Fate/Grand Owata   作:アクト(act)

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説明

「先輩無事ですか?!」

 

 

「マシュ!!」

 

 

空から藤丸に向かって降り注ぐ不定形の物体を、マシュが盾を構え藤丸の代わりに受ける。

 

 

「詳しい話は後ほど」

 

 

赤い何かが降り注ぎ続けていた、だがいくら攻撃しても効果がないと判断したのかその攻撃は止まる。

 

 

身長が伸び服装も変わっている、そして大盾を装備している。

 

 

「マシュ...その格好は?」

 

 

「説明は後で、今は安全な場所へ向かいましょう。」

 

 

その瞬間大きな悲鳴が鳴り響く、少し遠くに誰か居るらしい。

 

 

「俺たち以外にも誰か居るんだ...」

 

 

「マスター指示を!!私と先輩の二人でこの事態を切り抜けます!!」

 

 

「へっ?」

 

 


 

 

「走りなさい藤丸立香!!」

 

 

「ごめんなさい...キツくなってきました...」

 

 

「止まったら死ぬわよ!!」

 

 

「所長...私が倒れても...下さい...ごめんなさい...」

 

 

「そんなことする訳ないでしょ!!口を動かす前に足を動かしなさい!!」

 

 

多種多様な魔物から二人は逃げ続ける、だが袋小路に入ってしまった二人にはもう逃げ場はない。

 

所長は魔術を放つ、何発も...だが数の暴力には敵わない。

 

 

そして二人を刃が襲おうとした瞬間、マシュが現れる。

 

 

「マシュ!!」

 

 

「大丈夫ですか?所長、先輩。」

 

 

「所長?!」

 

 

全てのモンスターを薙ぎ払ったマシュが所長の近くへ駆け寄る

 

 

「お怪我はありませんか?所長」

 

 

「どういうこと?!」

 

 

「ここは特異点F、2004年の冬木市です。

それと信じ難いことですが、 私は...」

 

 

マシュが説明してる途中に所長が話を遮り、一方的に喋り出す。

 

 

「デミ・サーヴァントでしょ?見れば分かるわよ!!

私が聞きたいのはどうして今になって成功したかって話よ!!」

 

 

「カルデアには特異点Fの調査解決のために事前にサーヴァントを用意されていたのは勿論ご存知かと思います、私の死の直前彼は私に契約を持ちかけました...英雄としての能力と宝具を譲り渡す代わりに特異点の原因を排除してほしいと。

そして私はサーヴァントと融合し、デミサーヴァントとなったのです。」

 

 

「それで補欠採用した一般枠がマスターに?」

 

 

藤丸(男)に所長が話しかける

 

 

「俺がマスター?!いやでも...」

 

 

否定しようとしたが一度口が止まった、妙な紋様が手に刻まれていたから。

 

 

そしてその事に関して所長が説明を始める。

 

 

「そのその令呪が何よりも証拠よ」

 

 

彼は納得した、いや納得するしかなかったし納得した方が都合がいいから受け入れた。

 

 


 

 

「悪いけど付き合ってもらうわよ、アンタ達。」

 

 

「「「了解しました」」」

 

 

再びカルデアから連絡が入る、Drからだ。

 

 

「神崎君を見つけました!!指定の座標に向かって下さい!!」

 

 

「...誰よ」

 

 

「俺と同じ一般?の人?です」

 

 

「そんなことより何でこんなことになったの?」

 

 

「聖杯戦争です

2004年のこの街で聖杯戦争と呼ばれた特殊な儀式が確認されています

聖杯とはあらゆる魔術の根底とされる魔法の杯

冬木の街にいた魔術師は聖杯を完成させその起動のために七基の英霊を召喚したんです、七人のマスターがそれぞれ競い合い最後に残った者が聖杯を手にする。

その結末までは記録されていません、儀式は成功したのか失敗したのか。

サーヴァントの活動は人々に知られることなく終わった筈でした...」

 

 

藤丸(男)から質問を投げかける

 

 

「だったら何で...神崎!!」

 

 

だがそこで話は一度終わる、目の前に一体のサーヴァントと転送された最後の一人が居たからだ。

 

 

「遅かったな、俺はキャスター敵じゃぁない。」

 

 

「サーヴァント...貴方は敵?味方?」

 

 

所長がサーヴァントに問う、だがDrが割り込む。

 

 

「おっ!!ソイツは魔術による連絡手段か!!」

 

 

「初めまして、御身がどこの英霊かは存じませんが我々は...」

 

 

英霊は話を遮る

 

 

「そういう前口上は結構だ、手っ取り早く要件だけ話せよそういうの得意だろ軟弱男。」

 

 

「軟弱...」

 

 


 

 

「つまり貴方はこの町で起きた聖杯戦争のサーヴァントであり唯一の生存者なのですね」

 

 

「...負けてないという意味ならな、俺達の聖杯戦争はいつの間にか違うものにすり替わっていた。」

 

 

「すり替わった?」

 

 

「経緯は俺にも分からねぇ、街は一夜で炎に覆われ人間は居なくなり残ったのはサーヴァントだけだった。

真っ先に聖杯戦争を再開したのはセイバーの奴だった、奴さん水を得た魚みてぇに暴れ出してよぉ...セイバーの手でアーチャー・ランサー・ライダー・バーサーカー・アサシンが狩られた。

そして倒されたサーヴァントは、真っ黒い泥に汚染されたっちゅう訳だ。

ライダーとアサシンはアンタらと会う前に倒した、そんでランサーはそこの小童が作った隙を突いて倒した。

バーサーカーはまあこっちが手出ししなきゃ襲ってこねぇから無視でいい」

 

 

「では残ったサーヴァントを倒せば...」

 

 

「聖杯戦争は終わる」

 

 

「特異点Fの異常も収まる可能性は高いわね...それで居場所は分かってるの?」

 

 

「ああ、この場所の心臓を守ってるのさ...汚染された大聖杯を。」

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