転生しても物騒な世界なんやが…   作:普段はブルアカ界隈を漂う何か

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※サブタイのまんまですが本編です。この人脚本の作品に遠慮は要らないって額に縫い目のあるロン毛の坊さんが言ってた



イカれた裏設定を紹介するぜ!!

 

 突然の再会となった慈海ちゃんが再びどこかへ姿を消したあと。だいたい察したけど、あれがこっちの慈海ちゃんが身に付けた能力であるらしい。私も戦えたら、とかよう口にしとったけど、こっちではそれが叶っとるわけや。素敵なことやね。

 まあ、去った人のことはこの辺にしといて…醜鬼もスッキリおらんなったとこやし。

「そういやこれ、どこから帰ったらええんすかね…?」

「…ただ、簡単に帰すわけにはいかなくなったな」

 …あれ、会話が成立しなかった気がする。バッドコミュニケーション。何がいけなかったんすかね………いや、いけないとかではないか。

「…"()()()()()()()()()()"言うてたアレ?」

「一つはそうだな。醜鬼は本来その力でしか対抗できないものだ。ただまあ、「例外はある?」…っ、そうだ」

 ピンと来て言葉を合わせたら動揺させてしまった。どこにでも例外は付き物。これ常識。むしろ例外の方が多い規則もある…僕はキメ顔でそう言った。まあそんな常識はさておき。だからそれは本題ではない、と言う羽前さんに傾聴。

「…慈海は"昔の友人"と言った。それに異論はないんだな?」

「まあ、間違いありませんわ」

「そうか…それはおかしいな」

 …ん?急に羽前さんの眼光が鋭くなったぞ?ナニゴト?

 

 

「慈海は宮城県の山奥…7年ほど前、魔都災害で壊滅した集落の、()()()()()()()()()だ」

 は?

「初動が遅れ、魔防隊が到着した頃には…他の住民41人全員が死んでいた。そして両親の死体の下から見つかった慈海も、精神的なショックから()()()()()()()()んだ」

 え?

「マジか…」

 あ、優希クンも知らんかったのね?

「…これは限られた人物にのみ開示されている情報で、本人にも伏せてある。誰が考えたものか知らないが、慈海は名前以外ほとんど偽物のプロフィールを信じ込んで生きているからな」

 そんなことある???

()()()()()、だと聞いた。思うところはあるが…慈海は身柄を保護されて以降、魔防隊の目の届く範囲で過ごしていた。そして最終的には、似通った境遇である私の隊に配属され、今に至るというわけだ。……それでだ。優希から聞いたぞ、()西()()()()()()()

 …あそっか、衝撃受けとる場合、いや、え??

「慈海に"昔からの友人"と言わしめるお前は、何者だ?」

 

 …何そんな急に激重過去持ってくれちゃってんの慈海ちゃんんん!!?(仙台結界)の時は4駅くらい隣の住宅街言うとったやん!?これが劇的ビフォーアフターってやつか……ではなく!!

「亨…?」

 あーもう、そんな顔すんなや優希…もう呼び捨てでええかわざわざ分けんでも。

「…昔からの、は合うてます。なんでわざわざ友人って言うてくれたんかは知らんけど」

「どういうことだ?」

「…具体的に言うても、突拍子もないて信じてもらえんでしょ。…()()()()()()()。ニュアンスとしてはそんな感じよ」

「夢の中って…」

「意味わからんやろ?正直俺もまだ混乱しとる。ともかく、俺と慈海ちゃんとの縁を証明できる方法は、どうあがいてもここには無い。ただ約束できるんは、俺は慈海ちゃんやそこの優希と敵対する予定はないこと。ここは揺るがん」

 

 ほとんど投げ遣りに、伝えたいことだけは伝えておく。…前世とか転生とか、そういう単語抜きで慈海ちゃんとの縁を説明できる方法はとっさに浮かばん。超自然的ィ…。どうしたものかと思考を巡らせていると、羽前さんが耳に手を当てて小さく呟いた。何か連絡を受けたらしい。

「…門が閉じたらしい。これから私たちも戻るが…っ、」

 うおっ眩しっ…優希(人外のすがた)が突然まばゆく光りだして、羽前さんが飛び降りたかと思うと…光と煙が晴れた中に優希(人間のすがた)がいた。なるほど、これが"解除すると戻る"か。

「おぉほんまに優希やん…元気しとったか~?」

「亨…元気は元気だよ。それなりに疲れるけどな」

「そりゃよかった。学校のみんなもそない心配してなかったで」

「無駄な情報!っていうか、…っ!?」

「おぁ…?」

 

 若干お疲れ気味に見える優希(人間のすがた)、久々やな~と思って話しかけていたら、優希の背中に羽前さんが抱きついた件。…え、しかも軍服の前開いてない?どころか下の白シャツの前まで開いてない?羽前さん顔真っ赤やん。

「…悪い亨、ちょっと見ないでやってくれ…」

「え何…?急に何これ」

「私の、能力の代償だ…っ、これは、体が勝手に動くんだ…!」

 ぽかんとしていたら耳まで真っ赤な羽前さんから説明が入った。はぁ……優希が主人公で、ちょっとお色気のある作風というわけか。メタい推理を立てるなら…と思いつつ、おとなしく向こうを向いておくことにした。敵対する予定はないので。

 

 

 

 

 





・庭窪亨
前世とか転生とかの単語は出さないようにした。オカルトかエンタメか以外で使うもんちゃうやろ…
紳士というかその辺の感性壊れてる疑惑があるレベル。呪い廻る世界の出だからしょうがないよな
前世は気を張ってばかりいたので今世は平穏に過ごしたい。これは次回も言及するけど

・稲置慈海
あぁ^~トンデモ設定降誕の音ォ~!
肉体の記憶は戻っているようで過去については抜け落ちており(本人二度目の忘却)、そのあたりは日記(と本人は思い込んでいる覚え書き)で確認していた
前回とは境遇があまりにも違うが、前回の反省から爆速適応した。まこーらもびっくり

・和倉優希
お前が主人公(正解)。それはそうと結界術について一度ちゃんと説明してほしい

・羽前京香
七番組組長兼優希のご主人。亨がぶっ飛ばしまくった分、(あれでも)代償が軽くなってるので複雑



イカれた(当社比)設定オープン回でした
某無料公開期間が終わってしまわれたのでのろのろ紙媒体に切り替え予定

そしてコメントでご指摘頂きますた……17巻(葦を啣む)だか18巻()だかちゃんと読んどくべきだった…結界って(最初だけは)簡単に出られるのね………ここはなんか、動揺してマズイ受け答えしちゃったとかで一席…
あと確かにここは要らん引っ掛かり方しちゃうな…と思ったとこの修正もしておきました よしなに


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