異世界人をVtuberに   作:デストーリー

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第53話 ティティルVSツルギ2

 

 

「初めましてティティルさん、私はライアン、掲示板では【王城凸のライアン】なんて呼ばれてるものです、以後よろしく」

 

『王城凸のライアン!?』

『ネタキャラじゃなかったの?』

『え、前に掲示板でいわれてたやつ?』

『王女に会いたくて王城に凸って捕まってたやつ!』

『名前は聞いたことある!』

 

 

助けてくれたのは、特にティティルと関わりのないはずのプレイヤーであり、掲示板でネタ枠として取り上げられていたライアン、噂では王城にいる姫様に恋?をし、そのまま王城に凸をかまして門前払いを食らったらしく、今は商人になって合法的に会う手段を模索しているとか。

 

 

 

「あ、あの、ありがとうございます、でもどうして私を助けてくれたんです?」

 

「なんでライアンが?」

 

「え、今攻撃したほうがよくない?」

 

「いったん落ち着け、普通に気になるから、しゃべり終わったら一斉攻撃で」

 

 

 

ティティルも疑問を述べ、周りで武器を構える敵プレイヤーも気になってまだ攻撃を行わない。

 

 

「確かに自分はティティルさんにはこのゲームで直接関わったことはありません。ですが」

 

 

ライアンは説明をしつつ、盾を持っていない腕で鎧の胸部分にあるマークに親指をさす。

 

「自分は見習い騎士ですので、同じ箱のティティルさんに協力したかったんです。」

 

「え?あ~~見習い騎士さん!?ガガルさんの!」

 

『見習い騎士(ガガルファンネーム)かよ!』

『ここで味方が増えた!』

『でもまあ1人増えただけじゃ厳しくない?』

『もともと1人で行く予定だったし』

『肉壁?』

『まあ精神的に楽になるから』

『でもまあ、いけるかな?』

 

助っ人登場にコメントが少し沸き立つものの、すぐに一人だけかと熱が落ちる。

 

確かに同じ箱のファンが来てくれたのはうれしいが、この大人数相手には焼け石に水である。

 

ティティルの表情にも出てたのか、ライアンもそれを察してさらに話し続ける

 

 

「まあここで自分だけが乱入してもすぐに倒されて終わりですね、一応盾使いでプレイしてますが頑張っても2,3人倒せるかどうか」

 

 

「ですので募ることにしました、同じことを考えた同志を」

 

ライアンは合図を出すように指笛を吹く、ティティルや近くにいたプレイヤー、ツルギ達は何をしてるのかすぐにはわからなかった。

 

 

しかし、ティティルを攻撃を仕掛けた第2陣の後ろ、包囲していた壁役として立っていた第3陣全員がコンソールを開き、装備を変更し始める。

 

 

 

「っ、まさか」

 

「ツルギさん?」

 

「戦闘する第2陣と壁役の第3陣の振り分けがスムーズに終わったのがおかしかったんです、現実ならともかくゲームで出番のない壁役なんて自らやろうとは思わないですから」

 

「え?」

 

 

 

装備を変更したプレイヤーの装備は3種類に統一されていた。

 

・刺々しく黒い鎧と角の生えた兜

 

・真っ白の正統派騎士鎧

 

・全体的に緑色の軽装にエルフイメージのアクセサリー

 

 

 

 

「マーシャルコード3人のファンでプレイヤーである人たちをかき集めましてね、ピンチになったときはこうやって助太刀できるように準備してたんですよ」

 

 

それぞれ統一された装備の集団の後ろには、大きな旗を持ち上げるプレイヤーがおり、その旗にはそれぞれのマーシャルコードVtuberのトレンドマークになっている。

 

「統一された装備品は商人のコネでいろんなところからかき集めましたが、なかなか大変でした」

 

 

着替えを終えるとそれぞれの武器を構え、内側にいるほかプレイヤーを囲み、雄たけびを上げる。

 

 

「さてと、マーシャルコード義勇軍、ティティルちゃん戦線を一網打尽にする助太刀に参りました」

 

「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!!!」」」」」」

 

『まじか!』

『すげぇぇ!』

『そうか、先輩二人とも今配信してないからこんなに集まれたのか』

『大体どれくらいの人数?』

『全体の5分の1?』

『1000人集まったのか』

『ティティルちゃんよかったな!』

『これでいける!!』

 

「あはは…すごいね……これは」

 

ティティルは驚いた表情をしていた、サプライズ的驚きもあるがVtuberとしては新人である自分一人のためにここまで集まってくれたことに一番驚いていた

 

 

「推しの箱のメンバーが頑張ってるんです、みんな協力したくなったんです」

 

 

「みんな、ありがとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ツルギさん、どうします?義勇軍のほうを優先したほうがいいですか?」

 

「ははっ……面白いな~~…このゲーム、それに」

 

「ツルギさん?」

 

「臣下(ディシアファンネーム)勢力も参加してるってことは、ディシア様もこのイベントを見てらっしゃるっとことだよね?」

 

「はぁ、まあ箱内の後輩の応援のために見てるんじゃないですかね?」

 

「そうか……………………第2陣はそれぞれ近い敵プレイヤーに攻撃を開始、特に白鎧風とエルフ風のプレイヤー優先、ティティルちゃんに近いプレイヤーは倒すより逃げられないことを最優先!」

 

「ツルギさん、あの悪魔風のプレイヤーは?」

 

「僕がやるよ、」

 

「ツルギさん!?」

 

「ディシア様に見せつけるんだ……………………だれが一番の臣下かを」

 

 

「ツルギさん!?」

 

「そうだったツルギさんディシア様ガチ恋勢だ!」

 

「ここまで重いガチ恋勢なのかよ!」

 

「やべぇ目がやばい、さっきと目つきが全然違う、本気だ!」

 

「お前ら急ぐぞ!」

 

「おおぉぉぉ!!!!」

 

 

雰囲気が変わったツルギに怯えるプレイヤーたちはすぐさま行動に移す。

 

そしてそれ以上に早くツルギが走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

「かかか、よかろう、存分に見せるがよい、ツルギよ」

 

そして我らが魔王様は臣下たちの奮闘を見て楽しそうに笑う。

 

 

 

 

 

 

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