Fate/Grand Owata   作:アクト(act)

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もう一人の主人公藤丸立香

「茜沢さん目隠しとか諸々要らなくないですか?」

 

 

「悪いね必要なんだ」

 

 

「ちょっとこれマジの誘拐じゃない?!」

 

 

「安心しろ俺にも分からん」

 

 

「安心できねぇよ!!」

 

 

俺もできないよ藤丸...早く家に帰ろうな...

 

 

そんで連れて行かれた場所は南極でした...意味が分からないよ魔術師怖い...

 

 


 

 

飛行機酔いの状態で...そのまま血を抜かれて量子ダイブとか色々な体験して...何だっけ?

 

 

「ここどこだ?」

 

 

藤丸は...

あぁ俺の左腕を枕にして大の字でぐっすり気持ちよさそうに寝てるね、それと誰この女の子?多分藤丸のヒロインキャラかな。

どうしよう...

動こうにもアレだ、寝てる女の子を触るのはアレだ。

別にいいや可愛いし...このまま腹枕してあげよう...

 

落ち着け心臓!!今にも止まりそうな俺の蚤の心臓...

 

でも藤丸には離れて欲しいかな、むさ苦しい。

 

 

「フォウフォウ!!」

 

 

何だこの生き物...いやあの天使(仮)と同じクチの奴かな、神秘の部類なのは間違いないだろう。

 

藤丸のホッペ舐めて女の子のホッペも舐めて...で俺の指は噛むと...

 

 

「嫌われた...」

 

 

悲しい...などと考えていたら、藤丸と女の子が目を覚ました。

 

 

「「んあ?

行っちゃった何だこの生き物...

ん?どこだここ?

何でこんな所に...」」

 

 

一語一句同じ言葉を繰り返すとは、仲良しですね。

そして下敷きの俺は間違いなく蚊帳の外である...案外こういうのが孤独なのだ、人と一緒に居るのに孤独を感じるあれ何なんだろう。

 

 

「確か俺は献血で...」

「確か私は献血で...」

 

 

そして第二の目隠れヒロインの登場である、超可愛いじゃねぇかふざけんな泣くぞ。

...そんなくだらない事を考えながら目隠れの彼女に手を振ってみた、手を振り返してくれた最高かよ。

 

 

「質問よろしいでしょうか先輩...おやすみの様でしたが通路で眠る理由が分かりません...」

 

 

あ〜絶景...必要以上に見るのはアレだし目は腕で隠しとこ...

 

 

「「えと...ここで寝てたの?!」」

 

 

「はいすやすやと...」

 

「とりあえず息ぴったりコンビ、俺を踏んだままにしないでほしいなはよ退いてくれ重い。」

 

 

「ああ悪い神崎、立てるか?」

 

「ああごめんなさい!!手貸しますね?」

 

 

ああ何ていうかアレ、若夫婦に介護されるおばあちゃんの気分。

 

 

「うんありがとう二人とも」

 

 

「フォウフォウフォウ」

 

 

「初めまして神崎麗です、よろしくね二人とも。」

 

 

「こちらこそ!!私藤丸立香って言うの!!」

 

 

「そうか藤丸立香...ゑ?藤丸立香?」

 

 

「そうだけど?藤丸立香だよ?」

 

 

「は?」

 

 

藤丸が呆気に取られた声を発する...

 

待って理解できない藤丸立香?が二人?

...よし気にしない事にしようこの際どうでもいい、それはそれとして藤丸は煽らせてもらう。

 

 

「藤丸...お前同姓同名の女の子で存在価値消え去ったな...」

 

 

目の前の女子は理解できてないらしい、当たり前だこの場に居る全員が理解できてない。

 

 

「あの〜...俺も藤丸立香なんだよね...」

 

 

「え?」

 

 

少年少女困惑中...

 

 

「「まあよろしくな藤丸立香!!」」

 

 

随分と長い握手を続ける二人である、結構仲良いのかもしれない。

 

 

「それはそれとして...」

 

 


 

 

「前どこかで会った?」

 

 

「いいえ初対面ですが?」

 

 

目の前の目隠れ女子と話すが微妙に噛み合わない、初対面なのに先輩?どういう事だ。

 

 

「じゃあ何で俺のこと...」

 

 

「そこに居たかマシュ、駄目だよ断りもなく移動するのは...と先客が居たのか。

初めまして君達レフ・ライノールだ、今日配属された新人で合ってるよね?」

 

 

「あっはい...なあ神崎これってお前の夢の延長線上の可能性ある?」

 

 

「残念ながらない、俺は完全に覚醒してる。」

 

 

「えっ?俺達は...」

 

「適応番号48番藤丸立香と適応番号50番神崎麗と適応番号49番藤丸立香?」

 

 

「この人俺の偽物なんです!!」

「この人私の偽物なんです!!」

 

 

「...どうやら不備があるみたいだね、藤丸君はどっちかな?」

 

 

 

「俺です!!」

「私です!!」

 

 

「すみませんレフさん、どうやらこの二人は本当に同姓同名みたいなんです。」

 

 

「マジで?」

 

 

「マジです」

 

 

「まあともかく君達が最後のマスター候補という訳だ!!」

 

 

この場に居る二人の藤丸と一人の神崎はその言葉の意味が理解できなかった

 

 

「「「...は?」」」

 

 


 

 

俺達が今どういう状況かの説明を求めた後、オッサンから謝罪をされる。

 

 

「えっと...」

 

「つまり?」

 

 

「48番の藤丸君は神崎君と献血に向かい、男の頼みに頷いたら...アイマスクとヘッドフォンを被せられここに連れてこられたと。」

 

 

「私も一人で行った事を除けば同じです...」

 

 

そしたら誰よりも先に目隠れ少女が口を開いた...

 

 

「粉うことない拉致です!!裁判になれば確実に負けます!!」

 

 

「その通りだマシュ謝ろう!!」

 

 

「「「...」」」

 

 

勢いに乗せられ言葉の出ない俺達3人...

 

 

「まあその流れで入館時のシュミレートを受けたと、慣れない量子ダイブで半ば夢遊状態でここまで来た...訳だ重ね重ね申し訳ない。」

 

 

「二人が悪い訳じゃありませんから...それよりこれから俺達はどうしたら?」

 

 

「そうだね...五分後に中央官制室で所長の説明会がある、君達新人へのちょっとしたパフォーマンスだ。

今後君が平穏な職場を望むなら急ぎなさい、些事で目を付けられるのはよくないからね。

彼女おっかないから...」

 

 

「レフ教授、私も説明会への参加は許されるでしょうか。」

 

 

目隠れの少女が細目の変な髪型をした人に問う

 

 

「...みんなが熟睡したらまずいからかな?

君を一人にしたら所長に叱られるし、結果的に私も同席することになりそうだ。

...マシュがそうしたいなら好きにしなさい、取り敢えず他に聞きたいことはないかな?三人とも。」

 

 

「はいありがとうございました」

 

 

「ねぇねえ神崎君見た見た?」

 

 

この女の方の藤丸グイグイ来るなぁ...蚤の心臓を持つ俺にはキツい...

 

 

「見た見た!!あの藤丸って子女の子に先輩呼びされてキュンキュンしてたよね!!」

 

 

「ちょっお前ら俺を爪弾きにするな!!!!」

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