凡人が行くネタキャラの道 作:空回りさん
「さて先生。ここで1つ問題があるんだが...聞くか?」
「"...?えっと、なにかあったかな?"」
「今から俺たちはアビドスの援護に向かう。そうだよな?先生」
「"そうだね、アオバが着いてきてくれたのは凄くありがたいよ"」
「...なら、尚更問題なんだが」
そう、今から戦闘する上で重大な問題がある。それは───
「俺、今日
「"な、なんだってー!"」
───俺の武器はデカい。デカいし重いし、無駄に威圧感を与える。そんなものをおいそれとミレニアム外に持ち出して歩き回ることはできない。
そこでだ。俺はウタハに依頼して、ある物を作ってもらった。
それが'サプライドロップ君1号'。別名'ジェット
使い方は至って単純。まずコイツに
「欠点はミレニアムから飛んで来ることだな。無許可で飛ばして他学園の自治区に侵入してしまえば、最悪侵略行為と見なされるかもしれん」
「"本末転倒じゃないかな???"」
「なんっっも言い返せ無ぇな」
そう。ミレニアム外で戦闘するために作ったのに、政治的観点からミレニアム外に飛ばすことが出来ないのである!
───全くお笑いだ。調月リオがいたら、奴も笑うだろうな。
いや笑えねぇよ。
「てなわけでだ。今の俺には一応持ってきた
「"うーん...でももうアビドスに着くし..."」
あ、マジ?じゃあもうコレでやるしか無いじゃん。
「...先生」
「"ど、どうする?流石に今から帰れないから、アビドス校舎で待機してもらって..."」
「いや、俺はアビドスを手伝いに来たんだ。やる事はやらせてもらう」
覚悟は決めた。いや嘘嘘全然決まってない。
でもまあ、ここまで来て「やっぱ無理」は男としてどうかと思うから。
「"アビドス上空に到着したよ!"」
「お、了解。じゃ、先生!!」
「"どうしたの?まだ何か..."」
ヘリの扉を全開に。
...かなり高いな。風が強い。
「"えっと、何して..."」
...下で交戦しているのが見える。
武器は持ってるな、よし。
あとは一思いに。
「お先!!」
「"ちょっと!?!?"」
───飛び降りた。
「だーーっ!!もうっ鬱陶しいわねっ!!」
───襲撃してきたヘルメット団に
このままじゃ埒が明かない。もう今日だけで何回リロードしたかもわかんない。
『セリカちゃん!さっき先輩達と先生に連絡ついたよ!もう少し耐えて!』
アヤネちゃんから連絡が入った。なら...!
「分かった!!」
マガジンはあと少し...節約しながら撃たないと...!
また1人倒す。敵の増援が来る。
「ホンットに最低!」
ついつい悪態をつく。そうでもしないとやってられないわ。
───気づけば残りマガジンはひとつ。
「まだ来ないの!?!」
もうこれ以上は耐えられない───
ヒュゥゥゥゥ...
『セリカちゃん!下がって!!』
「え?ッ!?」
ドスゥゥゥゥン...
「きゃあッ!何!?!?」
空からなにか降ってきた!?何!?敵の増援!?!?
砂埃が治まると、そこには───
「よぉ。待たせたな」
知らない人が、立っていた。
───苦しそうな顔をして、足を押さえながら。
「いや大丈夫?!?!」