焔の錬金術師と透き通る青い世界 作:dokogumi_3054
男は今 七神リンに連れられギヴォトスのとある一室の扉の前に立っていた
。
チン
「到着しました、先生」
エレベーターの音が鳴り 妙な沈黙が流れて...
「先生 どうかなさいましたか?」
「いや 先生と呼ばれるのは慣れなくてな 妙な気分になるものだ 大佐と呼ばれる方が私は馴染みやすいと思うんだが」
「は? はぁ.. そうですか.」
冗談混じりで言ったつもりだったんだが
真面目なのか まさか本気で受け取ったのか? など考えているのも束の間 エレベーターの扉が開かれた瞬間 こちらの存在に気付いた一人の少女らしき影が声を荒げながらこちらへと走ってきた
。
「ちょっと待って! 代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒会長を呼んできて!」
急いでいたのか 目の前に近づくまで隣の存在に気付かなかったようでリンの左にいる大人を見て
「 うん? 隣の大人の方は?」とリンに尋ねる
癖の強い奴()が出てきたと困惑するが 情報を整理する暇もなく
「首席行政官。 お待ちしておりました」
「連邦生徒会長に会いにきました。風紀委員長が今の状況について納得のいく回答を求めています」
一目で外見の特徴がさらに強い二人が目の前に現れた
いかにも箱入り娘と言った奴に服装の癖が強い奴 いかにも危険な気配のする奴 どれもかれも頭が重くなるような個性を持っている ただそれより気になるのが
「首席の アレは持っているのが当たり前なのかね?」
アレと指さしたのは 3人が持っている銃のことである。
「ええ ほぼ皆持っています えっと 首席のって?」
子供が銃を持つと必ず碌なことにならない事を彼は知っている 身の丈以上の力を持つと大人でさえ碌な目に合わない それは男も同じであり そんな環境にいれば...
「治安が悪くなるのは見え透いたことだと思うが」
「その為に 先生のお力が必要なのです が あぁ 面倒な人達に捕まってしまいましたね」
リンが三人を見て面倒 と表現するのだから当然目の前に立つ連中はロクでもないのだろうかと想像する。
「こんにちは 各学園からわざわざここまで訪問してくださった生徒会 風紀委員会 その他暇を持て余してる皆さん」
「貴方方がここを訪ねてきた理由はよくわかっています 今学園都市に起きている混乱の責任を問うためでしょう?」
「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ!数千の学園都市が混乱に陥ってるのよ?この前なんて、うちの学校の風力発電がシャットダウンしたんだから」
リンの言葉に三人のうちの一人が食いついた 。
それを境に後ろの数人も 現在の状況について追究を始める
停学中の生徒が脱走 スケバンのような不良が生徒を襲撃する 出所不明の戦車などの兵器
「こんな状況で連邦生徒会長は何をしてるの!?今すぐ会わせて!」
「...... 連邦生徒会長は今 席におられません 正直に言いますと 行方不明になりました」
リンがそう答えると目の前の少女は鳩が豆鉄砲を食ったようにきょとんとした顔を浮かべる
「結論から言うと、今の連邦生徒会は行政制御官を失った状態です 認証を迂回できる方法は先程まで見つかっていませんでしたが」
「それでは、今は方法があるということですか、首席行政官?」
リンは頷きながら右の男に目を逸らし...
「はい この先生こそが、フィクサーになってくれるはずです」
話の矛先を突然投げられて話の軸が男へと移る
「急に話を振るのはやめたまえ 問題は大体把握したが 何も聞かされていなかったからな」
男が会話のキャッチボールを受け取るとその場の視線が彼に集まる
その場でここぞと言わんばかりに
青髪の少女がリンに質問し男についての追究を求める
「そういえば、さっきも聞いたけどこの先生はどなた? どうしてここにいるの?」
「先生はこれからギヴォトスで先生として働く方であり 連邦生徒会長が特別に指名した人物でもあります」
質問に答えたリンが指を差すと その方向に自然と全員の目線が男に向く
「行方不明になった連邦先生会長が指名 ますますこんがらがってきたじゃないの,」
彼女の言う通り 分からない点はいくつもある しかし今は
「 ?」
男は少し前に進み 少女へ視線を合わせて口を開いた
「挨拶がまだだったな 私の名は ロイ•マスタング」
男は ロイは名乗った
「私も分からない事は多くてね だが諸君らの先生となった以上 この学園で起きた問題は必ず私が解決する」
そして 見慣れぬ紋様が刻まれた手袋を被った手で 自身の服をいじりながら
「もう一つ 焔の錬金術師だ 覚えておきたまえ」
地の分分からないので有識者の方良ければアドバイスお願いします
地の分について教えてほしいです