無冠の王ー天与の黒狐ー   作:カグ槌

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エピソード1 痛快な奴等?

 

 

さて前回、無事に平成ライダーの皆さんからサインを貰った黒狐ハルトは

 

 

 

「いやぁ、まさかゴッドコーカサスがあんな風に合体するとは驚いたなぁ」

 

 

と回想するクモノスハルトから応援でかけつけた人造シュゴッドことシュゴッドZEROとタランチュラアビス達 それとキングコーカサスが合体した ゴッドキングオージャーZEROの勇姿である

 

 

「そして。この剣がコントローラーな訳だな」

 

と手に取る黄金の剣 オージャカリバーZEROを抜き放ち黄金の刀身をマジマジと見ていると

 

 

「後はあの赤いレバー…アレ武器だったのか」

 

 

渡されたマニュアルに困惑するハルトに近づく影

 

 

「ハルト」

 

 

背後から抱きついて来たのはヴェルザード、彼女はそのまま頬をすりすりとしながらいると

 

 

「どうしたよヴェルザード?」

 

 

「何も無いわ…ちょっと顔見たくなっただけ」

 

 

「そうか…あ、そうだヴェルザードにも剣を…いやいらないか」

 

 

「そうね私は夜架達と違って剣は使わないから」

 

彼女は世界最強の竜の一角であるからな

 

 

「なら剣を使うカフカには渡すとして…トゥワイスは…辞めておこう……」

 

 

何かポカする未来が見えそうなので辞めておく

 

 

そうするとヴェルザードが思い出したように

 

 

「そう言えば、この間のクローンだけど」

 

 

「あぁこの間の奴かどうしたんだ?」

 

 

「実はー

 

 

ーーーーーーーー

 

 

厨房

 

 

「これからはこの厨房は僕が担当します!」

 

 

「あらどうしてですの?」

 

 

「それはオリジナルも料理ができる、つまり僕も出来るんですQED!」

 

 

「いやお前とオリジナルは違うぞ!/同じだ大丈夫!」

 

 

「辞めておいた方が良いわよ」

 

 

「何でですか!僕があの女誑しかつノリと勢いとライダーへの愛しかないロクデナシに劣るとでも!!」

 

 

「いやオリジナルに対して酷い言いようですわね」

 

 

「確かに否定はしねぇがよ…お前が厨房に立つのは早いな」

 

 

「どうしてですか黒狐!」

 

 

「いや簡単な理由だ、子供に厨房を任せるなんて俺達の風評が危なくなる!!」

 

 

「そんな理由!?」

 

 

「だから暫くはダメだ良いな」

 

 

「ん」

 

むすくれた顔をしていたが

 

 

「料理する元気があるなら鍛錬するぞ!!」

 

「安心しろそんなこと言えないくらい鍛えてやる」

 

 

「いやあああああああああ!!」

 

 

とショタハルトは連行されて行ったのであった

 

 

 

「はぁ……時雨から?どうしたよ?」

 

『悪いな黒狐、仕事だ』

 

 

「最近多いな、わーったよ」

 

 

そしてゴッドコーカサスで時空跳躍したある星の酒場で時雨と合流する

 

 

 

「今回の仕事は?」

 

 

「フーリガン絡みではあるんだが…ちょっと複雑でな」

 

 

「と言うと?」

 

 

「かつてデザグラをしていた世界に残した研究所でまーた不穏な事をしてんだ」

 

 

それはいつも通りだな

 

 

「だが今回はネオタイムジャッカーまで関与してやがる」

 

 

「それって魔王の敵だったか?」

 

 

ネオタイムジャッカー 

 

魔王ハルトと戦う謎の組織 各世界に支部やパドロンがおり日夜 勢力を拡大している…割に内紛や裏切り者が多発していたりする

 

 

「そいつらがオーディエンスの贈り物に手を付けようって話を聞いたんだ」

 

「は?」

 

 

「知ってんだろオーディエンスの事は」

 

 

「そりゃな」

 

 

オーディエンス

 

それは高次元な世界から見ているもの達、気に入ったもの‥所謂推しに強化アイテムや食材などを支援してくれる有難い存在である

 

送られたアイテムを白スーツが管理して各世界にいる奴らに配布する形となっているのだが

 

 

「魔王の戦力拡大阻止と戦力強化を狙っての事だろうな最近オーディエンスの贈り物を狙う輩が増えてんだと」

 

 

「そりゃ笑えないジョークだな」

 

 

「だろ?取り敢えず狙われている集積所に加勢を頼めないか?」

 

 

「OK、受けたぜ」

 

 

「あと魔王に送る予定だった恐竜ロボがクローンを見た瞬間にマスター登録して時空跳躍したらしいから探してくれ」

 

 

「は?」

 

 

「あともう一つ」

 

 

「他にもあるのかよ」

 

 

「贈り物を狙うのはネオタイムジャッカーやフーリガンだけじゃねぇ別の勢力も狙っている」

 

 

「何だよそれ」

 

 

「時空海賊団、並行世界に存在するフーリガンやネオタイムジャッカーなら見境なく攻撃して全てを奪っていく過激派連中だ」

 

「そんな奴等までいるのかよ」

 

 

「気をつけな連中も戦力確保の為にオーディエンスの贈り物を狙ってくる…何せ管理人が頭悩ませてるくらいだからな」

 

 

「マジかよ、気をつける」

 

 

 

そしてゴッドコーカサスで

 

 

「と言う訳で護衛任務するぞ」

 

「OKだ/嫌だな!」

 

「私は主様が望むのでしたら何処までもついていきますわ」

 

「同じく、退屈しなさそうね」

 

 

「いやちょっと待って!!僕恐竜ロボに命狙われてるんですか!?」

 

 

「いや主人として認識されたから出会うまで追いかけてくるって」

 

 

「身に覚えのない愛情を向けて追いかけてくるとか時空を超えたストーカーじゃないですか!」

 

 

「向こうはきっとお前に会いたくて会いたくて震えているな」

 

 

「いやいや震えた足で踏み潰されますよ!!自分で言うのもアレですがショタコン恐竜ロボに追いかける恐怖が貴方に分かりますか!」

 

 

「じゃあ聞くぞ!お前に分かるのかヤーハー!とか人間の言語放棄した脳筋や怪人を軍団規模で操ったり変な文字Tを来た怪しい奴x4と戦わされた俺の気持ちが!」

 

 

「それは僕のオリジナルの事ですよね!?」

 

 

「意外と怖かったんだぞ!恐竜ドーパントx4とか何のイジメだよ!!」

 

 

「それを一刀両断する方が怪物じゃないかしら?」

 

 

「ヴェルザードの方が正論ね…ほらハルト行くわよ」

 

 

「へいへーい、トゥワイス頼むわ」

 

「ヨーソロー!」

 

 

ゴッドコーカサスはそのまま進路をある世界に向けたのであった

 

 

 

同時刻 

 

 

 

 

「黒狐が動きましたよ座標特定、どうやらこの先にオーディエンスの支援物資集積所があるようですね」

 

 

「よっしゃ!その先にお宝があるんだろ!なら進路そのままで全力全開だぁ!!」

 

 

 

「はぁ…全く少しは落ち着いてくださいよ」

 

 

「何言ってんだよ!何か新しい出会いの予感がする!行くぞぉお前たちぃ!!時空海賊団の討ち入りダァ!」

 

 

「ヤーーハーー!」

 

 

「いいよ」

 

 

「はぁ大丈夫ですかね本当に」

 

そのままワニの形をした船が同じようにワープしたのであった

 

 

ここはオーディエンス達の贈り物が集められている物資集積所

 

 

「しかしこんな厳重な警備をどう攻略する気なんだが」

 

 

ハルトは周りを見渡すとデザグラ運営スタッフや分身したトゥワイス達にヴェルザードの冷気による結界ときた こんなの突破は不可能だろ

 

 

「フラグ立てんなよ」

 

「チビ助は?」

 

 

「あぁアイツならボロボロになってるけど警備に参加してるぜ」

 

 

「いやアイツは引きこもってろよ」

 

 

創世の器 その利用価値はデザグラ運営にいるものなら計り知れない価値を内包しているのだから 存在そのものが爆弾な自覚を持てと言いたい

 

 

まぁ世の中とは不思議と何か起こるもので

 

 

「大変だぁ!空から何かワニみたいな奴が来たゾォ!」

 

 

「どんな展開だコラァ!!」

 

 

「んなのありえねぇよ!」

 

 

ハルトとトゥワイスが目線を向けるとそこには

 

 

金色のワニのような船が一隻 ヴェルザードの吹雪をガン無視して行って施設に突貫したのである

 

 

「んなのありかよ!行くぞトゥワイス!」

 

『BLACK OUT』

 

 

「あぁ!先行ってるぜ!」

 

 

「あぁ……変身!」

 

『DARKNESS BOOST!XGEATS!ready…fight!!』

 

 

「行くぞぉ!」

 

 

 

その頃 船に乗っていた面々はと言うと

 

 

「ててて……ダメージチェック!」

 

 

「問題ない航行可能」

 

 

「よしガーっと略奪してガーっと帰るぞ!」

 

 

とリーダーは息巻くがセンサーの音からメガネをかけた猫背気味の少年は嫌な顔をする

 

 

「うわぁ今回は運営も対策してきてるよ」

 

 

「関係ないな俺達の全力全開 見せてやる!行くぞお供達!!」

 

「いいよ」

 

「ヤーーハーー!!」

 

 

「不安だぁ…」

 

 

ーーーーーーーー

 

 

その頃 ショタハルトは殴り込んで敵の現場へいち早く駆けつけたのである

 

 

「此処に奴が…黒狐に見せてやるんだ俺だってやればできることを!」

 

 

「中々良い啖呵ではあるが、まだまだだな」

 

 

「誰だ!!」

 

 

「誰だと?そんなの決まっている……俺だ!!」

 

 

「……………は?」

 

 

「いやいや分からないから辞めなよ」

 

 

「そうだね」

 

 

「ヤーーハーー!!」

 

 

と騒ぐ面々は程度の際はあっても感じるのだ同じ波動を…と言う事は

 

 

「お前たち…まさか俺と同じ……」

 

 

「大丈夫かチビ助!お前達が傍迷惑な奴等だな…って俺が沢山いる!?」

 

 

「おいおいって事はコイツらも魔王クローンだってのかよ!!」

 

 

「フーリガンの奴ら、なんて真似を」

 

 

「違う俺達は時空海賊団、でっかい夢と宝物を掴む為に宇宙を股にかける海賊だ!!」

 

 

「おいおいマジかよ」

 

 

「大マジであり、そして俺達はお前…創世の器になれなかった欠陥品で廃棄処分される筈だった者だ!」

 

 

「欠陥品…」

 

 

「だが連中の評価など気にしない!俺達は欠陥品だが意図的な遺伝子操作をされた事によりオリジナルを超える力を持っている!」

 

 

「何だと!!」

 

 

あの魔王を超える力!?

 

 

「まずは行け!サムライ!」

 

 

「ヤーーハーー!」

 

「違う!チェスト!って言え」

 

 

その掛け声と共に鉄パイプを振り下ろす体格が普通のハルトよりも大きいクローンであった、その一撃は剣を交差させてガードしたクロスギーツの足元が減り込むほど重い一撃であった

 

 

「おいおいこんなの俺じゃなきゃ死んでるぞ」

 

 

「そいつはサムライハルト、オリジナルを超える身体能力を得る為にフィジカル極振りの個体だ!」

 

 

「ヤハ!」

 

 

「だが上位互換的なお前が出た事と、力を高めた事によりただでさえダメダメな知能指数が更に残念なレベルになった事で廃棄されかけたのだ!」

 

 

「明るく言ってるけど結構重たい話だな!」

 

「というかふざけてる癖に強い!!」

 

 

「ヤーーハーー!」

 

 

クロスギーツに肉薄するパワーを生身で出すなんて!待てよ知能指数が下がってるなら…

 

 

「おい脳筋!」

 

 

「ハァ?」

 

 

「玩具の骨だ、そーれ取ってこーい!!」

 

 

「そんな雑な方法で「ヤーハー!!」行ったぁ!?」

 

 

犬のように走るサムライハルトであった

 

 

「ふっ。やるな!だがサムライは俺達の中で…中々強い方だ」

 

 

「僕の作戦勝ちですね」

 

 

「クソっ!流石は完成品(マスターピース)という事はあるな!何て策士!!」

 

 

「何というか間抜けな方法でしたよ?」

 

 

「私は間抜けじゃありません!!」

 

 

次に現れたのはメガネをかけた猫背気味のハルトだ

 

 

「こいつはブレインハルト!知恵のハルトの何倍ものIQを誇る頭脳型だ!」

 

 

「……あの魔王の頭脳を高めても人並みに戻るだけじゃね?」

 

 

「失礼しますね、私の手にかかればこのクロコダイオーなどのような物も作れますよ」

 

 

「スゲェ!!」

 

 

「だが戦闘能力は皆無だ!」

 

 

「何で言うのですか!!」

 

 

「よーし次はお前だブラックハルト!!行け!」

 

 

「いいよ」

 

 

次に現れたのは黒いスーツにネクタイと一番まともそうなハルトであった

 

 

「何がブラックなんだ?性格か?」

 

 

そう首を傾げているとブラックハルトが取り出したのは手のひらに収まる赤いガトリング銃

 

 

「ここに来てマトモな武器が出てきたぁ!」

 

 

「気をつけろ今までの奴と違うぞ!」

 

 

「普通に武器見せるだけで良いのでは?行きなさいブラックハルト!」

 

 

「いいよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チェンジ全開」

 

 

困惑する面々を無視して淡々と赤い銃 ギアトリンガーに45とヒーローの顔が書かれたメダル ゼンカイギアを装填、そのままレバーを回す

 

 

『45バーン!!』

 

 

そのまま銃口を前に突き出して引き金を引くとエネルギーがブラックハルトの前を通過して

 

 

『ババン!ババン!ババン!ババン!ババババン!ゼーンカイザー!』

 

 

現れたのは灰色…まるで色が抜け落ちたようなモノクロの戦士

 

 

「秘密のブラックパワー ゼンカイザーブラック!!」

 

 

と名乗りあげたのであった

 

 

「スーパー戦隊……だと!」

 

 

「そうだ、俺達はフーリガン残党との戦いの中で戦隊の力を借りる事で進化を遂げたのだ!まさに全力全開!!」

 

 

「全力全開……何それ?」

 

 

「良いからいけえ!!!」

 

 

クロスギーツに襲い掛かるゼンカイザーブラックはギアトリンガーの銃撃により先制攻撃を加えるがクロスギーツも反撃とばかりに銃撃するも精密射撃の腕の差からかクロスギーツがダメージを受け始めた

 

 

「くっ…」

 

 

「良いぞ!トドメだぁー!」

 

 

リーダーの指示に従い新たなギアを装填した

 

 

 

 

 

 

 

『7バーン!ダーイナマン!』

 

 

 

 

 

 

 

するとダイナマンの力が宿ったが

 

 

「…………ん?」

 

 

「あれ?」

 

 

何も起こらない 不発か?と首を傾げた途端

 

 

 

 

ドーーーーーーーン!

 

 

 

デカい爆発が周囲を襲う、その爆心地にいたのはボロボロのゼンカイザーブラックである

 

 

「……………………」

 

そのまま倒れるブラックに仲間達全員が駆け寄った

 

 

「ブラックぅ!!しっかりしろ大丈夫か!!」

 

 

「ぜ、全力……ぜんかい…」

 

 

「体張ってって意味じゃねぇよ!!何自爆技使ってんだ!!」

 

 

「あのギア……はじめて……つかっ…た……」

 

 

「あれだけ事前のシミュレーションは大事と説明しましたよ!」

 

 

「ヤハ!」

 

 

何か感動的場面なのだろうが

 

 

「取り敢えず全員捕まえるか」

 

「だな、頼むぜ俺達」

 

トゥワイス(分身達)が接近する 刹那!

 

 

何人かの分身トゥワイスが射抜かれ泥になったのであった

 

 

「「「!!」」」

 

 

「許さないぞ…お前ら」

 

 

その手には船の舵輪のような車輪がついた銃が握られていたのである

 

 

「いや許す許さない云々置いといてお前達が盗みに来なければ…」

 

 

「いや、その前に…今の早撃ち見えたか?」

 

 

「全く見えませんでした…」

 

 

「お前達……」

 

 

「「「「覚えてろよーーー!!!」」」」

 

 

それだけ言うと全員が傷だらけのままクロコダイオーに乗って逃げたのであった

 

 

 

「…………なんだったのアレ?」

 

 

「重たい出生を笑って流してたな…流石は魔王のクローンだな」

 

 

「何処の世界でもハルトはあぁなのか?」

 

 

「…………僕になれなかった?そんな‥なら僕は何になれたんですか?」

 

 

「はい、そこシリアスモード入らない!任務終了まで油断しない!」

 

 

と指を刺して落ち着かせるのであった

 

 

 

結果として被害はクロコダイオーが突っ込んできた建物の破損だけで済んだ

 

 

 

「いやぁ何事もなくて良かったな!」

 

 

「ハルトが沢山いたわね」

 

 

「クローンだよ…ったくフーリガンの奴等…人の命を何だと思ってる……ん?時雨から?うわぁ面倒くさっ…はいはい分かりましたよ!行けば良いんでしょ!!行けば!」

 

 

とハルトは乱雑に通話を切り指示を出す

 

 

「あのさ…アイツら追いかけろって」

 

 

嘘だろ!って顔を全員がしていたのは言うまでもない

 

 





じかーいじかい

時空海賊団追撃の命令を受けたハルト達であったが境遇の違うクローン達を前にして ショタハルトは自分探しの旅に出る


そんな中 ある出会いが


「ありがとうお姉ちゃん!」


何気なく言った一言が ある女性の運命を変えてしまう




「!!!!どけ!お前達!!私はこの子のお姉ちゃんだぞ!!」



次回 姉を騙る不審者 
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