凡人が行くネタキャラの道 作:空回りさん
ゲーム開発部にボロ負けした。
マジで誇張なしのボロ負けだった。...いや別に???もとより勝つつもりじゃ無かったし???そもそも全力で戦ってなかったし???ほら、ストーリー的にもさ???俺が負けないといけなかったって言うか???
まあそれはそれとして。
あれから1日経った。
そろそろゲーム開発部が廃墟からG.Bibleを持って帰ってくる頃だろう。つまりセミナー襲撃が起こる、という訳だが...ま、俺みたいな奴がいたところで何も変わらないだろうし、適当に放置でいいだろ。
...もうすぐミレニアムプライスか。俺も2年生の時に出品したことがあるんだが.....いや、この話はよそう。
原作通り
「ヒマリ〜、ちょっと遊びに行って来る〜」
「あら、いつ頃帰ってこられますか?」
「夜頃〜」
「分かりました。気をつけてくださいね」
さて。
所変わって、ここはトリニティ総合学園の自治区。
この時期だと上層部の方がピリピリしてるだろうけど、それは一般人には関係ない話であって。どうして俺がここに来たのか...その答えはただ1つ!
「うまうま。やっぱ本場の甘味は格別だなぁおい」
───そう、ヤケ食いである。
...いや違うし。別に1年生にボコられたから拗ねてる訳じゃないし。
ホントだぞ?
しっかし、この身体になってから甘いもの大好きマンになっちまったなぁ...前世だと甘いものなんて滅多に食わなかったのに。
うーむ、このマカロン美味いな。なんと言うか、甘くてクリーミーな...
...謎のお爺さんが脳裏に浮かんだが無視する。俺は特別な存在じゃないぞ。
なんて考えながら食べ歩き。実に平和な時間だな、流石トリニティと言ったところか。
しかしこの広範囲を1人で食べ回るのは寂しいな.......ん?
───その時、俺に電流走る。
特徴的な
トリニティのスーパースター、宇沢レイサ!!宇沢レイサじゃないか!!!
宇沢だ宇沢!!宇沢が居るぞ!!!
生宇沢だ...初めて見た...
やば、待って無理。撫で回して持って帰って育てたい。急に連れてこられてぐるぐる目になった宇沢にあったかい寝床を用意して寝かしつけてもっと困惑させるんだ...
失礼、気が動転した。気にしないでくれ。
...さて、どうするか。話しかけるのは確定として、どういったアプローチをするか...
とりあえず追跡しながら考える。
宇沢はこれからどうするんだろう...このまま帰るのかな...
...お、建物に入っていった。...どうやらスイーツ店っぽいな、よし。
俺も入ろ。
宇沢に続いて入店する。中はモダンなカフェのようで、どうやらケーキを専門に取り扱っているらしい。
宇沢はどこへ...いた。店内の端っこの方の席に1人で座ってケーキ食ってる。
...多分、今を逃したらこれからしばらくは仲良くなる機会は無いだろう。宇沢と関係を持つなら今しかない。そう思いシンプルなショートケーキを購入。いざ宇沢の席へ。
「ごめんな、ちょっと相席いいか?」
「え、あ、ど、どうぞ...」
そのままスムーズ(当社比)に宇沢と向かい合う席へ。
「君、かわいいね。なんて名前なの?」
俺は宇沢のことを知ってるけど、宇沢は俺の事を知らない。
まずは簡単なコミュニケーションからだ。
「ぁ、えっと...う、宇沢レイサ、です...!」
あ゛ぁ゛か゛わ゛い゛い゛。
「ほーん。じゃあレイサ、ここで会ったのも縁だしさ。モモトークの交換でもしない?」
「え、は、はい!分かりました!」
「こ、こちらです...!」
スマホを差し出す宇沢。画面に映っていたアカウントを追加して...っと。
「おっけ、出来たぞレイサ!」
「わ、わぁ...!ありがとうございます!」
アッ スゥー...
よし。
「いいってことよ!」
モモトークに表示されている宇沢の文字を見るだけで心が豊かになるな。
「あ、あの...?その、手を...」
...あ!!無意識で撫でてた!!
「わっ!ご、ごめんな!?大丈夫か!?なんか不快だったりしなかったか!?!?」
「い、いえ!!!大丈夫です!!!」
あっぶねぇ〜、ついつい手が出てしまった...
「う、うぅ...」
...宇沢も混乱してるし、今日はこの辺りで帰ろう。急いでショートケーキを喰らい、
「ごめんなレイサ!またどこかで!!」
「え、あ、はい!またどこかで会いましょう!!」
店を出る。...さ、楽しみが1つ増えた。これからどんどん構って行こっと!
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皆様との出会いに最大限の感謝を、