(仮)魔法少女に憧れて   作:すべすべなまんじゅうとかに

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へきです。


2話 2巻

「ってことで~」

 

 そんな理由で?

 

 私は今阿良河キウィが何故エノルミータになったかと言うあらましを聞いていた。

 

「じゃあ世界征服とかは……」

 

「全然キョーミな~い」

 

 悪の組織とはいったい。

 

「あ~でも前はね~」

 

「世界中の人にアタシを可愛いって言ってほしかったけど~」

 

 うん?

 

「今はうてなちゃんが可愛いって~」

 

「言ってくれるだけで嬉しいかも~♡」

 

 凄い可愛い。エモ。

 

「あ、そ~だうてなちゃん~」

 

「一緒にトランスマジア~」

 

「え?」

 

 一瞬の眩い光の後にマジアベーゼとレオパルトが街中に出現した。

 誰かがエノルミータだと叫んだ。

 逃げる人々を見て冷や汗を流すなかレオパルトだけが呑気に私とのツーショット写真をスマホで撮影している。

 初デートの記念にこの格好は不味いですよ。

 

「なにしとんやエノルミータ」

 

 ほら……やっぱり……。

 

「魔法少女トレスマジア! エノルミータは許さないよっ!」

 

 約束の前口上だ、マジアマゼンタに直接言われると感動する。

 今日は三人揃っていた。

 ピンクのマジアマゼンタ。

 ブルーのマジアアズール。

 そしてイエローのマジアサルファ。

 三人揃うとかっこよさ倍増し。

 が、今日は戦わないと思ったのに……。

 平和な日だと思ったのに……。

 あとサルファの冷めた目が私に突き刺さっている。

 なぜ?

 

「てかアタシらまだ何もしてないんですけど~」

 

「あらぁ~? えらい及び腰やねぇ」

 

 サルファの視線が私からそれてレオパルトにスライドする。

 冷めた目がさらに冷えていた。

 

「せやったら逃げてもらってもよろしおすぇ?」

 

「うちらその姿お茶請けにして茶ぁでもしばきますさかいに」

 

「あ~ケンカ売ってんだ」

 

 サルファと同じくレオパルトの目がキマった。

 

「よっしゃ買ったわ」

 

「フッ飛ばしてやんよ~!!」

 

 移動するレオパルトを追いかけてサルファが追う。

 サルファについて行こうとし一瞬悩んだマゼンタが振り返り、アズールと一緒に私に相対する。

 二対一。

 まぁ今まで三対一がデフォでしたし、むしろ楽になってるし?

 いいでしょう。

 楽しみましょう。

 

 

 

 

「あんたはん名前は?」

 

 私の攻撃がサルファに阻まれ続け魔力の使い過ぎで息が切れる中、世間話とも言える雰囲気でこいつは話かけてきた。

 

「名前は?」

 

 うっさいなぁ~。

 左手で持ったデリンジャーを彼女に向ける。

 

「冥途の土産に教えてやんよ~」

 

 ありったけの魔力を込める。

 

「レオパルトだ~!」

 

 一斉銃撃がサルファのバリアを正面から撃ち崩そうとする。

 ダメージでバリアが小さくなる度にサルファがバリアを強化してこちらの攻撃が届かない。

 肩で息をする、サルファもダメージは無いが魔力の使い過ぎで疲れが見えた。

 

「守ってばっかじゃ倒せないよ~」

 

「届かへん攻撃ばっかじゃ意味あらへんどすえ」

 

 なんだこいつ。

 膠着、魔力の回復か増援待ちか。

 サルファの私を見定めようとする目が気に入らない。

 

「あんたはん、あいつのなんなん?」

 

 急に口を開いたと思えばなんだ?

 

「それは~ベーゼちゃんのこと~?」

 

「そや、この前まで一人やったはずどす」

 

「あんたはんが急に来た、なんなん?」

 

「同じエノルミータなんだから仲間くらいいるでしょ~」

 

「トレスマジアとおんなじ」

 

 分断してのは情報を得ようってことか。

 こう言うのはベーゼちゃんが得意なんだけどなぁ。

 

「うちが知りたいんはそう言うのとちゃう!」

 

 知りたいってなんだよ。

 段々とイライラしてきたサルファに訝しみ、サルファの腕が異様な大きさのガントレットに変わっていく姿に危機を感じる。

 私の銃撃と手榴弾で上がる硝煙と爆撃の煙の中、サルファが煙を巻き込んで腕を振りかぶりその位置で何かを殴った。

 そこだけ煙が破裂するように四散する。

 煙を巻き込みながら何かが接近する。

 拳の衝撃波だ。

 これはヤバい、動けない、間に合わない。

 

「まちぃ!」

 

 私と衝撃波の間にもう一人の同じ声をしたサルファ?が入ってきた。

 

「は?」

 

 声が重なり、間に入ったサルファ?が衝撃で吹き飛び煙幕となってその正体を現す。

 

「フィギュア……?」

 

 サルファの動揺した声が聞こえる。

 ベーゼちゃんだ。

 今日のデート中にアニメショップでサルファのフィギュア買って嬉しそうにしていた。

 

「レオパルトちゃん!」

 

 飛んできたベーゼちゃんに掴まりそのまま煙幕の中で撤退する。

 離れた建物の影に隠れてトランスを解除しサルファ達の様子をうてなちゃんが伺っている。

 

「大丈夫……?」

 

 もう安全と判断したかうてなちゃんが声かけてきた。

 

「あいつら戦い方覚えてきてる~!」

 

 吠える。

 実際に幾度と戦闘し数の差で押し切られて撤退する事が多い。

 対一なら良い戦いが出来る。

 が、あのサルファの姿は初見じゃきつかった。

 それよりも今は心配気なうてなちゃんに謝る。

 

「助けてくれてありがと~うてなちゃん……」

 

「でもごめんフィギュア~……」

 

 嬉しそうに買っていたのに囮として手放してしまった。

 

「いいよそんなの……! フィギュアなんてまた買えば……!」

 

「それよりも……キウィちゃんが無事でよかったよ……」

 

 ……!

 あぁこれは凄くいい。

 彼女が私を想っていてくれる。

 

「うてなちゃん」

 

「ん?」

 

「ちゅ~しよ♡」

 

「ん゛!?」

 

 うてなちゃんの首に腕を回してひっつく。

 

「ちゅーしてホテル行こ~!」

 

「ホッ!?」

 

 抱き締めても無理に剝がそうとしないうてなちゃんに唇を近づけるが避けられてしまう。しょうがないからデコルテに顔を埋めてちゅーしてあげよう。

 

「キウィちゃん!?」

 

 今はこれで我慢だぜ~。

 

 

 

 

 なんでウチのフィギュア?

 地面に転がった人形を凝視する。

 

「サルファ?」

 

 目の前に急に自分と瓜二つの存在が出来てた時には驚いた。

 これはマジアベーゼがあの鞭で私の分身を創りはったて事でええんよな?

 問題は……。

 なぜマジアベーゼがウチのフィギュアを持ってたかって事。

 

「サ、サルファ?」

 

 おかしいやろ、普通に考えて。

 悪の組織がなんで魔法少女のお人形持ってはるん。

 落ちている自分のフィギュアを拾う。

 地面に転がった以外で汚れの無さがわりかし新しい物だと推測できる。

 しかもこれ値の張る奴や。

 出来た魔法少女グッズには一通り目を通してから商品展開にゴーサインを出すから見たことある、これ高い奴や。

 わざわざ戦闘に使うからと高い奴買うか?

 と言うか必要か?

 何か罠に使う予定だったか?

 ……他に使い道が?

 なんや他の使い道て……。

 自分で言って顔が熱を帯びたのがわかった。

 

「……サルファ?」

 

 考え事で後回しにしていたが二人の呼びかけを無視するのは良くない。   

 とりあえず砂ぼこりを払いこれを持ち帰ろう。

 

「行きますえ」

 

 二人に帰ろうと促しその場を後にする。

 今日はそのまま家に戻ろう。

 

 

 

 

 そのまま帰ろうと思った。

 んだけど身体がどうも、……そういう気分じゃない。

 家までの道すがらにあるドラッグストアに寄る。

 ウィーンと自動ドアを抜け店内へ。

 ついさっきエノルミータが出たからか人は少ない。レジには中年の女性店員が接客していた。

 足早にドリンクコーナーで水分補給用のドリンクを二本買う。

 戦闘したから直ぐに水分を補給したかったからだ。

 フルーツ沢山のゼリーを買う。

 戦闘の後で疲れたから甘いもので糖分を補給したいからだ。

 ……目当てのコーナーの通路を素通り横目で盗み見る。

 誰もいない事を確認して素早く近づく。 

 そして、コ〇ドームコーナーの前で止まる。

 色は出来れば素体の色が映える透明で、ゴムが良い、薄すぎるのはちょっと困る。

 サイズは大き目で。

 戦いの如く早い判断でいつもの品を手に取る、値段なんて毎回見てない。

 ぬるぬるするのはまだ家にある。

 その場をとにかく早く離れてレジへ向かう。

 まだ女性店員だ。助かる。

 商品を渡すと先にそれのバーコードをスキャンして紙袋に入れてくれる。今顔は恥ずかしさで真っ赤だ。

 レジ袋に入れて貰ってお金を払い逃げるように店外へ。

 もう外へ出ればこっちものだ。

 後は何もなかった日常の一人として闊歩して歩けばいい。

 だからこういう時にクラスメイトに会えば緊張する。

 

「天川さん……? こんにちは」

 

「……うてなはん」

 

 まるでエノルミータに出会ったかのような緊張感だ。

 

「……?? あの……では……」

 

「ほな……」

 

 彼女はそう無駄話を話する人じゃなくて良かった。

 ただ。

 すれ違った時にあの時のコンディショナーの香りがしてドキりとした。

 いや、まさか。

 そんなん同じメーカーを使っているなんていくらでもある話や。

 ベーゼだってウチらと同じで元はそこら辺にいる普通の人間なんだろう。

 バカな考えと被りを振り足早に帰る。

 もう誰も私を止められない。

 道行く人々には目もくれずズンズンと歩く。

 そして気づけば家の玄関。

 胸の鼓動がうるさい。

 中に入って直ぐに鍵をロックとドアガード。

 靴脱いで揃えて置けば家に誰もいない事を確認。

 自室の机に自分のフィギュアおいて直ぐに買ってきたドリンクとゼリーで水分と体力をつけ、トイレで用を済まし入念に手洗いをする。 

 ようやく出来る。

 クローゼットから丁寧にタオルに包まれ隠された、大きい赤い蝋燭を手に取る。

 それに買ってきたコ〇ドームをクルクルとまとわせる。

 ぬるぬるする奴を……少し……。

 制服を脱ぎ、……下着も脱ぐ。

 赤いのを押し当てる。

 初めてはもうない。

 「あの日」痛みを感じながら夢中になって致した。

 あいつが私の心の中に居座り続けている。

 ツプと異物を入れる。

 十分な滑り具合だ。

 専用のモノではないためゴムが薄いと破れた時に少し怖いからいつもある程度の薄さのものを買っている。

 

「はぁ……ん」

 

 誰にも言えない秘密。

 魔法少女がエノルミータのある一人相手を想像して慰めているなんて誰にも言える事じゃない。

 みっともない姿だと思う。

 あの時の彼女の責めがウチを性的に昂らせる。

 でもいくら自分で蝋燭を出し入れしようが、胸をいじめようがあの時の快楽は味わえない。

 自分じゃもの足りない。

 

「ん……ん……ベー……」

 

 プライドが邪魔して名前が呼べない。

 呼んだら恐らく負けてしまう。

 だが心の奥で彼女を求めてしまう。

 

「んっんっんっ」

 

 来る。

 腰が震える。

 一度目だ。

 快楽に合わせてゆっくりストロークした蝋燭を、また早く動かして行く。

 直ぐに二回目に達し、三回目、四回目。

 カーテンの隙間から赤い陽が部屋に入り込み室内にグラデーションを作る。

 手を動かしながらベッド脇に置いたドリンクで水分補給をする。

 今日は二本で足りるだろうか、確実に長い戦いになる。

 戦いのお相手はずっと彼女と決まっている。

 あれからずっと、毎晩彼女だ。

 いやらしい音と呼吸音が小さく、長く続く。

 横向きに体勢を変え気持ちいい体勢を探す、より深く入るところを。

 そして今日恐らく「マジアベーゼ」が持っていたであろうウチのフィギュアと目が合う。

 なんでウチのフィギュアを持っていた?

 あの時の同じ考えが邪魔をしてきた。

 もしかしてウチを意識してくれていたとか?

 心臓が早鐘を打ち、手の動きもさらに速くなる。

 目が大きく開いて、目の焦点が狭くなり、思考も狭まる。

 だって敵対組織の人間のフィギュアなんて余程好きじゃなければ手にしないだろう。

 あり得ない、それは考え過ぎだ。

 しかし興奮している中では勝手にその感情で突き進んでしまう。

 もしウチと彼女が互いに惹かれているのだとしたら。

 

「あっあっあぁっ」

 

 枕に顔を埋める。

 声が我慢出来なくなってきた。

 脳裏に彼女の姿が形作られる。

 彼女の格好は大分変態チックだ。

 二プレスだけの胸丸出しの上半身は彼女が鞭を振るえばその乳房はふるっと揺れ。下半身はおへそから下腹部ギリギリまで恥部が見えない程度しか隠れないパンツを履き、胸から下にあるコルセットから伸びる前開きのスカートは捲れればお尻の割れ目が見えてしまう。

 あのパンツだと彼女はきっと下着はつけてない、つけてても前貼りだ。

 勝手に決めつける。

 そして細くて長い、ウチを弄んだしなやかな指。 

 ウチを誑かそうとする、人を誘惑する声。

 そんな彼女がウチを責め立てる妄想をする。

 あの時の続き。

 ウチがあそこで行動を我慢すればどうなっていたか。

 そればかり考えている。

 妄想の中の彼女はウチが思う通りその手と口でウチを慰めてくれる。

 彼女の手がウチの胸をねっとり責め立て。

 彼女の手がウチの大事な所を容赦なく搔きまわし。

 彼女の口がウチの唇を啄むように優しく触れあう。

 わかってる、これが独りよがりだって事。

 でも今この時の気持ちよさに勝てない。

 自分のいいように全てを捉え考えてしまう。

 

 「――――あぁっ」

 

 大きい快楽がウチを飲み込んだ。

 疲れ果て全身で息をする。

 蝋燭を入れたまま時計を見ればもう日付が変わる間近。

 シャワーを浴びる元気はない。

 心地よい満足感を抱きつつそのまま微睡に私はおちた。

 

 

 

 

「そうこなくては」

 

 絶賛エノルミータと戦闘中でマジアベーゼがへらへらと煽り返してきたが向こうは私のガントレットの一撃で既にボロボロ。

 マジアベーゼ、レオパルト共にコスチュームの大部分は破れてしまい身体もダメージを負っている。

 今日はこの時を楽しく感じる。

 

「そないニヤニヤしてまぁ!! ベーゼはんも愉しそうやねぇ!!」

 

「愉しい? いえ……愉しみですかねぇ……!」

 

 いつもと違う、あの時のような笑みを見て背筋がゾクリとする。

 

「あなたのその顔を、歪ませるのが」

 

「っっ! あほ、ぬかせ」

 

 彼女の笑みがウチの心を震わせる。

 魔法少女として戦う楽しさと、彼女に虐めて欲しいと思う期待。

 彼女の鞭を捌き、撃ち落とす。

 ウチの拳が避け、放つ前に止められる。

 愉しい。愉しい。

 そして一瞬冷静になれば、彼女の裸に近い格好に釘付けになって集中が乱れる。思考が魔法少女でなく、彼女に屈服したい気持ちに傾く。

 ガントレットを解除して防御支援に回る。

 今の彼女は自分にとって毒だ。

 バリア支援を続けながらマジアベーゼを目で追う。

 激しい動きで胸が暴れている。普段魔物を使う所ばかり見ていたからこんなに近接戦闘出来るとは思ってなかった。

 そして敗れたパンツから見てわかる通り、彼女は下着を履いていない。胸も二プレスが剥がれそうだ。

 心臓の鼓動が速くなっていく。

 女の子が女の子にこんな感情を抱いて悪いか?

 恋なのか、性欲なのかはわからへん、彼女がずっと気になるんや。

 

「考えごとですか、サルファ」

 

 爆走していた心臓が止まるかと思った。

 不意を突かれた。

 いつの間に? 

 しかしマゼンタとアズールはいまだレオパルトとマジアベーゼと戦闘していてこちらに気づいてない。

 ……今目の間に居るのは。

 

「あそこの私、蝋なんです」

 

「レオパルトちゃんが上手く戦闘をカバーしてくれて隠せてるんです」

 

 ドンっと喉を抑えられてそのまま地面に押さえつけられる。

 バリアが解けこちらに気づいたマゼンタとアズールがこちらに加勢しようとするがレオパルトに足止めを食らう、近接二人じゃ中・遠距離のレオパルトは少し厳しい。

 そして私はそのまま黒い雲の中に連れ込まれた。

 

「そんじゃま~二人はこのままやろ~か」

 

 レオパルトの間延びした声が残った二人を焦らせた。

 

 

 

 

 部屋の壁にサルファの腕と足を鎖で嵌めて逃げられないようにした。

 戦闘で汚れた魔法少女服を破らないように前だけを脱がす、完全に脱がさないのはわたしの趣味だ。

 

「ええ趣味してはりますなぁ」

 

「そうでしょう? ふふ、安心してください」

 

「レオパルトちゃんが二人を足止めしてるので助けに来るのに時間かかりますよ」

 

「そらおおきに」

 

 サルファは強がって見えるが、尋常じゃない程垂れる汗からこの状況を打開する為に思考を巡らせているのはわかる、トレスマジアの頭脳は間違いなく彼女であると私は考えていた。

 サルファの腰を正面から抱き寄せて頬に手を添え。

 

「こうして二人きりになるのはあの時以来ですかねぇ」

 

 頬を優しく撫でてあげる。

 

「……せやな」

 

 目を逸らしてとても細く耳を澄まさないと聞こえない音量だ。

 ぶたれると思ったのか?

 なんと可愛らしい事、自分が人質になり助けが来るまで不安になるのも魔法少女と言える。

 耳にフッと息を吹けば唇を噛んで声を出すまいとしている。

 サルファの唇に人差し指をあてて下に動かす。

 喉から鎖骨、胸、おへそ。

 そして下腹部で止まる。

 筆でなぞる様にして指先で円を何度も何度も何度も繰り返して描く。

 

「ふ……く……」

 

「くすぐったいですか?」

 

 さらに下、鼠径部に沿って指を動かす。

 サルファが腰を引いて逃げようとするがお尻掴んで逃がさない。

 恥部近くの内ももの肉を揉んで摘まんでを繰り返す。

 

「女の子にこんな所触られてどんな気分ですか……?」

 

「うう、うるさいわ……」

 

 羞恥に歪む彼女の顔が私に悦楽を思わせる。

 彼女の顔が私の胸に埋まる様に身体を密着させる。

 私の二プレスは貼ってあっても破れかけていて今は生肌みたいなもの。

 肌と肌で触れ合う、遮る布はない。

 サルファの頭を抱え込み私の胸に彼女の耳を押し付ける。

 心臓の昂りをよりよく聴かせる為に彼女の反対側の耳を手で塞いであげる。真っ赤になったサルファが抜け出そうとモゾモゾ胸の中で動くから髪を下からかきあげて頭を押さえた。

 

「聞こえますか? あなたをいじめられると考えてこんなに心臓の音が大きくなっているんです」

 

 耳から首まで真っ赤にしたサルファは金魚が酸素不足によって水面で口をパクパクさせているのと同じ状態で、口を開けては閉じを繰り返し声が出てこないようだ。

 酸欠不足だろうか、なんとも可愛らしい。

 

「仲間二人があなたを助けようと戦っているのに」

 

「あなたは何をしているんでしょうね」

 

 煽りを聞いたサルファが顔を青くして肩で私を押し飛ばして逃げようとしたが鎖がつっぱりコケてしまう。

 

「ふふ……惨めですね」

 

 近づく私から目じりに涙をためて少しでも離れようと身をよじるサルファ、私は何かに怯える彼女を優しく捕まえて床に正座をして膝を跨ぐようサルファを四つん這いにさせた。

 お尻が私の利き手側に突き出るように。

 

「私が初めてトレスマジアと戦闘した時の事を覚えてますか」

 

「花の魔物に蔓で縛りあげさせ、鞭でお尻を沢山ひっぱたきました」

 

 膝の上の彼女が猫のように身体跳ねさせた。

 落ち着かせるように顎を撫でてスカート捲り、下着をずり下ろす。

 

「はっ! はっ! ま! 待ち!」

 

 これからされる事を理解した彼女は息を切らしたように喘ぐ。

 

「かわいい」

 

 生のお尻を下から上に持ち上げるように手のひらで撫でる。

 

「かわいい」

 

 生のお尻の肉を摘まんで自分以外の人の柔らかさを楽しむ。

 

「お尻」

 

「ひっ」

 

 四つん這いの体勢で首いっぱいに振り返る彼女に見えるよう右手を振り上げる。

 

「ですねぇ!」

 

 パチィン!

 

「うぁ!?」

 

 パチィン!!

 

「やめ!?」

 

 パチィン!!!

 

「おねがっい!?」

 

 叩いて熱を帯びたお尻を優しく撫でる。

 彼女は痛覚が敏感になり撫でる度に痛みで逃げようとお尻を動かす。あの力強く壁を壊すか如く危機を打開してきたサルファは目の前にいない。痛みと恥ずかしさでグスグス泣く少女がいるだけだ。

 魔法少女を絶望に落とすと言うのは。

 とても気持ちいい。

 

 パチィン!!!!

 

「うぁああ!?」

 

 不意打ちの一発を入れてまた撫でてあげる。

 

「よくできました」

 

「あ……」

 

 チョロ……

 

 お尻を撫でていた手に温かい液体がかけられる。

 

「うそや……ちゃう……みあらへんで……」

 

 サルファが。

 私にお尻を叩かれて。

 漏らした。

 

「あは、あは」

 

「うぅぅぅ……ぐす……うぁぁぁぁ……」

 

「あははははは! あははは!!」

 

 それが出切るまでお尻を撫でる。

 長い事手にかけられた粗相を振って飛ばす。

 汚れるのを厭わず彼女を私の膝に上に座らせ太ももが濡れる。

 正面から背中をなぞるよう抱き締め、優しくさすり耳元で囁く。

 

「この事は皆には内緒にしてあげます」

 

「トレスマジア勿論エノルミータにも」

 

 彼女の反応はない、ただ項垂れて黙って聞いてるだけ。

 

「ちゃんと乾かしてあげます」

 

 近くの赤い蝋燭を鞭で叩き魔物を作る。

 揺らめく火が火力を上げて濡れた布を少しずつ乾かして行く。

 

「可愛かったですよ」

 

「サルファ」

 

 彼女の腕を取って手の甲に口づけをして離れ、ゲートに足をかける。

 顔は俯いていて様子は伺えない。

 

「また、逢いましょう」

 

 

 

 

「サルファ!!」

 

 マジアベーゼに放置されてどれくらい経ったのかわからへんけど。

 マゼンタとアズールが自分を呼ぶ声で意識が戻された。

 クタっとした身体を二人が助け立たせようとしてくる。

 腰を持ち上げられる時に床に湿った感触。

 振り返ると微かにシミがわかる。

 支えられたまま歩いて、下着が濡れているのがわかった。

 粗相やない、自分のが垂れてきたんや。

 

「ハハ……」

 

「サルファ……? 本当に大丈夫……?」

 

 両脇から心配される。

 

「……大丈夫や、次は負けへん」

 

「せやから帰ろや」

 

 今は何も考えたくあらへん。

 ただ先の事を思い出す。

 素肌で抱き合い、胸からソープだろう優しいミルクのような匂いを感じた。

 胸もあり心臓の鼓動が聞く際には目の前にあって密かに唇を押し当てていた。辱めも与えられたが最後に手の甲にキスをされた。

 ぐるぐるした目と思考で手の甲に自分の唇を押しあて、自分が何をしたいかわからなくなった。

 

 

 

 

 やってしまった。

 先ほどの行為に自己嫌悪する。

 ノリに乗り過ぎた。

 トレスマジアに、サルファの素肌に触れて理性が飛んだ。

 小さくて可愛いらしくてお尻が叩きやすい大きさだった。

 調子に乗って加減も考えず叩いて、叩いて、漏らさせてしまった。

 心が折れてないだろうか。

 普通の人間だったらトラウマものだ。

 やってしまった。

 普通の人間だったらトラウマものだ。

 やってしまった。

 普通の――

 

「どした~んベーゼちゃん~」

 

「めっちゃうれしそ~」

 

「う、うれしそう?」

 

「は~い」

 

 意識を引き上げてきたレオパルトから差し出された手鏡に映った私は、酷く嬉しそうな笑顔だった。




R18な気がしてきました。
赤い蠟燭のところの話が気に入らない人もいるかもしれません。
1年前の自分はこれでイケると思ってたんでしょうか。
でもお蔵入りするより世に出すほうがいいですよね。
人の心が壊れる瞬間って悲しいですよね。
でもそれを乗り越えて強くあろうとするのは美しいですよね。
だからいじめたくなっちゃうんすよね。

あとタイトル間違えてました。
仮でつけた各話のメモのまま投稿してました。
ので変えました。

あと単行本の流れに沿って話を広げているので原作未読でこの作品を読むのは意味がわからないと思います。
是非お手に。

あと皆が熱を上げて原作のギリギリを攻めたエッチな話書いてくれますように。

お久しぶりです、原作出ない為オリジナル展開、生やす、R18有無アンケート

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