Fate/Grand Owata   作:アクト(act)

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序章
やっぱ俺は主人公じゃないらしい


「ここが中央管制室です、先輩方の番号は1・2・3なので最前列ですね。」

 

 

俺達の顔色は多分最悪、俺は未だ飛行機酔いが酷いし両方の藤丸は半分寝てる。

 

 

「二人とも肩貸すよ、マシュさん案内してくれてありがと。」

 

 

「シュミレートの後遺症かな...そんな負荷の掛かるモノじゃなかったと思うのだが...

まあいい、もう始まってるみたいだからね無駄口は避けた方が良さそうだ。」

 

 

「時間通りとはいきませんでしたが全員揃った様ですね、特務機関カルデアにようこそ所長のオルガマリー・アニムスフィアです。

次の遅刻は許しません、私の命令は絶対であると覚えておくように。」

 

 

そして俺は胃の中身を吐き、藤丸は地面にブッ倒れて熟睡する。

 

 


 

 

「...ごめんもしかして寝てた?!」

 

 

「おうぐっすりとな、八つ当たりでブッ叩かれたぜ所長にね。」

 

 

...自業自得過ぎる俺達

 

 

「48番49番50番」

 

 

「「えっ?はっ...はい!!」」

 

 

「貴方達をファーストミッションから外します、今一度この場所から出ていきなさい。」

 

 

何だろう強制的にいきなり連れてこられて、休みもなしに酷使されてるの凄いイラつく。

 

 

その瞬間、ゴン!!という低い音が鳴り響く。

 

 

「「あっ」」

 

 

ついグラついて所長さんの顔面に頭突きしてしまった...

 

 

「...逃げるぞ藤丸!!」

 

 

「俺もか?!待て神崎!!」

 

 

「...私も!!所長さんごめんなさい!!」

 

 

藤丸(女)はいい子だね...

 

 

「こりゃ大変な事になったね...」

 

 

「せっ...先輩!!」

 

 

所長から逃げる三人の少年少女を追い掛けるマシュ、そのマシュを追い掛けるレフが管制室から出ていく。

 

 


 

 

「生きてるよな?」

 

 

「あぁ心は死んでるがな...頭痛てぇ...」

 

 

「な〜んか大変な事になっちゃったわね...」

 

 

「大丈夫ですか先輩?」

 

 

心配するのは藤丸sだけか...俺は眼中にない感じね...

 

多分あの子がメインヒロインの一人なんだろう、そのヒロインが好いてるのが主人公だろうし...うんやっぱ藤丸だねその理論だと主人公は。

 

 

「しまった...」

 

 

「お前だけには抜け駆けさせないからな藤丸...」

 

 

「そうだそうだ〜」

 

 

何故か藤丸(女)も同じ考えらしいな...

仕方ない共同戦線を敷く価値はある、決して藤丸(男)に抜け駆けさせない。

 

 

「君達は仲がいいね」

 

 

「所長のおかげで完全覚醒ですね!!」

 

 

「説明会から追い出され追い回されたけどね...結局何も分かんなかったなぁ...」

 

 

「そこを曲がるといい、それと神崎君は私から推薦してAチームに捩じ込ませてもらうからこっちにおいで。」

 

 

えっ俺?

 

 

「所長が怖いんですけど...」

 

 

「高い魔術適性を持ち数多の魔術を習得してるであろう君には、例え戦闘経験がなくとも参加して欲しい。」

 

 

魔術適性俺にはないぞ何言ってんだ。

 

 

「俺には魔術適性ないですよ?昔に会った魔術師に魔術回路がないって聞きましたし...」

 

 

「魔術回路がない?

...安心してくれマスターになる為の条件として、レイシフト適性がある。

そしてレイシフト適性は魔術回路を持つ事が最低条件の一つでもある...

その双方を君は兼ね備えている、魔術回路はあるし藤丸君と主人公君と同じ様に100%のレイシフト適性を兼ね備えている。

この際一般枠かどうかなんて関係ない、特異点の攻略に君の力が必要なんだ。」

 

 

俺にあるの回路?あのオッサン嘘付いたのかな?

...それともこのオッサンが嘘付いてるか、まあでも魔術回路がある事が前提条件ならいいか。

 

 

「...よく分からん!!何も魔術使えないけど大丈夫ですか?

それに何をするかも分かりません、それでもですか。」

 

 

「問題ない、私は必ず成功させると信じている。」

 

 

...何か怪しいんだよな、でもまあ死ねば戻れるし構わないか。

 

 

「ではよろしくお願いします」

 

 


 

 

「コフィンの中に入るのは恐らく初めてなのだろう?問題はない、落ち着けば必ず成功する。」

 

 

「あ〜ありがとうございますレフ教授...」

 

 

...確信だ、何かが起きる。

 

 

そう俺は確信を持ったまま、死に戻った。

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