どうやら俺のブルアカにドラゴンエンジンが搭載されたみたいだ。 作:スーさんFDP
筆が乗ってしまったので投稿しました。
今回はまさかのナギサです。
先日寝ていたら、ふと頭に浮かび、思わず書いてしまいました。
今回は少し、キャラ崩壊も入っていますが、個人的に乙女なナギサを見てみたかったので、投稿します。
それではどうぞ!
「先生、私に女子高生を教えて下さい。」
“・・・・・・はあ?”
それは突然のことであった。
先日仕事終わりにナギサからモモトークが届き、1日予定が欲しいと言われ、調整した所、シャーレに来たナギサが最初に口にした言葉が先程の台詞である。
“いや、教えるも何も・・・ナギサは女子高生だろ?”
ナギサの素っ頓狂な発言に先生は少し呆れながら、返事する。
すると、返事の仕方が悪かったのか、ナギサは来客用のテーブルを力一杯叩き出す。
「私は確かに女子高生ですが、そういうことを言っているのではありません!」バンッ!
“落ち着けって・・・ほら、紅茶でも飲んで・・・”
「・・・はい・・・」ムスー
いつになく、子供っぽい様子のナギサに対し、困惑する先生。
ナギサは拗ねつつも先生が淹れてくれた紅茶に手をつける。
“それで・・・女子高生を教えるって・・・いったいどういうことだ?”
「悪いのは先生です・・・」
“何・・・?”
ナギサの言葉に固まる先生。
訳が分からないといった様子の先生にナギサは自信のスマホを取り出し、モモトークのアプリを開き、ティーパーティーのグループトークの内容を先生に見せる。
「これを見て下さいッ!」
“これは・・・・”
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セイア:やあミカ、私の方はこの間先生と一緒にグランピングでお泊まりしてきたよ。星空が綺麗で、とても気持ちよかったよ。
ミカ:・・・ハハ♪セイアちゃんと一緒で、先生もつまらなそうじゃんね♪
セイア:お風呂の後に先生に髪を梳かして貰ってね・・・とても最高の休日だったよ。
ミカ:へえー・・・ま、まあ私なんて!先生と一緒に水着買いにいったし!その後も夜景の見えるレストランで恋人みたいなごはん食べたもん♪
セイア:そうか・・・私のその時の夕食は先生の手作りカレーを食べたよ。先生が真剣に作ってくれたカレーだが、とても美味だったよ。
ミカ:ふ~~~~~~~~~~~ん・・・ま、まあ私なんて、先生と一緒に服を見てまわっていた時に、店員さんに彼女さんですかって言われちゃったもんね(≧∀≦)
セイア:そうかい・・・私は先生と一緒の布団で寝たが・・・至福の時だったよ(^^)/
ミカ:ハハハハ・・・・・・・・セイアちゃん・・・喧嘩なら買うけど・・・
セイア:おっと・・・ゴリラを怒らせてしまったようだ・・・先生に助けて貰うとしよう♪
ミカ:・・・・・・・・・・・・上等じゃんね♪
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“・・・・・・・・・・・・いや、何してるんだこの二人は・・・”
モモトークの内容を見て、呆れる先生。
「それよりも先生・・・この内容は本当の事ですか?」
“・・・・いやぁ・・・まあ・・・”
「ホントウウノコトナンデスネ」
先生は漆黒に染まったナギサの瞳から顔を逸らしつつ、濁すように答える。
一方ナギサは帰ってきた夫の背広からキスマークの着いたキャバクラの名刺を問いただす妻の様な顔をして、先生に詰め寄る。
“し、しかし・・・これが先程の事と同関係しているんだ?”
苦し紛れに先生はナギサに先程の女子高生を教えてくれという内容とかみ合わない事を問う。
「私だって・・・・」
“え、何だって・・・?”
ナギサが小声で喋るのを聞き返す。
「私だって!!!ミカさんのような甘酸っぱい事や、セイアさんのような爛れたことを先生と一緒にしたかった!!!!!」
“ナギサ・・・その台詞は少し・・・”
「知っていますか!!先生と私のモモトークの内容!ほとんど仕事の事ばっかりじゃ無いですか!!それなのにお二人とは色んなとこに遊びに行っては、ふしだらなことばっかりして!!」
“ナギサ・・・キャラが・・・”
「先生も先生です!ミカさんやセイアさんばっかり不公平です!」
“はあ、わかった・・・それで、ナギサは具体的にはどうしたいんだ?”
「・・・・・」ピタッ
先生の言葉を聞き、ナギサはスイッチが切れた機械かの如く、ピタリと止まってしまう。
“・・・ナギサ・・・?”
「・・・・・・そ、そんなの・・・私の口から言わせないで下さい・・・」カオマッカ
“・・・・・・・(今日のナギサは難しいな・・・)・・・わかった。それじゃあ一緒に出かけるとしよう”
こうして先生とナギサのデート?が始まったのであった。
シャーレを出た2人は道を散歩しながら、これからどうするかを話すことにした。
“とりあえず、当初の女子高生らしいことをしようか・・・”
「女子高生らしいこと・・・ですか?」
“ああ・・・こうしてナギサと遊びに行くのも初めてだし・・・”
「・・・そうですね・・・」プクー
先生の言葉を聞いて、ナギサは少女らしく頬を膨らませる。
“・・・とりあえず、何処に向かおうか・・・”
選択しろ!
・ゲームセンター ←決定
・喫茶店
・カラオケ
「ここがゲームセンター・・・すごい喧騒ですね」
“ナギサは初めてか?”
最初に二人が向かったのは、ゲームセンターである。
選んだ理由としては、ナギサが普段生き慣れていない所に行こうと思ったからだ。
「それにしても先生。ゲームセンターということは、チェスとかカードゲームとかで遊ぶのでしょうか?」
“・・・確かにカードゲームとかはあるだろうが・・・大体は格闘ゲームとか、シューティングゲームとか、レースゲームに音楽のゲームとか、色々あるぞ”
「う~ん音楽のゲームは気になりますが、殆ど競うものばかりですね・・・」
先生の教えてくれたゲームの種類を聞いて、微妙そうな顔をするナギサ。
どうにかナギサが興味を持ちそうな物を考える先生。
すると、ある物が思い浮かぶ。
“そうだ・・・あれなら、ナギサでも興味を持ちそうだな”
「???」
先生が思いついたゲーム・・・それは・・・
「せ、先生、お菓子や人形にぬいぐるみが箱の中にたくさんあります!これはいったい?」
“これはUFOキャッチャーといってだな・・・クレーンのアームを操作して、中の景品を取るゲームなんだ”
「・・・先生、ゲームの内容は理解しましたが・・・その・・・中のあーむ?とやらはUFOの形をしてませんよ?」
“ああ、昔はUFOみたいな形をしていたんだが、今じゃ色んな形があるんだ”
「なるほど・・・さすが先生です。博識ですね♪」
ナギサは勉強になりますといった様子で返事をする。
“フッ・・・そんなことないさ、それでナギサはどれを取ってみたいんだ?”
「そ、そうですね・・・これだけあると、悩みますね・・・・・・あ・・・これは・・・」
ナギサは少し歩き回りつつ、色々な景品の入ったUFOキャッチャーを見て回り、ある物に目がとまる。
先生もナギサの視線の先にある筐体に目を向ける。
するとそこにあったのは・・・
“こ、こいつは・・・!!!”
筐体の中に入っていたのは小野ミチオのぬいぐるみであった。
“(な、なぜミチオが!!??というより、あいつぬいぐるみになるほど有名だったのか!?)”
「せ、先生!私、このぬいぐるみが欲しいです!」
“な、なん・・だと・・・!!”
ナギサは少女らしく目を光らせながら、ミチオのぬいぐるみを指差す。
「え、えっと・・・これはどうやって動かすのでしょうか?」
“あ、ああ・・・ここにお金を入れてボタンを押して、景品を取るんだ”
「なるほど、それでは!・・・あれ、カードを入れるところは?」
ナギサは懐から黒く輝くブラックカードを取り出し、ゲームに入金使用とするが、入れる場所が無いことに?マークを浮かべる。
“ああ、基本ゲームセンターは現金でしか起動できないから、ここは俺が払う。
50万4820円→50万4320円 チャリチャリ♪
「す、すみません先生!このお礼は後で致します!!」
“何、今日はデートも兼ねて来ているんだろう。これぐらいわけないさ”
「あ、・・・先生ったら・・・」ポッ
先生の言葉にナギサは嬉しそうに頬を赤らめる。
“それじゃあ、取ってみるか”
「はい・・・えっと、まずはこのボタンを押して・・・」
ウイーン!
「あ、動きました!で、次はこのボタンで奥に動かすんですね!」
“フフッ・・ああ”
いつもトリニティの生徒会長として激務の中、トリニティを思い、自身を律しているナギサが、今日は年相応にはしゃいでいる。
そんな姿を見てか、先生も微笑まずにはいられなかった。
「あ、あと少しです!ああ!落ちちゃいました!先生、このあーむさんはこんなに弱いのですか!?」
“まあ、そんなに簡単に取られちゃ、店も経営出来なくなるからな・・・”
「取ってくれるのがミカさんならこんなことには・・・!」
“いや、商品が壊れてしまうんじゃ・・・”
それから10数分後・・・
「と、取れましたーーー!!」
少し苦労したが、無事ミチオのぬいぐるみを手に入れられた事に喜びを露わにするナギサは先生の元に行き、手に入れたミチオのぬいぐるみを見せる。
“すごいなナギサ、初めてで良く取れたな”
「これも先生が最後の一回の際にアドバイスしてくれたからです!先生はUFOキャッチャーにも精通なされているんですね」
“ミニゲームは欠かさずやっていたからな・・・”
先生はそう言うと、思い馳せながら、少し遠くを見上げる。
その様子を見たナギサは首を少し傾げる。
“さて、ゲームセンターも堪能したとこだし、他にも行ってみたいところはあるか?“
「そうですね・・・でしたら、先生のお気に入りの場所はありませんか?」
“・・・ん、俺のお気に入りの場所?”
「は、はい・・・もしかして、あまり立ち寄られて欲しくないのでしたら、別のにします・・・」
“・・・いや・・・とっておきがあるぞ”
「とっておき・・ですか?」
そうしてゲームセンターを出た二人が向かった先はシャーレであった。
「せ、先生。なんで態々シャーレに?」
“ここに俺のとっておきがあるんだ・・・まあ、着いてきてくれ・・・”
「は、はあ・・・」
先生に言われるがまま、ナギサはシャーレの中に入り、エレベーターに乗り、上へと登っていく。
するとあることに気が付く。
「先生?いつものお部屋と違うボタンですが?」
ナギサが指摘した通り、いつもの階のボタンを押さず、先生は屋上へのボタンを押していた。
“行くのは屋上さ・・・”
「屋上ですか・・・ですが、今の時間じゃお外は真っ暗で何も見えないのでは?」
ナギサが指摘した通り、ゲームセンターからシャーレに戻ってくる際に時刻は夕刻を過ぎており、陽をすっかり地平線から隠れてしまい、辺りは既に暗くなっていたのだ。
“それはこれからのお楽しみさ”
「は、はあ?」
そしてエレベーターは屋上に停まり、扉が開く。
そこでナギサの視界に映ったのは・・・
「・・・こ、これは・・・!」
“ああ・・・綺麗なもんだろ・・・”
ナギサと先生の目の前にはシャーレの屋上から見える電灯によって生み出された夜景であった。
ビル、家、デパート、お店、車、家と数多の電灯によって彩られた美しい夜景にナギサは感動を覚える。
「・・・こういった夜景があるのは存じていましたが・・・実際に見ると、こんなにも綺麗だなんて・・・」
“・・・ここが俺のお気に入りさ・・”
「ここが・・・先生の・・・」
“ああ・・・ここキヴォトスでは日夜色々な事が起きて、たまに嫌になることがある・・・”
「先生・・・」
“だがな・・・そんな時にここ来ると、このキヴォトスも悪いもんじゃないと思える・・・ここはそんな俺の大切な場所なんだ・・・”
「そ、そんな大切な場所を・・・私に教えて・・・」
“・・・いつも、色んな事で悩んで苦しんでいるナギサにだからこそ・・・見せてあげたくなったんだ・・・”
「せ・・・せん・・せぇ・・・」グスッ
先生の優しい言葉にホロリと涙を流すナギサ。
胸の高ぶりに身を任せ、抱きしめていたミチオ人形を抱えたまま先生の胸に抱きつく。
先生はそんなナギサの腰に手をそっと回し、抱きかかえる。
「わ、わたし・・・先生と出会えて・・・本当に・・・グスッ・・・良かったです・・・」
“フッ・・・俺もだよ・・・ナギサ・・・”
こうして、先生とナギサの1日は終わるのであった・・・・・
数日後・・・シャーレにて
“今日は書類が多いなあ・・・”
「そうですね・・・でしたらさっさと終わらせてしまいましょう♪」
いつもの様に何事も無く、書類仕事をこなす先生。
その傍らには本日の当番であるハナコがスクール水着の姿で事務作業を手伝っていた。
ピンポーンッ!
“ん?なんだ?”
「どうやら宅配便みたいですね」
“受け取ってくるか・・・”
水着姿のハナコに出て貰う訳にもいかず、先生は自分で荷物を受け取りに行く。
そして数分後、部屋に小さな段ボールを携えながら戻ってきた。
「誰からでしたか?」
“ああ、ナギサからみたいだ”
「ナギサさんからですか?」
ナギサからの小包に?マークを浮かべる先生とハナコ。
とりあえず、デスクに置き、カッターで段ボールを開くと、中には綺麗な西洋風の木箱が入っていた。
“なんだ?”
先生は何かと思いながら、その綺麗な木箱を開ける。
入っていたのは美しい装飾の施された羽ペンと高級そうなインクであった。
“これはアンティークか何かか?”
「いえ、一応実用的な物のようですが・・・それよりも、この羽・・・」
羽ペンを見るやいなやハナコは口元に手を当てて、この羽がナギサの羽と同じ物であると訝しむ。
羽を持つ生徒が異性に自身の羽を送る意味・・・
そのことに気が付いたハナコは少し面白く無さそうな顔をする。
一方、そんなハナコに気が付かない先生は箱の中を珍しそうに見つめている。
その時、羽ペンとインクの他に小さなメッセージカードが添えられていたのに気が付いた先生はカードを取り出し、その内容を読み上げる。
“メッセージカードも入っているな・・・どれどれ”
―――――――――――
先生へ、先日はありがとうございました。
先生の大切なお気に入りのお返しにこちらをお送りします。
PS:ペンがくたびれましたら、新しいのをお送りしますので、いつでもおっしゃって下さい。
―――――――――――
“まったく・・・こんな高価な物を・・・なあハナ・・・コ・・・”
「・・・・・・・・・・・・ふ~~~ん・・・・・」
“ハ、ハナコ・・・?い、いったいどうしt”
「先生・・・私、本日は用事を思い出しましたので失礼しますね」
“いや、まだ書類が・・・”
「・・・失礼しますね」グワッ
“あ、はい・・・”
いつものハナコからは想像出来ないほどの目力に思わずたじろぐ先生。
ハナコは水着姿からその上に制服を着直し、帰り支度を済ませると、先生の傍に近づき、先生のほっぺをぎゅーっと引っ張る。
“い、痛い!ハナコ、痛い!”
「・・・失礼します!」バタンッ
ハナコは先生のほっぺから手を離すと、そのまま部屋から出て行ってしまうのであった。
“・・・何だったんだ・・・いったい・・・”
場面は移り変わり、トリニティのテラスにてナギサが外の景色を見ながら、いつもの様に紅茶を飲んでいた。
膝にはミチオのぬいぐるみを愛おしそうに抱えながら、先生とのデートに思いを馳せるのであった。
後書き
作者「ふああ~~おもわず書いちまったぜ~~~」
ハナコ「・・・・」ニコニコ
作者「あれ?ハナコさん!?」
ハナコ「・・・・」ニコニコ
作者「・・・あの・・・」
ハナコ「作者さん」
作者「は、はい!」
ハナコ「わかっていますね?」
作者「へ・・・」
ハナコ「わかっていますね?」
作者「いや、あの・・・」ダラダラ
ハナコ「わかっていますね?」
作者「・・・・・あ、あそこに先生がナギサと一緒にデートしてる!!」
ハナコ「!!!!」フリムキ
ピュ~~~♪
作者「逃げるんだよ~~~!!」
ハナコ「・・・フフッ♪」ジャキッ
こうして作者とハナコの追いかけっこ(意味深)が始まるのであった。