異世界人をVtuberに   作:デストーリー

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第48話 ツルギの決意と本気

 

 

『この作戦でティティルちゃんを倒せたら、僕はそのままこのイベントを退場するよ』

 

 

 

作戦を説明する前に、ツルギはこのような言葉を残す

 

『正直僕はティティルちゃんを倒せれば満足なことと、みんなに協力してもらうにはそれぐらいのメリットが必要だと考えたからなんだ』

 

実際、ティティルを倒してもその次がツルギに変わるだけだと考えたプレイヤーは多く、何人かはどうやってツルギを倒すかを考えていた

 

 

『開始して30分もたってないのに既にティティルちゃんは300人以上をキルしているからこれ以上は止めたい』

 

 

『作戦は1回限り、2回目はない、だからこそ1回目で全力を出し切りたい』

 

『大まかな作戦内容は、所定の場所にティティルちゃんをおびき寄せてそこでみんなで攻める』

 

『作戦に協力するなら今からいう指定の場所に集合してほしい』

 

 

 

 

通信しているプレイヤー越しにティティル以外のほかプレイヤーに連絡を送る

実際ツルギにとっては賭けだった、あの無双ティティル相手に立ち向かえるプレイヤーがいるのかどうか

 

 

「どうなるかな~~、正直半数が来てくれたら嬉しいけど」

 

「そうですか?多分みんな参加しそうじゃないですか?このままティティルちゃんを野放しにはできないでしょうし」

 

「ははっ、そうだね」

 

正直諦め半分なツルギは純粋なメンバーの意見に乾いた感じで反応する。

 

「でもまあ、全員が全員善人でもないし、僕からの発案ってだけで反発したりするかもだし」

 

「ん~~、でも今の状況じゃそんなこと考える余裕もないかもですよ?」

 

「そうだね、だからこそ半分なんだよ」

 

ゲーム内で自警団をやっているから、自身のことを嫌う人間がいることも知っている、今回の参加者にそんなタイプの人間が一人もいないわけがない

 

だから半数いればいいと考えていた

 

 

 

 

 

 

すべてを話し終え、ツルギが少し落ち着いたとき、ほかの自警団メンバーにいくつもの通信が届く

 

 

「こちら中華姉妹の【ラン】と【リン】から参加表明が」

 

「狂信者の【ザーク】からも!」

 

次々と参加表明の通知が来る

 

「現在生存しているほとんどのプレイヤーからの参加表明が届きました!」

 

「え~~、まじ?」

 

「ほら言ったじゃないですかツルギさん、全員参加するって」

 

先ほどの彼の発言が現実となったことに驚きと嬉しさで高揚感が高まる

 

 

 

「ははははっ!そうだね、僕も諦めが強くなってたけど吹っ切れたよ」

 

立ち上がり、気持ちを切り替えるために両手で頬を叩き

 

 

「さぁ、無双ティティル討伐作戦と行こうか!」

 

決意を決めた勇者のように立ち上がる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方

ゲーム運営は

 

 

 

「ゲームマスター、よろしいのですか?」

 

「いいじゃんいいじゃん、趣旨が変わってもプレイヤーみんなが楽しんでるならそれで」

 

「そうですか、まあ一番最初の、特にストーリー要素もないイベントだったから助かりましたね、そういえばこのティティルってプレイヤーはどうします?」

 

「ん~~~、正直やりたくないけど、いくつかのスキルをナーフするかな、といっても彼女の場合スキルが一つもなくても無双しそうだけどね」

 

「一応セキュリティ班がチートがないか調べたようですが問題なかったようです」

 

「だろうね、とはいっても今回のイベントはすべて屋外で広大なマップって点がある種ティティルちゃん接待状態になってたのも事実だから、次のイベントではそこが課題だね」

 

「そうですね」

 

「あとそうだ、今度のアップデート情報の生放送にゲストでティティルちゃん呼ぼうよ」

 

「え?あ~、まぁここまで注目を集めてますからね」

 

「それもあるけど、事務所所属らしいからちゃんとした話し合いができるだろうから下手なトラブルは起きないと思ってね」

 

「なるほど、そう打診しておきます」

 

「助かるよ」

 

 

RWO運営、株式会社ワールドクラフト

 

ゲームマスター兼プログラマー、胡蝶学(こちょうまなぶ)はこのままティティルVSほかプレイヤーの戦いを見届けることにした

 

 

 

 

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