凡人が行くネタキャラの道 作:空回りさん
頑張ります。
宇沢と遊んだ帰り。もう日も暮れたし、ミレニアムに帰るため夜のトリニティを歩く。
...あ、ついでにヒマリにスイーツでも買って帰るか。そうと決まれば、手頃なスイーツ屋に...
スイーツ屋を求めて歩く。こんな時間でも案外開いてる店があるな。
...夜のトリニティなんて何年ぶりかなぁ。歩き方も忘れちゃったなぁ...
以前食ったあの美味いスイーツ屋はあの辺だから...こっちか...?
...うん??
うわ!前から爆弾が!!
ドガァァァン...
「きゃっ!な、何!?!?」
「爆発音...1km圏内だろう」
「先生、先程説明した通りですが...」
「お願い、できますか」
「"任せて"」
「...!ありがとうございます、先生」
「"じゃあ、行こうか。補習授業部、出撃!"」
「「「はい」!」」
「え、ほ、ホントに...!?」
───んあ?俺、何して...あぁ、成程。
夜のトリニティ...スイーツ屋...爆発...
全て繋がったな。
美食研究会...ちょうど、メンバーの1人に用事があったところだ。いや、向こうはこちらの事を知らないんだが...一度も面識無かったはずだし。
だが、美食研と接触する良い理由を作れたな。よぅし、お父さん頑張っちゃうぞ〜。
...とりあえず、戦闘音のする方へ走る。
手持ちは
...流石に今のトリニティにジェット箪笥くんは呼べない。コレで何とかするしか無いな。
戦闘音がもう近い。...一応、身元が割れないようにしておくか。
ミレニアムの制服を鞄にねじ込み、その辺に横たわっているスケバンの服を剥いで着る。あとはとりあえず高所へ...
近くの壁を駆け上がる。俺レベルのフィジカルがあるとこんな事もできるのさ!...こんな事しかできないけど...
それはさておき、屋根の上へ。さて、奴らは...いた。
...遠くの方に見える、補習授業部とハスミ、そして彼女らと戦っている美食研。
別に補習授業部に用は無いが...美食研も絡むためにも、ここは退いてもらおう。
屋根上を駆ける。あと数十mまで来たところで...跳ぶ。
...うわ、跳んだところの屋根が剥げてる。ちょっと申し訳ないことしたけど、どうせ交戦でボロボロだろうし、いっか。
そしてそのまま〜〜〜...
補習授業部と美食研の間へ、
ドゴォォン!!!
「きゃっ!」
「ひゃぁっ!?」
「何よもう!?...え、あ」
「っ...増援!?」
「"...!あれは...!"」
「や、先生。久しいね」
「"アオバ...!?なんでここに"「なぁ先生」"...何かな?"」
「俺、今から先生達の邪魔するけど.....許してね♡」
「"え?"」
通告ヨシ!マガジンヨシ!チャンバーヨシ!セーフティヨシ!
「んじゃ、補習授業部!君らが憎い訳じゃないから、気にしないでね!」
「ちょ、ちょっと!?」
トリガーに指をかけ、
「皆さん、回避を───!」
ダダダダダダダダ!!
「きゃあああ!!」
「コ、コハルちゃ...!きゃあ!」
まず2人。もともとダメージ食らってた分早く墜ちるな。
「なっ!ヒフミ!コハル!」
「"アズサ!ハスミ!ヒフミとコハルを回収して逃げて!"」
「「了解した!」しました!」
...完全に退いたっぽいな。
一応不意打ちを警戒して「あの...」あ。
ハルナが後ろから話しかけて来る。
「どした?」
「...まずは助けていただいた事に感謝を。もう少しで私達は捕まっていたでしょうから。」
おっそうだな。...てか、さっきからジュンコにめっちゃ睨まれてるんだが...なんでぇ?
...ん?なんか殺気が...!
「ひとまず、私達はこれで失礼させて「避けろォ!!」ッ!」
ドガァァァン!
あっっっぶねぇ〜〜〜。
ったく、先生達が戻ってきたのか?ならとっとと迎撃を...
「きひっ、きひひひゃあひゃひゃひゃ!!」
あ、終わった。
「...お前ら!!死にたくなかったら走れぇ!!!」
「「「ッ!!」」」
「うぇっ!?ま、待ってよ〜!」
美食研と共に走り出す。アレはマトモに相手したら殺される!!!
...アイツ早すぎだろ!牽制しながら逃げねぇとすぐに追いつかれちまう!
「全員撃ち続けろ!」
ダダダダダダダダ...
...全然ダメージ通ってねぇなコレ!!!
「皆さん、分散しましょう!!」
「「「分かった!」」」
ハルナからの提案。分散してヘイトを散らす戦法、原作でもやってたが、コイツに効くのか...?
...でも、今はそれしかねぇ。
「じゃあなお前ら!次は平和に会おう!」
「ええ、お元気で!!」
ハルナ達と別れ、細い路地に入って行く。...あれ?
「ジュンコ?」
「.....。」
ジュンコだけ俺について来た。
「なんか用か?」
「...ねぇ。あなた、名前は?」
...えぇ?
「それ今聞くぅ?」
「早く答えて」
なんか圧を感じる...
「うぅ〜ん.....希世アオバ。これでいいか?」
「...アオバ、アオバね...ふぅん...」
なんかスッゲェ噛み締めてるな...そんなに珍しい名前じゃないと思うんだが...
「.....。」
「...おーい?どした〜?」
考え込みながら走ってやがる、器用だなコイツ。
「...ねぇ、アオバ」
「あん?どしたぁ?」
「スマホある?モモトーク取っておきたいんだけど」
え、マジ?いや、元々ジュンコに用事あったし、こっちとしても嬉しいんだけど...
「お、おう。ほらよ」
ジュンコにスマホを差し出す。あ、ロック解除してねぇわ。
「スマン、ロック解除して...あれ?」
「.....よし。はい、返すわ。ありがと」
「えっあっ、え?お、おう...」
え?
"モモトーク画面が開かれた"スマホを受け取る。
...え?
モモトークを見れば、確かにジュンコの名前が刻まれている。
え?
パ、パスワードは...?
「じゃあ、私もこれで」
「あっ、おう。じ、じゃあ、また...」
「うん。また今度会いましょ」
ジュンコが離脱した。
...当初の目的であった、"ジュンコと交友を持つ"はクリアした。クリアしたはずなのに...
「.......怖.....」
こんなに後味悪い事ある?????
「ただいま...」
「お帰りなさいませ...あら?」
あぁ〜ヒマリのおかえりが体に染みるぅ〜...
「アオバ貴方...」
「ん?なんか付いてるか?」
「...いえ、何も付いては無いですが...何かありましたか?凄く、疲れているように見えますが...」
「よく分かったなぁ。ま、ちょっと1悶着あってさ...」
実際は2悶着ぐらいあったけどな!
「疲れたし、このまま寝るわぁ〜...」
「...はい、おやすみなさいませ」
くぁ〜、クソネミ。
部屋の隅のベッドに寝転がる。
今日は色々あったな...ホントに疲れ...た...
...でもなんか...悪い気分じゃねぇな。