「みんな起きてくれ!!数キロ先で巨大な生命反応を確認した!!
近くにはラ・シャリテという街がある、向かうにしろ退避するにしろ警戒してくれ。」
Drの定期便来ました、マジでここからのコルデーが怖いんだよなぁ。
俺がコルデーを抱えマシュが藤丸(男)を抱えジャンヌが藤丸(女)を抱え、街に向かう。
その街では超巨大な竜が炎を吐き、街を丸ごと吹き飛ばしていた。
そして俺達の目の前に敵サーバントが現れる...
「ジャンヌ・ダルク?!本当にもう一人...」
「ねえお願い誰か私の頭に水をかけてちょうだい、まずいのやばいの本当に頭がおかしくなりそうなの。
だってそれくらいしないとあまりにも滑稽で笑い死んでしまいそう!!
ああ本当こんな小娘に縋るしかなかった国とかドブネズミにも劣っていたのね...
ねぇジル?貴方もそう...って、そっかジルは連れてきてなかったわ。」
ここで唾吐いた時に死んだ覚えがあるから我慢、せっかく言う通り水をかけてあげたのにね。
はい馬鹿です...
「貴女は...貴女は誰ですか?」
聖女のジャンヌ・ダルクが竜の魔女に問う
「それはこちらの質問ですが...そうですね上に立つ者として教えてあげましょう、私はジャンヌ・ダルク蘇った救国の聖女ですよ。」
「馬鹿げた事を...!!何故この街を襲ったのですか!!」
「何故かって?同じジャンヌ・ダルクなら理解してると思ってましたが、属性が変転しているとここまで鈍いのでしょうか?この街を襲った理由なんて聞くまでもないでしょうに。
そんなもの明白じゃないですか...単にフランスを滅ぼすためですよ!!
政治的に経済的にだなんて回りくどい!!物理的に全部潰す方が確実で簡潔でしょう?」
「馬鹿な事を...」
それしか語彙ないんですか...どれだけショックなんだろ...
「馬鹿な事を?愚かなのは私達でしょう?
何故こんな国を救おうと思ったのです?何故こんな愚者達を救おうと思ったのですか?
裏切り唾を吐いた人間だと知りながら、私はもう騙されないもう裏切りを許さないそもそも主の声も聞こえない。
主の声が聞こえないという事は主はこの国に愛想を尽かしたという事です、もしくは最初から主なんてモノは居なかったか。
でも構いません、主の嘆きを私が代行し全ての悪しき種を根本から刈り取ります。
それが私、死を迎えて成長し新しいジャンヌ・ダルクとなった私の救国です。
憎しみも喜びも見ないフリをして、人間的成長をしなかったお綺麗な聖処女様には理解できないと思いますが。」
「サーバントに人間的成長ってどうなんだ?それを言うなら英霊的に霊格が上がるとか...何と言うか...」
何度聞いても理解できない聖処女様、だから何なんでしょうね本当に。
「うるさい蝿が居るわね、あまり耳障りだと殺すわよ。」
Drのキーボードが燃える...何で特異点からの呪いが現まで届くんですかね...
「...貴女は本当に私なのですか?」
「呆れた、こんなに分かりやすく演じてあげたのにまだそんな疑問を持つなんて。」
「なら何故母の居る街を...母を殺したのですか?」
「...どういう事かしら?まあいいわ、そのジルの代わりで足掻いて見せなさい。
折角ですし私も紹介しないとね、さあ来なさい私の従僕。」
そして俺達は、周囲を何体もの敵性サーバントに囲われる。
「令呪の使用許可を先行して発令!!強制退去の準備もだ!!」
さて令呪の力のお試しだ、令呪を以て命ずれば互いの位置関係などを無視して命令ができるしね....面白い使い方ができそうだ。
「令呪を以て命ずる!!宝具を開放し隙を作れシャルロット・コルデー!!」
シャルロット・コルデーは宝具を発動する、令呪によって効果を底上げされた宝具を。
「私は世界を動かせず、けれど世界は私を鈍らせない。
どうぞ御免あそばせ私の無知なる殺人にお付き合いくださいまし...
ラ・レーヴ・アンソレイエ!!故国に愛を溺れるような夢を...さようなら、愛される貴方。」
この場の全員がシャルロット・コルデーの天使に気を取られている内に、彼女はジャンヌ・ダルクの懐に普通に歩きながら入り込む。
そして隙だらけだったジャンヌ・ダルクの胸に一刺し...
「...は?」
「礼装起動!!緊急回避!!」
正気に戻ったジャンヌ・ダルクはシャルロット・コルデーに向け手から炎を放つ、だがそれも当たる事はなかった。
マジか...一撃であそこまでやるとは思わなんだ...
そして純粋なサーバントだからこそ霊体化して逃げる事もできるらしい、そりゃこんなのにただの人間である俺が勝てる訳ないわな...サーバントと正面から殴り合うとか本当に無謀だった。
味方だとここまで頼もしいとは...
まさかこの場にいる全員を茫然とさせてる間に、敵の総大将に致命的な一撃を喰らわせられるとは思わなかった。
だがまあ問題はここからなんだよね、ここであのコルデーを囲ってたライダーに俺の足を吹き飛ばされる。
「トラップ・オブ・アルガリア!!」
互いに膠着状態、俺の足を強化魔術で切り落としてから礼装に刻まれている治癒魔術で自分の足を治す。
だが治る前に必ず敵サーバントが俺に捨て身の一撃を喰らわせに来るんだよな...どうしたものかね...
だがこれは正しかった...
敵のライダーのアスフォルトが第三のサーバント陣営の足止めをするのをやめて俺達の警戒に入ってくれた、そのおかげで俺がチビチビ言われるだけで第三のサーバント群の介入機会が出来たからだ。
「ツッ...この薄汚いネズミどもが!!
念入りに首と胴体を分ける様に!!特にあのサーバントと足を失ったチビは身体中を念入りに切り刻みなさい!!」
その瞬間、空から硝子の馬車が降り立った。
それはライダーのサーバント、そしてその仲間だった。
「優雅ではありません、この街の有様もその戦い方も。
そしてその言葉遣いも...
貴女はそんなに美しいのに血と憎悪でその身を縛ろうとしている、善であれ悪であれ人間ってもっと軽やかにあるべきじゃないかしら。」
「ああそういう、ライダーがこっちに釣れたからか。」
「Vive la France!!フランス万歳!!」
「呆けている場合ではありませんよ、乗ってくださいませ。」
そして俺達は馬車に収容される、そして逃げた先で...俺はシャルロット・コルデーに後ろから刺された。
「...なるほど、そういう事でしたか。」
「...もしかしてついてきたのか?シャルロット・コルデー?」
「いや、シャルロット・コルデーはついてきた訳ではない。」
この唇天使か...
「ふむなるほど、誰もあなたを殺せないのですね。」
契約したサーバントは、俺の死に戻りについてくるのか。
そしてコルデーの本体はあの唇だったと...龍からスデゴロで逃げられる俺の隙を...周りに邪魔されずに確実に殺せる隙を狙ってた訳か...
「諦めようぜ...俺はいくら殺しても蘇るからね...」
「確実に殺せる時を待ちます、それがいいですね。」
とんでもない地雷能力でしたこの死に戻り...そしてとんでもない地雷サーバントでした...
「本当にアサシンか...?」
「...どうでしょうか?」
「正体は?」
「アサシンですよ...
ただ私は使い魔の様なモノでして、もう少し深掘りして言うならば何とは言いませんが白血球の様なモノと形容できます。」
「...俺がこの世界の異物だから?異世界から来た人間だから?」
「その通りです、ご理解頂けてなによりでございます。」
来たくて来た訳じゃないのに...話し合いで解決できないのかなぁ...
どっかで処理しないとね...いや殺せるかも分からんが...
コルデーの宝具の詠唱が...邪ンヌに皮肉が効き過ぎてる...
これまでは毎日投稿でしたがこれからは1週間に1度とか1ヶ月に1度のペースになりそうです、申し訳ありません。