葬送の魔法使いと創世の魔法使い   作:ぺてんし

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───魔法の研究。
魔法使いならば、必ず通る道だろう。
魔法が好きならば尚更。


Prologue

 

 

 

 

 

 

薄暗い部屋の中。窓から見える景色は薄暗く、既に日が暮れている事が分かる。壁はざらりとした石で出来ており、凹凸が目立つ。床には沢山の魔導書と怪しげな道具ばかりが乱雑に置かれている。この部屋の現状を見る限り、この部屋の住人は何かしらの魔法の研究か、或いは魔法の実験中なのだろう。

 

「もうすぐだ……。もうすぐで…完成する」

 

野太い男の声が壁に反射して響く。男の声量は小さめだったが、思いの外響いた。それもそのはず、この部屋は男1人しか居らず、しかも布製の物や吸音するものがほぼ無い為である。

 

この男は魔法と言う物に出会ってから日々同じ魔法を研究している。一体何が彼をそこまで突き動かすのかは誰にも分からない。それでもただ一つ言える事があるのならば、彼がそれだけ魔法と言う物に魅せられたと言うことだ。

 

「完成だ…。

コレでやっと……お会いできる」

 

男はそう呟くと、右手の拳を固く握りしめた。

男のもう片方の手の中には、男が生涯を身に捧げ作り上げたであろう魔道具が握られていた。その目を惹く魔道具に刻まれている八芒星の紋様が怪しげに光り輝いていることに男は、気づくことはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「フリーレン」

「何?師匠(せんせい)

 

後に人類の魔法の始祖と呼ばれるであろうフランメは自身の弟子であるフリーレンに声をかけた。

 

「前に迷宮(ダンジョン)の話はしたよな」

「うん。迷宮には二つ種類が合って、入って出れる迷宮(ダンジョン)と出られない迷宮がある。でしょ」

「ああ、そうだ」

 

神話の時代に世界各地に迷宮(ダンジョン)が突然出現し、決して壊れぬ不思議な素材と、未知の文明の建築様式で造られ、外観は様々な形状をしている。たった一つの入り口は光の膜で覆われており、中を伺い知ることはできない。光の膜に身体の一部でも触れると迷宮の中へと引きずり込まれる。一度入ったら最後、生還する事ができないと言われている───まさに魔の迷宮。

 

 

師匠(せんせい)。なんで今更迷宮の話?」

「実はな、言い忘れていた事があったんだ」

「何?」

「それは───

 

迷宮(ダンジョン)に伝わる伝説。それは迷宮を攻略した者に送られる地位や名誉、金銀財宝までが手に入ると言われているもの。そんな迷宮を攻略した者は、迷宮攻略者(ダンジョンこうりゃくしゃ)と呼ばれた。

 

───だが、未だに迷宮(ダンジョン)を攻略できた者はいない。

 

それもそのはず、迷宮の中には人知を超える知恵や力を持つ存在、魔法使いの頂点と呼ばれる者が住んでいると言われているからである。

 

人々は、その者の名を───

創世の魔法使い( マ ギ )と呼んだ。

 

 





続くかは気分次第です。
一応プロットはできているので気が向いたら書いていこうと思います。多分。
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