転生しても物騒な世界なんやが…   作:普段はブルアカ界隈を漂う何か

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期間限定無料公開区間一気読みしちゃって筆が進む進む
紙媒体…どうしようね……家に置き場が………



初心者には加減がわからぬ。

 

前回までのあらすじ:推定魔都に迷い込んで、推定醜鬼に襲われたので前世から持ってきた術式試用してたら軍服着てなんかようわからんもんに乗ってる女性が来て、そのようわからんもんが聞き覚えしかない声で名前を呼んできた

 

 何で??聞き間違いかな、いや声を奪われたとか、いやでもそうか可愛げがあると思ったの目を丸くしてるからか。ほんまに目を丸くできるんやねって感心するくだりはもうやったわ。え??

「…その声は我が友、和倉優希ではないか?」

「………何か言っているが」

「あっ、えっと、はい!庭窪亨です、前通ってた学校のクラスメートで…けど、あんな力…」

「えマジで優希?何が起きてんの??」

 

 上に乗る女性に健気に受け答えする推定優希クン…えーーーと、なにがしかの影響で見た目人外になったという認識でおk?その場合四つん這いの背中に膝立ちされてることになるけども……ん?あ、でもそうか。

「あぁ、もしかして魔防隊の人ですか?」

「…魔防隊七番組組長、()(ぜん)(きょう)()だ」

「そうですか、すんません俺最近事故で記憶いくつか落っことしたみたいで…いやでもマジで優希のその状態は訳がわからんけど」

「私の能力によるものだ。解除すれば人間に戻る…そんなことより、だ」

 

 能力…あ、学校の女子も何人か持ってたあれか。男女比崩壊呪術高専ってこんな感じになるかなぁって内心思ったやつ。…いや、要らんこと考えてた。羽前さんと名乗った女性はガッツリ警戒心むき出しで俺を見とる。優希(人外のすがた)からも驚きと困惑が見てとれる…では問題。ここから導き出される結論は?

「…見てました?」

「亨お前…もしかして女だったのか!?」

「は?いや知っとるやろどう見ても男やて。あとで眼科行くか?」

「そこまで言う!?」

「…『桃』の力は女性にしか発現しないはずだ。その力は何だ?」

「桃?アレルギーあって食えんのやけど…これは生まれつきのもんで」

「生まれつき?…っ!!」

 

 …あら、また地面が爆発して醜鬼がぞろぞろと。メカニズムわからんけど地中からこの形で数十体すぐに出せるのは強みやね。…ただまあ、所詮は量産型ということで。…こう、ズドーン!と。

「な…っ!?」

 というわけで20体ほどが一気に吹き飛んでいきましたね。はい、素晴らしい。かなり勢いをつけたので胴体真っ二つの子もいらっしゃるかもしれません可哀想に…。地面に対し水平な向きで薄い板状に伸ばすことでこんなことができるんですね~。…あ、出撃しようとしてました?すんません出しゃばって。

 

 

 ✯ ✯ ✯ ✯ ✯

 

 

 …まさか、新たな人型醜鬼?

 振るわれる能力を遠目に見たとき、初めはそう思った。だが、外見は人間と寸分違わぬもの。それに、襲い来る醜鬼を明らかに脅威と判断し処分する行動。…そして極め付きは、何者だ?と声を投げ掛けて振り向いた顔が見えた直後、

(とおる)!?」

 足下の優希が、知らない名前を呼んだことだった。…庭窪亨。優希と同じ高校に通っていた、クラスメートということは優希と同い年。…ただ、どうやら優希は彼が持つあの力を知らないらしい。秘匿していたか、あるいは…

「は?知っとるやろどう見ても男やて。あとで眼科行くか?」

 …外見の問題、という線は本人の口から消された。記憶をいくつか落とした、というのも引っ掛かるが…どうする?明らかにイレギュラーが起きている。世界を揺るがしうるほどの――

「…っ!!」

 そこまで考えたとき、地面が掘り返される音がした。醜鬼が現れる音。それも複数――数十体が一気に!…こうなれば任務が最優先。鎖を握る手に力を込め――た、次の瞬間。

「な…っ!?」

 視界の隅に青白い光。と思えばそれはまっすぐ向こうに伸びて…二十体ほどの醜鬼を吹き飛ばしていった。

 

 

 ✯ ✯ ✯ ✯ ✯

 

 

「っ、話はあとだ!いくぞ優希!」

「はい!!」

 おぉ…羽前さんを背に乗せたまま猛然と走り出した優希クン(?)がどんどん醜鬼を殴り飛ばしていく。なんかようわからんけど、首輪つけたらあの姿になってパワーが底上げされるみたいな能力なんかね。そんでどういう経緯か知らんが優希は羽前さんに目をつけられてしまったわけだ…えっなんか主人公っぽい。もしかして:お前が主人公?そっかぁ…ほな俺は事故で入院してたし、友人BかCくらいの枠やったかぁ。

 ともかく、災難やね優希クン…と思いながら、お二人さん()がいない辺りの醜鬼に風穴を開けて回るのであった。

 

 ―――そんな最中。

「庭窪さん!?」

 突然声が増えたかと思いきや、そこには同じ軍服を着込んだ、茶髪の――

「おま…後ろ!」

「っ!!」

 ――その背後に迫る醜鬼に叫べば、向こうは腰の辺りから何かを振り抜いて…バァン!!という音とともに醜鬼が倒れた。あれはいわゆる警杖ってやつか?めちゃくちゃ伸びたが…ただ完全に倒したわけではなかったようなので、倒れとるうちに風穴開けさせてもろて。

 …なんでお前がここに?ってかさっきの…()()()()せんかったか??

 

 

 

 

 





・庭窪亨
上野毛高校も彼の頭にかかれば男女比崩壊呪術高専。
もはや当たり前のように保有呪力多め。ご都合主義的ィ。
彼にはこれからもじゃんじゃん無駄口を叩いてもらう予定です。そういう性格だし楽しいので。
「あ、でも生まれつきではないか…」と思ったけど言えてない余談

視点切り替え表現はこうしようかなの巻
そして小説情報に書いてたオリ隊員です。悪いな、他でもない七番組だ。


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