どうやら俺のブルアカにドラゴンエンジンが搭載されたみたいだ。   作:スーさんFDP

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皆様お久しぶりです。

今回は完全なギャグ回です。

どうぞ!




第16話「マタニティ・アンジャッシュ」

 

 

 

 

「おはよう、先生! そしてこれを見てくれ!」

 

“朝から元気だなウタハ・・・”

 

「ウタハさん。今日は当番でしたね・・・そちらは?」

 

ある日のシャーレ、本日の当番であるウタハが少しテンション高めで執務室に入ってきた。

目に少し隈があることから、多分徹夜して作ったのだろう。

 

返事をしたワカモもウタハが持っている大きなバッグに目が行く。

 

“・・・お前には世話になっているが・・・この間のおそうじ丸みたいなのは勘弁してくれよな・・・”

 

 

思い返すのはつい一週間前の出来事・・・

 

 

 

ミレニアムに出来た新しい牛丼チェーン店に特製牛丼を食べに行った先生は帰り道に巨大なロボット掃除機をテストしていたウタハと興味深そうに見学しているアリスと出会い、折角だからと、試験運用を見学することにした。

 

最初は順調にゴミを回収し、上手に分別するところも見させて貰い、順調であったのだが、おそうじ丸の学習機能がある女性物下着の雑誌を吸った所、AIが雑誌に掲載されている下着をゴミと認識してしまい、生徒を吸っては下着だけ回収していくという最悪な学習をしてしまい、阿鼻叫喚な状況となってしまったのだ。

 

 

お昼ご飯の帰り道に近くを通っていたユウカとノア・・・

 

近くのワゴンでケバブを食べていたアスナにカリン・・・

 

公園の芝でお茶を嗜んでいたヒマリとトキ・・・

 

近くのコンビニで買った肉まんを頬張るマキとハレ・・・

 

 

おそうじ丸は視界センサーに生徒の映し出しては、吸い込み下着やタイツだけを回収していった

 

そして、下着を取られた生徒は恥ずかしさのあまりか、一部を除きその場を動けなくなってしまった。

 

 

“お、お前達・・・! 無事か!?”

 

ユウカ『せ、先生!こ、来ないで下さい!!来ちゃダメです!!』カオマッカ

 

ノア『あの・・・さ、さすがに・・・恥ずかしいです・・・』カオマッカ

 

アスナ『あーご主人様だー♪』ピョンピョン♪

 

カリン『アスナ先輩、ダメですって!!』スカートオサエツツ

 

トキ『・・・・キャー、センセイノエッチ~~・・・』ボウヨミー

 

ヒマリ『まあ先生お日柄も良い日ですね、本日は良い天気でしたので、お昼はお外でめしあがっていました。先生はお昼ご飯はもう済ませましたか?そうですか、それはとてもとても残念でしたね♪この超天才清楚系病弱美少女ハッカーとお昼を共に過ごすチャンスでしたのに。それはまあ置いておいて、本日の星座で私、ぶっちぎりの1位でして、内容が待ち人来たるでした♪運命はつながっているんですね♪そしてラッキーアイテムが青いマグカップということで、本日こちらで紅茶を飲んでました。最高の天気とトキが淹れてくれた最高の紅茶に颯爽と現れた先生!間違い無く最高の日です!!・・・・・・・・・・・・・・先生、流石に長いスカートとはいえ恥ずかしいのでこっちを見ないで下さい・・・!!!』カオマッカ

 

マキ『あ、せんせー何かパンツとられちゃった』3徹目

 

ハレ『・・・妖怪MAXが染み渡る・・・』3徹目

 

 

その後、先生とアリスとウタハによるおそうじ丸との戦闘により、何とか無事?収束に向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

「いやー、流石にユウカもカンカンだったね」

 

“こっちは共犯扱いされて、気が気じゃ無かったぞ”

 

「・・・その場に居なくて本当に良かったです・・・」

 

思い返すだけで苦虫を噛み潰したかのような顔をする先生と、想像してホッと安心するワカモ。

 

「まあ、今回はそんな大騒ぎになるようなものじゃないさ」

 

“本当だろうな・・・”

 

「まあ、とりあえずこれを見てくれたまえ!」

 

ウタハは大きなバッグから勢いよく取り出す。

 

パッパラッパッパパ~~♪

 

「マタニティじゃけっと~~♪」

 

 

どこかの青狸が良いそう台詞を言ってウタハが取り出したのは、お腹部分が大きくなっている防弾チョッキの様な物だった。

 

それを見た先生は何だそれはといった顔をする。

 

一方、ワカモは物を知っていたのか、興味深そうな反応を返す。

 

「まあ~~ウタハさん、これは妊婦さんを体験できるアレでしょうか?」

 

「流石だねワカモ♪その通りさ♪」

 

“博識だなワカモ”

 

「え~~それはもちろん♪いつか先生の子をと勉強していた際に知りました♪」

 

“そ、そうか・・・”

 

ワカモの言葉にどう返事した良いか口ごもってしまう先生。

 

そんな先生とは裏腹に興味津々なワカモはウタハの持つジャケットに近づき、触りたそうにしている。

 

「ワカモ、着けてみるかい♪」

 

「お願いします♪」

 

ウタハの言葉に元気よく返事をするワカモ。

 

すぐさまエプロンの様に取付け、プラスチックのホックをカチッと着ける。

ワカモは新しい洋服を貰った少女の様にクルリとその場を一回転する。

 

するとジャケットからビー!少し甲高い音が鳴り響く。

その音にびっくりしたワカモは自信の狐耳をピンと立たせる。

 

「な、何ですの!」

 

「フフッ♪ダメじゃ無いかワカモ、妊婦がそんな動きをしては」

 

“・・・なるほど、今のワカモの動きがお腹の子供の負担になったから鳴ったのか?”

 

「そうさ、しゃがんだり、跳ねたりした時に赤子に負担が掛かる際は音で知らせてくれるようになっているのさ。そしてこのアプリを連動させると、中の赤子の健康状況を表示してくれる。さらに、ここからが真骨頂! 先生、ワカモのお腹をゆっくりやさしく撫でみてくれ」

 

“こ、こうか・・・”ナデナデ

 

先生は気恥ずかしそうに膝立ちし、ワカモのお腹に目線を合わせ、優しくジャケットのお腹部分を優しく撫でる。

 

すると、ウタハの方からピコン♪と音が鳴る。

そして、彼女は服のポケットからスマホを取り出し、画面を先生に見せる。

 

「さっきの様にお腹に言い影響を与えるとゲームの好感度の様にいい音が鳴るようにしてあるのさ」

 

“まるで育成ゲームの様だな・・・シンプルで分かりやすい”ナデナデ

 

「良いだろう♪・・・ワカモ、顔がとんでもないことになっているが、大丈夫か!?」

 

少し目を離した隙に、ワカモは現状、夫(先生)に自信の愛の結晶を優しく撫でられているという構図にトリップしていた。

 

 

「・・・・・・・・・・・・はっ!幸せすぎてどうにかなるところでした!!」

 

この状況を一番楽しんでいるのはワカモかもしれない・・・

 

“それにしてもウタハはこういう医療器具も作るのか・・・”

 

「発明は誰かのためにが大事だからね・・・それに・・・その・・・私自身も興味があってね・・・」テレテレ

 

”そ、そうか・・・”

 

「テストは何回もしたが、私以外の実体験が欲しくてね。それでシャーレの若奥様と噂のワカモにやって貰おうと思って、持ってきたんだ」

 

「も~~う~~ウタハさんったら~~褒めても出てくるのは今日のおやつのぜんざいにフルーツがつくだけですよ♪」

 

“テストって言っていたが、どれぐらいだ?”

 

「そうだね・・・一週間ぐらいで、様子を見たいな」

 

「・・・一週間・・・分かりました先生との立派な子供を育てて見せましょう!!」

 

「因みにだけど、防水機能もついているから、肌身離さずも出来るよ」

 

「上等です!!!不肖、ワカモ! 今日からお母さんです!!!」

 

ワカモは力強く手を上げて、気合いを入れる。

 

 

こうしてワカモのママさん体験は始まるのであった。

 

 

“とりあえず、仕事をしようか・・・”

 

 

 

 

 

 

その日の夕方・・・・・

 

 

 

「ふんふんふんふふ~~ん、ふっふふふ~ふ~ふ~ん~♪」

 

ワカモはいつかのためにと買っておいたマタニティウェアにエプロンを身に纏い、夕食の準備を始める。

そんな彼女の様子を居間で新聞を読んでいた先生は微妙そうな顔をしながら、眺め続ける。

 

すると、執務室の扉が開き、シャーレスクワッドの4人が帰ってきた。

 

「戻ったぞ」

「ただいまです」

「ただいま・・・」

「ただいま」

 

サオリ、ヒヨリ、ミサキ、アツコの順に声を掛けていく。

 

「あ、良い匂いです~~」グゥ~

 

「あ、ワカちゃん、手伝うね」

 

調理室から良い匂いがしたのを嗅ぎ取った野かヒヨリのお腹から音が鳴る。

アツコは最近ワカモと一緒に料理をしているので、そのまま上着を畳み、台所の方へと向かう。

 

「先生ただいま・・・ってさっきから落ち着かなさそうだけど、どうしたの?」

 

“ミサキ・・・いやあ、実はな・・・”

 

 

「ワカちゃん! 何そのお腹!!!」

 

 

普段声を出さないアツコの大声に驚いて、台所の方に顔を向けるサオリたち。

先生はワカモの事だろうなと思い、新聞に目を向ける。

 

 

「サッちゃん!みんな見て!!」

 

「ア、 アツコさん、そんなに乱暴にしては、お腹の子に触ります!」

 

「何を騒いで・・・」

 

「どうした・・・の・・・」

 

「・・・妊婦さん・・・?」

 

 

「「「「誰の子(だ)(です)?」」」」グルリ

 

 

 

“・・・・・・いや何勘違いしてんだよ・・・俺の子じゃねよ”

 

 

「あ、貴方様!この子を認知して下さらないんですか!!」ブワッ

 

先生の言葉を聞いて、ショックで涙を流すワカモ。

そんなワカモの様子に冷めた目で面倒臭そうな顔をする先生。

 

「せ、先生!!ひ、酷いぞ!!いくらワカモが無理矢理関係を迫ったとはいえ、そんな言葉を掛けるなんて・・・!!」

 

「・・・最低・・・」チッ

 

信じられない物を見るかのように怒るサオリとゴミを見るかのように軽蔑の言葉を吐き捨てるミサキ。

 

「・・・せんせーさいてー」

 

少し冷静になって、状況が分かってきたアツコは棒読みで便乗する。

 

「・・・まあ、そうですよね・・・」

 

同じく、ワカモの妄想癖だと片付けるヒヨリ。

 

“お前達な・・・”

 

とりあえず、今日の出来事を4人にも話した。

 

すると、4人は結構興味津々だったのか、物珍しそうにそのマタニティジャケット見る。

 

 

とりあえず誤解が解けて、少し安心する先生。

 

しかしここからが、災厄の始まりであった・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日・・・

 

 

“さて、思ったよりも早く仕事が終わったな・・・帰る前に一杯寄っていくか・・・♪”

 

早めに仕事が終わった先生は気分が良いのか、いつもの商店街を歩きながら、行きつけのバーへと足を動かす。

 

その時だった。少し先が騒がしいのに気が付く。

 

“なんだ?”

 

ザワザワと大きい声では無いが、色々なヒソヒソ声が聞こえてくる。

 

気になった先生はその現場へ静かにあしを運ぶ。

 

そして視界に映ったのは・・・・・

 

 

 

「フフ♪元気に育ってね♪」ナデナデ

 

マタニティウェアを着て夕飯の買い物をしているアツコの姿だった。

 

 

 

BGM:Unwelcome School

 

 

 

“おい!アツコ、何してる!!“

 

「あ、アナタ、お帰り♪お仕事早かったんだね♪」

 

“お、お前こんな一目のつくところで・・・!!”

 

「だって、お医者さんにも言われたでしょ、適度な運動が大事だって♪」

 

“い、いいから帰るぞっ!!”

 

「あ、急に引っ張らないでっ・・・!」

 

 

会話を聞いていた周りの人たちはヒソヒソとしゃべり出す。

 

「シャーレの先生ったら、あんな小さな子を妊娠させてるなんて・・・!」ヒソヒソ

 

「やっぱり囲っていたのね・・・!」ヒソヒソ

 

「待って、今朝、ワカモさんもお腹を大きくして美容院に来ていたって聞いたわよ」ヒソヒソ

 

「じゃ、じゃあ他の子達も・・・!」ヒソヒソ

 

 

 

 

“ま、待ってくれ・・・!違うんだ・・・!これは誤解で・・・!!!”

 

ポンポン♪

 

突如肩を叩かれる先生。

ゆっくりと振り向くと、ロボットのお巡りさんがニッコリ顔でこちらを覗いてきた。

 

「シャーレの先生ですよね?ちょっと署でお話聞かせて貰っても?」

 

“・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”

 

 

 

こうして先生はお巡りさんに連行された。

 

パトカーに乗せられる際、アツコが「子供から父親を取らないで!」と迫真の演技をするが、余計に騒ぎが大きくなった。

 

 

このことが動画に上がり、多くの生徒が激高して、シャーレに詰め寄ったのは語るまでもないだろう・・・・・・

 

 

 

 

 

 

数日後・・・・・矯正局にて・・・・・

 

 

 

元SRT学園FOX小隊のクルミは午後の刑務作業を終えて、食堂のテーブルに座る。

他のメンバーは本日は他の作業であったため、別の時間帯になったようだ。

 

「はあ・・・ここの生活も慣れてきたわね。今日の夕飯は何だっけ?」

 

“今日は野菜多めのホワイトシチューだそうだ”

 

「へえ~~今日は当たりね♪ありがとう♪」

 

“ああ、こちらこそ”

 

「それにしても、どっかで聞いたような声ね・・・・・・・・・・・」

 

クルミはそう言って、横に居た人物の顔を見る。

 

そこに居たのは、坊主頭に刈り上げられ、囚人服を着た先生であった。

 

“ようクルミ、久しぶりだな・・・”

 

「ちょ! え、先生!?何してんのよ!!」

 

クルミは自分達に正義を問いただし、自身らの蛮行を止めてくれた先生の姿を見て、大きく驚く。

 

“・・・色々誤解が重なってな・・・訳あって、ここに収監されている”

 

「どういこと!!??」

 

“ただ・・・今は・・・もう少しここに居たいな・・・”

 

「ええ・・・」

 

あまりに切実な言葉を出す先生にクルミは頭を傾げるしかなかった。

 

 

 

なおこのすぐ後、義孝が真顔のホシノのお願い(・・・)により、保釈金を支払い先生をシャバに出した。

その際に一悶着起きた事は皆様のご想像にお任せします。

 

 

 

 

第16話「マタニティ・アンジャッシュ」 完

 

 

 

 

 





おそうじ丸、少しネタで出しましたが、見たいですかね?




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