どうやら俺のブルアカにドラゴンエンジンが搭載されたみたいだ。 作:スーさんFDP
今回はドラゴンクッキングの回です。
「せんせい~~♪資料出来たよ~~♪」
“もう出来たのか・・・流石だなイブキ”ナデナデ
「えへへ~~~♪」
ある日のシャーレ・・・先生は本日当番のイブキと共に事務仕事をこなしていた。
イブキはまだ小学生くらいの年でありながら、飛び級する程頭が良く、実はシャーレのメンバーと比べても上から数えた方が早いくらい事務処理能力が高い。
なお現在もパソコンの扱いに不得手なこともあってか、サオリやワカモはたまにイブキから教わってることもあるほど・・・
そんな時、シャーレに来客が現る。
「カムラッドーー!遊びに・・・ゲフン!おいらが友好を示しに来たぞー!・・・って誰だ!」
「わー小さくて可愛い女の子だ~」
「誰が小さいだとーーー!」
“チェリノか・・・今日は1人か?何かあったのか?”
「ふふん♪我がレッドウィンター学園は今月5回目のクーデターでな失脚し、暇になったのでシャーレに遊びに来たのだ!!嬉しいだろーカムラッド!」
“そ、そうか・・・・ん、トモヱからメールか・・・”
いきなりクーデターを起こされ失脚したことで暇になったというとんでも発言をして少し引きながら返事をする先生だが、タイミング良くチェリノの保護者であるトモヱからメールが来たのだ。
“(「クーデターからのクーデターによりいつも以上にカオスになっていますので、しばらくチェリノちゃんをお願いします!」か・・・トモヱも大変だな・・・「任せろ」と・・・)”
突然の託児に生徒のためだと思い、引き受けると返事をする。
「すみません、失礼します」
“ん?ココナ・・・どうかしたのか?”
「すみません、この間先生が梅花園の子達に作ってくれました人形のお礼をシュン姉様に届ける様に言われまして・・・え、小さい子供達?」
「誰が小さいだーー!お前も小さい癖にーー!」
「な!?突然失礼ですよ!私はこれでも梅花園の教官なんですよ!」
「こっちはこれでもレッドウィンター学園事務局の書記長だぞ!」
自信満々なココナにさらにかぶせてくるチェリノ。
「せんせい~2人ともすごいの?」
“まあすごいのはそうなんだが・・・・俺からすればイブキが一番しっかりしてると思うがな・・・”
「えへへ♪ありがとせんせい~♪」
「な、聞き捨てなりません!!」
「そうだぞカムラッド!!これは粛正案件だ!!」
先生の言葉に喜ぶイブキとそれに納得がいかないココナとチェリノ。
“(しまった・・・つい本音が・・・)”
多分面相くさいことになるなと思い頭を悩ませる。
「こうなったら先生の仕事を誰が一番手伝えるか勝負です!」
「望むところだ!!」
「みんあでおしごと?楽しそう~~♪」
何だか勝手に話が進んでいくが、銃をぶっぱなさない辺り、この子達の人の良さが見える。
“とりあえず仕事を片付けようか・・・”
こうして4人がかりで事務仕事に取りかかることにしたのだが・・・元々優秀な3人によりあっという間に仕事は終わってしまうのであった。
“終わっちまったな・・・”
「ふふん♪これがおねーさんの力です♪」
「なにおう!おいらがいたからだぞ!」
「えへへ~~これでいっぱい遊べるね~~♪」
時間は午後2時過ぎ・・・
“仕方ない・・・少し早いがおやつにしようか・・・”
「おやつ!やったー!」
「おやつ!?・・・コ、ココナはおねーさんなのでそんな物は・・・」チラチラ
「わ~~い♪今日のおやつはなんだろな~~♪」
“確か今日のおやつはプリン・・・・・・なに!?”
先生はそう言って台所の冷蔵庫を開く。
確かワカモがババロアを作ってくれていたと思い出す。
しかし・・・
“何?皿だけ?”
中には皿だけが鎮座しており、ババロアの姿はどこにもなかった・・・
“・・・・・・・・・・・・ヒヨリのやつか・・・・”
証拠はないが摘まみ食いをするような人間はシャーレでアイツしかいないと思い、あとで説教をすると誓う。
“お前達・・・・・・・うちのバカの所為でおやつがなくなってしまってな・・・”
申し訳なさそうに3人におやつがなくなったと伝える。
「そ、そんな・・・・」
「・・・・・・・べ、別に・・・おやつなんて子供ぽいので・・・」
「えっと・・・イブキ、良い子だから我慢する!えっと・・・お茶でも呑もう先生♪」
“・・・・・・・・・・”
目に見えて落ち込むチェリノ、強がりつつも残念そうにするココナ、気にしないよと我慢するイブキ。
そんな3人を見て、先生は決意を固める。
“俺が・・・・おやつを作る!!”
「「え、ええええ!!!」」
「せ、先生、カレー以外も作れるの!」
“フッ、任せろ・・・こう見えても俺は先生でもありみんなのパパでもあるんだ何だって作ってみせる!!”
「おおーーカムラッドが燃えている!」
「あの・・・パパは何かいやです・・・」
「じゃあ、イブキはママになるーーー!」
「「な!!!」」
イブキの発言に先手を取られたと驚くココナとチェリノ。
“さて・・・何が食べたい?”
「イブキ、プリンが食べたーい♪」
「どうせなら豪華な奴が食いたいぞーー!」
「あ、えっと・・・・・・・フルーツとかクリームが載ってるのがいいです・・・」
“分かった・・・材料はあるな・・・・すぐにつくるぞ!”
先生はそう言って台所へとカチコミが如く突撃する。
「それにしてもカムラッドは料理が出来たのだな」
「そう言えば先生が料理している所見たことありませんでしたね」
「大丈夫だよ!先生のどらごんカレー食べたことあるけど、とっても美味しかったよ♪」
「なぬ!ずるいぞ!」
「・・・私も食べてみたいな・・・」
「それじゃあ先生に今夜の夕ご飯に作って貰おうよ!」
「ふむ・・・イブキと言ったな・・・良い考えだ!後で頼んでみよう!」
「い、良いんでしょうか・・・・」
3人の少女達が楽しく話に花を咲かせている中・・・先生はドラゴンクッキングを行っていた。
“よっしゃあ!調理開始っ!!”
食材を切ろう!
○○×△□○□××□△○
“おらおら!!!”
かんぺき!
リズミカルに果物をカットしていく先生。
たまごを割ろう!
→&○ ←&△ ↑&□
“ていっ!ていっ!
かんぺき!
リズミカルでありながら丁寧に卵を割っていく。
食材を混ぜよう!
←R→
“ふんふんふんふんふん!!”
かんぺき!
ボウルの中の材料を勢いよくかき混ぜる。
そして・・・・・・・
プリンを作っている筈なのに何故かグツグツ煮えた鍋から小皿に移し味見をする先生。
そしてどこからともなく取り出した皿の上のカバーを外す。
お皿の上には通常の3倍大きいプリンとフルーツとクリームが載ったプリンが鎮座していた。
“よし!完成だぁぁぁ!!!!”
「ドラゴンプリン」
おりょうり大成功
~~~~♪~~~~♪
どこからともなく三線の音が響く中、シャーレのリビングに座る一同。
「「「わあああ♪」」」
テーブル上に置かれている豪華なプリンへキラキラな視線を向ける。
普段は大人ぶるチェリノやココナも食べたそうにスプーンに手を掛けている。
“フッそれじゃあ、いただきます!”
「「「いただきまーす♪」」」
4人は先生特製のドラゴンプリンを堪能するのであった。
そしてプリンを食べ終わり、3人は満ち足りそうな様子でくつろいでいた。
「は~~♪とても美味しかった~~♪」
「私普段プリンはそんなに口にする機会がないんですが、本当に美味しかったです♪」
「それにしてもカムラッド・・・料理も作れるとは・・・喧嘩しかできないと思ってたぞ」
“ひどいぞチェリノ・・・こう見えて最近じゃ色々な料理に挑戦している最中なんだぞ”
「そうだ!プリンの美味しさですっかり忘れていたが、イブキにカレーを作ったそうだな・・・私達もカムラッドのカレーがたべたいたべたい~~!」
“おいおい・・・しょうがねえなあ・・・ココナも食っていくか?”
「え、でも夕飯まで頂くなんてご迷惑じゃ・・・」
「え~~イブキ、ココナちゃんとも一緒に食べたいな~~♪」
「うう・・・・・」
イブキのおねだり姿にココナな小さなプライドはがっくと崩れる。
“まあ待て・・・今夜の夕飯のカレーはただのカレーじゃないぞ”
「まさかドラゴンカレー!」
“それをさらに進化した・・・・・ドラゴン麻婆カレーだ!!”
「ドラゴン?」
「麻婆?」
「カレー?」
先生の言葉にそれぞれ頭に?を浮かべる。
“ともあれ・・・これは夕飯の楽しみにするとしよう・・・それに後片付けも仕事も終わったし、ゆっくりとしようか・・・”
その後4人は先生が持ち込んだゲームギアでゲームをして楽しむのであった。
そして夕食にドラゴン麻婆カレーをご馳走し・・・・・・・先生は折角だからと写真をシャーレの公式のSNSに投稿をしたのだが・・・・・・
『先生!ダイエット中になんて物を見せてくれるんですか!!!』
『わあーーーー美味しそう~~~♪』
『先生料理できたんだ・・・』
『え、当番の子達はこんなすごいの食べれるの!?』
『クックック・・・先生の手料理ですか・・・』
『ていうか夜中にこんなもの投稿しないでよ!!』
『シャーレの生徒ですがこんなの食べたことないです!!私知りません!!』
『先生、今度一緒に料理作りませんか?』
『ほう・・・麻婆カレーにプリンですか。明日私の喫茶店でも出してみましょう』
『こんなのこんな時間に流すなんて・・・先生は乙女の敵だよ!!』
『んああ―――――!こんなの聖職者がすることじゃないです!!』
『先生、こんな高カロリーな食べ物ばかり・・・年なんですから野菜もしっかり食べないといけませんよ!』
『大丈夫だよ先生・・・うちの後輩よりちゃんとしたもの食べてるから・・・でもお酒と煙草のやり過ぎは注意だよ』
『先生は色々と無茶するお方です・・・・・・・どうもゲヘナの救急医学部で診察を受けては?』
『それならトリニティの救護騎士団をオススメします』
『・・・・・何だか妻気取りの生徒たちがいるようですが・・・先生の食事事情はシャーレで全てこなしていますので問題ありません』
『フフッ♪病気の方に関しても、シャーレの方で定期的に診断しておりますのでこちらも大丈夫ですよ♪』
『元七囚人の嫁気取りと元ミレニアム聖母で妻気取りの女たちが・・・!』
『すげー・・・誰かすぐに分かりそうなコメントばかり・・・』
『喧嘩すんなよー』
『先生を困らせるなよーーー』
“何だかコメントが荒れてる?気がするが・・・概ね好評のようだ・・・・今後も続けてみよう・・・”
パパランクが上がりました!
第29話「ドラゴンクッキング」 完
あとがきアーカイブ
アツコ「先生、最近パパランクをあげたいって聞いたんだけど・・・」
先生「ああ、しかし中々上手くいかなくてだな・・・」
アツコ「それなら良い方法があるよ」
先生「なに?」
アツコ「子供を作ろう先生」
先生「いや・・・」
アツコ「パパになるには子供が必要だと思うの」
先生「子供ならお前達が・・・・」
アツコ「そういうのはいいの・・・ほら、さっさと寝室にいこ♪」
先生「は、はなせぇ!」
作者「先生・・・達者でな・・・」
その後、ワカモ達に見つかり何とか無事?だった先生だが・・・その時に余計な一言でシャーレはまた荒れていくのであったとさ・・・・