「アーチャーの野郎は俺が何とかする、アイツとはもう一度ハッキリと決着を付けなきゃならねぇからな。」
「本当に手を借りても構わないのかしら?貴方はコチラの事情を殆ど知らないってのに」
「ああ構わねぇぜ、気にすんな。」
「あの...先輩の手が治らないんですけど!!
スクロールで裂けた部分は治ったのに手に穴が空いたままで...」
「それは小僧が不死殺しの槍を受けたからだな、死んでも奇跡でも治らねぇ。」
「そんな...」
「神崎...」
「今は患部を圧迫して腕をひたすら強く縛るしかねぇな、その小僧は頑丈な部類だと思うがいつ容体が悪化するか分からねぇし特異点?の解決は早めにしねぇとな。」
「持ちませんよこれ!!どうにかならないんですか?!貴方の魔術とかで何とか...」
「ダイジョブだよ心配すんな、オラ起きろ仲間が泣いてるぞ。」
そうして彼は目を覚ます
「クー・フーリンが死んだ!!」
「死んでねぇよ!!」
「あっすまん夢だったわクー・フーリン、あっ藤丸と藤丸さんそれとDr...って所長?」
クー・フーリンがギャグ的に死ぬ夢を見た...あかん...
あれ所長死んでなかったっけ?何か所長の肉片が散らばってた覚えが...
「心配したぞ!!」
「よかった神崎君一生目覚めないかと思っちゃった!!」
「何でみんな泣いてるの?!何で?!」
てか何で藤丸(女)が俺に抱きついてるの?何で!!
パーソナルスペースどうなってるの...少し怖いよ何か...
「アンタこのサーヴァントの真名を何で知ってるの?!」
「あ」
やべ...
「クー・フーリン?!あのケルト神話の?!」
「あ〜面倒くせぇおら動けるか?さっさと動くぞ!!」
「あっはい」
「ちょっと何でそんなに落ち着いてるのさ!!」
すんません歴史オタクと話すの面倒くさいよね...
あのエチエチライダー...なんであんな事に聖杯の泥許せんなぁ、出会いが違えばムフフな体験ができたのにセイバーめ。
「自分の時代以外の事には関わらねぇ、あくまで兵器として協力する。
それがサーヴァントの鉄則だ、アンらの目的はこの異常の捜査で俺の目的は聖杯戦争の幕引き...利害は一致してるんだお互い陽気に手を組もうぜ。」
「合理的な判断ね」
「にしても今日は珍しい人間に何人も会うな...
アンタマスター適性がないのか、それにお前は熟練の魔術師みたいな魔力持ってんのに魔術を使わねぇ。」
クー・フーリンの愚問に所長は反発する
「だから何?!」
「所長さんは魔術師として一流なのにマスター適性だけねぇなんてなぁ...」
「何でもいいでしょそんなこと!!」
「気の強さも一流だな」
「何ですって!?」
何だこの漫才...てかマジで俺に魔術師としての才能があるのかないのか分からん...
「ホントのところ魔術師としての才能あるの?
昔会った魔術師は魔術回路がないって言ってたんだけどさ、でも魔力はあるとか云々よく分かんなくて。」
「魔術回路は多分質も量も超一級品だ、魔術師の英雄とも対等に戦える筈だぜ。」
でも俺一般の出だぞ?それなのにそんな沢山の魔術回路があるっておかしいでしょ...
「どうなんだよ結局ぅ...
魔術回路があるって言われたりないって言われたり才能があるって言われたり使えるって言われたり、でも結局使ったことないんだよねぇ使ってみなきゃ分からないな。」
「でも何か変なんだよな...何ていうか説明はできないんだが素養?だけがないんだよ...
なのに回路は鍛えられてるし、そんで回路は...よく分からねぇ。」
そんで回路は...って何?意味が分からないよ
「何それ?私専門用語ワカリマセン」
「...なあ小僧、俺と契約するか?お前は面白いからよアンタの杖として動くのも悪くかぁねぇと思ってな。」
「アンタ兵器として協力するんじゃなかったの?!」
所長面倒臭いな...頭数が増える方が都合いいだろ、それに魔術がカッコいいから細かいことはいいじゃん。
「いいですよ!!願ったり叶ったりだ!!」
自衛手段ゲット、しかもあのカッコいいルーン魔術習えるって最高じゃんこれ以上ないよマジで。
「よしきた!!改めて俺はクー・フーリンだ宜しくな!!」
「おう神崎麗だ、よろしくケルトの英雄クー・フーリン。」
「「「「「「...」」」」」」
一向に契約は始まらない...確か互いの同意の上で結ばれるんじゃなかったかな...
「...契約ってどうやるの?」
「違いの承諾で契約が果たされ魔力のパスが繋がる筈なんだけど...」
「...小童お前に憑いてる何かが邪魔してきてる、すまんさっきの話は忘れてくれ。」
何かって何よ...そんなぁ俺の魔術がぁ...
「うぅ...ファンタジー世界でファンタジーの恩恵にあやかれないって...」
相当ひどくね?マジで...
「心配すんなお前にはガッツがある!!あの得物の特性を知った上であんな事できるのはお前ぐらいだよ!!」
ガッツだけじゃ生きていけないよ...もう死にたくねぇよ大立ち回りさせてやるから契約してくれよ...
「精が出るな...」
「しないよりマシよ...
大事な事を聞いていなかったのだけどセイバーの真名は知っているの?」
「どうせセイバーはアレだろ、それにアーチャーはエミヤで合ってるかな。」
メッチャ強いんだよなエミヤって...それに何で未来の英雄が召喚されたかも謎だ...
「...ああアーチャーはエミヤだ」
「何でアンタが会ってもないサーヴァントの名前を知っているのよ!!」
「細かいことはいいじゃん...ね?」
Fateゲームで知ったなんて言える訳ないしね...
「ヤツが宝具を使えば誰だって正体に突き当たるからな...王を選定する剣の二振り目、お前さん達の時代において最も有名な聖剣その名はエクスカリバー。」
「予想通りだね、よかった。
ランサーとキャスターとライダーが入れ替わってただけかな、よしならバーサーカーはヘラクレスか。
...手を出さなければ襲ってこないか、都合がいいな。」
「エクスカリバーって...それでまさか...?」
「騎士の王と誉の高いアーサー王の持つ剣だ」
「あの子に...マシュにアーサー王と戦えって言うの?!
まだ宝具も解放してないって言うのに!!」
「お嬢ちゃんにはあの盾がある、あの盾を警戒して得意の弓で狙ったヤツが居る。
アーチャーが動くなんてセイバー絡み以外じゃある訳がねぇ...俺の読みが正しければ...」
読みって何だ、まあいいや関係ないか...確か必殺の槍避けられてたしね。
「あばよヘンテコども、今の内に休んどけ。」
ヘンテコかぁ...ヘンテコ...
間違いじゃないのがなぁ...何か悲しいなぁ...
「...神崎麗本当にアンタ何なのよ!!座りなさい!!」
所長怖い...
「ハイ...」
「アンタ一般人よね?!」
「ハイ...」
「何で聖杯戦争を知ってるのか聞きたいところだけど何で当事者と同じぐらいかそれ以上に詳しいの?!」
「イヤァハイ...あのまあ色々とありまして...」
「帰ったら全部話してもらいます!!所長としての命令です!!」
...肉体がなくても帰れるのかな?
「...」
「何よ?言いなさい」
あぁ罪悪感凄いなぁ...こう自分の命が保障されている状態で話されると...
「帰ったらね...
ごめんなさい所長、パニックにはならないで聞いて下さい。」
「口を開いていいと言った覚えはありません!!」
面倒臭いな...マジで...
「座れとしか言われてないし...
所長聞いて下さい、所長は先の事故で死亡していますのでカルデアに帰ることはできません。」
「は...?」
死んだんだよ...木っ端微塵にされて...
辛いな...でも希望の中で絶望を与えられるよりはマシかな...
「カルデア内に居る誰かの破壊工作によって設置された爆弾で、所長は死にました。」
「...へ?
...嘘よ!!そんな事ないわ...!!
私は今生きてるじゃない!!」
「精神だけこちら側に来たんだと思います...例えるなら残留思念とかそういう感じかなと...
すみません所長俺は貴方に謝らなければいけません、実はどうなるか全部知っていたんです。
人類史が途絶する事も所長含むカルデアの沢山の人が死ぬ事を、でも自分が行動した影響で何が起きるか分からなかった取り返しのならない事が起きるんじゃないかと思って怖かったんです。」
「何を...?言ってるの?」
「その事を知っていながらカルデアの人に話せませんでした、沢山の人を死なせてしまった責任は所長にはありません。
それにまあ俺の自意識過剰なだけかもしれませんが、この左腕の怪我に関して所長が負い目があったとしても感情を移入させる必要はありません。
...逃げて友人の背中に隠れてコソコソやってたツケがこの怪我なんです、それに俺は所長にこれまで何回も助けてもらいました。
ありがとうございます、そして貴方は立派に...いや間違いなく言葉では形容できないほどの成果を上げています。」
「あの...貴方を助けた覚えないんだけど?」
「そんな事ありませんよ、カルデアだけで何回も危険から遠ざけてくれましたしね。
...実はですね最近何かに呪われたのか知らないんですけど死に戻りする様になったんです、それで数え切れないほどカルデアに来る前にも来た後にも死んできたんです。
多分数千回は死んでます、でもカルデアのおかげで俺はその終わりのないループから抜け出せました。
そしてカルデアでの死も所長のおかげで回避できました...
所長は口がうるさいし藤丸に対する当たりも強いのはあんま好きじゃないですけどね、それ以上に俺の命を救ってくれたしかなりの好感を持っています。」
「ごめん、何言ってるか全然意味わかんないわ。
...ねぇこれが終わったら私は死ぬの?」
「もう死んでますね...」
「そう...ちょっと一人にしてちょうだい...」
お何だ?でもね〜折角だしね俺も悪戯したいしね逃がすつもりはないんだよなぁ〜
「嫌です、俺が話したのに自分だけ話さないつもりですか?それは問屋が卸さないってヤツかな?さあ肉体年齢だけ15歳の俺が話を聞いてあげますよ全部話して下さい。」
「何よそれ...馬鹿みたい...
私ね誰も褒めてもらってないのよ...誰も認めてくれなかったのよ...
私に手を貸してくれた人が居た...でもその人の期待をそして思いに応えられなかった...」
「俺は所長を褒めてあげますし認めてあげます!!それどころかむしろ崇拝しますね所長のおかげで死のループから抜け出せましたから!!
俺がカルデアで一番好きなのはDrでもマシュでもなく所長ですから!!
それにその期待はみんなが継いでくれます、それにみんなの期待に所長は応えています...間違いなくあなたは立派な所長でしたよ。」
何か顔色柔らかくなったな...デレたな?てかこの人マシュを超える真正ヒロインかも...
「...あなたの言っていたループの死って何?」
「何て言うかポツン...って死んだ事ににも気が付けないで死ぬんですよね、案外死んだ事に気が付かないものなんですよ。」
「違うわ、どうして死んでいたの?って事よ。」
ああそういう事か...結局身の上話はもう終わりか悲しいなぁ、何だかんだ色々と感じちゃうんだな。
「ああそういう、死んだ事に気が付く事が出来ない程の唐突な死ですよ。
...それは知らなくていい事です所長、必要以上に背負う必要はありません。」
今の所長が人類が滅亡した事を知る必要はない...
「そう...」
「人間としてこの話を打ち明けたの初めてなんですからね?!
うぅ所長が冷たいシクシク...」
「面倒臭いわね...
...神崎麗にはオルガマリー所長として命じます、マシュをカルデアをお願い。」
ん〜無理な相談だなそれはうん
「嫌だね、ていうか無理だね。」
「何でよ!!」
そりゃ俺の役割じゃないからね
「マシュはマスターの方の藤丸が面倒を見るべきだしカルデアを率いるのはDr達の仕事でしょ、安心して下さい人理は俺が死んで守りますから。」
「そう...」
うんメンタルケアの方はこんなもんでいいかな...ファッマジすか所長...
Q.最後のファッマジすか所長...何があったのでしょうか?
A.多分ストレスでゲロでも吐いたんでしょう、それかキスでもされたんじゃないですかね。
好感度チェック
上が〇〇から神崎麗への好感度
下が神崎麗から〇〇
1即滅殺
3嫌い
5普通
7普通に好き
10普通の安珍様
藤丸(男)
7
7
変なヤツになっちゃったけど友人としては普通に好きだから
普通に友達として好き
藤丸(女)
暫定5↑
暫定5
藤丸(男)との相対評価で好感度upです
女子だから↑の筈だけど距離感近くて苦手だから普通の5、ヘタレですから。
マシュ
5
5↑
普通に先輩
女子だから5↑です
オルガマリー所長
6↓
5↑
認めてくれたのは嬉しくて少し好きになったけど変なヤツ過ぎて好きになれない
女子だから5↑の上何回も助けてもらったし悪い人じゃないと気が付けてたから6だった、でも藤丸への当たりがアレだし評価1段階ダウンして5↑です。
Drロマン
5↑
5
命の恩人だけど初対面の時の距離感がアレだったから少し苦手
初対面であんな事言ったけど普通...
メデゥーサ(特異点F世界)
1↓
1↓
私の柔肌に傷をつけやがってぷんすか
stay night版も特異点F版も姿形は素敵で趣味ドストライクだったけど得体が知れなくて怖いかったし、一生消えない傷(物理)をつけられたりされてるから苦手。
最初のサーヴァントはクー・フーリンの予定だったけど藤丸含む全てのキャラの出番が魔神戦と少しぐらいしかなくなるので没になりました、てかそもそも魔神戦が起きる前に解決しそうだし...死に戻りとクー・フーリンの組み合わせとか強過ぎるから仕方ないね。