バカと二重と神の頭脳   作:カラン

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お、遅い……!

私生活が忙しいです。一ヶ月でテスト二回とか……。

もう少し更新速度上げる努力……頑張ります。


4話:「元カノのことなんか忘れろ」とか言う奴には鉄拳制裁

明久が走り去ってから数分後、誰かが廊下を疾駆する音が響いた。

 

ガラッ「騙されたぁ!」

 

扉が壊れそうなほど勢いよく開け放ち、教室に明久が飛び込んできた。

制服が何箇所かほつれており、顔には恐怖の色が浮かんでいる。

 

「殺されるところだった!すごい剣幕で掴みかかってきたんだけど、雄二!?」

「まあ、想定内だな」

「ぶち殺すぞこの野郎!少しは悪びれろよ!」

「そんなことより、今から屋上でミーティングを行うぞ」

 

喚く明久をよそに教室の扉を開け教室を出ていく坂本。おかしい。こいつらは仲が良いんじゃないのか?関係を疑うぞ。

 

「災難だったね、あっきー」

「大事を取るのよ?」

「痛かったら言ってくださいね?」

「…………(さすさす)」

 

明久に声をかけて教室を出ていく遊星、夏樹、姫路、土屋。残った奴で明久の身支度を整える。どうでもいいけど、土屋、畳の跡なら隠れてないぞ。

 

「大丈夫か、明久?」

「なんとかね……」

「本当に大丈夫?」

「島田さんまで……。ありがとう」

 

感極まったかのように目を潤ませる明久。やはり女子に心配されるというのは嬉しいものだよな、普通。

 

「良かった。ウチが殴る余地はまだあるのね」

「ああ!もうダメ!死にそう!」

 

島田が手を握りしめてニコッと笑うと同時に、腕を抑えてのたうちまわる明久。島田よ。もう少しマシな照れ隠しはないのだろうか。

 

「大丈夫かの明久」

「だ、大丈夫と言い切れるかなぁ……?」

 

明久の身を案じてこちらに歩いてきた木下に対し、島田の方をチラチラ見ながら答える明久。怯えすぎだろこいつ。そういえば、丁度いい。木下に聞くことがあったんだ。

 

「なぁ、木下」

「なんじゃ?えっと……」

「佑野。佑野春真だ。どう呼んでもらっても構わん。ところで、お前夏樹とどういう関係だ?」

「なっ////」

「そうだよ秀吉。さっきから佐藤さんの方を見てモジモジしてたじゃないか」

「そういえばそうね」

「ぐっ////」

「「「もしかして恋人とか?」」」

「ななな……!////」

「そっかぁ。秀吉の恋人がいたのかぁ」

「意外ね」

「青春だねぇ。若いねぇ」

「ち、違う!そんな関係などではない!それと佑野!お主はワシのことを何も知らんじゃろうに!////」

 

俺たちが話を進めていくと、顔を真っ赤にして否定しだした木下。かなり親しい関係らしいな。面白くなってきたぞォ。

 

「違うと言っておろうが!……まあ、そういう関係になりたくないといえば嘘になるが……////」

「ノロケ乙」

「ご馳走様だね」

「青春ねー」

「う、うううー……!////」ダッ!

 

ついに耐え切れなくなったようで、木下は教室から飛び出していった。おそらく屋上に行ったのだろう。俺たちも屋上に向かうとするか。

 

 

 

 

 

~屋上~

 

明久、島田と共に屋上に着くと、坂本がこちらを向いて『こっちへ来い』のジェスチャーをしてきた。そちらの方に移動し、空いている場所を探して座る。

 

「よっ、遅れた」

「遅いぞお前ら。ところで、秀吉が顔を赤くしているんだが何か知らんか?」

「さあね」

 

少し離れたところにいる木下の方を見てみる。木下は俺と目が会った瞬間、顔を赤くしてそっぽを向いてしまった。男だと分かっていても可愛いと思う俺は変ですか?

 

「そういえば雄二、何でDクラスなの?」

「そうよ。何でEクラスでもAクラスでもなくDクラスなの?」

 

明久と島田が坂本にそう問いかける。そんなことはわかりきっている。

 

「段階を踏むためだ」

「Eクラスは俺たちにとっちゃ敵じゃないからな」

「クラスは僕らより上だよ?」

「明久。お前の目は節穴か?」

「周りにいるメンツを見ろよ」

 

明久は少々考えた後、

 

「バカが2人と、親友が2人と、美少女が3人。それと、ムッツリが1人いるね」

「俺が美少女だと!?」

「ええっ!?雄二がそこに反応するの!?」

「おいおい明久。俺はオープンなスケベだぜ?(ドヤァァ)」

「春真までボケに!?助けて佐藤さん!」

「吉井くん。いくらなんでも初対面の私に向かってバカ呼ばわりはやめてよね……?」

「周りに味方がいない!」

 

坂本や夏樹と一緒に笑いあったあと、本題に話を戻した。

 

Fクラス(ウチ)に姫路や佐藤がいる限りEクラスに負けることはない」

「佐藤さんて、頭いいの?」

「少なくとも、Bクラス以上の実力はあると自負しているわ……」

「へ~。それはすごいね」

「話を戻すぞ。取り敢えず、まずはDクラスを倒し今後の景気づけにする」

「負けたらどうするのさ」

「負けるわけないさ」

 

そう言って、ニカッと笑う坂本。あれは、面白いことを考えている顔だな。俺もよくするよ。

 

「いいかお前ら。うちのクラスは――――――最強だ」

「うん!そうだね!」

「他のクラスを見返してやろうじゃないの!」

「…………(グッ!)」

「もちろんじゃ!」

 

夏樹、遊星と顔を見合わせて笑い合う。こんなふうにみんなで団結するのは何時ぶりだろうか。何だか懐かしい気がする。

 

「それじゃ、作戦を説明する」

 

そして俺たちは坂本の話に耳を傾けた。




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