凡人が行くネタキャラの道   作:空回りさん

4 / 27
頑張りますし、頑張りました。








3.結局先生はなんなんだよ

───S.C.H.A.L.E(シャーレ)

連邦生徒会長が立ち上げた組織であり、各学園の自治区に干渉できる程の権限を持つ超法規的組織。

全ての業務が顧問である"先生"に一任されている。

 

...これは俺が前世から知ってる事だ。

 

...先生。

この世界の先生が原作と同じ人ならば、これからの心配は無くなると言っても過言では無い。

ただ、もし先生がろくでもない人間だった時は...

 

...考えるのはよそう。どうせ俺には何も出来ないんだ、考えるだけ無駄だろ。

一先ずはシャーレ内部を見学しておこう。今後使うかもしれないしな。

 

 

 


 

...分かってはいたが、全然誰もいないな、ここ。

いや、まだシャーレが動いてから全然経ってないからしゃーないんだけどさ。

 

そう考えながらコンビニ(エンジェル24)に入る。俺の予想通りならソラちゃんがいるはずだが...

 

「い、いらっしゃいませ...

...いた。生で見るとすっごい可愛いなこの子。

脇目でソラちゃんを眺めながら商品を選ぶ。

...今日は早起きだったからな、少し腹が減ってる。なんかいい感じに...

適当な弁当を選んで購入。弁当を持って執務室へと向かう。

 

...そういや、当番は居るのだろうか。

いたとしてもこの段階で来るような子って居るのか...?

...変な事を考えてたら執務室はもう目の前。

さて。

3回ノック。

「"どうぞ"」

「失礼するゾ〜」

───先生のお手並み拝見と行こうか!

 


 

入ってすぐに目に入るのは中央のデスクとそこに積まれた書類。

そして、2頭身(バケモノ)がそこに鎮座して...あれ?

「2頭身じゃない...?」

 

そこに居たのは眼鏡をかけたいかにも裏切りそうな顔をした青年。

「"ようこそ、アオバ。何も無いけどくつろいで行ってね"」

「いや、それより俺は気になる事が今できたんだが...」

いやホントになんなの?????何???人体の神秘ってこういうこと????

「"どうかした?言ってくれれば力になるよ"」

「...いや、気にするな。先生」

恐らく聞いたところで凡人の俺には理解不能だろう。そういう生物って事で納得した方がいい。

 

「とりあえず今日1日、先生の仕事に同行することになっている。仕事の邪魔はしないと約束しよう」

「"うん、分かってるよ。よろしくね"」

「あぁ、よろしくな」

一先ず握手。アイサツは大事って古事記か何かにも書いてた。

 

「そういや先生、当番の生徒とかはいるのか?今日は誰も見てないんだが」

「"うーん、たまにユウカが手伝いに来てくれるかな"」

「へぇユウカがねぇ」

予想通りというかなんと言うか...さすが正妻(諸説あり)だな。

「ま、俺はここで眺めてるからよ。気にせずに仕事しといてくれ」

「"オッケー"」

...先生が書類と向き合い始めた。

 

...今はVol1のどのタイミングなんだろうか。

少し話して見た感じは悪い大人には見えなかったが、用心するに超したことはない。可能ならストーキングしてでも監視しておきたいんだがな...そういう訳にも行かない。

 

「なぁ先生、最近アビドスに構ってるって聞いたが」

「"そうだね、それがどうかした?"」

「うんにゃ、進展はどんなモンかな〜って思ってさ」

かなり直球に聞いてしまったな。俺の悪い癖だ。

「"いい感じだよ、みんないい子だしね"」

...聞きたいことは聞けなかったが、まあ順調ならいいだろう。

「ならいいけどよ」

 

...その後もゆったりとした時間が流れる。

このまま、何事もなく終わって欲しいモンだが───

 

「"っ!突然ごめんねアオバ!"」

「お?どうした急に」

先生が少し焦った様子で話しかけてきた。なにか急用でも...

「"アビドスが襲われてるみたいなんだけど、ちょうど今人手が足りてないらしいんだ!ちょっと手伝ってもらっていいかな!?"」

 

───なんと。それは...

...正直、悩んでる。今の俺はシャーレの視察に来ただけのミレニアム生であって。ここで行ってしまえば後々面倒なことに...

「...先生、俺がアビドスに入ってくとそこそこ問題に...」

「"来てくれるならシャーレに入部させておくから大丈夫!"」

マジか。そういやシャーレって凄かったな。

「...じゃ、手伝うよ。流石に分かってて見過ごすほど人として終わってないんでね」

「"ありがとう!じゃあ急ごう!"」

タブレット(シッテムの箱)を持って急いで出ていった先生。俺も続いて出ていく。

急ごう、手遅れになる前に!

 

...あ、弁当食ってねえ!

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。