友達の星街さん   作:ふぇり

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すいせいさん崩壊注意ですよ!


星が4つ

学校の予定が全部終わった後の放課後。

僕のクラスメイト達はいつものメンバーでカラオケやらご飯を食べに行ってる事だろう。

凄く、羨ましい。

断じて僕はクラスに友達がいない訳では無い。

それなりに男女関係なく喋りかけてくれる位の仲の良さは良いと思うのです。

朝来れば「おー、おはよう」とか「お前、昨日言われた課題やった!?」とかたわいもない会話から学校の1日が始まるし、授業中とかでも先生にバレないようにお話とかしたこともある。

だがしかし、遊びに誘われたことが一向にない。

おかしい、おかしすぎる。

もしかして裏で嫌われているのかもしれない、そう考えてしまうがわざわざ嫌いな奴に話しかけるのだろうか、嫌いだったら最初に連絡先とか聞いてこないし連絡は来ないはずだ。

もしかして...気を使わせているんではないか!?僕がいつもつまんなそうな顔で教室に入ってくから「あ、こいつ可哀想だから嫌いだけど話しかけてやるか」の優しさなのか。

いや、そもそもそれ優しさなのか!?と脳内でパニックを起こしてしまっていた。

 

「って...もう教室誰もいないし」

 

はぁ...とため息をつく僕。

全てを諦めて、机の上に鞄を敷いてクッション代わりにそして、頬杖をつき教室内の窓から夕焼けを見る。

結局、なんだろうかこう言うのが1番好きとか言っちゃったらダメだけど学生の特権だよね、夕焼けの校内と教室見れるのって、僕はとても好き。

 

「そろそろ僕も帰りますかねぇ〜...痛て」

 

伸びをしながら鞄に手を掛けようとしたらおでこにペチンと小さな衝撃か来た。

正面を見ているとしゃがんで不機嫌な感じでこちらを見ている星街さんがいた。

 

「さっきからすいちゃんも居たんだけど、無視とはどう言うことですかオラ。」

「マジか、本当に気づかなかった」

「君が夕焼けに見惚れたからでしょ〜!」

「割とマジめに綺麗だったから...なんでそんなに不機嫌なの」

「私が目の前に居るのに綺麗とか言うな!」

「ええっ!?」

「いつもご機嫌だと思うなよ」

「えっ、なんかごめんなさい」

「許さん」

 

なにか発言する度、星街さんの機嫌が悪くなってる気がする。

どうすればいいんだ。

 

「今すぐすいちゃん...私の好きなところ言って」

「え、どうして」

「いいから!!早く!!!」

「え、ええ?」

 

どうしよう、今の僕の状態は何かしら発言したら、星街さんの怒りのボルテージを上げるに違いない。

ここは落ち着いて冷静に、思ったことを言えばいいんだ。

てかそれしか思いつかないわ!

 

「....顔が可愛いです。」

「何を当たり前のことを。こちとらすいちゃんだぞ、今日も可愛い」

「.....スタイルが完璧」

「.....それだけ?」

「いっぱい話しかけてくれるとこ」

「私も君とお話するのが好きだからね」

「.....たまに見るけど他の人達と会話してて偶に笑ってるとこ大人っぽくて良いなって、あと...僕がミスとか失敗しても馬鹿にせずに付き合ってくれてるとことか、気遣いが出来てる。周りが良く見えてる証拠だと思う。人の気持ちがよく分かってそうだから的確な指示とかアドバイスくれるから相談しやすい所。ノリもいいからどんなボケとかしても乗っかってくれるとこも良いよね。あと普通に星街さんは優しいよね、僕が1人でいる時、直ぐ隣に来てくれて話し相手になってくれてるの...本当に有難いし、星街さんと出会えて充実してるよ。....ここで言うのもあれだけど、本当にありがとう。心の底から星街さん...星街すいせいという人に僕は出会えて幸せです。」

 

.....思ってることを何も考えずに言っちゃって最後にはお礼言っちゃったけど、大丈夫かな。

でも感謝してるのは本当だし、まぁ普段言えないこと言えて、満足したかも。

 

「.......っ」

「星街さん?顔...真っ赤」

「あ、いや、その...そんな真面目に...答えられる...つもりじゃ...なくて...!その...そんな見られてると恥ずかしいってか....今はみ、見ないで...」

「わ、分かったけど。本当に大丈夫、熱とか...」

「ひぅ!?!?」

 

ペタリと星街さんのおでこを触ってみた。

急に触ったせいか星街さんが変な声出してしまったようだ。

多分、僕の手が冷たかったからビックリしちゃったんだな。

 

「ごめん。手、冷たかったよね」

「き、君って人は...本当に......!!!」

「なんでまだ怒ってるの....」

「ちょっと教室から居なくなって」

「え、なんで」

「いいから!!準備があるの!!」

「は、はい。」

「良いよって言うまで絶対入っちゃダメだから!!!」

 

スパァーンと教室の扉が閉められた。

大人しく待とうと携帯をポケットから出そうとしたら鞄の中と気づき諦めた僕であった。

それからだいぶ時間が経って、さっきまで夕暮れだったのが薄暗くなっていた。

 

「お待たせ」

「あれ、僕の鞄」

「もう帰るかなと思って持ってきたんだよ」

「ありがとう、それにしても教室で何をやってたの星街さん」

「......教えない」

「そっか」

「深追いしないんだ」

「まぁね、本人が嫌だって言うならそれで僕は終わりだよ」

「君も十分優しいじゃん」

「そんな事ないよ」

「うん。......やっぱりそうかも」

「あれ」

「部分的には優しいけど私にとっては優しくなかったかもしれないね。だって多分聞かれてたら言っちゃったかもしれないから」

「じゃあ今聞いても?」

「ダメでーす。今はもうチャンスは無いです。」

「なんだ」

「ガッカリした?」

「そりゃ、チャンス逃しちゃったから」

「でも大丈夫だよ。......いつか言う時が来るから」

 

星街さんは立ち止まり、なにか大切なものを抱えるような目で僕を見た。

 

「.......ねね、今からさ時間ある?」

「全然あるね」

「だったらさ、夕焼けよりも綺麗な景色見させてあげるよ」

「一体何かな」

「......君だけに一番星を見させてあげる」

「綺麗そうだね」

「うん、一番綺麗だし可愛いかもね」

「可愛い?」

「それじゃあ行こうか」

 

そのまま星街さんに手を繋がれ、廊下を一緒に駆け出した。

 

僕の日常はまだ続いていく

 




良かったら感想くれたら嬉しいかもです

続く....?

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