どうやら俺のブルアカにドラゴンエンジンが搭載されたみたいだ。   作:スーさんFDP

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今回は女子会ネタをやってみました。

本編のキャラと違うのは先生による影響です。

それではどうぞ!


第26話「女子会inゲヘナ」

 

 

 

ある日のゲヘナ学園風紀委員会にて・・・

 

「はあ・・・・・」

 

「ヒナ委員長、どうしました溜息なんて?最近はそこまで忙しい訳ではありませんし・・・また先生がらみでしょうか?」

 

「・・・・・・最近のアコは鋭くて嫌ね・・・そうよ・・・」

 

普通に悩みの原因を当てられて、少しつまらなそうに返事をするヒナ。

 

「癪に障りますが・・・ヒナ委員長はここ最近ずっと先生のことでしか悩んでおりませんので・・・」

 

「あら嫉妬?どっちに?」

 

「・・・・・・・ヒナ委員長も随分余裕が出来ましたね・・・」

 

「あら、貴方ほどじゃないわ」

 

「「フフフ♪」」

 

ヒナとアコはそう言って小さく笑う。

 

昔の二人からするとまずあり得なかった光景だ。

だが、先生との出会いからか、程よく少女から女性らしい成長をしたのだ。

 

「あれ委員長にアコちゃん?どうかしたの」

 

「楽しそうに会話してましたけど?」

 

部屋に入ってきたのはイオリとチナツの二人である。

 

「あらイオリにチナツ?今日は授業の日では?」

 

「ん、今日の分は終わったよ。最近、前程暴れる生徒も少なくなったし部室に来ちゃった・・・」

 

「毎日あった出動も今じゃ週2~3回ぐらいになりましたから・・・勉強がはかどります」

 

「わかります・・・書類の方もこの通り、午前中で終わってしまいましたし・・・」

 

アコがそう言って、決済済みの書類の束を指差す。

 

少し前ならば、万魔殿に温泉開発、美食研にパンちゃん、便利屋68に数多の不良共といった問題児が引っ切りなしに暴れて出来た書類と格闘中だったが・・・

 

「これも先生のおかげですね♪」

 

チナツが嬉しそうに先生のことを上げる。

 

先生が来てからのゲヘナは本当に変わった。特に温泉開発部のことがおおきかった。

当初は先生が彼女達の顧問になると言ったときは本当に焦ったが・・・蓋を開けてみればあの鬼怒川カスミにまさかの手綱を引く結果となったのだ。

 

「最初は本当に・・・どういうこと?みたいに驚いたわね・・・」

 

「あの時ばかりは本当に裏切られたと思いましたが・・・」

 

「シャーレで不良や指名手配者を更生させている先生の手腕ですかね」

 

「でも、当番でワカモに会ったけど、本当に七囚人だったの?ってくらい滅茶苦茶いい人だったのは驚いたな」

 

イオリが思い出すのは、シャーレでの当番中に出されるお菓子やお茶に美味しいお昼ご飯。

しかも少しでも業務で時間が遅くなると、夕食もご馳走する徹底ぶり。

 

「こう言ってはなんですが・・・給食部のお昼より美味しかったですね・・・」

 

「チナツそういうのは思ってても言わない様に」

 

「す、すみません・・・」

 

チナツの言葉にヒナは小さく説教する。

 

「そう言えば・・・ヒナ委員長、先程の先生での悩みはなんだったのですか?」

 

「悩み?先生で?」

 

「・・・もしやまたご無理をしていたんですか?」

 

アコの言葉にイオリとチナツが反応する。

 

「そうね・・・そんな大きな悩みと言うわけではないけど・・・少し長くなるかもだし・・お茶でも飲みながら話すわ・・・」

 

「なら私がお茶を淹れますね」

 

「丁度お茶請けのお菓子がありましたし・・・私が用意します」

 

アコとチナツがそれぞれ準備をし、ゲヘナ風紀委員会の女子会が始まるのであった。

 

 

 

 

 

準備が出来たところで、アコが淹れた紅茶を口に含むヒナ。

 

「・・・・・・いつものコーヒーはあれなのに紅茶は上手ね」

 

「うう、すみません・・・」

 

自身でも分かっているのか、小さく下を向くアコ。

 

「フフ♪言い過ぎたわ・・・・それで先生での悩みなんだけど・・・みんなは先生とはデートはよく行く?」

 

「「「!!」」」

 

ヒナの言葉に小さく驚く三人。

 

「デートですか・・・・・・まあ、服を買いに行ったりとか食事を楽しんだりとか・・・」

 

「結構ゲームセンターとかボウリングとかしに行ったりしてるかな・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

アコとイオリはそれぞれの先生との過ごし方を話す中、チナツは顔を紅くしながら押し黙る。

 

「(言えません・・・この間、先生と混浴したなんて・・・しかも卓球をして、開けた浴衣で遊んでいたなんて・・・!!)」

 

2週間前・・・温泉開発部が建てた新しい温泉宿に偶々当番中だったチナツと視察にいった際になりゆきで温泉施設を堪能したことを・・・!!

 

「チナツ?どうかしましたか?」

 

アコの心配そうな言葉に胸がギュッと引っ張られる感覚を感じる中、慌てて返事をする。

 

「い、いえ!!な、なんdもあ、あありません!!」

 

「「「・・・・・・・・・ふ~~ん・・・・」」」

 

「(視線に痛みがっ・・・!!)」

 

何かを察した三人はジトッとした視線をチナツに浴びせ、彼女は縮こまるのであった。

 

「まあ今は聞かないでおくわ・・・それで話を戻すのだけれど・・・この間、先生と一緒に出掛けてた時の事なんだけど・・・」

 

 

 

 

 

先週の出来事で映画を見ようと出掛けたヒナと先生だが・・・

 

『あの少しよろしいでしょうか?』

 

ロボのお巡りさんに止められた先生とヒナ。

 

“何?”

 

『あの~~まったく似ては居ませんが・・・親子でしょうか?』

 

『え・・・・』ガ~ン

 

“いや、親子な訳ないだろう・・・教師と生徒だ”

 

『教師と生徒・・・あ、よく見たらシャーレの先生でしたか!?申し訳ありません!私服でしたので分からず・・・新手の女児誘拐かと思いまして・・・』

 

 

 

 

 

「フフ・・・女児・・・ね」ズ~ン

 

ヒナはその時のことを思い出したのか、シナシナし始める。

久しぶりのデートということもあって、少しでも大人っぽく見せようと、ほんのりメイクまでしたのに親子が女児誘拐中と見られたのだ。

 

確かに先生とは年はおおきく離れてる・・・だが・・・いや自分でも分かってる・・・小学生にしか見えない事も・・・・未だに小学生の時の水着がきっちり入るし、当初はその水着を着て、先生の前に立ったこともあるし・・・そのことを偶々マコトに話した際は、本気で心配され水着の雑誌を渡されたこともあった。

『体型が幼いとはいえ、年齢に見合った服装ぐらいしろ!』

余りの正論ぶりに、その日の夜にベッドに入った際、ポロリと涙を流したほどだ。

 

そんなヒナの落ち込み具合にチナツはフォローをしようと言葉をかけようとするが・・・

 

「そんなこと言ったらさ・・・ヒナ委員長、私なんてパパ活中?ってチンピラに声かけられたよ・・・」

 

イオリが思い出すように言葉を出す。

 

デート中にトイレで場を離れた際、近くのチンピラが「パパ活ですかーw」「それなら俺たちとも遊んでよーw」と絡まれた。

その後戻ってきた先生にボコられたのでスッキリはしたが・・・

 

「確かに年の差はあるけどさー・・・・ホントああいうのデリカシーないよね!」モグモグ

 

イオリは思い出して気が立ったのか、出された茶請けのケーキをモグモグと口に含む。

 

「フフ・・・まだ可愛い物ですよ・・・私なんて、とびっきりにオシャレして先生と街を歩いていたら・・・キャバ嬢のアフター出勤と間違われましたから・・・」ハイライトオフ

 

アコもそれにのっかる様に自身の出来事を語る。

 

その日は商店街で当てたチケットを使い、レストランのディナーに向かった先生とアコ。少し品位のよさげなお店ともあり、アコは普段より大人びたドレスを着用し、先生も少し敷居の高そうなスーツでお店まで向かったのだが・・・途中、先生の飲み友達の獣人に「お、先生キャバ嬢とアフター出勤かい!?」と声を掛けられた。その後お店でも当たり前の様にお酒を出されそうになり複雑そうな気持ちで食事を終えたのだった。

 

「良いじゃない・・・私なんて、先生と身長差があってみんなみたいに腕を組んで歩くなんて出来ないから、手を繋いで歩くんだけど・・・余計子連れの散歩に見えるんだもの」

 

「そんなこと言ったら、私だって腕を組めば余計に援助交際みたいに陰口を囁かれるし・・・」

 

「私も腕を組んで歩いていたら、余計にそう見えるから・・・複雑です・・・」

 

 

 

「(・・・・・・どうしましょう・・・・そんなこと言われたこともありません・・・・というか逆にそう言う目で見られて羨ましいです・・・!)」

 

チナツは三人の意見を聞いていて、逆に周囲からはそう言う目で見られているという事実にうらやんだ。

 

 

 

こうしてケーキやお茶を嗜みつつ、女子会は続き、イオリはふと思い出したかのように呟いた。

 

「そう言えばさ・・・先生ってやっぱり恋人とかいたのかな・・・」

 

「「「ブっ!」」」

 

イオリの言葉に紅茶を小さく吹き出す三人。

 

「いきなりなんてこと言うんですか!」

 

「だって・・・みんなもそう思わない?先生ってその女性の扱いが妙に上手いところとか・・・」

 

「ですが先生が童貞なのは周知の事実です・・・・ですが、先生なら昔にいい人はいたかも知れませんね・・・」

 

「あななたち・・・ここが風紀委員会って分かっているのかしら」ピキィ

 

容赦ない会話にヒナが怒りマークを出して静かに怒る。

 

「ですが・・・気になりますね・・・」

 

チナツは先程とは打って変わって興味を示す。

 

「でも聞いてみれば答えてくれそうだけど・・」

 

「そんな勇気ないわ」

 

「はっきり言いますねヒナ委員長・・・」

 

イオリの言葉にはっきりした声で返事をするヒナ。

アコはそんなヒナの言葉に唖然とする。

 

「そもそも先生はどういった女性が好みなのでしょう・・・」

 

「まず巨乳好きとの噂は間違いないかと・・・ここに来るとき、私とチナツの胸をよく見ますし・・・」

 

「・・・・・・・せめてイオリくらいあれば・・・私も・・・」シナシナ

 

「・・・やっぱり先生っておおきい胸が好きなのか・・・」ズーン

 

二人の言葉に落ち込むヒナとイオリ。

 

「それと・・・先生は強い女性が好きだとも言っていました」

 

「それならわたしね」ヒナヒナシャイーン

 

チナツの言葉を聞いて、急に輝き出すヒナ。

 

「ヒナ委員長が輝いて・・・!」

「最近この人単純だー!!!」

 

急に光り輝くヒナにスタングレードが突然飛んできたような対応をするアコとイオリ。

 

「あ、ですが・・・先生は美人で包容力のある女性が良いともあります」

 

「・・・・・・」シナシナ

 

「光が急に収まって・・・」

 

「委員長も最近ネタっぽくなってきたな・・・」

 

「アコは良いわね・・・既に美人で・・・」ブワッ

 

「先輩にかける言葉ではありませんが、面倒臭いですね」

 

ヒナの変わりようにチナツがすかさずツッコミをいれる。

 

「お、落ち込むことないよヒナ委員長、アコちゃんは・・・ほらセンスが可笑しいし・・・」

 

「はあ!どういう意味です!!」

 

「風紀委員会がが風紀を乱してるって噂の根源にもなってるんだよ。認めなって・・・」

 

「私の服のどこが可笑しいんです!!!」

 

「その横乳と手錠だよ!!!」

 

「お、落ち着いて下さい・・・!」

 

だんだんとカオスになってきたお茶会。

トップであるシロモップはフワフワを失い、シナシナに・・・

№2であるヨコチチハミデヤンは後輩のイオリにファッションを馬鹿にされ怒号を挙げ・・・

チナツはただただオロオロしているだけであった。

 

 

その時だった・・・

 

 

“邪魔するぞ・・・・・・・って、お前ら何してるんだ?”

 

「「「「・・・・・・・・・」」」」

 

お土産を片手に先生が部室に入ってきた。

しかし、あまりの状況に先生は中にいる4人に声を掛ける。

 

“何かあったのか?”

 

 

「「「「先生のせいよ!(です!!)(だよ!!)」」」」

 

 

“・・・・・・・・・・・・どういうことだっ?”

 

 

一斉に怒られた事に理解が追いつかない先生であった。

 

 

 




あとがきアーカイブ

チナツの温泉と卓球は龍が如く4のネタです。
ゲヘナムチムチアカタイツのチナツにぴったりかなと思って入れました。

あとこの世界線のイオリは先生に足を舐められておらず、その場でエンコ詰めしようとしたところを止められたストーリーとなっています。
そのため、紆余曲折を経て、先生のことを心の底から尊敬し、慕っている。

そしてアコに関しては・・・また別で話しましょう。
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