと、あのね、今度の体育会、来てほしいな……って……」

 

言葉が尻すぼんでいく。

小学校の体育会。年に一度の学校行事で、私も他の皆んなも張り切っていたのを覚えている。頑張っている私をお母さんに観にきてほしい。それは子供にとって当たり前の感情だった。

 

でも……

 

「ごめんね。お母さん、その日もお仕事があるの。ごめんね」

 

お母さんは忙しい人だった。

私が朝起きてもお母さんは家にはいないのが常で、既に家を発って仕事に向かっているからだ。こうやって、娘の学校行事にも行けないくらいに、お母さんは忙しく働いている。

 

「………うん。分かった。お仕事なら、しょうがないよね……」

 

このやり取りは初めてではない。何度も何度もお母さんを誘っては、私は断られ続けている。少し落ち込んでしまうものの、諦めるのは慣れたものだった。

 

でも、そんな落ち込む私に、お母さんは洗濯物を畳む手を止めて、私の身体をギュッと抱きしめてきた。柔らかくて大きなものに包まれた気がして、悲しかった気持ちが暖かいものに変わっていく。

 

「ごめんなさいね。……でも、体育会のお弁当は、うんと張り切って作るから。ほら、京菜(きょうな)が好きな甘い卵焼きもたくさん入れてあげるからね」

 

「ほんと!? わーい! 京菜、卵焼き大好きッ!」

 

私は嬉しくなって、お母さんにギュッと無邪気に抱きついた。暖かくて優しいお母さんの香り。それをいっぱいに吸って、私はさっきまでの悲しかった気持ちを忘れていく。

 

だけど、それでも消えない気持ち(疑問)が残っていた。

 

「………お母さん」

 

「なあに? 京菜?」

 

「なんで、(うち)には、お父さん(・・・・)がいないの?」

 

「…………」

 

お母さんは何も答えてくれなかった。

ただ、私の背に回した腕でギュッと抱きしめるだけだった。

慰めるように、謝るように、ただただ、お母さんは私を抱きしめていた。

 

これは遠い記憶。

特段、特別でもないお母さんとの記憶。

けれども、こんなやり取りが続けば否応なしに刷り込まれる。

 

私は()が嫌いになった。

 

 

…………

 

………………

 

……………………

 

ここはとある公立大学の教室。

私、雨宮 京菜(あめみや きょうな)は頬杖を付いて誰もいない教卓を眺めていた。

今日も大して面白くない授業が待っていると考えると憂鬱になるが、大卒資格を取る上での単位取得には必須科目なので、否応なしに受けなければならない授業だった。

 

周囲はザワザワと雑談やお友達トークで騒がしくなっている。

私はそれを何となしに聞き流しつつ、ぼんやりと眺めていた。

 

鐘が鳴る。定刻になったことで授業が開始された。

教卓に登ったのは、無駄に大きな乳をバルンバルンと揺らしている40代後半のおばさん教師だった。顔つきはいかにも真面目そうで、それでいて高慢な性格のおばさんだった。

風の噂では、あの成りで彼女は独身の喪女だそうだ。………らしいと言えばらしいか。

 

『え〜……で、あるからして〜』

 

おばさん教師は、妙に耳に残る甲高い声で話しながらカツカツと黒板に授業内容を転写していく。

だが、こちらの様子に一切目を向ける事なく進めていく姿は、まるで自分の仕事だけを終わらせればいいという自己中心的な考えが透けて見えるようで、周囲の生徒も興味なさげに彼女の授業を聞き流していた。

 

おばさん教師は、黒板を隅まで書き終えると黒板を上にスライドさせ、裏に隠れていた2枚目の黒板に向かって授業を進めた。

途端に周囲の生徒たちは各々のスマホを取り出して、黒板の隅々まで書かれた内容を写す。このおばさん教師の単位習得のためには後のテストで点を取る必要があった。だから、こんな下手くそな授業をしている癖に、生徒たちには授業内容を覚えることを強制している。

私の隣にいる生徒もスマホのカメラを黒板に向けているが、シャッター音は一切鳴らない。露骨に鳴らすとおばさん教師の醜い怒声で無駄な時間が増えてしまうから、スマホを構えている人全員が専用アプリを使ってシャッター音を消している。………まぁ、私も使うんだけどね。文明の力、最高。

 

2枚目の黒板も使い切り、3枚目の半ばまで到達した頃に授業の終了を告げる鐘が鳴った。

 

『次の単位でテストするからちゃんと復習しておくように』

 

それだけ告げて、おばさん教師は大きな胸を得意げに揺らしながら教室を出て行った。そうして、黒板にシャッターの嵐が殺到したのち、生徒たちは各々に席を立ち始めた。

 

「きょ〜にゃ〜ん!」

 

私も、と席を立とうとした時、甘ったるい声で私を呼ぶ声が聞こえてきた。私が声の方向に目を向ける前に、モニュ。と柔らかくて重い衝撃が右肩を襲ってきた。……少しイラッとした。

 

「絵梨花、どうしたの?」

 

私に唐突に抱きついてきた女、工藤 絵梨花(くどう えりか)は「にへへ〜」と笑って猫のように私に擦り寄ってくる。大きい膨らみがモニュモニュと私の身体で潰れていて、また更に不機嫌ゲージが増した。

 

「京にゃ〜ん、さっきのトシおばの愛人データ、持ってるでしょ〜? ウチにも分けてほしいにゃ〜♡」

 

「…………またぁ? いい加減、写真くらい自分で撮りなよ」

「にへへ〜。ごめーんねっ♡」

 

呆れて対応がおざなりになる私に、当の絵梨花は人好きがするような笑みを浮かべて私に懇願している。ちなみに、トシおばは、さっきのおばさん教師で、愛人データとは黒板に書かれた授業内容のことだ。黒板ばかりと授業している姿から、そう揶揄されていた。授業が終わった今、黒板にあった内容は半分以上が消されて、今も着々と綺麗な黒板へと変わっている。

 

私は、手に持ったスマホを軽く操作して絵梨花にデータを送った。

着信音を聞いてスマホを開いた絵梨花は「やったぁ♡」と呟いて私から離れると、「ありがとう〜♡ やっぱり京にゃんは頼りになるよ〜♡」と甘えた口調でお礼を返してきた。

 

「ほんと、ありがと! 京にゃん♡ お礼に可愛い男の子紹介してあげるから! ってか、今度の合コン来なよ。京にゃんが好きそうな子呼んでるからさぁ〜」

 

「えっ、いいよ。別に興味ないし」

 

「またまたぁ〜♡ 京にゃんはお堅いね〜、大学生は大学生らしく、ズポズポパンパンして、いっぱい経験しないとダメだよ〜? ……それにぃ〜」

 

またもやニマニマした顔で私に近づいてくる絵梨花。今度は私の耳元まで顔を近づけて、声を抑えた内緒話をしてきた。

 

「今度の合コン、3人来るらしいんだけどぉ。その1人がなんと……」

 

「………なんと?」

 

内緒話で溜めを作るなんて器用な……

 

 

 

「  Fティック らしいよ?」

 

 

「ッ!?」

 

私は絵梨花の一言で身震いした。それは、なんというか……デッッッッッ!? ていう感じの………いや、私は実際にお目にかかれたことがないけど、実際に見たらビックリするだろうね。多分。

 

「にへへ〜♡ その反応、やっぱり興味あんじゃん♡ ほら、お気に入りのFティックを見に行こうよ〜、京にゃんクールで可愛いから、男の子受けするよ〜」

 

絵梨花が執こく私の肩を揺らしてくるから、私は仕方なく折れることにした。

 

「………はぁ、そこまで頼むなら、行こうかな」

 

「やった♡ ……ってそんな事言って〜、噂の巨根男子を見たいだけでしょ〜? むっつりスケベめ〜、このこの〜」

 

「あっ、ちょっ! やめなさいっ!」

 

絵梨花におふざけで身体を弄られて私は彼女の手から逃れた。

 

そうこうしている間に次の講義が迫っている。

別の講義を受ける予定の絵梨花と別れて私は、次も始まるつまらない授業を思い出して、重い足取りで別の教室に向かうのであった。

 

 

……嘘。めっちゃ足取りは軽かった。

合コンで会うFティック男子のことに妄想が捗ったのは言うまでもないよね。

 

 

 






登場人物

雨宮 京菜 (あめみや きょうな)

一般大学生ニューレディ。胸は小さめ。
幼少の頃から父親とは一度も会ったことがなく、女手1人で育てられた。母親の愛情を一身に受けた結果、父親のような男に忌避感がある。……それはそれとして、一般ニューレディらしい性欲は持っているので、一般ニューレディらしく男の人とのセックスに憧れがあった。


工藤 絵梨花 (くどう えりか)

一般大学生ニューレディ。身長は低めなのにおっきい。
大学で京菜と一緒になった。勉強より遊びが大事な子で、どこから集めたのか、大学生くらいのニューボーイを誘って合コンを企画してくれる良い奴。処女は卒業済み。


*用語解説

『Fティック』
・使い方は、◯ティックであり、◯の部分にAから昇順のアルファベットが入る。これは、男の人の男性器の勃起時のサイズを測るための単位である。サイズ感は、Aが親指サイズ。Eがトイレットペーパーの芯くらい。おおよそのニューボーイがB〜Cであり、Fは眉唾物である。

・なぜ、これが生まれたかと言うと、ニューボーイの勃起時の痛みが強く、そうなっても痛くさせないために、ニューボーイの間ではペニスガード(所謂、貞操帯)を装着するようになった。また服のデザインも、それを前提にした物が多く、大きい貞操帯ほど、合う服のデザインも少ない。

・当初はスティック(stick)だったが言いにくく、結局、sが取れてティック(tick)が流行した。イギリスのスラングでは「性能が良い」という使われ方も相まって、男性器のサイズを表す単位になった。



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