どうやら俺のブルアカにドラゴンエンジンが搭載されたみたいだ。   作:スーさんFDP

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どうもお疲れ様です!

今回は新キャラを出しました。

物語の上で重要な存在となります。

それではどうぞ!


第3話「ホシノカケラ」

 

 

 

 

あれから先生はミレニアムで得た情報を連邦生徒会に伝えることをやめ、シャーレに戻った。

その際、車の中で先生は終始無言で、ただじっと何かを考えていた。

 

運転したラブに礼を伝え、シャーレに戻った先生は今日の出来事を振り返る。

 

 

 

 

“(アビドスでの出来事から早一週間…カイザー系列のオフィスや車両を狙った連続爆破事件…今のところ容疑者は爆発物を取り扱っている中小企業のティニス。そして、その連中と関わりがあるかと思われているのが…ホシノ…)”

 

 

ティニスが何の目的でカイザーを襲っているのか、ホシノとはどういう関わりなのか……今すぐ彼女のもとに行き、問いただしたい…だが、その前に確認することがある。

 

 

“ワカモ、明日なんだが…”

 

「貴方様…その件で、私の方からもお話しがあります。」

 

“ん?”

 

「私…明日はアビドスに向かいます。」

 

“なんだと?”

 

ワカモの言葉に先生は驚いた声で聞き返す。

 

「先生のお気持ちはわかります。先生のことですから、一刻も早くホシノさんの元に向かい、問いただしたいのでしょう。ですが、その前にティニスの事情を探る必要があります。ですから、私はアビドスに先生の代わりにお手伝いとして向かいます。…そして、私がホシノさんの動向を探ります。」

 

“し、しかしだな…”

 

「貴方様…の言いたいことごもっともです。ですが、今ホシノさんを問いただしたところで、彼女は何も答えないでしょう。お話に聞いていた通りのお方なら、一番隠したいことは絶対に話さないタイプです。」

 

“どうしてそんなことがわかる?”

 

「それは…女の勘…ということにしてくださいな♪」

 

ワカモはそう言って、妖艶な笑みを先生に見せる。

 

“なら、頼らせて貰うか…だが…何かあったらすぐに連絡をするんだ。”

 

「もちろんです。」

 

こうして、先生とワカモは今後の予定を立てて、明日、それぞれ別行動をすることにしたのだった。

 

 

 

 

 

次の日、支度を終えた先生が空を見上げ、少し空が曇っていることに嫌な顔をする。

 

「先生。今日は午後に雨が降るそうなので、傘を持って行った方がいいですよ。」

 

アロナが気を利かせて、シャーレを出る前に声をかけてくれた。

 

“そうだな…午前中に済ませる…”

 

先生はそう言って、シャーレを出る。

ワカモは先にラブを連れて、物資の輸送に支援という名目でアビドスに向かった。

今回、ワカモと事情を知っているラブにだけ、ホシノの監視を頼んだ。なお二人にはシロコもホシノの行動について疑問視していることも話し、もし必要ならば、シロコにだけは事情を説明しても構わないと伝えておいた。

 

“(頼んだぞ…ワカモ)”

 

そう心の中で思いながら、外へ出ると、もう一度曇った空を眺める。

何もなければいいなと思いつつ、先生はティニスへと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

場面は変わり、ティニスへたどり着いた先生。

門には「株式会社ティニス」と書いてある。

 

“ここか…”

 

「そういえば先生、何も連絡していないのに来て大丈夫ですかね?」

 

アロナが少し不安そうに聞いてくる。

 

“連絡して、証拠を隠されたら意味がないからな…”

 

「え、じゃあどうするんですか…」

 

“正面から入って事情を聞く。ただそれだけだ…”

 

「そ、それ…本当に大丈夫ですか…?」

 

アロナが先程よりも不安そうに聞いてくる。

彼女が先生と出会い、キヴォトスで一番彼の行動を見てきた。

 

銃弾が一発でも当たれば傷つき、死んでしまう身体なのに、先生はいつも最前線で戦う。

 

 

――――――――――――――――――――――

 

『先生!前に出たら危ないですよ!アロナのバリアがあっても、もしもの場合が…!!』

 

“大丈夫だ…戦闘中(バトルパート)はダメージしか入らない”

 

『ど、どういうことですか!? で、でもダメージが入るんだったら、尽きて死んじゃうことも!!』

 

“フッ…スタミナンや弁当に寿司は大量に常備してあるぜ!”

 

『栄養ドリンクとごはんでどうにかなるんですか!?』

 

“まあ備蓄が尽きても、近くに飯屋…持ち合わせ的に牛丼屋が望ましいな…”

 

『なんで牛丼!!!???』

 

“最近じゃ、俺のステータスも上がるぞ”

 

『も、もういいです…それにしても、どうして先生はこんなにも道行く人に絡まれるのでしょうか…正直、顔はカッコイイですが、滅茶苦茶強そうな見た目をしているのに…?』

 

“それは…俺にも分からねえな…”

 

――――――――――――――――――

 

 

「何だか、嫌な予感がします。一度準備してから中に入りましょう。」

 

“そうだな”

 

「準備が出来たら、私に言ってください。」

 

“分かった…”

 

 

先生はアロナにそう返すと、スマホを開き、メニューから持ち物を確認する。

 

中にはスタミナンなどの飲み物に弁当、そしていくつかの武器、先生は十字キーに武器を装備させる。

 

“よし準備できた。アロナ。”

 

「はい、ティニスに入りますか?」

 

 

選択しろ!

・よし、向かおう!←

・少し待ってくれ

 

 

“中に入ろう。もしかしたら何か聞けるかもしれない。それと、アロナに頼みがある。”

 

「ええ、中に入ったら、私ができる範囲でカイザーローン内に映っていた物と同じ爆発物を探します!」

 

“ああ、頼んだぞ。”

 

 

先生はアロナにそう支持すると、ティニスの中へと入っていった。

 

 

 

 

 

“失礼する。”

 

「ああ、どうも!…えっと、どちら様でしょうか?アポは取っていますか?」

 

 

“いや、急に訪ねてきてすまない。俺はこういうものだ。”

 

先生はそう言って、受付の扉近くで仕事をしていた細見のロボット社員に名刺を渡す。

 

「…えっと、…シャーレの先生…えっと、何でシャーレの先生がうちの会社に…」

 

“御託は良い…おたくの社長さんに話があるんだ…外に出ているなら、ここで待たせてもらう。”

 

「しょ、少々お待ちを…!」

 

受付にいた社員は狼狽しつつ、慌てて会社の奥へと向かっていった。

そして受付には先生が一人ポツンと残される。

 

“アロナ今のうちに…”

 

「は、はい…ですが先生、何かあったら…すぐに私を呼んでくださいね!絶対ですからね!」

 

“ああ、任せろ”

 

アロナは先生の言葉を聞くと、画面の液晶が消える。

どうやら、本格的にこのオフィス内の情報をありとあらゆる方法で探り始める。

 

“さて、そこのソファにでも座って待っているか…”

 

先生は受付の近くにあるソファに座って、先程の社員を待つことにした。

 

 

 

 

 

チクタクと壁にかけてある時計の音だけが、室内中に響く。

 

座って待つこと十数分…受付の社員は一向に戻ってくる気配が無い…

 

“遅いな…”

 

先生がそう呟く。

 

 

その時だった・・・・!!!!

 

先生の入ってきた入り口が外からシャッターが下りる。

 

慌てて、先生はガラス戸の取手に手を掛けるが、いつの間にか鍵が掛かっていた。

 

“何!?”ガチャガチャ

 

そうこうしている間に、シャッターは降り切り、入り口は完全封鎖されてしまう。

 

そして示し合わせたかのように、次々と作業着にスーツを着たロボット、獣人が十数名程、奥から現れてくる。

 

 

そして先頭に立っている先程の受付の社員が鉄パイプを持ちながら、先生に向かって声を荒げながら質問する。

 

「シャーレの先生…あんたがここに居るっていうことは…もうバレたってことで良いんだな…」

 

“おいおい…ここは訪問者に対して、荒事で出迎えるのが礼儀なのか?”

 

「…質問してんのはよ…こっちなんだよ!!!」ガンッ

 

先生の態度に受付の社員はキレて、持っていた鉄パイプをタイルの床に叩きつける。

 

“こういう対応をするってことは…あんたらが犯人で間違いなさそうだな…”

 

「そうだな…だから先生さんよ…あんたには俺たちの目的にカタつくまで、こっちで拘束させて貰う…まあ痛い目見たくなかったら…さっさと降参するんだな…」

 

“それで脅しのつもりか…社長はどこにいる?”

 

「誰が言うかよ!!」

 

 

株式会社ティニス

社員一同

 

 

戦闘が始まると、先生は武器を取り出す、取り出した武器が「壊れにくい仕込み棒」。

先生はその仕込み棒を巧みに使い、10名程の社員達を巻き込み、吹っ飛ばす。

振り払い、突き、絡ませて投げたりと、武術の達人の様な動きをする先生。

吹っ飛ばされた人を見て、受付の社員が激を飛ばす。

 

「こ、この!!早くたたんじまえ!!」

 

「「「「はい!!!」」」」

 

 

すると屈強そうな社員4人が現れる。

 

それを見た先生は仕込み棒をから「鬼炎のドス」を取り出し、ヒートアクションを発動する。

 

 

極「秘剣 幻狼」

 

先生はドスを低く構えると、向かってくる4人に向かって、すれ違いざまにドスで切りつけ、4人目を斬った所で残心を取ると、斬られた4人はそのまま倒れる。

 

「「「「ガハッ!!」」」」

 

 

「う、嘘だろ…!!」

 

“残りはお前だけだな…”

 

「こ、こうなったら!!」ガチャ

 

受付の社員はサブマシンガンを取り出し、銃口を先生に向ける。

 

「死ねえええ!!!」

 

そして躊躇せず、引き金を引き、雨のような弾丸を先生に浴びせる。

 

しかし、先生は銃弾の雨をスラリとダブルスウェイでよけて、社員に近づいて胸倉を掴み、受付のカウンターまで引っ張る。

 

極「ヘッドクラッシュの極み 表」

 

 

受付社員の頭をカウンターに勢いよく叩きつけ、更に拳をハンマーの様に振り下ろして追撃。そのまま寝ころんだところに、社員の顔面に向かって踏みつける。

 

「べきっ!へぎゃ!げこぉっ!」

 

余りの威力に受付の社員は悲鳴にならない悲鳴を上げて、とどめの踏みつけを食らった際に気絶してしまった。

 

 

 

 

 

 

「うう…」

「こ、こいつ…」

「ば、化け物…」

 

 

“まったく面倒くさいことしやがって…”

 

大した運動でもなかったかのように、着ている服の襟を整える先生。

その足元では、ティニスの社員たちが気絶していたり、うめき声を上げたりしていた。

 

すると、先生の懐にしまってあるシッテムの箱から音がピピピ♪と鳴る。

どうやら、アロナの方も仕事が終わったようだ。

 

 

「先生!お疲れ様です!見つけましたーー!」

 

“そうか、よくやったぞアロナ”

 

「えへへ♪」

 

“それで爆弾はあったのか?”

 

「はい、爆弾はしゃt……」

 

 

 

「俺の部屋の隣だよ」

 

 

 

“!!!!!”

 

アロナの声を遮るかのように声のした方向を振り向く先生。

 

そこには身長も高く、体格の良い狼の獣人が静かに立っていた。

服装は上だけ作業着を着て、袖をまくり、下はスーツとラフな格好で管理職のような出で立ちをしていた。

他の社員たちと違い、その男は頭に白いタオルを鉢巻きのようにして、何より強者の風格が漂っていた。

 

「正面のシャッターが閉まっていて、裏口から入ってきたら、…なんだよこの状況…」

 

男はそう言って、たばこを口に加えつつ、床に散らばる社員を一瞥しながら、タバコに火を点ける。

 

“あんたが、ここの社長か…?”

 

「おう社長の尾方だ…うちの社員がすまねえな…シャーレの先生…」

 

 

ドンッドンッ

 

株式会社ティニス 代表取締役

尾方 カズロウ

 

 

「というか…誰と話してんだか知らねえがよ…あんた、昨日の事件の件で来たんだろ?」

 

“…認めるのか?”

 

「ああ…どうせ、最後の爆破が終われば自首するつもりだったしな…」

 

“なんだと…?”

 

「話すと長くなる…そうだ俺の部屋で話そう…。おう、お前ら!いつまで寝てんだ!さっさと片付けて、仕事に戻れ!!」

 

「「「「へ、へいい!!!!」」」」

 

意識が残っている何人かは尾方の言葉に勢いよく返事して立ち上がり。喧嘩で荒れた部屋を片付けながら、倒れた社員たちを介抱して、部屋を出ていく。

 

“……”

 

「…今のはパワハラかな…先生?」

 

“思ってもないこと言ってないで、早く案内しろ”

 

「ほお~~~あんた、先生の癖にめっさ怖い顔すんのな…まあいいぜ、茶くらい出す。話は少し長くなるからな…」

 

尾方はそう言って、タバコを加えながら、作業着の上着のポケットに手を突っ込み、どうどうと歩いていく。

 

先生はその背中を見つめ、静かに後をついていくのであった。

 

 

 

 

 





あとがき


サオリ「いつも思うんだが…先生はどうしていつも道行く誰かに喧嘩を吹っ掛けられるんだろう?」

ミサキ「突然どうしたのサオリ姉さん」

サオリ「いや、先生が強いことはよく聞く話だ。ゲヘナの空崎ヒナにわざわざ喧嘩を売るようなマネをするヤツはいないだろう?それと同じで先生の強さも知れ渡っている…なぜだ?」

アツコ「サッちゃん。それはツッコんじゃダメ…」

サオリ「し、しかしだな…先生が危険に陥る可能性を排除しないと…」

アツコ「サッちゃん…世の中にはツッコんでいいことと悪いことがあるんだよ…」

ヒヨリ「アツコちゃん。どうかしました?何か拾った物でも食べましたか!?」

ミサキ「それはヒヨリでしょ…まあサオリ姉さんはもう少し空気を読める勉強をしようか…」

サオリ「何!?空気とは読めるものなのか!?」

ミサキ、ヒヨリ、アツコ「「「・・・・・・」」」

サオリ「国語や英語以外にも、そんな言語があるとは…よし!、しっかりと勉強しなければ!」

アツコ「…サッちゃんは…もう少しそのままでいてね…そっちの方が面白いし♪」

ミサキ、ヒヨリ「「うわ…」」


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