凡人が行くネタキャラの道   作:空回りさん

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本編が少し行き詰まったのでお茶を濁します。頑張ります。


2.別にストーカーでは無い訳であって

 

『よぉ、先生』

『元気してるか?』

『うん、元気だよ』

『そっちはどう?』

『俺か?俺はもちろんいつだって元気だが...』

『俺の事はどうだっていいんだ、先生』

『スマンが、他に急ぎの案件が無ければ至急ミレニアムタワー前まで来てくれ』

『頼んだ』

『唐突だね...』

 

[アオバの絆ストーリーへ]

 


 

───ミレニアムタワー前に着くと、アオバが待っていた。

 

「よぉ先生、来てくれたか。突然呼び出してすまねぇ」

「どうしても先生の手を借りたくてさ」

 

「"アオバから連絡くれるのは珍しいね"」

 

「あぁ、いつもは先生に迷惑を掛ける事はしないようにしてるんだが...」

「今回だけは、先生の力が必要なんだ」

 

「"一体何を..."」

 

「...それなんだが、先生」

「先生からすれば、全く重要では無い案件なんだが...」

「俺からすれば死活問題くらいの事だ」

 

「"ごくり...!"」

 

「...なあ、先生」

「───他校の生徒と仲良くなるには、どうしたらいい?」

 

「"...えっと?"」

 

「具体的にはゲヘナとトリニティの生徒なんだが...」

 

「"それはまた..."」

ミレニアム内以外に交流が無いアオバが、どうして...?

 

「先生。わがままであることを承知でいわせてもらう...どうか、力を貸してくれ...!」

「気軽に聞けるような仲の奴にはもう聞いた...だが奴らの意見は参考にならなかった...!」

「かと言って後輩にこんな事聞くのはなんか嫌だし...」

「だから、もう頼れるのは先生しか...」

 

「"どうしてそうなるかな..."」

「"うーん...よく分からないけど、とりあえず食事や遊びに誘ってみるとか...?"」

 

「...先生」

「一つ、言い忘れていた事があるんだ...」

「聞いて、くれるか?」

 

「"うん...?"」

深刻そうな顔で告げるアオバ。

 

「俺が仲良くなりたいのはゲヘナとトリニティに居るってのはさっき言ったが...」

「俺は、その中の誰とも面識が無い」

「俺が一方的に知ってるだけなんだ」

 

「"どういうことなの..."」

どうやって相手を知ったのか気になるけど...

 

「だから連絡なんか取れるわけ無いし、突然会いに行っても怖がられるだけ...」

「そこで、先生の出番だ」

 

「"えっと...話が読めないけど...?"」

 

「相手も生徒である以上、必ずシャーレ当番の日がある」

「つまり先生からいつ当番になるかを教えて貰い、その日にシャーレに遊びに行けば...」

「なんの不自然さもなく、関係を作れるって訳よ」

...それはストーカー行為にはならないんだろうか。

 

「"それは、なんと言うか..."」

 

「なぁ先生、アンタだけが頼りなんだ。申し訳ないが、頼まれてくれないか...!」

頭を下げてくるアオバ。

 

「"そ、そこまでしなくても、当番くらい教えてあげるから!ほら、頭上げて!"」

 

「本当か先生!!」

「ッ...っぱ先生だわ!うん!」

先ほどとは一転して笑顔になるアオバ。もしや最初からこういう展開を...?

「じゃ、先生!そういう事で!」

「教えて欲しい生徒は後でモモトークで送るから!それじゃ!!」

 

───そう言うとアオバは踵を返し、そのままミレニアムタワーに姿を消した。








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