「...すまんコルデー、あの人達をキャンプ地に案内しておいて欲しい。」
「待って下さいマスター!!そちらには敵性サーヴァントが...」
あんにゃろう今度は何の用だ、俺はこれ以上足踏みしたくないぞ。
ボコボコにしてやる...
「くたばれライダー!!そして二度目まして!!」
...ってあれ?誰この人?
うわっ?!何このドラゴン!!
「あれ?!居ない?ナンデドウシテ...」
「あ...神崎...」
「あ...藤丸...」
「「...」」
「すまん人違いだったわ...倒したらまずかった?」
「...いや、助かった。」
そうして聖女マルタは、神崎麗という怪異系マスターの渾身のドロップキックによって霊核を破壊された。
「フォーウ(馬鹿野郎)」
「こんな簡単に負けるだなんて...複雑ね、でもありがとう名も知らぬマスターさん。
聖女に虐殺させんじゃないわよ全く...一度しか言わないからしっかり聞きなさい?
邪竜ファヴニールと因縁を持つ英霊ジークフリートが召喚されてるわ、リヨンという街で匿ってる。」
「あうん、ありがとう。」
そして藤丸達からの痛い視線が俺に刺さる...
「今のは可哀想だぞ神崎...」
ごめんなさい名もクラスも知らぬサーヴァントさん...
俺は心の中で一言謝った、彼女に届いている事を祈る。
「コルデー置いてってごめん!!そしてありがとう歌姫とライダーを案内してくれて!!」
「失礼、何故私の名前を知っているのですか。」
...あ、やべ。
「あ〜えっと色々あるんです、ごめんなさいでも力は貸して欲しいです。
目的も知っていますんで!!魔力は渡すんで命だけは勘弁して下さい!!」
「怪しいですね、全部話しなさいさもないと焼き殺しますよ。」
ワァ...怖いよ!!
「えっとね...」
信じてもらえるかな...
「神崎」
「はい!!何でしょうか藤丸立香さん!!」
「人と正面から話す事は大事だぞ、何があったか知らないけどさ。
...もう少し皆んなに心を開いてもいいんじゃないか?」
そうだな...藤丸の顔が眩しい...
そして説明後
「君は何て大変な目に合っているんだ!!しかもこの天才にはどうする事もできない!!」
ダ・ヴィンチちゃん...何かごめん...
「とんでもない目に逢ってたんだね...」
ドクター何すかその目...憐憫は要らんよ別に...
「いやもう大丈夫だから!!全員話を聞いてくれてありがとう!!
ていう訳で報告があります、邪竜ファヴニールと因縁を持つ英霊ジークフリートが召喚されてるらしい。
リヨンという街で匿ってるってあの敵性サーヴァントは言ってた、という訳で次の目的地はリヨンという街にすべきだと思います...で!!どうですか?罠の可能性もあると思うが行くべきだと思います。
邪竜ファヴニールという未知の敵と戦う上で、ジークフリートは必要な戦力だと思う。」
「ふむ、罠の可能性もあるが行ってみる価値はあるね。
目的地を変える、リヨンに向かおう。
...それと、神崎くんは一度カルデアに帰っておいで。」
ドクター笑顔怖いよ、いや悪かったって何が悪かったか分からんが。
「さて、本当のところ君はどこの指矩なのかな。」
怪しいのは分かるよ、でも俺も何が起きてるか分からないんだわ。
俺からしたらカルデアとカルデアスの謎を知りたいがな...
「どこの指矩でもないです、強いて言うなら別世界の自分の指矩かな?何かでも俺自身何もする気はありません。
ここに来たのも成り行きです、死の沼から抜け出したくて足掻いた結果です。
あ、でも強いて言うなら美しい世界を見たいです。」
「マーリンからは再三君に関係した警告を受けていてね...何か変な事をする気はない?」
マーリン?どちら様?もしかしてブリタニア列王史の?すげぇ存在じゃん
「それってブリタニア列王史の?」
「詳しいね、もしかして歴史とか神話が好きなのかな?」
「死に戻りしてる最中に勉強した中でその名前が...ね?」
「本気で言ってる?」
「本気で言ってる...」
そろそろ信じてくれよ...
「嘘だぁ!!そんなの嘘だぁ!!」
何だコイツ、何でそんな頑なに認めないんだよ。
「ダ・ヴィンチちゃん、Drがまた壊れたんだけど。」
「ロマニは複雑な年頃なのさ」
「複雑な年頃なのは俺だよ、そろそろ事情聴取終わりでいい?藤丸達が心配だから再度特異点に送り返して欲しいんだけど。」
「もう少し待ちたまえよ、コフィンの修理もあるがせっかく義手が完成したんだ。」
「義手?」
それは超助かる、片腕ないの不便だと思ってたし。
「この私が丹精を込めて作った逸品!!世界でただ一つ君だけの義手だ!!」
そして出てきた謎の義手、触感もあるし普通の腕と変わらない様に動かせる。
...てかこの腕人間と変わらないぞ、魔術ってすげぇ。
「本物と錯覚しちゃうわ...」
「因みに魔力を流す事で手から火を出す事ができる」
義手ってなんだっけ?
「爆笑、ダ・ヴィンチちゃん天才。」
絶対に必要ない機能だけど...あでもモンスターぐらいなら焼き殺せるかな?
「それじゃロマニ、コフィンの修理が終わり次第神崎くんのレイシフトといこうか。」
「分かった、僕はそれまで神崎くんと居るよ。」
あれ?まだ話す事あるの?
「なる早でお願いねダ・ヴィンチちゃん、藤丸が襲撃を受けないか心配だし。」
「まっかせなさ〜い」