凡人が行くネタキャラの道   作:空回りさん

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頑張ります。





本編
プロローグ


 

 

───目が覚めると赤子だった。

 

この程度はよくある事だ。

現に今体験しているし、少しインターネットを漁れば沢山(死ぬほど)出てくるだろう。

 

 

───ついでに女の子になっ(息子が消え)ていた。

 

これも最近だとよくある。

むしろ最近こそよく見る。なんなら俺自身このジャンルが大好きだ。

 

ここまで来れば自分がどういう状況なのか、こういうのが好きな方々は手に取るように理解るだろう。俺もその1人だ。

 

さて、次は今世の親の顔でも拝んでやろうか。

そう思い視線を上にやると、

 

 

 

───頭の上に何か浮いてる。

 

 

 

おっ、流れ変わったな。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

そうこうしていたら早くも高校3年生。

そろそろこの憎く愛らしいピンク頭(にはは!)を撫で回して現実逃避するのを辞めなければならない。

 

自己紹介が遅れたな、俺は希世 (きせい)アオバ17歳。

ここ、ミレニアムサイエンススクールの3年生で身長は161cm。乳は無い。

腰あたりまで伸ばし、色んな方向にハネた自慢の銀髪と紫の瞳、4枚の羽が左右に広がっているヘイローがチャームポイント。我ながらガワは凄くすごいと思ってる。

 

さて、先程の回想でもある通り、俺は転生者で、気がついたらこの透き通るような世界(ブルーアーカイブ)に生徒としてやって来ていた訳だが。

 

正直な話、俺は生まれた瞬間から勝ち組、いわゆる「俺TUEEEE」が出来ると思っていた。

ヘイローが目に入ってもその想いは変わらず、原作に介入しちゃって、あわよくば先生たちと大立ち回りなんかもしちゃって...

そういう妄想なんかもしてた。

 

 

───才能の巣窟(ミレニアム)に来るまでは。

 

入学してしばらく、いや、すぐか。

俺は現実を叩きつけられた。

 

周囲についていけない俺。

周りは全員理解している事をひとつも分かっていなかった。

 

「お前は自分達とは違う。」

 

「お前程度、私達の足元にも及ばない。」

 

そう突きつけられた気分だった。

 

実際そうだ。

俺は前世(まえ)から凡人だった。

長所が少なく、短所ばかりがある。

 

冷静に考えればすぐにでも分かる。

 

そんな凡人()が原作に介入したところで何になる?

 

ブルーアーカイブのストーリーは奇跡の綱渡りだ。それに俺が介入?あわよくば?

笑わせるな。お前()は何も出来ない凡人だろうが。

 

あの奇跡の物語に凡人が1人混ざったところで、何も変わらないか、最悪世界の破滅が起こってしまうだろう。

それだけは避けなければならない。

そう思い、俺は名も無き一般生徒として、これから過ごそうと考えていた。

 

...しかし、そんな簡単に諦め切れなかった。

俺はブルアカが大好きだ。

大好きな世界に居るってのに何もしないのは耐えられない...

 

───そこで、俺は思いついた。

 

 

 

───そうだ、ネタキャラになろう。

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