凡人が行くネタキャラの道   作:空回りさん

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緩く行きます。
頑張ります。







4.凡人の平凡な日

 

───目が覚める。

ここは特異現象捜査部の部室。

...なんでここで目が覚めるかって?実は俺は諸事情で2年生の時からヒマリと共に生活していてね。ヒマリもここで寝泊まりしているんだぞ。

 

適当に時間を確認。...午前9時か。部屋を見渡すと誰も居ない。今日は確か予定も無かったし、何をしようか...

 

とりあえず、部屋の隅に置かれた俺用のPCに電源を入れる。...さて、電源入れたはいいが、何を......そういや、作りかけの設計図があったな...それやるか...

 

設計ソフト(CAD)を開き、前回の続きから記入していく。設計は俺の前世からの数少ない趣味だ。これをしてると心が落ち着いてくる。

今設計しているのは俺用の照準器。今までは照準器がなくて全部感覚で撃ってたから、とりあえず狙えるようにだけでもしないと。前の対ゲーム開発部みたいな事になったら目も当てられない。

 

 

...PCを立ち上げてから2時間ほど経ち、午前11時ごろ。そろそろ外に出るか。

 

制服(これしか服が無い)を着て、いざ出陣。

さて、まずはどこへちょっかい掛けに行くかな。

 


 

 

 

 

適当にミレニアムを散策する。...腹減ったし、売店行くか。

売店で飯を買い漁る。今日はこのバランス栄養食でいっか。めんどいし。

会計するためレジに向かう。

すると、

 

「あれ?アオバ先輩じゃん!」

「お〜マキだ〜」

マキがスプレー缶を大量に購入している最中だった。

...マキのバッグと袋いっぱいにスプレー缶が詰まっている。

「マキ、お前それ重くねぇの?」

「う、まあ重いけど...」

だろうな。

「ふむ...」

急いで俺の会計を済ます。セルフレジってのは早いからいいよな。

 

「マキ、その袋貸せよ」

「え、でも悪いよ...」

「いいからいいから」

マキから両手の袋を受け取る。

「じゃ、行くか。ヴェリタスの部室でいいか?」

「うん、じゃあそこで...」

 

マキと雑談しながら目的地へ向かう。

最近の部活はどうとか、最近でたゲームのハードがどうとか...

そういう何でもない話をしていれば、もう部室が目の前に。

「あ、ここまでで大丈夫だよ!」

「お、じゃあ俺はこれで。頑張れよ〜」

「うん!ありがとね!」

マキに袋を返して別れる。久々に先輩っぽいことできて満足だな。

 

バランス栄養食を食いながら目的もなく歩く。そろそろ正午に差し掛かる辺りか。

う〜ん、どこかにいい感じに暇そうな人は...っと。

ゲーム開発部とか行っとくか。久しぶりにゲームやりたい気分だし。

 

 

 

 

「てな訳で、来たぞ〜」

「あ!アオバ先輩じゃん!」

「あ、アオバ先輩。どうかしました?」

部室に入ると、モモミドがゲームしていた。

 

「ちょっと遊びに来たゾ〜。...あれ、アリスちゃんは?」

「アリスはネル先輩とゲーセン行ってるよ!」

「また対決するとか何とか言ってました」

「ほ〜ん」

やっぱりあの2人仲良いねぇ。凄い尊い。

「じゃ、モモイ。俺と勝負しようぜ」

「アオバ先輩と?いいよ!何か賭ける?」

「ちょっと、お姉ちゃん...」

初手賭け試合か...(困惑)

 

「そうだな...じゃ、モモイが勝ったらお前ら2人にスイーツ奢ってやるからよ、俺が勝てば...ま、勝った時に言わせてもらうか」

「!」

 

「...お姉ちゃん」

「フッフッフ...分かってるともミドリ...」

 

「その勝負、乗った!」

お、2人ともやる気十分だな。

「で、何で勝負する?そっちが決めていいぞ」

「だったら...これでやろうじゃないか!」

そう言ってモモイが出してきたのは、1台のゲームガールズアドバンスSP。

「この"テトニス"で、勝負をつける!」

 

「...ほう?俺に、テトニスで勝つ。と?」

「うん。これで、先輩をボコボコにするよ...!」

「お前は知らないかもしれんが...テトニスってのは頭の出来がものを言うゲームだ。そして、俺はお前より2年も年上...無論、どちらが有利かは分かるな?」

「もちろん知ってるよ。...知った上で、言ってるんだよ」

はは、こやつめ。舐めやがって...!

 

「いいだろう、それでいってやる。...お前は未来永劫、その選択を後悔することになるだろうな!!」

「頑張って、お姉ちゃん!」

「任せなってミドリ!」

 

ゲーム機をモニターに接続。テトニスを立ち上げ、2人対戦を選択。

 

「いくよ!アオバ先輩!」

...掛かって来やがれ、モモイ。

「お前を叩き潰して、2人とも"吸い"尽くしてやるよ───!」

「えっ」

 

 


 

───2分後、俺は床に倒れ伏していた。

 

「やったよミドリ!スイーツ奢りだ!」

「うん...!」

 

なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?

どうして俺が地に伏せている?

 

「アオバ先輩。あなたは1つ、大きなミスを犯したんだよ...」

「俺が...ミスを...?」

「そう。"私たちを相手にした"というミスをね!!」

 

...ははは...舐めていたのは、こちら側だったのか...

これは...評価を改める必要がありそうだ。

 

「スゥゥ...才羽モモイ!!!

「うぇっ!?何?!」

 

立ち上がり、宣言する。

「貴様には今回苦汁を飲まされたが...次も同じように行くなどと思うなよ!!」

「む、望むところだよ!何回でも倒してやるんだから!」

クックック...その心意気やヨシ!

「ではな諸君!また会おう!!」

「またねー!!」

「はい、また」

 

希世アオバはクールに去るぜ。

 

 

 

───その後、売店でスイーツを買ってゲーム開発部まで持って行った。

 

 

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