転生しても物騒な世界なんやが… 作:普段はブルアカ界隈を漂う何か
なんか始まった…(他人事)
目覚めれば病院のベッド。そして脳裡に流れ込む情報。…命懸けのゲーム、『死滅回游』への参加通知。
そして、目覚めたのは肉体だけではなく。
「…最悪なとこに転生しとるやんけ…」
所謂、前世の記憶も同様だった。
えー…これ、参加せなあかんよな?…あかんよなぁ。望むと望まざるに関わらず俺はもう立派な
その前にステータス確認はしとかなあかんな。…氏名は
…まあ、そんなわけで。紆余曲折ありつつ嫌々ながらも参加を宣誓し。さっそく建物がド派手に破壊されまくっている街の中、目に見える危険から逃げ回りつつ身に付けた術式を色々と確認し、どうしても逃げ切れない刺客を返り討ちにしたり、迷い込んだ一般人を保護しようと考えすぐさま行動に移したり………とかなんとかやってたけれども。
ある時すさまじい呪力の
…いやはや。すさまじい高エネルギーの奔流を受けた、以外に表現のしようがないんやけどあれ絶対
ともあれこうして、俺のたった5
そんで、目覚めれば病院のベッド。
「…は?」
どういうことや…所謂死に戻りか?いや徒労の極みやろ一
「記憶喪失!?」
「おん」
「いやおんじゃなくて…なんでそんな平気そうなんだ…」
「今んとこ困ってないからやなぁ」
悲しいお知らせ。これ転生2回目やわ…。
なんでって現役高校生のまんまやった。名前は
はてさて。今回は
とりあえずこの庭窪クンは交通事故で意識不明の重体に陥っていたらしく、言われてみれば確かに左腕と左脚が包帯でぐるぐる巻きだった。はえーまったく記憶が戻りませんなアッハッハ。…はぁ。
そんでもって、意識が戻ったからっつって律儀にお見舞いに来てくれとるこの男子は庭窪クンのお友達で、名を
…俺と優希クンの訛りの違いが少し気になったけど、これに関しては俺が転校生であり、こちらに来てまだひと月と経っていないからこの半端な関西弁も特に違和感はないらしい。ご都合主義的ィ。庭窪クンさては道に不慣れ故に飛び出して事故に遭った感じか?………と思いきや、どうもそこにこの世界のネックになる部分があるようで。
「シューキかぁ~…なんやっけそれ」
「え!?」
ほれ見ろ優希クンのこの顔。人間ってほんまに目を丸くできるんやね感心したわ…やのうて。このシューキ…『
で、はえ~とか他人事でおったけどどうも俺が遭った事故は醜鬼出現の二次災害だそうで。あの場にいて無事だったのは奇跡と言っていいとかなんとか。そんな物騒な…。
「よう覚えとらんけど、俺これから大変そうやなぁ」
「…まあ、俺も暇を見つけて見舞いに来るよ」
「いやもうだいぶ治ってるっぽいし、案外すぐ退院できそうやけどな…忙しいんか?」
「まあ、ちょっとな」
…なーんかワケアリそうな顔やな。まあええか。大丈夫大丈夫、そない無理して来んでもええよ。もう高3なんやし…あ、俺もか。え?俺もか。
「いや~…さらに別の異世界ですかそうですかー……」
優希クンが帰ったあと、無人になった部屋でひとりごつ。命懸けのゲームで脱落したら、こっちはこっちで日常が命懸けっぽい世界に転生してしまった件。どこにライバルの術者がいるかわからない状況と、いつどこに魔都の門が開いて醜鬼が現れるかわからない状況…そう考えるとなかなかどっこいどっこいやな。しがない一般大学生以前はとんと覚えてないけれども、どうやら最初の生の自分は余程の重罪を犯したらしい。殴っても許されるな?
「…ま、それならしゃーないか」
いや全然しゃーなくなんかないんやけどもね。どうもあんな命懸けのゲームに巻き込まれていると、どこか心が冷めてくる。つまるところこれは後遺症ってもん。
…それにしても、死滅回游。ほんまにあの中におって、脱落するまで切り抜けられとってんな。せいぜい2時間あるかないかくらいやと思うけどそれでも、よりによって仙台結界の四つ巴の真っ只中だったことを考えると…我がことながら、にわかには信じがたい。やっぱあれやな、覚醒した術式
「………は??」
え?使えとる??
死滅回游の中でのことはあとで書くかも
あとオリキャラもう一人いるからよろしくね
わたしはなにをやっているんだ…(独り言)