どうやら俺のブルアカにドラゴンエンジンが搭載されたみたいだ。 作:スーさんFDP
今回はオリジナル生徒が参加します。
シャーレの夏休み始まりです!!
今回はゲストキャラと最後に後書きで物語が続いていきます。
それではどうぞ!!
第1話「シャーレの夏休み その1」
青い海、白い砂浜、照り返す太陽・・・そう、先生たちシャーレは今日、バカンスに海へと来ていたのだ。
「わーーつめたーーー!」
「ちょっと、こっちかけんなって!!」
「わはは!!!くらえ~~!!」
海ではしゃいでいるのは、シャーレに所属している生徒達。
そう、本日から14日間、シャーレは長期の休みを取ることにしたのだ。
かくいう休みを取る理由としては普段から働きっぱなしの先生やワカモにスクワッド、シャーレネットワークと、皆キヴォトスの治安のために奔走していたが、先生が学生の身で、夏休みがないのはいかがなものかと思い、シャーレの夏休みを行うことにしたのだ。
かくいう先生はバカンスが出来る土地を調べ、休みの間の代理も立てるなど、色々と計画を立てた。
“みんな・・・いい笑顔だな・・・”
「フフッ♪これも全部貴方様が企てたおかげですよ♪」
綺麗な砂浜で元気よく遊ぶ生徒達を微笑ましそうに眺める、水着にアロハシャツとラフな格好をした先生と先日買ってきた水着を身に纏うワカモ。
2人はパラソルの下で折りたたみの椅子に座りながら、ゆっくりと身体を休めていた。
“それにしても・・・水着、似合っているな・・・”
「も、もう貴方様ったら・・・♪」
心の中で、ガッツポーズしながらも、ワカモは赤くなって緩みそうになった頬を必死に取り繕って、近くにおいてあるクーラーボックスから缶ビールを取り出し、タオルで水気を拭き取って、先生に手渡す。
“お、すまんな”カシュッ
ビールを受け取った先生はプルタブを開き、一気に煽る。
“フウ・・・こんなに景色が良いのかな・・・ビールもいつもより美味く感じる・・・”
「フフッ♪、先生も少しはしゃいでおりますね♪」
“・・・そうかもな・・・”
そう呟く先生の顔は綺麗な景色によるものなのか・・・将又、この常夏の情景に懐かしさを感じたからなのか・・・もう一口、ビールを煽る。
「む~~~2人とも近い・・・」
“おっ!”
「ア、 アツコさんっ!?」
のそっと頬を膨らませながら、2人の間に割って入ったのは白いツーピースの水着を着たアツコであった。
「ふ~~ん、せ~ん~せ~い・・・ワカちゃんばっかりずるい~~」ギュウ~~
先程の先生とワカモのやりとりを見て、嫉妬・・・もとい、面白くないといった様子で先生のたくましい背中に胸を押し付けながらもチョークをかける。
“お、おいアツコ、く、首がしまる・・・!”
「ア、 アツコさんっ!?コラッ! 先生が苦しんでいますよ!」
アツコの行動に慌てたワカモは首を絞めているアツコの後ろに回り、先生からアツコを引き剥がそうとする。
そうわんやわんやしていると、黒のシンプルな水着にパーカーを着たミサキが暑い中、冷めた目を向けながら、声を掛けてきた。
「・・・何してんの?」
「私にもかまってよ~~~」
「ああ、ミサキさん! アツコさんが、先生と私のイチャラブを見て、
「・・・かんしゃく?か、何か知らないけど・・・先生苦しそうだから離したら?」
“うう・・・く、苦しい・・・”
「ああ!!アツコさん!!お離しなさい!!」
「かーまーえーーーー!!」
「・・・・・うかれすぎだよ・・・」
こうしてシャーレの夏休みは始まったのであった・・・・・・
“ああ・・・酷い目にあったぜ・・・”
「す、すまない、先生・・・私が目を離してるすきに・・・!」
あれから何とか解放された先生は先程から夕食のBBQの準備をしているサオリと他の子達を見つけ、手伝うことにした。
“いやぁ・・・アツコもあんなにはしゃいで・・・今日が楽しみだったんだろうな・・・”
「それでも、はしゃぎすぎではないか・・・先生も皆と一緒に海を満喫すれば・・・」
“おいおい、BBQの準備を任せッぱなしってのは、いじらしいじゃないか・・・お前達も”
「いえいえ、こういう裏方は私達の仕事ですから・・・」
「せんせーこそゆっくりしていてってー」
「お、おかまいなくぅ・・・」
そう言ってきた3人はシャーレを裏で支えている科学部の3人である。
一人目は真面目なおかっぱヘアーが宇佐美リコ、元ミレニアム生徒で部活の事情でシャーレに転校してきた子だ。お茶を淹れるのが得意で、医療知識と化学に精通している。現在はシャーレ科学部の部長。
2人目は天然パーマが特徴の糸村サイ、元ヴァルキューレの科学捜査部という事件の証拠を調べる捜査員だったが、マイペースすぎる行動が原因で、転校してきた。
物を直すのが得意なのか、シャーレの銃火器に車両の修理担当である。
そして3人目は気弱そうなボブカットの上山トゥ、元ゲヘナで類い希なる才能で、雷帝の下で働いていたが、雷帝失墜後、ゲヘナから中退して、ブラックマーケットの奥で細々と変な武器を作っていた所、ラブに誘われて(無理矢理)、シャーレへ復学。
性格に境遇と何もかも違う彼女達だが、なんだかんだでウマが合ったのか、団結して、シャーレに尽力してくれている。
そしてサオリ達の境遇を知ってか、よく面倒を見ていてからか、普段からも仲が良いのだ。
「それにしても・・・サオリさん、こういった準備も手際が良くなりましたね」
「昔はスーパーのステーキ見るだけで、狼狽えてたもんね~~」
「そ、そんなにからかわないでくれ・・・」ムスー
微笑ましく見守るリコとにぱーと笑いながら、少し前のことを思い出すように語るサイ。
2人に言われてか・・・サオリは子供らしく拗ねた様子で鉄串に肉とピーマンを刺していく。
「ふ、2人ともっサオリちゃんをそんなに笑っちゃダメですよっ」
「フフッ♪ええ、ごめんなさい」
「いやいや、サオリちゃんが可愛くてね~~いや、愛しの先生の前でごめんね~~サオリちゃ~ん♪」
「・・・そうか、サイ・・・ちょっと海で水泳でもどうだ・・・いつも修理で身体が鈍っているだろう・・・一緒に泳ぎにでも行かないか・・・」ギロッ
「おお~いいね~サオリちゃんが先生の為に選んだエッチな水着をこの目で拝ませて貰おうかな~~♪」
「・・・・・・・・サ~~イ~~!!」カオマッカ
「うひょ~~怒らせちゃった~~♪」
サイのからかいにサオリは先生の前だったということも相まってか、子供の様に怒りながら、追いかけっこを始める。
身体的に有利な筈のサオリだが、サイも元ヴァルキューレ生ということもあってか、身体の動かし方を解っているので、のんびりな声を出しつつも逃げ続けている。
先生はそんなどこにでもありふれた光景を目にして、小さく笑う。
するとリコが先生の前に皿に載ったもろきゅうを差し出してくる。
「先生・・・というよりは、父親の様な顔ですね」
“・・・父親か・・・・・・ってBBQなのになんでもろきゅうなんか・・・”
「だって先生、お好きですよね・・・」
“まったく・・・俺に気を遣わなくてもいいんだぞ・・・”
「ダメですよ・・・私達はシャーレという大きな家に住む家族なんです、そして私達は夏休みでたくさんの思い出を作るためにここに居ます・・・それは私達生徒だけの特権じゃありません・・・先生にも権利があります・・・」
“・・・つまり?・・・”
「そうですね・・・分かりやすく言うと・・・・・・夏休みなんですから、みんなで楽しみましょう♪」
“それなら・・・名一杯楽しまなきゃな♪”
「そうですね・・・♪」
「え~~あの、先生にリコさん・・・2人を止めないと・・・」
「も~~サオリちゃんってば、そんなに恥ずかしがることないじゃ~ん♪」
「ええい、黙れ!その間延びした口ごと縛ってやる!!」
「先生~~サオリちゃんのビキニはね~~黒と白のアシンメトリーで~~♪」
「サ~イィィ~~!!」
頬を真っ赤に染めたサオリの怒号が、屋外キッチンエリアに響くのであった。
場面は変わり、先生はキッチンエリアから、夏休み期間で借りているコテージへと向かう。
コテージの中は、空調が効いているのか、外と違い過ごしやすい環境で、数人の生徒がコテージ内を軽く清掃していたのだった。
その中には、水着姿のラブとヒヨリがベッドのシーツを載せた籠を持ちながら、各部屋の前に配って回っていた。
「う~~早く遊びたいです!美味しい物食べたいです!のんびりしたいです!!」
「文句言わない!!ホテルじゃなくてここは宿泊施設なの!だから、自分達でやれることはしっかりしないと!」
「う~~私も他の子達と一緒に海で遊びたいです~~~!」
「あの子達は、ここまでの運転係してたんだから良いの!ほら、こんなの一時間も掛からないんだから、ヒヨリもしっかりしなさい!」
「うえ~~・・・あ、せんせい~~!!」
「ん?あれ先生?」
先生の様子に気付いたか、ヒヨリは泣きごとをしつつ先生に抱きつき、ラブはあっけからんとした様子で応対した。
“2人とも精が出るな”
「そんなことないよ、外で作業してる子たちの方が大変だろうし・・・」
ラブは褒められたことにそんなことないよと返事しつつ、顔をにやつかせる。
すると、先生のお腹に抱きついていたヒヨリがスンスンと先生の匂いを嗅ぎ始める。
「・・・先生、お酒の匂いがします!!私達が働いているのに飲んでたんですね!私もコーラか、カルピス飲みたいです!!!!」
“お前は犬かよ・・・しょうがねえ、俺が何か買ってくるから・・・”
「あ!先生にパシリなんてこと!」
“気にするなラブ、これも頑張ってるお前達のご褒美ってやつさ”
「あ、じゃあポテチもお願いします!」
「・・・お前はいい加減にしなさい!」ポコッ
「うわ~~ん、殴らなくたって良いじゃないですか!!」
“・・・まったく、どこにいても騒がしい奴らだな・・・”
先生はそう言って、その場から離れて、近くの自販機かコンビニを探すことにした。
“ふう~~日差しがキツいな・・・自販機かコンビニはどこだ?”
コテージから出た先生は辺りを見回し、ジュースが売っていそうな所を探す。
辺りを散策し、3分ほど歩いた所で自販機を見つける。
“お、あったあった・・・現金のみか・・・小銭・・・”
先生は小銭を自販機に入れ、コーラのボタンを押す・・・しかし、反応せず、コーラは出てこなかった。
“ん?”
「あ、その自販機壊れてて、もう少し歩いた先の自販機なら動きますよ」
“そ、そうか・・・すまn!!!”
「こんにちは!」
親切に声を掛けられて、振り向くと、先生の目の前に・・・緑色の着ぐるみが立っていた。
“・・・・・化け物?”
「ちがうよ~~~バケモノだなんて、失礼だな~~この可愛い顔と目を見てよ!!」
“あ、ああ・・・ま、まあペロロよりマシな見た目か・・・”
「ペロロ?」
“いや、何でもない・・・すまないが、案内して貰えないか? この辺りは初めてで土地勘が分からなくてな?”
「うん!いいよ!」
“そう言えば、名前を聞いてなかったな・・・俺は先生だ”
「ボクはガチャピン! すぐそこのコテージ「ドンドコ」で管理人をしています!」
この2人の出会いが、どうなるか・・・シャーレの夏休みは始まったばっかりである。
あとがきアーカイブ
今回の夏休み、先生はシャーレを留守にするわけにも行かなかったので、代理人もとい、お留守番を任せることにしたのだ。
そしてそのお留守番とは・・・・・
アル「フフッ♪ とうとう便利屋68もここまで来たわね・・・良い景色だわ♪」
先生がたてた代理・・・それは・・・陸八魔アルであった・・・。
カヨコ「いや、野宿していたところに先生にお留守番任されただけじゃん、お小遣いつきで・・・」
ムツキ「フフー♪ハルカちゃんなんて、ワカモちゃんに爆弾の類い、没収されちゃって、部屋の隅にいるし♪」
ハルカ「うう~~こ、怖いです~~」
アル「もう、余計なチャチャはいれないで! お留守番とはいえ、今は私がシャーレの代理よ!」
カヨコ「確かに依頼として受けたけどさ・・・先生はお留守番だけで、業務はしなくていいって言われたじゃん」
アル「そ、それは・・・そうだけど!」
カヨコ「まあ・・・頼まれた掃除だけやって、のんびりしようよ・・・私は廊下に掃除機かけてくるね・・・」
ムツキ「りょうか~い♪ハルカちゃん、お風呂の方掃除しにいこー♪」
ハルカ「は、はい・・・!」
アル「ああ、もう・・・!」
アル「ま、まあシャーレで何か起きたら・・・ワ、ワカモが・・・」ブルブル
アルが思い出すのは、シャーレを出て行く際、アルにだけ、そっと耳打ちしたあの言葉を・・・・
ワカモ『アルさん・・・もし、シャーレに何かありましたら・・・分かっていますね♪』
ワカモはそう言って、目を真っ赤に光らせながら、いつもの口調で言い放った。
アル「!!!!」ブルブル
アル「・・・カヨコの言うとおりね・・・何も起きないようにしないと・・・命が・・・」
こうして先生のいないシャーレでの日常が始まるのであった。
アルは無事、シャーレで何事も無く、過ごせるのか・・・!
どうなる・・・アルちゃん!!!