先程まで晴天だったのに雲行きが怪しくなり遂には雨が降り始めた。
前に歩いている星街さんとは一言も会話せず気まずい空気がただ流れていくだけ、傘も持ってきていないためお互いに濡れて歩いているだけであった。
本当は直ぐに逃げ出したいのだが、向かっているのは僕の家という詰み、一体どうしたらいいんだろうか。
「......ねぇ」
「....!?」
ビクッと身体が思わず跳ねてしまう。
急に止まったと思ったら此方を向き、無表情で言う星街さん。
その表情が思ったより怖い顔で思わず、たじろいでしまった。
「このままさ、君の家に行って何をすると思う?」
「.......」
「黙ってないでなんか言ってよ」
「.......」
「答えろ」
「.......さっきの続きとか」
「良く分かってるじゃん。そうだよその通り、君を押し倒してすいちゃんの物にするんだよ」
「なんで、星街さんは僕に特別な感情を抱いてるわけ?」
「逆にすいちゃんが君にそう言う感情を抱いちゃいけないって事?」
「.....質問を質問で返さないでよ。」
「今は私の質問だけに答えればいいんだよ」
「えぇ.....」
もう怖いという感想しか出てこない僕であるが、なにか言う度、星街さんの声が異常に低いのにビクビク反応してしまうのだ。
そして、またしても沈黙の時間、これが凄く気まずいのだ。
星街さんは僕の目を一点しか見つめてないし何を考えてるのか分かりそうで分からないのが1番怖い。
「帰るならさ、早く帰ろう。このまま雨に濡れてても風邪ひくだけだよ」
「いいんじゃない?私はひかないけど君がひいたら確実に襲うつもりでいるし、抵抗も絶対出来ないからすいちゃん的には嬉しいんだけど」
「でも、弱ってる僕を狙うなんて性格悪いですね」
「.....だって、苦しそうな君の顔がどうしようもなく...愛おしい。」
「え」
「胸が高鳴って...もっと違う表情も見たくなるし...虐めたくなる。どうせなら、泣かせて」
「ストップストップ!!!怖い!怖いから星街さん!!!1回発言ストップ!!!」
1回冷静にさせよう。うん。そうした方が良い!!星街さん最近変だけど、今の続けさせてたらより一層おかしくなる気がする!!いやする気じゃねぇ!!確実になる!!!
どうやら僕にはシリアスという言葉は似合わないらしい。
意地でもギャグにしたがる馬鹿なのかもしれない。
まぁ馬鹿だが。
「すいちゃんは本気なんだけど」
「そこまで僕の苦痛の顔が見たいんですか」
「うん。君の苦痛の表情を想像しただけでゾクゾクが止まらないよ。だから襲わせて」
「そんな正直に言われると恥ずかしさより驚きか勝つよ、星街さん」
なんか恥ずかしいとかもう関係無いよ。どうやったら星街さんの暴走を止めるかに集中しないと僕はきっといつか絶対に星街さんに食われる。
「星街さん....僕以外にそんなこと言ったらダメだからね?」
「すいちゃん、君だから言ってるんだけど。君にしか言ってないけど」
「ん?」
「だから、君にしか言ってない。他の人に言う訳ないじゃん。君にしか興味ないし」
「......マジか」
「マジだよ大マジ」
「..........」
「だから、君を私の物にするまで...頑張るから。覚悟しといてね」
「今すぐ逃走していいですかね」
「無理。逃げたら取り押さえて色々な事するから、てか逃げなくても今日はやるつもりだけど」
そんな死刑執行宣言をされた後、僕は脳内が真っ白になる。
ボーっとしてたらいつの間にか星街さんに腕をホールドされ動きを制限されてしまった。
「じゃあ。今からお家に行って良いことしよっか♡」
ここから先は記憶がない。
僕のこれからの日常は続いて行くはず。
最終回みたいな感じだけど、まだ続きます()
続く....?
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面白かったので続き欲しい
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面白かったが様子見で何話か欲しい
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短編で
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もう満足