「いってきまーす」
そう言いながら家を出る。
外は雪がパラパラと降っていて、冷たい風が頬に伝わって来て冬だなーって思う今日この頃。
学校に向かう時は自転車ではなく歩き。
特にこだわりは無いが、なんか学校に行く時って歩きで行くと青春見たいで良いよね、という謎の理論。
今日は学校で何しようかなーとか授業絶対寝るだろーなとか適当に考えて、登校するのも好きだし、たまに自転車で友達が急に「おはよー!」って声を掛けてくれるのも、たま青春だと思う。
こんなこと考えてる時点で、僕が卒業なんてする暁には泣き崩れて死ぬんじゃないだろうか。
思わずフッ...と笑ってしまう。
こんな所、誰かに見られたら急に笑ってる変人だと思われるわ。
「.......」
なんだろう凄い後ろから視線を感じるんだがいつの間に居たんだ、一応チラっと後ろを確認して見ると。
スニーカーとヒラヒラとしたスカートが目の中に飛び込んでくる。
この時間、この場所、この状況.....!!!
ドンピシャリ......!!!
バッッッッ!!と勢いよく僕は後ろを振り返った。
「わ。」
「おお....星街さんだ」
「おお...ってどう言う反応....。対応的に気づいてた感じじゃないの?」
「ま...まぁ、なんだろう確信はしてたけど自信は無かったみたいな感じ。」
「なにそれ」
ふふっと可愛らしく笑う星街さん。
あまりにも適当な会話から始まったがこれもまぁ、僕の1つの日常みたいな感じだ。
「さっきの行動、私じゃ無かったらどうしたつもり?」
「え....?うーん...まぁ何とかするしかないよね」
「何も解決してなくない?」
実際、星街さん4割のストーカー5割のつもりだったのだが...うん。
ストーカーは無いわ、そもそも僕にストーカーするやつ頭おかしいし沸いてる。
「万が一、てか絶対ないと思うんだけど割とガチでストーカーだった場合......」
「殺す」
「???なにか言...」
「うんん、何でもないよ。」
一瞬、とてもなく周りがホワイトアウトになった気がした。体が急に動かなくなり凍結した感覚。
ハッ...!と意識が戻って先にスタスタと行ってしまった星街さんを追いかける。
「寒いね」
「あ、うんそうね寒い」
「....そのマフラー貸してくれない?モコモコで暖かそうだし可愛い」
「これ?」
「そう」
首元に巻いている、マフラーをスルリと外し星街さんの首元にかけてあげた。
「....そのまま巻いてはくれないんだね」
と少し不満げにこっちを見ながらマフラーを自分で巻く星街さん。
「君の匂いがする」
「まぁ、さっきまで巻いてたしね。...え?臭かった?」
「うんん、落ち着く匂い」
「それは、何よりで」
「少しは照れろよ、すいちゃんが褒めてんだよ」
「そーいえば宿題やった?」
「僕はやったけど星街さんは?」
「カラオケ一日中行ってたので勿論やってませーん」
「居残りさせられればいいのに」
こうして僕の1日が今日も始まる
続く....?
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面白かったので続き欲しい
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面白かったが様子見で何話か欲しい
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短編で
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もう満足