どうやら俺のブルアカにドラゴンエンジンが搭載されたみたいだ。 作:スーさんFDP
お久しぶりです。
龍が如く極3をやったので投稿します。
今回はアサガオネタをやっていきます!
「先生!もうやめなって!!」
“うるさい!俺は・・・裁縫界の・・・龍になる男だ!!”ドドドドド
「とりあえずミシン止めてってば!!折角の刺繍が血に染まるでしょ!!」
“まだだ!チャコペンの魔術師は伊達じゃないぜ!!」ドドドドド
「すごいずれてるから!!変に早くしないでよ!!」
“俺のボビンが火を噴くぜ!!”
「いい加減にしなってばー!!」
手を血まみれにしながらもミシンを止めない先生に対し、ミサキの怒号がシャーレに響き渡るのであった。
2人に何があったのか・・・それは少し時間を遡ること十数分前・・・・
“さて・・・・外回りも終わったことだし・・・・軽く一杯ひっかけるか・・・”
外出先からシャーレに戻った先生。
まだ陽も落ちていない中、既にお酒を嗜もうと台所に向かおうとする。
“さてと・・・ん?ミサキ。何してるんだ?”
「あ、先生、お帰り。ちょっといつものぬいぐるみ」
リビングにはテーブルの上に裁縫道具一式を揃えながらモモフレンズのスカルマンのぬいぐるみを作っているミサキの姿があった。
彼女が此処シャーレに来てからの趣味で、よくカワイイ物のぬいぐるみを作っては梅花園や孤児院に寄付したりしているのだ。
今じゃかなりいい出来具合なのか、子供達に大人気のようだ。
“たしか・・・アズサの好きなキャラのやつだったな・・・“
「うん・・・この間当番に来たとき話したら物欲しそうにしてたから作ってあげてるの」
“フッ・・・偉いなミサキは”
「・・・・どーも・・・」
先生の言葉に少し恥ずかしそうに返事をするミサキ。
“それにしても・・・これが裁縫道具か・・・色々あるな・・・”
テーブルに並べてある裁縫道具を物珍しそうに見ていた。
よく分からない道具がある中、見覚えのある物をみつける。
“これは・・・ミシンか?こんなのウチにあったか?”
「この間、お小遣いで買ったんだ。シャーレにミシン無かったから、あった方が色々便利だし・・」
“それなら俺から出してやったのに・・・結構立派な奴じゃないか?高かったろ?”
「まあ安くは無かったけど・・・ワカモと2人で出したからそこまでかな?」
“そうか・・・2人で買ったのか・・・”
そういえばとワカモもよく、シャツのボタンからぞうきんにスーツのほつれと、色々縫っていたなと思い出す先生。
「まあ私のは趣味の方ばっかりだから気にしなくて良いから・・・」
“そ、そうか・・・・”ジー
先生は気になったのか、ミシンに目線を集中する。
視線に気が付いたミサキはふ~んと見つめる。
「先生・・・やってみる?」
ミサキの優しいおさそいが現在の状況を引き起こしたのであった。
“すまない・・・俺はパパ失格だ・・・”
「パパじゃなくて先生でしょ、全くもう・・・」
傷だらけになった先生の指を治療するミサキはバカみたいなことをいう先生に文句を言う。
「あのさ先生・・・裁縫はタイムアタックを競うものじゃないの!」
“そうはいってもだな・・・”
「何、裁縫界の龍って!チャコペンの魔術師とか意味分かんないから!」
“だがどうしてもSランクを取りたくてだな・・・”
「ねえ、何の話してるの?」
先生の言葉が意味不明すぎて逆に心配になるミサキ。
“しかし・・・裁縫ってのは、やっぱり難しいんだな・・・”
「・・・・・・・・・・色々言いたいけど、そりゃあ一朝一夕でできるもんでもないし・・・」
“だが・・・やる気の問題だと思うんだ・・・・やろうと思えば何だって出来る筈なんだが・・・”
「・・・・・何か変な物でも食べた?リコに診て貰おうよ」
少し様子が可笑しい
「てゆーか・・・どしたの急に?裁縫してみたいなんて・・・」
“・・・・・・・・・・・”
ミサキの言葉に少し間を溜めつつも答える先生
“いや・・・俺はお前達の先生であると同時に・・・お前達の親でもある・・・だけど実際、生活面はワカモに任せっきり・・・アツコも家事を覚えて・・・ミサキも最近じゃ色々手伝うようになって・・・・・・・・・そんな中、俺は仕事ばかり・・・・・・・1人の親として情けないと思ってな・・・”
「先生・・・・・・・」
しみじみと語る姿に複雑な思いを胸につめるミサキ。
「・・・・・・・・わかった・・・・先生、覚悟はある?」
“・・・・任せろ・・・・・・俺は・・・・裁縫界の龍になる男だ!!・・・レッツ、ソーイング!!!”
こうして先生の過酷な特訓は始まるのであった・・・・
「カーブがくるよ!」
“美しく曲がる・・・繊細かつ、大っ胆にっ!!!”
「速いよ先生!」
“器用なもんだろ・・・・・・・出力最大!!”
「そのままだよ!先生!」
“だだだだだだだだだだ!!!!どどどどどどどど!!!!”
そして血のにじむような特訓(物理的に)によって・・・・先生は・・・・
アビドス ホワイトトップ
「わあ~~~~♪くじらさんの抱き枕だ~~~♪」
「こんな綺麗な刺繍の入ったハンカチ良いんですか?」
「かわいいうさちゃんですね♪」
「ん、このリストバンド・・・私好み・・・♪」
「このヘアバンドもよく出来てるわね・・・」
“フッ・・・惚れ惚れするできだろう♪”
あれから先生はミサキとの猛特訓により様々な物を作れるようになった。
手始めに普段から世話になっているワカモを始めシャーレの皆に様々な物を作りプレゼントをした。
反応は様々で、驚きつつも感謝する者から、純粋に喜ぶ者、泣いて叫びながら額縁にいれ神棚に飾ろうとする者(ワカモ)と皆嬉しそうにしていた。
さらに調子に乗った先生はアビドスの全員の分も作るぞ!と勢いだち現在に至る。
「せ、先生・・・こんなにたくさん・・・大変だったんじゃ・・・」
アヤネは段ボールいっぱいに詰め込まれたハンカチやタオルにエコバッグ、その他諸々を見て不安そうに聞く。
“そんなことはないぞ、なんせ俺は裁縫界の龍だからな!”
「ええ・・・」
先生の言葉に微妙な表情になるアヤネ。
「フッ・・・しかし兄さんも流石ですね・・・素直に驚きましたよ・・・」
「おうよ・・・意外と器用なんだな先生!」
弟分の義孝と客としてきていた柴大将も素直に褒める。
“2人の分も作ってきたんだぞ。ほら”
「「え・・・」」
先生は2人に柴犬と麒麟の入ったお手拭き用タオルを手渡す。
「自分達の分まで作ってくれたとは・・・ありがたく使わせて頂きます」
「すまねえなぁ先生!今度から使わせて貰うぜ!」
この時義孝は刺繍の入ったタオルを見て思い出す。
「(やはり・・・芯の入った物が一番だな・・・)」
かつてねぎらいに渡されたソープのタダ券とは偉い違いの感動だなと思い出すのであった。
「それにしても先生・・・他の生徒達に依怙贔屓って言われないかなぁ・・・」
“ホシノ・・・・その時は・・・その時さ・・・”
「だ、大丈夫かな・・・・」
そんなホシノの不安は見事に命中した。
誰かがモモッターに自慢を呟き、それを見た生徒達はうらやましがれ、当番に来た生徒達からご褒美にとせがまれ、業務が滞る事態になりかねないということで、先生の裁縫は連邦生徒会から禁止される事態となったのだった・・・・
“俺は・・・・ダメなパパだ・・・・・”
「まあこうなるよね・・・」
ミサキは先生を励ましながらも、先生お手製のチョーカーを撫でながら微笑むのであった。
第28話「裁縫の龍」 完
あとがきアーカイブ
それぞれの反応・・・
ワカモの場合
「額縁はどこですか!!神棚も買わないといけません!!!」
ラブ
「こんな可愛いハンカチ・・・私のガラじゃないっての・・・へへ♪」
サオリ
「・・・・・・・・・!!!!!!」←感動で声もでない程喜んでいる。
アツコ
「可愛い四つ葉のクローバー・・・・しかもシロツメクサ・・・先生ってば、そういうことなんだね♪」
ヒヨリ
「あの・・・なんで私だけ前掛なんですか・・・・私そこまで汚く食べませんよ!!」
リコ
「新しい白衣ですか・・・嬉しいですね♪」
サイ
「おーネクタイ、サクラの柄か~結構可愛いね~♪」
トゥ
「お守りですかーえへへ♪何いれようかなー♪」