貞操観念逆転世界へ変わっていく一般人たちの反応 作:ねこ次郎
今日の勤務が終わって自家用のスマホの電源を入ると、ピコン♪と通知音が鳴った。それは電源を切っていた間に届いていたメッセージアプリからの通知で、画面には一件のメールが。
「あ、もうそんなに経っていたか」
僕、
この2週間は僕にとって怒涛の日々だった。
ひょんなことで拾ってきた女の子(自称未来人)雨宮さんの面倒を見ることになって、女性付き合いが殆ど無かった僕は、まるでマインスイーパーのように手探りで彼女とのコミュニケーションを重ねていた。
全てが順調だった訳ではないものの、彼女の地雷を踏んだことは、おそらく無かったように思う。
一つ幸いだったのは、雨宮さんが僕と暮らすことに協力的だったことだ。
僕が、つい一人暮らしの頃の癖で、風呂場から上裸でリビングに出て鉢合わせしてしまった時は『しまった!?』と思い、驚く雨宮さんに僕は慌てて平謝りするものの、彼女は少し顔を赤くしてニッコリと微笑み許してくれた。*1
家事や料理だってそうだ。
彼女は、掃除が苦手だった僕を気遣って率先的にやってくれたし*2、料理も、一人暮らしの僕が普段から作っているような雑な男飯でも美味しそうに食べてくれた。*3
もちろん、雨宮さんが作る日もあって、少し甘めな味付けの卵焼きが美味しかった記憶があった。*4
そんな、家庭的で温和で、それでいてテレビで見るモデルみたいに容姿とスタイルが整っているのに素朴な感じの女性と2週間も同棲していれば、僕みたいな男社会で生きてきた人が惹かれてしまうのも自然な事だった。
物思いに耽っていた僕は、改めてスマホの画面に視線を向ける。
送られてきたのは、雨宮さん
内容は、とても淡白な文面で端的で、それが何回も繰り返されてきた事だということが如実に表れている。
『お疲れさまです。今から掃除に伺いますね』
たったそれだけの文章。今から1時間くらい前に届いたメールを見て、僕はふと思った。
「そういえば、ミーちゃんは雨宮さんのこと知っていたかな?」
そんな疑問を持ちながら、僕は雨宮さんが待つ一人暮らしだったアパートへと足を速めた。
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【雑談スレ】ウチらが貞操観念逆転世界に行ったら何したい?『スレ立て日:21××年3月○○日』
1.名無しのニューレディ
好きに書いてクレメンス
2.名無しのニューレディ
男女比100:1の世界に行って、毎日男を取っ替え引っ換えしたい。
3.名無しのニューレディ
ウチらみたいにオラオラ調子乗ってる男をオス堕ちさせて、ウチでしか抜けない身体にしてやりたい。
4.名無しのニューレディ
>>3 でも、その世界の女が今のニューボーイみたいに冷たいせいで、自信がなくなっている男に、楽しいSEX♡を教え込んで、モテ男に改造するのも良いよね。
5.名無しのニューレディ
>>4 分かるわ〜。
カッコよくなってモテ男になった彼が、私でしか興奮しないような身体になったら、もう優越感爆上がりよ。
6.名無しのニューレディ
ウチの魅惑のボディでWSSを量産するんや。
むち♡ むち♡ ぷるん♡
7.名無しのニューレディ
男女比が狂った世界で人類滅亡を防ぐためっていう建前で、セッが義務化した世界とか最高じゃない?
性欲を激らせた若オスと、おま◯こ壊れるぐらいのセッがしたい。
8.名無しのニューレディ
>>7 でも、大概当てがわれるのが、40近いブサデブおじさんなんだよ定期
9.名無しのニューレディ
>>8 それの何がいけない?(真顔)
10.名無しのニューレディ
ブサデブおじさんの種付けプレス大好きおばさん「ブサデブおじさんの種付けプレスは良いぞぉ♡ うっ、膣液でるッ♡」
11.名無しのニューレディ
80キロぐらいのオス臭漂う脂肪に押し潰されて、ウチは抵抗できなくて(しなくて♡)無理やり発情おま◯こに、巨チンおじさんを抜き差しさせられて、「やめてぇ!♡♡」って叫んでも止めてくれなくて、おじさんの無責任中出しに、ウチの足は、きゅっ♡ておじさんの腰に回っちゃうの! ゔっ、イクッ♡
12.名無しのニューレディ
>>11 欲望がスケスケなんだが?
……ふぅ
13.名無しのニューレディ
>>11 止める気無くて草なんだがww
ちょっとイく……ゔっ♡
14.名無しのニューレディ
一気に膣液臭くなりましたねww
てか、そもそも、おまいらに男たちと面を向かって話せる度胸あるの?
処女拗らせた喪女どもの癖に。
15.名無しのニューレディ
>>14 べ、べべべ別に大丈夫だし!
16.名無しのニューレディ
>>14 も、ももも喪女じゃねぇし!(震え声)
ただ、ちょっと内気で恥ずかしがり屋な女の子なだけだし!
17.名無しのニューレディ
>>14 ウチは毎日、男を取っ替え引っ替えしておま◯こ乾く暇もないもんね〜♪ だからウチが喪女とかありえな〜い♪
まぁ、二次元での話なんだけどね。ハハッ♪(泣き顔)
18.名無しのニューレディ
シリコン製の恋人な現実は置いといて。ここは貞操観念逆転世界の話に戻ろうや。
取り敢えず、近所のオスガキの女性観をぐちゃぐちゃにしたいね♡
19.名無しのニューレディ
>>18 薄着のシャツで豊満なJカップ乙パイを惜しげもなく主張して、「どぉ? 君のお母さんよりおっきいでしょ♡」とか言いてぇ!!
その後に、顔真っ赤にしてチンピクしてるショタを無理やりハグハグして、ウチで精通記念日迎えさせてぇ!!
20.名無しのニューレディ
>>19 なお、現実ではゴミを見る様な目で見られて即通報されます。
現実は辛いね。
21.名無しのニューレディ
だから、痴姦防止ポスターが電車の中とか、そこら中に貼っているんですね。
おー怖い怖い……パイ乙仕舞っとこ〜。
22.名無しのニューレディ
そういえば、古い本のシチュで、男性が電車で女性の恥部をモミモミする描写があって、とってもエッチだと思いました。『痴漢』って言うんですけど……
23.名無しのニューレディ
痴漢……なんて、エッチなの……
24.名無しのニューレディ
『
25.名無しのニューレディ
26.名無しのニューレディ
>>25 レ点が必要ですね。分かります。
27.名無しのニューレディ
>>25 イッてんじゃねぇよww!
28.名無しのニューレディ
つまり、貞操観念逆転世界なら痴漢オッケーってことね。
元の世界なら犯罪だけど、こっちなら合法とかパラダイスですか?
もう、私たちニューレディの為に作られた世界だろ常考
29.名無しのニューレディ
>>28 創作なんだもんね定期
………てか、100年前くらいは貞操観念が今と違ってたらしいんだよね。歴史の授業で習った記憶がある。
30.名無しのニューレディ
ほんそれ。
セックスは男が主導だったって聞いて、当時のウチは宇宙猫になったわ。
31.名無しのニューレディ
まぁ、今も違う意味で男の子主導だけどね。
男の子の日が来るまでに好感度を稼いでおかないと、出来るものも出来ないからね。
……どうして、ここまでセッの難易度を上げたのか、これが分からない。
32.名無しのニューレディ
あーあ、どこかにウチのことが大好きで、簡単にエッチしてくれる男の人いないかなーーー(願望)
33.名無しのニューレディ
>>32 龍『その願いは、私の力を超えている……』
『超巨大な神龍(メス)の画像』
34.名無しのニューレディ
>>33 ちなつ「あの〜、神龍を名乗るの、やめてもらってもいいですか?」
『40代のおばさんがパソコンの前で煽っている画像』
35.名無しのニューレディ
ウチも早く貞操観念逆転世界に行きたいな〜
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独身寮のリビングは狭い。具体的には6畳くらい。
トイレと風呂は別々だがキッチンは廊下の道中にある等、詰める所は詰めたLDKのアパートは、僕だけならともかく、雨宮さんという同居人を含めれば、いささか手狭だと言えた。
そんな窮屈なリビングの中、僕と雨宮さんは隣り合ってカーペットの上で正座している。
小さな机を挟んだ対面には、2人掛けのソファを陣取って、凛とした雰囲気を漂わせた女子高校生が瞑目しながらお茶を啜っていた。僕は、そんな彼女の一挙手一投足に固唾を呑んで沈黙していた。
「……はぁ……、兄さんの言いたい事は分かりました」
コトリ、と湯呑みが机の上に置かれると同時に、彼女は呆れたように溜め息を溢してから、閉じていた目を開いて僕を見つめてきた。
その丸っこい目は、他人に柔和で人懐っこい印象を与えるのだろうが、今だけは、その目を鋭く細めて僕を半眼で睨んできている。
今の彼女は怒っていた。僕はそれをハッキリ認知できたが、何に怒っているのか分からないから、こうして僕は自分の部屋にいるのに肩身が狭い思いをしていた。
「兄さんが優しい人なのは私がよく知っていますが、だからといって、こんな狭いアパートに女の人を……それも若い女性を連れ込んで同棲なんて……は、破廉恥です!」
「いや、だからそれは……」
「分かっています。この人が身寄りがなくて頼れる人がいない状況だから仕方ない、と。兄さんは隠し事が下手だから、それが本当の事なのは十分に分かりました。それでも理解できませんが……はぁ」
彼女はまたもや溜め息を吐きながら頭を抱えた。僕も気まずい気持ちになって視線が泳いでしまう。
不意に右膝をちょいちょいと突かれた。
それに釣られて右隣を見ると、何のことかさっぱり分かっていない様子で困惑している雨宮さんがいた。そう言えば、雨宮さんも剣呑な雰囲気に呑まれてか、自然と僕の隣に座っていたな……。
「金井さん、金井さん。こんな時に聞くのも何だと思うのですが、目の前にいるこの子は一体、どなたでしょうか?」
雨宮さんはオドオドしながら聞いてきた。そうだった、まだ彼女にこの子のことを紹介していなかったな。
「あぁ、この子は…「兄さん」、はい」
目の前にいる年下の女の子の一声で僕は口を閉じて固まってしまった。彼女の剣呑な雰囲気に、今の僕は黙り込むことしか出来ない。こんな情けない僕でごめんよ……。
僕を封殺した彼女は、こほん、と咳払いを一つして改まった様子で雨宮さんの方へ身体ごと視線を向けた。
「先程は動揺しちゃってすみません。私は
「つ、付き……!?」
「違うよ。ミーちゃ「兄さん?」……都子ちゃんとはそんな関係じゃなくって、偶に矢沢さんから頼まれて、部屋の掃除とかを手伝ってくれる仲なだけだから」
僕が慌てて、勘違いしていそうな雨宮さんに弁明する。つい溢しそうになった普段の呼び方を『キッ!』と都子ちゃんの鋭い視線で牽制されつつも、僕は彼女とは何の関係もないことを説明した。
そんな僕を、これまたキョトンとした顔で見上げる雨宮さん。驚いた顔は何度も見たことがあるけれど、今の彼女は、捨てられる直前の猫のような寂しさを滲ませていて……、あぁ、そんな顔をさせたくなかったのに……。
「ん”っ! ん"っ! と、とにかく、今日も久しぶりに兄さんの部屋を掃除して待っていようと思ったら……、何なんですか、いきなり知らない人、それも若くて美人な女の人が、まるで当然かのように兄さんの部屋にいて、こんなにも無防備な格好で居座っているなんて……ふ、不潔ですよ! 兄さんッ!!」
「め、面目ない……。けど、」
「けども何もありませんッ! それに貴女だって……あ〜、えっと?」
「ふぇ? あ。雨宮です。私は
「雨宮さんですね。貴女も、身寄りが無いからって簡単に一人暮らしの男性の家に転がり込んではいけませんよ。相手が、朴念仁で唐変木な兄さんだったから良かったものの………、普通は無理矢理襲われて酷い目に逢うんですから、女性としての最低限の注意をですね、」
目の前でコンコンと説教する都子ちゃん。相手が同じ女性なことも相まってか、口調は僕の時と比べてだいぶ柔らかい。
忘れてはいけないが、都子ちゃんはまだ高校生。一応大学生らしい年上の雨宮さん相手にはっきりと注意できるとは……、しっかりしてるな、この子。と僕は感心するばかりであった。
「あのぉ〜」
「? はい、何ですか、雨宮さん」
そんな中、雨宮さんはおずおずといった様子で肩をすくめながら小さく手を挙げた。
「あの、私も色々とあった身ですけれど、こうして、金井さんのお世話になって、とてもありがたかったような………むしろ、最高の時間を過ごせた、っていうか……、実のところ、これから先もずっとこのままお世話になりたいなぁ〜、とか思ってたり……えへへ」
「……は?」
「ピェッ」
都子ちゃんから、今まで聞いたことがないドスの効いた声がした途端、雨宮さんは、まるで小さな生きもののような悲鳴を上げた。
彼女は正座のまま僕に身を寄せてぷるぷると震え始めている。あ、また都子ちゃんからの圧が増したような気がした。これは、いかん。
「都子ちゃん。いくら、雨宮さんが可愛らしくて美人で凄く魅力的な女性だとしても、さっきから言った通り、僕らはあくまで仮の同居人だ。
それに、僕は警察官として、彼女が独り立ちできるように協力したいと思っている。今が、側から見れば不健全な関係だとしても、身寄りのない彼女を無責任に放り投げる訳にはいかないんだ」
僕は、咄嗟に雨宮さんを庇うように言葉を並べた。
都子ちゃんには、雨宮さんのことは『遠方から来た天涯孤独の身』だと伝えてある。流石に、未来人と言ってしまっては、こんな重苦しい空気の中だと冗談にしか受け取られず、かえって場が悪くなることは目に見えていたからだ。
「それに、僕は同居人として、彼女には一切手を出していない。僕らは、決して疾しい気持ちで一緒に居るわけじゃないんだ。これだけは、どうか信じてほしい」
僕は真剣な眼差しで都子ちゃんを見つめてから頭を下げた。
そんな僕を見て彼女は、一瞬驚いた顔を見せたものの、すぐに唇を固く結んでから、何故か呆れたように大きく溜め息を吐いた。
「……はぁ。分かりました。取り敢えず、兄さんが雨宮さんを襲っていないことは信じます。今まで同居していたことも、仕方のない対応だったんだって理解はしました」
「ミーちゃ「その名前で呼ばないでください」……はい」
ホッとした僕が溢しかけた普段呼びの名前を、ピシャリと都子ちゃんは封殺した。
中学生だった頃から知っている身からすれば、兄さん兄さんと慕ってくれている女の子は、どうしても『妹』のように感じてしまって、そんな呼び方になっていたのだが……、流石に雨宮さんが居る前ではダメだったか。今も『キッ!』って擬音が似合うくらいに僕を睨んできていた。
「こほん。………ですが、これからも一緒に住まわせれば、いつ間違いが起きるか分かりません。私は兄さんは信じています。
……ですが! 正直、貴女のことは信用なりません! 何ですか!? 今の貴女ッ! そんな、は、発情したメス、みたいな目で、兄さんを見ないでくださいッ!」
「は?」
動揺して声を荒げている都子ちゃんの言に、僕はふと隣を見てみる。
そこには、顔を真っ赤にしながら膝を擦り合わせている、若干猫背気味になった雨宮さんがいた。
「はぁ…はぁ…か、金井さん……♡」
彼女は何かを期待している目で僕を見つめてくる。呼吸も若干荒く熱くなっており、その潤んだ瞳はとても綺麗で、そんな瞳で見つめられてしまえば、僕は無意識にそれに吸い込まれるようで………。
「ストップ!! すとぉぉーーーーっぷッ!!!」
見つめ合う僕らの間に、ソファから立ち上がった都子ちゃんが急に割り込んできた。途端に、さっきの無意識の自分の行動に、僕は血の気が引いていく思いだった。
な、なんだ? 一体、僕は今、何をしようとしていた?
「破廉恥ですッ! 破廉恥ですよ! 一体、私がいる目の前で、何をしようとしていたんですか!? この淫乱女ッ!」
「い、淫ッ!?」
「だから、私は、このまま2人っきりにさせるわけにはいきません! 雨宮さん! 貴女は、これからの兄さんの貞操を守るために、私の家へ隔離させます! もちろん、今すぐに、です!」
「えッ!?」
「私の父は兄さんの上司ですから、雨宮さんは兄さんの家ではなく私の家に住んでも問題ないですよね! だって、私の父も警察官ですから!」
「でも、そんないきなり……」
「問答無用です! 父と母は私が説得します! ……それに、あのクソ親父には一発殴ってやらないと気が済みません。なんですか、私の気も知らないで……」
大声で捲し立てる都子ちゃんの話に着いていけず、僕も、隣の雨宮さんも声を上げることも出来ないでいた。
そして、都子ちゃんが雨宮さんの手を取り勢いよく立ち上がらせた。雨宮さんは、若干足が痺れているのか、ぎこちない足取りで姿勢を安定させると、都子ちゃんに引かれるままに洗面台へと足を向ける。
「これから私たちは雨宮さんの荷造りを始めますから、兄さんはさっさと気を取り直して、準備を手伝ってください! それじゃ!」
振り向きざまに都子ちゃんは、そのまま呆けている僕にピシャリと言い放つと、洗面台あたりが一気に慌ただしくなった。
僕は、何だかドッと疲れたような気がして、LEDの電灯に照らされた天井を見上げるしかなかった。
登場人物
金井 庄助 (かない しょうすけ)
堅物強面警察官………だったんだけど、上司の娘が偶に来ては、自分が苦手な家事をさせている系の24歳の若手警察官。これで女性付き合いが無いって自称するのは、どうなんだ?
21歳の頃、まだ新人だった彼を上司の『矢沢 正信』が矢沢家に招いて、その時、冗談混じりでまだ中学生だった娘、都子ちゃんを紹介された。全く女性経験が無かった彼は戸惑いながらも、兄さんと慕ってくれる彼女を『妹』のように大切に思っており、彼が苦手な家事を手伝ってもらっていることから、彼女には頭が上がらない。
なお、都子ちゃんのことは、上司の娘であることと、彼女がまだ未成年なことから『女性(結婚相手)』としては見ていないので、たまにノンデリ発言をしては、彼女から怒られている。
雨宮 京菜 (あめみや きょうな)
この2週間、めっちゃ良い空気を吸っていた貞操観念逆転女子。ダメにした下着は数知れず、家に乾燥機があったお陰で下着を干す必要がなく、『浄化』や『スプラッシュ』した回数は同居人にはバレないよう頑張った。
一般ニューレディらしく性欲旺盛だが、自分に良くしてくれた優しい人を襲いたくない一心で、鋼の意志を強固にしていたが、あと1週間も同居が続いていれば「もう……ゴールしても、良いよね? むしろゴールして♡」となって襲いかかるくらいには限界だった。
彼女のスタイルは、純正ニューレディにしてはかなりの細身で、逆転前一般人から見ても『スタイル良ッ!?』と思う程度のモデル体型。
顔は、全国ネットの女子アナくらいに整っているため、その美麗な瞳と甘美で蠱惑的な表情に見つめられれば、一般堅物警察官でも見惚れてしまう魔性を秘めている。
なお、元の世界では、周囲の女性も同レベルで整っていたため中の下が関の山だったとか。……誰が断崖絶壁じゃいッ!
今回、突然来た女の子にドナドナされた。悲しいね。
矢沢 都子 (やざわ みやこ)
お世話したい系妹的一般女子高生。憧れの兄的存在に、私が知らない彼女が出来たと勘違いして脳破壊されそうになったが、一応誤解だと知ってホッとした。
けれども、女の勘で、この同居人はいつでも兄さんを掻っ攫う覚悟が決まっていると察知し、早急に引き離すことを決意した。実際、もしこのまま何もせず「明日にまた迎えに行きますね」と一時撤退していると、次の日には兄さんの童貞は同居人に奪われて、真面目すぎる兄さんは責任として結婚を余儀なくされる。………うっ、また脳が破壊されそうだ。だから、居座ろうとする泥棒猫をドナドナした。
兄宅への訪問は月1〜2回行っており、仕事がある彼より早く部屋に来ては、掃除や料理を済ませて彼を待っている。合鍵は彼から渡されていた。渡された当時は『これって通い妻じゃ……///』と内心照れていたが、当の彼は「玄関前で待たせるのは申し訳ないから」と全く他意なくクソボケ発言をしていた。
しかし、そんな仲なのに、彼に同居人が出来たことは知らされなかったし、そうなるキッカケが自分の父親にあると彼から教えられたのだから、内心とてもブチ切れている。娘の恋心を知らなかった親父さんは後で殴られても仕方がない………。
大変長らくお待たせしました。
更新を心待ちにしてくださっていた皆さまには、感謝を申し上げます。
この作品は、特に大きなプロットも組まずに、気ままに投稿しておりますので、どうか、期待せずに長い目でお待ちください。
また、感想やここすき、評価など大変ありがたく思います。
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