ブレイン・バーストの説明とか
あと、オリバーストキャラとオリ設定がでます
『ははは、早速狩られたか。私との約束を守らないからだぞ、少年』
時刻は昼休み
昨日、原因不明の悪夢を見た翌日、いつものように学校に登校しようとしたハルユキは先日聞いたことのある≪加速≫が始まった音と共に突然謎のVR空間に飛ばされた。
そこで気が付いたら銀色の体のロボットのような姿になっていたハルユキは、そこで≪アッシュ・ローラー≫なる人物に襲われ、わけもわからずぼこぼこにされてしまったのだ。
荒谷の件の謝礼も込めて今回のことを黒雪姫に問いただすと、彼女は思考音声で器用に笑いながらそう言ったのだった。
『うっかりグローバル接続した僕も悪いですけど……はぁ。思考の≪加速≫なんてことをして何をするのかと思えばただの格闘ゲームだったなんて…しかも現実を舞台にした遭遇戦ってどんだけ人騒がせなんですか!』
『まあまてハルユキ君。我々バーストリンカーは別に格闘ゲームをするために≪加速≫しているわけではないのだよ。むしろ逆、だ。我々は≪加速≫するためにこの格闘ゲームを行っているんだよ。そうせざるを得ない理由があってな』
『…はぁ…その理由って何ですか?』
『ン、その理由は実際に≪加速≫して教えよう。ハルユキ君、≪加速≫してくれ』
黒雪姫の言葉に素直に頷き、加速コマンドを唱える。
バシッという音と共に周りの色彩が消え、同じように周りの生徒もぴたっと動きを止める。
「…それで、どうするんですか?」
加速したことにより、ピンクの豚のアバターになったハルユキは、妖艶な衣装に身を包んだ黒雪姫に問いかける。
「視界の左側に新しいアイコンがあるだろう?それが≪ブレイン・バースト≫のメニュー画面だ。自分のステータスや戦績の閲覧、それと周囲のバーストリンカーを検索して対戦を挑むことができる。マッチメイキングのボタンを押してみてくれ」
言われたように操作をすると、一瞬のサーチング表示に続いて、ネームリストが現れる。
書いてあった名前は三つ
今朝も見た、自分を指すであろう≪シルバー・クロウ≫
そして≪ブラック・ロータス≫と≪リーフ・フェアリー≫の三つだ。
「今、我々はグローバルネットから切断されて、学内のローカルネットに接続している。つまりこのマッチングリストに表示されているのはこの学校の生徒だけというわけだ。さて、私の名前は≪ブラック・ロータス≫だぞ。それをクリックして対戦を申し込んでくれ」
「え…ええっ!?」
「何も本当に対戦しようってわけじゃないぞ、ただ時間切れでタイムアップにするだけだ。そのほうが説明も幾分かやりやすいからな。それともあれか?対戦したいなら申し出を受けるが…」
「い、いえ!タイムアップでお願いします!!」
その言葉に慌ててリストを操作し、対戦を申し込む。
すると再び世界の様相が変化した。
青く停止したラウンジが、全ての生徒たちが一斉に消える。柱やテーブルが、色を取り戻しながら風化するように朽ちていき、ガラスにも厚く埃がこびりついた。
そして空がさぁっと深いオレンジ色に染まった。
その後、今朝、≪アッシュ・ローラー≫にぼこぼこにされた時にも見た1800の数字が現れ、そこから左右に青いバーが伸びた。そして最後に【FIGHT!!】の文字。
「ほう、≪黄昏≫ステージか。これはレアなステージだぞハルユキ君」
「は、はぁ……」
きょろきょろしていたハルユキの傍らで、黒雪姫の声が響いた。
それに答えながらハルユキは自分の体がピンクの豚から、銀色のロボットになっていることを確認する。
黒雪姫はどのような姿になっているのだろうか。とハルユキが視線を向けるが、彼の予想に反して黒雪姫はあの黒いドレス姿のままだった。
「さて、早速だが説明といこうか。キミの今の姿はデュエルアバター。その名の通り、対戦用のアバターだ。デザインしたのはブレイン・バースト・プログラムであり、キミ自身でもある。ハルユキ君、キミは昨日、とても長くて怖い悪夢を見ただろう?」
「は、はい」
内容はあまり思い出せないが、それがものすごい悪夢だったことは覚えている。
「それはプログラムがキミの深層イメージにアクセスしたせいなんだ。ブレイン・バーストは、所持者の欲望、恐怖、強迫観念などを切り刻み、濾し取って、デュエルアバターを作り上げるんだ。ちなみに読み取られるのは理想像ではなく劣等感だ。恐らくキミはこんなアバターではなくもっと強そうなのがよかったと考えているだろうが、運が悪ければあのピンクの豚君になっていた可能性もあったんだからな」
「う…ならまだマシ…なのか…。そういえば、先輩のアバターはその姿なんですか?それも劣等感の象徴から作り出されたアバター?」
「いや…、これは私自身がエディタで組んだものなんだ。本来のアバターはある理由で封印していてね、時が来たら話すよ。それに…私のデュエルアバターは醜いよ。醜悪の極みだ。あまり期待しないほうが良い」
ハルユキの言葉に顔を伏せながらそう話した黒雪姫は「さて」と呟き顔をあげてハルユキを見る。
「それじゃあ、講習に入ろうか。実はなハルユキ君、私たちは≪加速≫を使う度にバーストポイントというものを1ポイント消費しているのだ。ハルユキ君、戦闘でけちょんけちょんにされた時のリザルト画面を覚えているか?」
「はい、ええと…僕の名前と、レベル1って表示と…あ、そのバーストポイントの数字がでました。99から89に減っちゃいましたけど…。あ、じゃあ今も≪加速≫したから僕のポイントは88ポイントってことですね?」
黒雪姫はハルユキの問いに頷くと、その手に持っている傘を地面にカッと突き立てた。
「理解が早いな。その通りだよハルユキ君。そして減ったポイントだが…これは≪対戦≫でしか手に入らないんだ。同レベル対戦なら勝てば10ポイント、負ければ同じく10ポイントの増減が起きるというわけだな」
「えっと…それ以外にも≪加速≫で使うポイントもありますよね?それだと全バーストリンカーのポイントは減る一方じゃないですか。全部なくなったらどうなるんですか?」
「簡単な話だよ。ブレイン・バーストを失う。一度失えば、ニューロリンカーを機種変しても再インストールはできないぞ。つまり、≪加速≫の味を覚えた者達は戦い続けるんだ。そのポイントが無くなるまでな。……さて、ハルユキ君はこれまでの説明を聞いてどうする?≪加速≫の事をすべて忘れて普通に過ごすのなら私は構わない。キミの安全は生徒会で保障しよう」
「ぼ…僕は……」
一度≪加速≫の味を覚えたらやめられない。
荒谷の件で大いにわかった。
この力があれば、今まで自分を馬鹿にしてきた奴らを見返すことができるだろう。だが―――
「僕は、先輩に返すものがありますから」
「ほう?」
「貴方が僕にブレイン・バーストをくれたのには別の理由がある。ただ100ポイントを奪うだけなら、わざわざこんなことを説明してくれませんから。きっと、何か事情があるんですよね?だから、その…僕にできることなら、なんでもやります。先輩の期待に応えられるなら、僕を地獄から救い出してくれた先輩への恩返しに…えと、だから、僕は戦います。バーストリンカーとして」
途中から何が言いたいのかわからなくなってしまった。
恥ずかしさに俯いたハルユキの耳に聞こえたのは、黒雪姫のぽつりと呟くような声だった。
顔を上げると、くしゃりとその顔を歪めた黒雪姫が、こちらに手を伸ばしている。
「恩返しだなんて、そんなことを言うな。私とキミは同じ人間で、バーストリンカーだ。ハルユキ君、距離を作っているのはキミだよ。キミにはこの仮想二メートルの距離がそんなにも遠いのか?」
遠いですよ。
あなたは僕なんかと違って何でも手に入る。僕は、あなたの役に立てれば満足なんだ。
その言葉を飲み込んでハルユキは口を開く。
「僕は、先輩に助けてもらっただけで満足です。それ以上は何も求めません」
「…そうか」
呟きと共に黒雪姫の手が下ろされ、沈黙が辺りを支配する。
それを破ったのは、先ほどまでと変わらない、滑らかな声だった。
「キミの志は受け取ろう。実際、私は現在厄介な問題を抱えているしな。そのためにキミの力を借りたいんだ。そのために、次は対戦の仕方を学んでもらう。体力ゲージの下にある自分の名前をクリックしてくれ。≪インスト≫が開いて、キミのアバターに設定された通常技及び必殺技が見れる」
必殺技と聞くと少し心が高鳴るのは男の性というやつだろうか。
このひ弱そうなアバターにも、立体的な移動をして相手の背後に回り込み、ズバッと仕留めるクールな必殺技とか設定されているのかもしれない。または遠く離れた相手にまで届く拳とか。
効果音と共に開かれた半透明の窓をのぞき込む。
まず一つ。通常技≪パンチ≫
二つめ。通常技≪キック≫
そして最後。必殺技≪ヘッドバット≫
「なにこれ」
思わず呟いた声に首を傾げる黒雪姫に自分の技を説明すると、彼女はやや思案顔になって。
「ふむ…つまり、キミのアバター。≪シルバー・クロウ≫は近接型なんだな。それを主体に戦闘していくわけだが…ハルユキ君。先に言っておくが、全てのアバターは等しいポテンシャルを持っているんだ。遠距離特化や近距離特化というようにタイプは分かれていても、な。つまり、キミのアバターにもそれを補う力が隠されている筈だ。そのアバターは自分自身だぞ?自分を信じなくてどうする」
「はあ…まあ、先輩がそういうなら信じます」
「…キミはもう少し自分に自信を持ってくれ……。さて、技の説明も終わったことだし、次は体験授業といくか。そうだな…よし、マッチングリストを開いて≪リーフ・フェアリー≫に対戦を申し込んでくれ」
「…えぇっ!?」
「大丈夫、許可は取ってあるから。ほら、急げ、ハリーアップ。ドロー申請は私からしておくぞ」
黒雪姫に急かされながらハルユキは慌ててマッチングリストを開き、相手の名前をクリックし、対戦を申し込んだ。
その傍らで飛んできたデュエルのドロー申請のYESをクリック。
すると場の景色が一気に変化した。
先ほどまで夕日だった空の色は真珠を溶かしたような光沢のある乳白色に代わり、あちこちに正八面体のクリスタルが現れて浮遊している。
建物はまるで神殿を思わせるような純白色に変わった。
「今度は≪霊域≫ステージか…これは便利だぞ、周りに浮いてるクリスタルを…っと、それよりレクチャーだったな。キミの視界に小さな水色の三角形が表示されているだろう?それはガイドカーソルといって、相手のいる方向を教えてくれるものだ」
言われてみて気づく。前回の対戦では気づかなかったが、残り時間と体力ゲージの他に、水色の三角形が表示されていた。それが指す方向に敵がいるのだろう。
矢印の方向は自分の後ろを指している。きょろきょろしていたので背を向ける形になってしまったのだろう。
……つまり、今は敵に背後を取られてるってこと!?
へ、下手に動いたら殺られる!
「……もしもーし」
「はひぃっ!!すみません!どうか命だけは!!」
掛けられた声に反射的に土下座しながら振り返る。
相手の方も戸惑った声を上げているようだ。
「…ロータスさん、この人がその…逸材ですか?」
「ああ、彼は学内ネットのスカッシュゲームでレベル152までいったんだ。≪加速≫無しでな」
「…へぇ……」
黒雪姫と軽く会話した相手の視線が興味深げな視線になるのを感じる。
止めてください、僕はスカッシュしかとりえのないピンクの豚ですからぁ!
「…クロウ、そろそろ顔を上げたらどうだ?別に取って食おうってわけじゃないんだから」
「は…はい…」
黒雪姫の言葉に頷きながら恐る恐る顔を上げる。
そこには苦笑を浮かべた黒雪姫と、一人の女性アバターがこちらを見ていた。
彼女が≪リーフ・フェアリー≫だろうか。
その名の通り妖精というのが似合う姿で、腰にはファンタジー世界でよくあるロングソード。刃は片方にしかないので、長刀という部類だろう。
そして背中には黒雪姫のまではいかないが、半透明な色の羽が左右に二枚ずつ生えていた。
さらに驚いたのがそのアバターである。これはどう見ても…
「…人間?」
ハルユキの言葉に黒雪姫が大きく頷く
「そう、彼女のアバターは世にも珍しい≪ヒューマンアバター≫なんだ。キミや≪アッシュ・ローラー≫も勿論人型ではあるが、完全な人間の姿ではない。だが彼女――≪リーフ・フェアリー≫はその完全な人間の姿をしている。名前や服装から彼女は【グリーンカラー】に位置しているんだがな。≪ヒューマンアバター≫の利点は人間そのもの、ということだ。どんな環境でも動けるし、関節部分に隙間などがないため砂が入って身動きが取れなくなるなどだな。しかし、人間そのものと言うのはまた弱点にもなる。ハルユキ君のは【メタルカラー】だ。切断・貫通・炎熱・毒攻撃に耐性を持ち、硬質の体を用いた近距離攻撃力も決して低くはないんだ。ちなみに弱点は腐食攻撃と打撃攻撃。さて、キミのと比べて≪ヒューマンアバター≫はどうだ?」
黒雪姫は人間であることが弱点と言った。
自分の体と、目の前のリーフ・フェアリーとを見比べて考える。
「……色々と脆い…とかですかね?」
「そうだ。人間とはね、脆い生き物なんだよ。燃える時は燃えるし、皮膚は簡単に攻撃を貫通してしまう。腐食攻撃にも弱いな。耐性があるとすれば、氷結系に多少の抵抗力があるくらいだろうか。人間、そんな一瞬で凍らないからな。ああ、あと毒系にも強いな。表面に触れただけでは毒状態にはならないんだ。まあ、吸ったり、飲み込んだらあっという間に毒になるがな」
それを聞くと、リーフ・フェアリーはものすごく不利なのではないかと考えてしまう。
言うなればロボット対ロボットの戦いに生身の人間が参戦するということだ。鋼鉄の体には人間の拳ではダメージを与えることはできないだろう。
「…む、今、弱いんじゃないかって思ったでしょ」
「え、いや…そ、ソンナコトナイデスヨ」
ムッとした表情になったリーフ・フェアリーに片言になってしまうが実際考えていたのは本当なので申し訳なくなってしまう。
「まあそれもパッと見れば、だけどな。言っただろう?アバターのポテンシャルはどれも等しいと。≪ヒューマンアバター≫を持っている者の最大の利点はな、それ専用のアイテムがあるということなんだ。氷結や炎熱系統の攻撃の耐性を上げるアイテム――言うなれば装備品を付けることができるんだ。それと、レベルアップした際にどの耐性にボーナスをつけられるかも決めることができるんだ」
「それってレベル上げれば最強になるんじゃ…」
「そうでもないよ。確かに耐性や防御力は上がるけど貫通や切断の耐性はあまり上がらないし、やっぱり弱点は弱点だからね。今の私はアクセサリー込みで炎熱・氷結・麻痺・毒にある程度の抵抗を持ってるって感じかな。防御力もまあ…そこそこ」
「へぇー……」
やれやれといった表情で肩を竦めたリーフ・フェアリーに思わずそう返すと、「さて」と黒雪姫が声を上げる。
「とりあえず、クロウ。キミの必殺技がどんなものか見てみよう。そこのクリスタルを破壊してくれ。霊域ステージはそのクリスタルを破壊すると必殺技ゲージが溜まりやすいんだ」
「は、はい…?あの、先輩今クロウって…」
言われた通りクリスタルを壊そうとするが、ふとした違和感に気づいて黒雪姫に声をかける。
先ほどまではハルユキ君と呼んでいたはずなのに、急にアバターネームで呼ばれたからだ。
「ん?ああ、ただ単にリアル割れを防ぐために呼んでいるだけだよ。気にしないならリアルネームで呼ぶが…」
いきなりアバターネームで呼ばれたのは黒雪姫の配慮だったようだ。
こんなひょろい恰好したアバターが現実ではデブだということをリーフ・フェアリーに教えるのか…
今は同じバーストリンカーとしてまあまあ仲良くしてもらっているが、リアルがわかったらどんな反応になるかわからない。黒雪姫にいらない心配をかけるくらいなら、素直に従っておこう。
「いえ、クロウで結構です」
そういいながらクリスタルを殴りとばすと、心地よい音を立ててクリスタルは破壊された。
それと同時に体力ゲージの下の青いゲージが溜まる。これが必殺技ゲージだろう。
十分に溜まったことを確認したハルユキは黒雪姫とリーフ・フェアリーに準備ができたことを伝える。
二人ともコクリと頷くと、ハルユキの必殺技の開始を待った。
「…行きます!!」
宣言すると同時に体の前で両手を交差。その後上体を思いっきり仰け反らせながら腕を一杯に開く。
みょんみょんみょんと冴えない音とともに、自分のツルピカ頭が白い輝きを帯び始めた。
「ヘッド……バァァ――――ット!!!!!」
技名を叫んだハルユキの光り輝く頭は思いっきり振り下ろされ、ブンッと風を切る音と共に動きを停止した。
今のシルバー・クロウはまるで応援団の組長に「押忍!!」とやっている応援団員のような恰好である。
「………………」
流石の黒雪姫も今の技には目を丸くしてしまっているみたいだ。
もうやだ、死にたい。
「あ、あの……「すごいじゃないか!!」…え?」
黒雪姫とリーフ・フェアリーは興奮しながらシルバー・クロウの頭を撫でまわす。
「今の攻撃のダメージ属性は物理/打撃とエネルギー/光の攻撃だろう?いいかハルユキ君、光エネルギー攻撃は物理防御を無視して純粋な衝撃ダメージを与えるんだ!発動範囲は…まあ考えさせられるが、これはかなり強力な技だ!」
「これは重要な技だね!物理防御が恐ろしく高い相手に組み付かれた時とかかなり効果を発揮するんじゃないかな?」
「は、はぁ……」
そんなこんなで残りの時間は基本的な技の練習と、対アッシュ・ローラーへの対策に時間を費やすことになった。
「む、もうこんな時間か」
残り時間が少なくなっていることに気づいた黒雪姫が声を上げる。
「それじゃあクロウ、リベンジマッチ、頑張ってね」
「はい、ありがとうございました、リーフ・フェアリーさん」
お礼を言ったハルユキにリーフ・フェアリーは照れ臭そうに頭を掻くと
「リーファでいいよ、長いでしょ?名前」
「は、はい、リーファ、さん」
そのやりとりを最後に、≪加速≫が終了した。
周りの景色がラウンジに戻り、生徒たちも動き出す。
「…さて!早く食べようか!」
直結ケーブルを外した黒雪姫は微笑みながら目の前の昼食を食べ始める。
加速して一時間もたっていたのにハルユキの目の前にある大盛りカレーは暖かいままだ。
食欲をそそられる香りに、たまらずハルユキはカレーを口にしたのだった。
「~~♪」
「?どうしたスグ、なんか機嫌良さそうだけど…」
「ん~?ちょっと面白そうなことが起きそうだな~って」
「…ふーん……ん!このハンバーガー美味いな!」
「だからサンドイッチだってばぁ!!」
直葉ちゃんは既にバーストリンカーでした
リーフ・フェアリー→リーフフェアリー→リーフェアリー→リーファって感じです
レベルは5くらいかな
ヒューマンアバターのは完全に俺の妄想です。だって直葉ちゃんのBBアバターが思いつかなかったんですもの…容姿はALOのリーファちゃんでお願いします
ようはアクセサリーとレベルアップで欠点を補えるよ~って感じ
装備は…まあ無制限フィールドのNPCショップとかドロップで手に入るんじゃないですかね?(適当)
ハルユキ君のヘッドバットは好きです。12巻でサーベラス君にやってくれた時はテンション上がりました。
それと、書いてる時に一回テキストデータが吹っ飛んで泣く泣く途中からやり直すはめに
ブラウザを開きなおしましたってなんやねん
こまめに保存して気をつけよ……
ではまた次回!