凡人が行くネタキャラの道 作:空回りさん
頑張ります。
───目が覚める。
ここは特異現象捜査部の部室。
...なんでここで目が覚めるかって?実は俺は諸事情で2年生の時からヒマリと共に生活していてね。ヒマリもここで寝泊まりしているんだぞ。
適当に時間を確認。...午前9時か。部屋を見渡すと誰も居ない。今日は確か予定も無かったし、何をしようか...
とりあえず、部屋の隅に置かれた俺用のPCに電源を入れる。...さて、電源入れたはいいが、何を......そういや、作りかけの設計図があったな...それやるか...
今設計しているのは俺用の照準器。今までは照準器がなくて全部感覚で撃ってたから、とりあえず狙えるようにだけでもしないと。前の対ゲーム開発部みたいな事になったら目も当てられない。
...PCを立ち上げてから2時間ほど経ち、午前11時ごろ。そろそろ外に出るか。
制服(これしか服が無い)を着て、いざ出陣。
さて、まずはどこへちょっかい掛けに行くかな。
適当にミレニアムを散策する。...腹減ったし、売店行くか。
売店で飯を買い漁る。今日はこのバランス栄養食でいっか。めんどいし。
会計するためレジに向かう。
すると、
「あれ?アオバ先輩じゃん!」
「お〜マキだ〜」
マキがスプレー缶を大量に購入している最中だった。
...マキのバッグと袋いっぱいにスプレー缶が詰まっている。
「マキ、お前それ重くねぇの?」
「う、まあ重いけど...」
だろうな。
「ふむ...」
急いで俺の会計を済ます。セルフレジってのは早いからいいよな。
「マキ、その袋貸せよ」
「え、でも悪いよ...」
「いいからいいから」
マキから両手の袋を受け取る。
「じゃ、行くか。ヴェリタスの部室でいいか?」
「うん、じゃあそこで...」
マキと雑談しながら目的地へ向かう。
最近の部活はどうとか、最近でたゲームのハードがどうとか...
そういう何でもない話をしていれば、もう部室が目の前に。
「あ、ここまでで大丈夫だよ!」
「お、じゃあ俺はこれで。頑張れよ〜」
「うん!ありがとね!」
マキに袋を返して別れる。久々に先輩っぽいことできて満足だな。
バランス栄養食を食いながら目的もなく歩く。そろそろ正午に差し掛かる辺りか。
う〜ん、どこかにいい感じに暇そうな人は...っと。
ゲーム開発部とか行っとくか。久しぶりにゲームやりたい気分だし。
「てな訳で、来たぞ〜」
「あ!アオバ先輩じゃん!」
「あ、アオバ先輩。どうかしました?」
部室に入ると、モモミドがゲームしていた。
「ちょっと遊びに来たゾ〜。...あれ、アリスちゃんは?」
「アリスはネル先輩とゲーセン行ってるよ!」
「また対決するとか何とか言ってました」
「ほ〜ん」
やっぱりあの2人仲良いねぇ。凄い尊い。
「じゃ、モモイ。俺と勝負しようぜ」
「アオバ先輩と?いいよ!何か賭ける?」
「ちょっと、お姉ちゃん...」
初手賭け試合か...(困惑)
「そうだな...じゃ、モモイが勝ったらお前ら2人にスイーツ奢ってやるからよ、俺が勝てば...ま、勝った時に言わせてもらうか」
「!」
「...お姉ちゃん」
「フッフッフ...分かってるともミドリ...」
「その勝負、乗った!」
お、2人ともやる気十分だな。
「で、何で勝負する?そっちが決めていいぞ」
「だったら...これでやろうじゃないか!」
そう言ってモモイが出してきたのは、1台のゲームガールズアドバンスSP。
「この"テトニス"で、勝負をつける!」
「...ほう?俺に、テトニスで勝つ。と?」
「うん。これで、先輩をボコボコにするよ...!」
「お前は知らないかもしれんが...テトニスってのは頭の出来がものを言うゲームだ。そして、俺はお前より2年も年上...無論、どちらが有利かは分かるな?」
「もちろん知ってるよ。...知った上で、言ってるんだよ」
はは、こやつめ。舐めやがって...!
「いいだろう、それでいってやる。...お前は未来永劫、その選択を後悔することになるだろうな!!」
「頑張って、お姉ちゃん!」
「任せなってミドリ!」
ゲーム機をモニターに接続。テトニスを立ち上げ、2人対戦を選択。
「いくよ!アオバ先輩!」
...掛かって来やがれ、モモイ。
「お前を叩き潰して、2人とも"吸い"尽くしてやるよ───!」
「えっ」
───2分後、俺は床に倒れ伏していた。
「やったよミドリ!スイーツ奢りだ!」
「うん...!」
なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?
どうして俺が地に伏せている?
「アオバ先輩。あなたは1つ、大きなミスを犯したんだよ...」
「俺が...ミスを...?」
「そう。"私たちを相手にした"というミスをね!!」
...ははは...舐めていたのは、こちら側だったのか...
これは...評価を改める必要がありそうだ。
「スゥゥ...才羽モモイ!!!」
「うぇっ!?何?!」
立ち上がり、宣言する。
「貴様には今回苦汁を飲まされたが...次も同じように行くなどと思うなよ!!」
「む、望むところだよ!何回でも倒してやるんだから!」
クックック...その心意気やヨシ!
「ではな諸君!また会おう!!」
「またねー!!」
「はい、また」
希世アオバはクールに去るぜ。
───その後、売店でスイーツを買ってゲーム開発部まで持って行った。