今日も無事、学校が終わったという事なので大人しく帰ろうとする4時30分の夕方の時間。
今日は体育のバスケのせいで、格別に疲れているから家に速攻で帰って寝ようと思い、いつも通り星街さんと帰る為にカバンを背負って席まで向かった。
「なんか、眠そうだね」
「うん。すっごく眠い疲れたし」
「確かに体育頑張ってたしね」
「物理とかの授業は途中で眠くなるけど、体育はさ面白いじゃん、目立ってない僕がちょっとだけ輝ける時間だから」
こう見えてスポーツは好きな方ではある。チーム戦は特に好きで、なにかひとつでも役に立ったら嬉しくない?自分が役に立ってるのが実感出来て気持ちいい。
だが、サッカーは嫌いだ。ボール蹴ろうとするが急にボールが消えるし、そもそもシュート出来ない、痛い足が。
「早く帰ろう?僕は帰って寝るんだ」
「えっ、帰るわけないじゃん」
「えっ」
「忘れた訳じゃないよね?君と朝、約束したじゃん。学校終わったら、すいちゃんとカラオケ行くって」
「..........そんなこと言ったっけ」
「おい、約束忘れるとは何事だ。ちょっとすいちゃんにツラ貸せや」
「でも、僕さ行ってもいいけど多分寝る自信しかないんだけど」
「良いよ別に、すいちゃんの歌で寝かせないから」
ふふんと自信満々にドヤ顔を決めた後、勝手に腕を組まれて歩き始めた。
いつもだったら周りの視線が気になることはあるが、今回の僕はとてつもなく眠いので視線が痛くも恥ずかしくもない、とにかく考えてる事はカラオケに着いたら絶対寝よう。
「さぁ歌おうか」
「....暖房つけない?」
「だってそんなことしたら君が温かくて寝ちゃうでしょ」
「星街さんは寒くないの」
「何言ってんの、今からここは私のステージだから眠気なんて吹っ飛ばして熱くしてあげる」
そこから星街さんの独壇場のステージが始まり、力強い歌声と誰もが虜にされそうな優しい歌声。
音程がブレることもなく、高音、低音と共に声量も出せ安定感が凄く、素人な僕でも分かる綺麗な声。
プロ並みだし、なにより楽しんで歌ってるように見えるから歌が好きなんだなって思わせる。
「.....どうだった?」
「めっちゃ上手かった。幾らでも聞いても飽きないぐらいだ」
「ふふん、日本武道館でライブすることが夢だからこれくらいは出来て当然かな」
「つまり、武道館で将来ライブをする人がここに居るってこと!?サイン貰わなきゃ!!」
「そんな急がなくても、君には1番最初にあげるし.....ライブする事になったら特等席って決まってるから。」
「本当!?楽しみにしてる!!」
「........うん」
珍しく星街さんが照れてる気がする。そこまで褒めたのが効いたのかモジモジしていた。
「一緒に歌わない?」
「いやでも、僕音痴だから...」
「いいの!カラオケってそんなものでしょー?一緒に楽しく歌った方がもっと盛り上がるし」
「そ、そう?」
「そうだよ」
「じゃあ...お手柔らかに...お願いします」
「......一緒に私とのライブ盛り上げてよね」
約3時間のカラオケライブは盛り上がり、最初の眠気はどっかに行ってしまうほど楽しんだ。
日常はまだ続く
続く....?
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面白かったので続き欲しい
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面白かったが様子見で何話か欲しい
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短編で
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もう満足