凡人が行くネタキャラの道 作:空回りさん
無料10連ですり抜けが多発しております。
俺は今シャーレ医務室に居るゾ。何故かって?
なんでも、先生がとうとう過労で倒れたらしくてな。...いや、今まで倒れなかったのが奇跡みたいなモンだが。
で。
俺だって一応世話になった訳だし、様子見の一つでもするかね。って思って来た訳だが...シャーレ医務室に入った俺を待っていたのは、想像を絶する光景だった...
ベッドに横たわっている先生をよそに、バチバチと火花を散らして牽制し合う各学園の生徒達。幸いにも先生はまだ寝ていたみたいだが...あの光景を先生が見れば、それなりの説教が飛んでいただろうな。それだけ酷い状況だった。
...さっきも言ったが、これでも先生には世話になった身だ。こんな酷い光景を寝起きの先生に見せる訳にはいかない。
とりあえずバチってた生徒達を無理やり外に放り出し、どうにかして落ち着かせることに成功した。「先生が悲しむ」って言ったら割とすぐに落ち着いてくれて助かったな。
あとは落ち着いた生徒達をどうにか
とまあ、これで俺はやる事やっただろ。なんて思ってたんだが...
「「「「ん、「じゃあ、先生は任せた」ました」」たよ☆」
...えぇ...。
───うん?あれ、ここは...?
「"...医務室?"」
おかしいな。さっきまで執務室で仕事してたと思うんだけど...
「あ?...起きたか?先生」
「"...アオバ?どうしてここに..."」
「アンタが過労で倒れたって聞いてな。俺は現場を見た訳じゃないが...」
「"そっか"」
それは、みんなに悪い事をしたな...
「先生、気分はどうだ?」
......まだ少しだけ体がだるいけど...
「"大丈夫だよ。まだ仕事も残ってるし、もう戻るね"」
「は?何言ってんだ先生」
立ち上がりかけた体をアオバに押し戻された。
「"えっと、アオバ...?"」
「先生、自分が今なんなのか、分かってねぇな?」
「"...それは、どういう...?"」
すると、アオバがいかにも「呆れました」という顔をして───
「...先生。アンタは今病人なんだ。...病人はゆっくり寝る。これは常識じゃねぇのか?」
「"それは、そうだけど..."」
今日の仕事を終わらせないと...
「あ、今仕事のこと考えたな?」
「"!?な、なんで..."」
もしかして、アオバは心が読める...!?
「...これを見ろ、先生」
アオバが端末を出してきた。
「"これは...みんな?"」
そこには、シャーレで作業中の生徒達の姿が。
「コイツらは今日、アンタが倒れたって聞いてすぐに駆けつけたヤツらだ」
「アンタが倒れた分は、コイツらがどうにかしてくれる」
「先生。今日だけでも、コイツらに全部委ねてみたらどうだ?」
「全部が全部、アンタがやる必要は無いはずだ」
みんな...
「"...そう、かもね"」
「はぁ...先生。仕事熱心なのは構わないが...自分の限界は理解しておけよ」
「"アオバも、迷惑かけてごめんね"」
「...俺はいいから、アンタの生徒達に謝ってやれ」
「"うん。だから、アオバも"」
「.......そうかよ」
それからしばらく雑談とかして。
「はぁ...じゃ、先生。俺は帰るから。これからは無茶すんじゃねぇぞ」
「"うん。ありがとうね、アオバ"」
「だから...はぁ.........どーも」
...ホントにさ、先生。
「......ありがとな」
「"zzz..."」
...いや。
「寝るの早ッ!!!」
日常の時系列はメインストーリーが一通り終わった後です。
よろしくお願いします。